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ビビりとモフモフ、冒険開始
仏の顔も3度まで
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キラキラしてる葉と、太くてしっかりした枝の間を、ゆっくりフワフワ降りていく。
次第に、甘い花の香りがしてきた。
見れば、大きなピンク色の、蓮みたいな花が咲いてる。
その側では、金髪の男性が3人、何かの作業をしていた。
耳尖ってるから、エルフだね!
「こんにちは~。」
「っ?!き、貴様等何者だ!」
「何者だ!と聞かれたら!」
「答えてやるのが、世の情け!って、やってる場合じゃないですよっ!」
すまん、つい!乗ってくれてありがと!
とりあえず、時雨から降りようか。
従者っぽい格好の2人が反応してるけど、なんか豪華な服のもう1人は、ずっと花の方向いてるな。
てか、従者さん達弓構えるのやめて。
おとーさんが、ウズウズしてるから。
「詩音、手。」
「ありがとうございます。」
「突然お邪魔して、申し訳ありません。我々は、ヴァールフラン商会の者です。」
「ヴァールフラン商会?…ああ…世界樹様の恵みを、下等種族共に売り捌いて、多額の金銭を得ている……。」
「うわ、面と向かって下等種族って言う奴、初めて見た。」
「黙れ、口のききかたも知らぬ駄犬が!全員頭を垂れろ!ミリアム殿下の御前であるぞ!」
あ、もう1人王族なんだ?
「は、はいっ!申し訳ありませんっ!」
「これは、失礼致しました。」
『ボクたちもー?』
『小梅達は、別にいいと思うです。』
『ボク、コイツらに頭下げたくないな~。』
『私も、この人達やだ~。』
俺も若葉や時雨と同感だけど…形だけやっとこ。
喧嘩に来たんじゃねーし。
「ははー(笑)…おとーさん、乗ってあげようよ。一応お話に来てるんだしさ。」
「ヒトが勝手に決めた統治者の縁者へ、頭を下げる必要があるか?」
「なっ…!この無礼者!」
「…騒がしいぞ。お前達、此処を何処だと思っている。」
「「し、失礼致しました、殿下!」」
おお、初めて喋った。
「聖域へ無断で侵入とは…本来であれば処刑するべきだが…」
ん?目線が……
「世界樹様がコレらの存在を受け入れていらっしゃる。武器を降ろせ。」
「「はっ!」」
おい、コイツ詩音とおかーさん見て、ニヤついたぞ。
[変態だ。詩音、俺の後ろ隠れとけ。]
[は、はい。]
『この人、乙女の敵ってやつですね!』
『ゴロゴロドーンする?』
[まだダメですよ。]
[ロゥミア、あまり前に出るな。コレに君の姿を見せてやる必要は無い。]
『女の子達隠そうか。』
『かくすかくす!』
「して…乞食共が我に何用だ?申すだけ申してみよ。……もっとも、礼儀知らずに与えてやれるのは、罰のみだが。」
礼儀知らずって、おとーさん?
それとも、敬語できない俺?両方?
まあいいや。なんか、コイツに畏まりたくない。
「どうしても、急いで世界樹様の蜜を入手しなくちゃで。コレとコレ献上するんで、分けて貰えないっすか。」
「ふん。無礼ながらも、貢物は用意していたか。一応己の賎しき身分は理解している様だな。」
[既にコイツを叩き潰したいのだが。顔を重点的に。]
[そ、それはちょっと……]
[おとーさん、気持ちは解るけど、ダメ。]
[その子が死んじゃいますよ、ディアドルフ様。]
おとーさんが殴ったら、余波で世界樹さんまで怪我しそうだし。
「そちらの包みは、貴様が開けろ。罠ではないなら、開けられる筈だ。」
「うぃっす。どぞ。」
「炎を綿で…?鑑定を。」
「は、はい。ふむ…天使の水薬に…コレは!フレイムフェンリル様の聖火です…!」
「なにっ?!」
「魔鉱石しか燃やさないように成ってるんで、灯りとりにでもどうぞ。」
「どれ、貸して見せよ!…暖かみは感じるが、決して火傷をするような熱さではない…何よりこの清浄な気…素晴らしい品だ!貴様等のような下等種族では、さぞ入手に難儀したであろうな。」
いや、自己生産品だけど。
「良いだろう。その忠誠に免じて、世界樹様より我らが賜るべき、恵みを分けてやる。慎んで受け取れ。」
[俺もコイツの鼻っ柱折りたく成ってきた。]
[だ、ダメですよ未來くん…折角穏便に済みそうなんですから。こういう人との交渉では、此方が大人に成ってあげる方が良いんです。]
ま、交換してもらえるなら、いいや。
仏の顔は3回分あるんだろ?
