28 / 48
第二十八話(鬼ヶ島の虫達って実は……)
しおりを挟む
「タルトちゃーん!ちょっと来てー!とっとと来てー!タルトちゃんタルトちゃんタルトちゃん!!」
「なんなんですか、もう。……気持ち悪いのでちゃん付けで連呼するのやめてください」
俺は少々……いや、かなり取り乱していたようだ。
気付けば体裁など構っていられないほど、妹の名前を何回も叫んでいた。
「そんなこたぁどーでもいいんだよっ!また出たんだよ!やつが!」
「やつって……ああ、ゴキさんのことですか。ほんと仕方のないお兄ちゃんです」
そう。この地獄、鬼ヶ島にも決まってやつは出没する。
どこからともなく現れては俺を牽制し、一時も自由にさせてはくれないんだ。
やつの息の根を止めるまではな。
「よっこらせっと」
そんな声を出して、タルトは床にしゃがんだ。
13の少女が口にするとは思えない不似合いな言葉だった。
「おまえ、おばはんみたいな掛け声だすなよ」
「うるさいです。別にいいじゃないですか。呼びつけておいてどうでもいいこといちいち気にしないでください」
「おっと、わりいわりい。作業に戻ってくれていいぞ。続けて続けて。早く駆除しないとゴキがどっか行っちまう」
俺は虫を触れないし潰すのも駄目なんだ。潰すと虫から体液が吹き出しやがるからな。あれがとにかくきもちわりい。
「はあ。ゴキさんくらいでそんなに慄然するとか、ほんとーに汗顔の至りです」
さっきから思っていたんだが、そんなやつをさん付けで呼ぶ必要はこれっぽっちもないからな。
呼ぶならゴキのヤローとかで十分だ。
「ほっとけ。駄目なもんはダメなんだよ」
「ゴキさん、こっちです。こっちに来てください。なあに、決して悪いようにはしません」
タルトが優しい言葉をかけて手招きをする。
するとどういうわけか、やつがモソモソと怪しい動きをしながら無警戒に近寄って来るではないか。
「くくっ。低脳なゴキだ。これから潰されるとも知らずに……って、あれ?」
「そんな残酷なことはしませんよ。お外にお連れするだけです」
「うげっ……タルト、てめぇ、何を手の平に乗せてやがる……やっ、やめろ、その汚物を連れてこっちくんな……!」
何を血迷ったのかは知らないが、タルトはゴキを排除せず、掴んで手の平の上に乗せやがったのだ。さっさと潰せばいいものを。
そいつは飛んだら厄介だぞ。元々の気持ち悪さが数倍は増すね。
「汚物扱いは失礼ですよ。慣れてしまえば意外と平気なものです」
「まさかおまえ……そいつを駆逐する気か……?」
「勿論です。鬼ヶ島で殺生は禁止ですよ。鬼子さんが言ってたじゃないですか」
「もしや、そいつがちょくちょく部屋の中に入ってくるのはおまえが度々逃しているからじゃあるまいな?」
「酷い濡れ衣ですよ。考えてもみてください。私達の住んでるここはなんですか?ゴキさんと遭遇するのは飲食店の宿命だと思います」
尤もらしいことを言うタルトさんだが、そんなのはいまどうでもいい。
手の平の上で微かに動いてるゴキが今にも飛び上がりそうで気が気じゃないのだが。
「わかったわかった、もういい。とっととそいつを外にお連れしろ」
「言われなくてもそうするつもりです」
やっともやっとタルトがゴキを自然へと解き放つ。
これで安心して休日を満喫できそうだ。
二度と来るなよ、害虫め。
「しかし、お兄ちゃんの虫さん嫌いは甚だしく度を超えてますね。夏にセミさんがお家に入ってきたときもやかましく騒いでました。あのときのことはよく覚えてます」
「俺にとってはセミだってきもちわりいと感じる対象なんだ。しゃあねぇだろ」