まだイラァッってきたのは2回だ。
仏の顔残機1回残ってるし。
とか思ってたら、王子様は小指の第一関節と第二関節の間程度の小っさい瓶に、1滴だけ蜜を入れて従者に渡した。
それを従者が差し出してくる。
舐めてんのかおい。
お前の足下の、でっかい壺に入ってるの何だよ。
「さあ、受け取れ。ミリアム殿下の寛大なお心に、感謝するのだな。」
「大さじ一杯ぶん、あるかどうかじゃん。エルフってそんなケチなの?」
「寧ろ多いくらいであろう。…此方は、貴様等を不法侵入と不敬罪で、弓の的にしても良いのだぞ?」
『ふけーざいって、なに?』
『目上の人に、無礼な振る舞いをした罪です。今回は、特に気にすること無いです。』
[ほう、面白い事を言う小僧だな…?]
[ディアドルフ様、落ち着いてくださいな。]
[ももも申し訳ありませんっ!わ、私からよく言って聞かせますので、どうか、どうか御命だけはっ!]
[やれるもんなら、やってみろやごらぁぁぁ…!]
[未來くん、抑えて!]
『総長さん、どーどーです!』
『そこのアホなお兄ちゃん達、逃げるなら今だよ~。』
『兄ちゃんと、兄ちゃんのお父さん暴れたら、大変な事になるよー。ボク知らないよー。』
仏の顔残機は0になった。
次イラァッっときたら泣かす。ぜってー泣かす。念入りに泣かす。
「だが、そうだな…足りぬと言うなら……そこの女2人と、この瓶1つ分交換してやろうか。」
「「は…?」」
あ、おとーさんとハモった。
お互い、超機嫌悪くなったのが、よく解る声だね!
「下等種族でも、その女達の見目だけは買ってやる。我に献上せよ。」
「聞こえないのか?殿下がその方等に、寵愛を賜ると仰られているのだ。」
「女達は、さっさと此方へ参れ。」
「そうっすかぁ……ごめん、詩音。」
「え」
「すまないな、ロゥミア。」
「ディアドルフ様…」
俺ってちゃんと、『おとーさんの子』なのな。
きっと心は1つだろう。
チラッと、おとーさんを見上げたら、目線で人殺せそうな顔してた。
俺もそんな顔に成ってんのかね。
まあ、何でもいい。とりあえず……
「「この馬鹿相手に交渉など要らんわぁあーっ!!」」
「ごはぁっ?!」
「「で、殿下ぁーっ?!」」
[きゃーーーっ?!]
俺の渾身の右ストレートと、おとーさんの左ストレートが、同時にクズ王子の顔面をとらえた。
おとーさんが、合わせてくれたんだと思う。
吹き飛んだクズ王子は、落ちるかと思われたところで、世界樹様の枝先に捕まえられた。
[あ、あぶ、なかっ…ディアドルフ様!殴るなら殴るで、先に言ってくださぁいっ!]
「えぇぇぇぇ…未來くん、アレ生きてます?」
「知るか!マジざっけんじゃねーぞ、色狂い!親友差し出すくらいなら、強盗に成った方が遥かにマシじゃボケェエエエ!!」
「思い上がるな小僧!本来、世界樹の産物を採集するのに、貴様等エルフの許しなど要らぬ!」
「此処で始末してしまうのは、お辞めくださいね。ユグルちゃんが、ショックを受けちゃいますから。」
もういいっ!
平和な話し合いなんて、最初から無理だったんだ!
全種族共通肉体言語で語ろうじゃねーの!
「貴様等ぁ…!コレは紛れもなく反逆罪だぞ!」
「神妙に…な、なんだこの矢は?!」
『矢尻を丸くしたです♪』
『ボク、吹き飛んだアホ王子持ってくるねー。』
『ボクもいく!おしおき、おしおき~!』
「あっ!こ、コラ、待て小猿に仔羊!」
『ゴーローゴーロー♪』
よし、クズは若葉と陽向に任せよう。
おや?時雨の様子が……
「「はっ?!」」
『ドーン♪』
ガッシャァーーーーンッ!!ゴロゴロゴロ……
「時雨の青天の霹靂!効果は抜群だ!エルフの護衛との勝負に勝った!▼」
「…あ、あの、ヒールしても……」
「「まだダメ。」だ。」
死んでないから、大丈夫大丈夫。
次第に、甘い花の香りがしてきた。
見れば、大きなピンク色の、蓮みたいな花が咲いてる。
その側では、金髪の男性が3人、何かの作業をしていた。
耳尖ってるから、エルフだね!