「一度触ってみるといいです。その感触を知って愛着が湧けば、気持ち悪いという先入観も自然と無くなることでしょう」
「無くなんねーよ!俺をそっちの道に引きずり込もーとすんな!死んでもお断りだね!」
「……死んでもって、お兄ちゃんはもう死んでるじゃないですか。だからここにいます」
ああ……そーいや俺ってもう死んでたな。たまに忘れそうになるんだよね。生きてた頃と大差ない生活送ってるからだろうか。
ーーそれにしてもだ。
わざわざ地獄にまで虫を発生させる必要なんかないだろ。
こっちはやつらをたまたま発見しちまっただけで嫌気がさすくらいなんだぜ。
鬼子に後で文句言ってやる。
後日、鬼子にその件に関して問い質してみれば、なにやらこういうことらしい。
聞いてから不覚にも動揺しちまったね。
「生前の行いが救いようのないほど悪いと判断された者は、虫や魚に姿を変えられてすべての地獄内に均等に振り分けられるの。あなた達が鬼ヶ島と呼ぶここにだって例外なくそういう哀れな連中が存在するわ。永遠に生まれ変われずに地獄内を彷徨い続ける元人間達が」
「永遠にって言葉通りの意味だよな……じゃあここにいる魚や虫達はずっとその姿のままで、人間として下界に誕生する機会を剥奪されてるってか?」
「そうよ。生前にその罰を課せられるに値する悪いことをしてきた人達なの。極悪人とみなされた彼等に同情の余地なんかないわ」
「それじゃ、昨日のゴキさんも?」
「元人間ね。殺生禁止と言っても、うっかりとか間違ってやっちゃったって場合はノーカンだから気にしなくて大丈夫よ」
『どうせ元罪人だし、特に問題はないから』と鬼子は付け足す。
やけに従順だった昨日のゴキは、よもやタルトに恋でもしてるんじゃあるまいな。
となると、正体はロリコンのおっさんとかか?
「うっかり足で踏んじゃってって場合とかありそうですしね……外で歩いてるときとかいちいち足元なんて見てませんし、気付かないうちに何度かやっちゃってるかもしれません」
「へーきへーき。彼等も覚悟はしてるだろうし、踏まれるような位置で立ち止まってるのが悪い」
鬼子によると、虫の姿でいるのが嫌になって自害する元人間が多いようだ。
ちなみに、誤って人間に踏まれた彼等はメガロドンに食われた場合と全く同じ状態になるみたいだから、恐ろしいことこの上ない。付け加えるが、自害したとしても結果は同じだ。
ま、生前の行いによって発生した自業自得ってやつだろうけどな。
つくづく人間の姿で鬼ヶ島に来れてよかったと思えた瞬間だったわ。
「にしても、鬼子さん結構突き放した言い方しますなぁ……」
「なあに桃之介、もしかしてあんたも虫になりたかったの?なあんだ、それならそうと早く言ってよ。相談してくれたらいつでも虫の姿に変えてあげたのになー」
「そんなアホな相談するかっ!虫嫌いなやつがどうして虫になりたいって思うんだよ!俺は虫取り大好き少年じゃねぇんだぞ!」
「はいはい、冗談よ冗談。とにかくそういうことで、地獄に虫が存在するのは仕方ないわけ。あたしにクレームつけられてもどうにもできないの。残念だったわね」
「まあ、そうだよな。それが罰のうちの一つだってんなら俺は強く言えない。次に虫を見掛けたらいやでも今日聞いた内容を思い出しちまうよ」
聞かなきゃよかった話かもな。
虫が元人間だなんて思わなかったからちぃと不気味だ。
「よかったじゃないですか、お兄ちゃん。鬼ヶ島にいる虫さん達はすべて元人間です。もうなにも怖くありませんね」
「いや、なんかもう更に恐ろしく思えてきたわ。鬼子、おまえのせいだぞ」
「聞かれたから真実を教えてあげただけでしょ。あんたが勝手に墓穴を掘っただけ」
くそ。そう言われたら何も反論できねぇ。