「こんにちは~。」
「っ?!き、貴様等何者だ!」
「何者だ!と聞かれたら!」
「答えてやるのが、世の情け!って、やってる場合じゃないですよっ!」
すまん、つい!乗ってくれてありがと!
とりあえず、時雨から降りようか。
従者っぽい格好の2人が反応してるけど、なんか豪華な服のもう1人は、ずっと花の方向いてるな。
てか、従者さん達弓構えるのやめて。
おとーさんが、ウズウズしてるから。
「詩音、手。」
「ありがとうございます。」
「突然お邪魔して、申し訳ありません。我々は、ヴァールフラン商会の者です。」
「ヴァールフラン商会?…ああ…世界樹様の恵みを、下等種族共に売り捌いて、多額の金銭を得ている……。」
「うわ、面と向かって下等種族って言う奴、初めて見た。」
「黙れ、口のききかたも知らぬ駄犬が!全員頭を垂れろ!ミリアム殿下の御前であるぞ!」
あ、もう1人王族なんだ?
「は、はいっ!申し訳ありませんっ!」
「これは、失礼致しました。」
『ボクたちもー?』
『小梅達は、別にいいと思うです。』
『ボク、コイツらに頭下げたくないな~。』
『私も、この人達やだ~。』
俺も若葉や時雨と同感だけど…形だけやっとこ。
喧嘩に来たんじゃねーし。
「ははー(笑)…おとーさん、乗ってあげようよ。一応お話に来てるんだしさ。」
「ヒトが勝手に決めた統治者の縁者へ、頭を下げる必要があるか?」
「なっ…!この無礼者!」
「…騒がしいぞ。お前達、此処を何処だと思っている。」
「「し、失礼致しました、殿下!」」
おお、初めて喋った。
「聖域へ無断で侵入とは…本来であれば処刑するべきだが…」
ん?目線が……
「世界樹様がコレらの存在を受け入れていらっしゃる。武器を降ろせ。」
「「はっ!」」
おい、コイツ詩音とおかーさん見て、ニヤついたぞ。
[変態だ。詩音、俺の後ろ隠れとけ。]
[は、はい。]
『この人、乙女の敵ってやつですね!』
『ゴロゴロドーンする?』
[まだダメですよ。]
[ロゥミア、あまり前に出るな。コレに君の姿を見せてやる必要は無い。]
『女の子達隠そうか。』
『かくすかくす!』
「して…乞食共が我に何用だ?申すだけ申してみよ。……もっとも、礼儀知らずに与えてやれるのは、罰のみだが。」
礼儀知らずって、おとーさん?
それとも、敬語できない俺?両方?
まあいいや。なんか、コイツに畏まりたくない。
「どうしても、急いで世界樹様の蜜を入手しなくちゃで。コレとコレ献上するんで、分けて貰えないっすか。」
「ふん。無礼ながらも、貢物は用意していたか。一応己の賎しき身分は理解している様だな。」
[既にコイツを叩き潰したいのだが。顔を重点的に。]
[そ、それはちょっと……]
[おとーさん、気持ちは解るけど、ダメ。]
[その子が死んじゃいますよ、ディアドルフ様。]
おとーさんが殴ったら、余波で世界樹さんまで怪我しそうだし。
「そちらの包みは、貴様が開けろ。罠ではないなら、開けられる筈だ。」
「うぃっす。どぞ。」
「炎を綿で…?鑑定を。」
「は、はい。ふむ…天使の水薬に…コレは!フレイムフェンリル様の聖火です…!」
「なにっ?!」
「魔鉱石しか燃やさないように成ってるんで、灯りとりにでもどうぞ。」
「どれ、貸して見せよ!…暖かみは感じるが、決して火傷をするような熱さではない…何よりこの清浄な気…素晴らしい品だ!貴様等のような下等種族では、さぞ入手に難儀したであろうな。」
いや、自己生産品だけど。
「良いだろう。その忠誠に免じて、世界樹様より我らが賜るべき、恵みを分けてやる。慎んで受け取れ。」
[俺もコイツの鼻っ柱折りたく成ってきた。]
[だ、ダメですよ未來くん…折角穏便に済みそうなんですから。こういう人との交渉では、此方が大人に成ってあげる方が良いんです。]
ま、交換してもらえるなら、いいや。
仏の顔は3回分あるんだろ?
まだイラァッってきたのは2回だ。
仏の顔残機1回残ってるし。
とか思ってたら、王子様は小指の第一関節と第二関節の間程度の小っさい瓶に、1滴だけ蜜を入れて従者に渡した。
それを従者が差し出してくる。
舐めてんのかおい。
お前の足下の、でっかい壺に入ってるの何だよ。
「さあ、受け取れ。ミリアム殿下の寛大なお心に、感謝するのだな。」
「大さじ一杯ぶん、あるかどうかじゃん。エルフってそんなケチなの?」
「寧ろ多いくらいであろう。…此方は、貴様等を不法侵入と不敬罪で、弓の的にしても良いのだぞ?」
『ふけーざいって、なに?』
『目上の人に、無礼な振る舞いをした罪です。今回は、特に気にすること無いです。』
[ほう、面白い事を言う小僧だな…?]
[ディアドルフ様、落ち着いてくださいな。]
[ももも申し訳ありませんっ!わ、私からよく言って聞かせますので、どうか、どうか御命だけはっ!]
[やれるもんなら、やってみろやごらぁぁぁ…!]
[未來くん、抑えて!]
『総長さん、どーどーです!』
『そこのアホなお兄ちゃん達、逃げるなら今だよ~。』
『兄ちゃんと、兄ちゃんのお父さん暴れたら、大変な事になるよー。ボク知らないよー。』
仏の顔残機は0になった。
次イラァッっときたら泣かす。ぜってー泣かす。念入りに泣かす。
「だが、そうだな…足りぬと言うなら……そこの女2人と、この瓶1つ分交換してやろうか。」
「「は…?」」
あ、おとーさんとハモった。
お互い、超機嫌悪くなったのが、よく解る声だね!
「下等種族でも、その女達の見目だけは買ってやる。我に献上せよ。」
「聞こえないのか?殿下がその方等に、寵愛を賜ると仰られているのだ。」
「女達は、さっさと此方へ参れ。」
「そうっすかぁ……ごめん、詩音。」
「え」
「すまないな、ロゥミア。」
「ディアドルフ様…」
俺ってちゃんと、『おとーさんの子』なのな。
きっと心は1つだろう。
チラッと、おとーさんを見上げたら、目線で人殺せそうな顔してた。
俺もそんな顔に成ってんのかね。
まあ、何でもいい。とりあえず……
「「この馬鹿相手に交渉など要らんわぁあーっ!!」」
「ごはぁっ?!」
「「で、殿下ぁーっ?!」」
[きゃーーーっ?!]
俺の渾身の右ストレートと、おとーさんの左ストレートが、同時にクズ王子の顔面をとらえた。
おとーさんが、合わせてくれたんだと思う。
吹き飛んだクズ王子は、落ちるかと思われたところで、世界樹様の枝先に捕まえられた。
[あ、あぶ、なかっ…ディアドルフ様!殴るなら殴るで、先に言ってくださぁいっ!]
「えぇぇぇぇ…未來くん、アレ生きてます?」
「知るか!マジざっけんじゃねーぞ、色狂い!親友差し出すくらいなら、強盗に成った方が遥かにマシじゃボケェエエエ!!」
「思い上がるな小僧!本来、世界樹の産物を採集するのに、貴様等エルフの許しなど要らぬ!」
「此処で始末してしまうのは、お辞めくださいね。ユグルちゃんが、ショックを受けちゃいますから。」
もういいっ!
平和な話し合いなんて、最初から無理だったんだ!
全種族共通肉体言語で語ろうじゃねーの!
「貴様等ぁ…!コレは紛れもなく反逆罪だぞ!」
「神妙に…な、なんだこの矢は?!」
『矢尻を丸くしたです♪』
『ボク、吹き飛んだアホ王子持ってくるねー。』
『ボクもいく!おしおき、おしおき~!』
「あっ!こ、コラ、待て小猿に仔羊!」
『ゴーローゴーロー♪』
よし、クズは若葉と陽向に任せよう。
おや?時雨の様子が……
「「はっ?!」」
『ドーン♪』
ガッシャァーーーーンッ!!ゴロゴロゴロ……
「時雨の青天の霹靂!効果は抜群だ!エルフの護衛との勝負に勝った!▼」
「…あ、あの、ヒールしても……」
「「まだダメ。」だ。」
死んでないから、大丈夫大丈夫。
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