マジで聞くんじゃなかったわ。
「なんなんですか、もう。……気持ち悪いのでちゃん付けで連呼するのやめてください」
俺は少々……いや、かなり取り乱していたようだ。
気付けば体裁など構っていられないほど、妹の名前を何回も叫んでいた。
「そんなこたぁどーでもいいんだよっ!また出たんだよ!やつが!」
「やつって……ああ、ゴキさんのことですか。ほんと仕方のないお兄ちゃんです」
そう。この地獄、鬼ヶ島にも決まってやつは出没する。
どこからともなく現れては俺を牽制し、一時も自由にさせてはくれないんだ。
やつの息の根を止めるまではな。
「よっこらせっと」
そんな声を出して、タルトは床にしゃがんだ。
13の少女が口にするとは思えない不似合いな言葉だった。
「おまえ、おばはんみたいな掛け声だすなよ」
「うるさいです。別にいいじゃないですか。呼びつけておいてどうでもいいこといちいち気にしないでください」
「おっと、わりいわりい。作業に戻ってくれていいぞ。続けて続けて。早く駆除しないとゴキがどっか行っちまう」
俺は虫を触れないし潰すのも駄目なんだ。潰すと虫から体液が吹き出しやがるからな。あれがとにかくきもちわりい。
「はあ。ゴキさんくらいでそんなに慄然するとか、ほんとーに汗顔の至りです」
さっきから思っていたんだが、そんなやつをさん付けで呼ぶ必要はこれっぽっちもないからな。
呼ぶならゴキのヤローとかで十分だ。
「ほっとけ。駄目なもんはダメなんだよ」
「ゴキさん、こっちです。こっちに来てください。なあに、決して悪いようにはしません」
タルトが優しい言葉をかけて手招きをする。
するとどういうわけか、やつがモソモソと怪しい動きをしながら無警戒に近寄って来るではないか。
「くくっ。低脳なゴキだ。これから潰されるとも知らずに……って、あれ?」
「そんな残酷なことはしませんよ。お外にお連れするだけです」
「うげっ……タルト、てめぇ、何を手の平に乗せてやがる……やっ、やめろ、その汚物を連れてこっちくんな……!」
何を血迷ったのかは知らないが、タルトはゴキを排除せず、掴んで手の平の上に乗せやがったのだ。さっさと潰せばいいものを。
そいつは飛んだら厄介だぞ。元々の気持ち悪さが数倍は増すね。
「汚物扱いは失礼ですよ。慣れてしまえば意外と平気なものです」
「まさかおまえ……そいつを駆逐する気か……?」
「勿論です。鬼ヶ島で殺生は禁止ですよ。鬼子さんが言ってたじゃないですか」
「もしや、そいつがちょくちょく部屋の中に入ってくるのはおまえが度々逃しているからじゃあるまいな?」
「酷い濡れ衣ですよ。考えてもみてください。私達の住んでるここはなんですか?ゴキさんと遭遇するのは飲食店の宿命だと思います」
尤もらしいことを言うタルトさんだが、そんなのはいまどうでもいい。
手の平の上で微かに動いてるゴキが今にも飛び上がりそうで気が気じゃないのだが。
「わかったわかった、もういい。とっととそいつを外にお連れしろ」
「言われなくてもそうするつもりです」
やっともやっとタルトがゴキを自然へと解き放つ。
これで安心して休日を満喫できそうだ。
二度と来るなよ、害虫め。
「しかし、お兄ちゃんの虫さん嫌いは甚だしく度を超えてますね。夏にセミさんがお家に入ってきたときもやかましく騒いでました。あのときのことはよく覚えてます」
「俺にとってはセミだってきもちわりいと感じる対象なんだ。しゃあねぇだろ」
「一度触ってみるといいです。その感触を知って愛着が湧けば、気持ち悪いという先入観も自然と無くなることでしょう」
「無くなんねーよ!俺をそっちの道に引きずり込もーとすんな!死んでもお断りだね!」
「……死んでもって、お兄ちゃんはもう死んでるじゃないですか。だからここにいます」
ああ……そーいや俺ってもう死んでたな。たまに忘れそうになるんだよね。生きてた頃と大差ない生活送ってるからだろうか。
ーーそれにしてもだ。
わざわざ地獄にまで虫を発生させる必要なんかないだろ。
こっちはやつらをたまたま発見しちまっただけで嫌気がさすくらいなんだぜ。
鬼子に後で文句言ってやる。
後日、鬼子にその件に関して問い質してみれば、なにやらこういうことらしい。
聞いてから不覚にも動揺しちまったね。
「生前の行いが救いようのないほど悪いと判断された者は、虫や魚に姿を変えられてすべての地獄内に均等に振り分けられるの。あなた達が鬼ヶ島と呼ぶここにだって例外なくそういう哀れな連中が存在するわ。永遠に生まれ変われずに地獄内を彷徨い続ける元人間達が」
「永遠にって言葉通りの意味だよな……じゃあここにいる魚や虫達はずっとその姿のままで、人間として下界に誕生する機会を剥奪されてるってか?」
「そうよ。生前にその罰を課せられるに値する悪いことをしてきた人達なの。極悪人とみなされた彼等に同情の余地なんかないわ」
「それじゃ、昨日のゴキさんも?」
「元人間ね。殺生禁止と言っても、うっかりとか間違ってやっちゃったって場合はノーカンだから気にしなくて大丈夫よ」
『どうせ元罪人だし、特に問題はないから』と鬼子は付け足す。
やけに従順だった昨日のゴキは、よもやタルトに恋でもしてるんじゃあるまいな。
となると、正体はロリコンのおっさんとかか?
「うっかり足で踏んじゃってって場合とかありそうですしね……外で歩いてるときとかいちいち足元なんて見てませんし、気付かないうちに何度かやっちゃってるかもしれません」
「へーきへーき。彼等も覚悟はしてるだろうし、踏まれるような位置で立ち止まってるのが悪い」
鬼子によると、虫の姿でいるのが嫌になって自害する元人間が多いようだ。
ちなみに、誤って人間に踏まれた彼等はメガロドンに食われた場合と全く同じ状態になるみたいだから、恐ろしいことこの上ない。付け加えるが、自害したとしても結果は同じだ。
ま、生前の行いによって発生した自業自得ってやつだろうけどな。
つくづく人間の姿で鬼ヶ島に来れてよかったと思えた瞬間だったわ。
「にしても、鬼子さん結構突き放した言い方しますなぁ……」
「なあに桃之介、もしかしてあんたも虫になりたかったの?なあんだ、それならそうと早く言ってよ。相談してくれたらいつでも虫の姿に変えてあげたのになー」
「そんなアホな相談するかっ!虫嫌いなやつがどうして虫になりたいって思うんだよ!俺は虫取り大好き少年じゃねぇんだぞ!」
「はいはい、冗談よ冗談。とにかくそういうことで、地獄に虫が存在するのは仕方ないわけ。あたしにクレームつけられてもどうにもできないの。残念だったわね」
「まあ、そうだよな。それが罰のうちの一つだってんなら俺は強く言えない。次に虫を見掛けたらいやでも今日聞いた内容を思い出しちまうよ」
聞かなきゃよかった話かもな。
虫が元人間だなんて思わなかったからちぃと不気味だ。
「よかったじゃないですか、お兄ちゃん。鬼ヶ島にいる虫さん達はすべて元人間です。もうなにも怖くありませんね」
「いや、なんかもう更に恐ろしく思えてきたわ。鬼子、おまえのせいだぞ」
「聞かれたから真実を教えてあげただけでしょ。あんたが勝手に墓穴を掘っただけ」
くそ。そう言われたら何も反論できねぇ。
マジで聞くんじゃなかったわ。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
名前を書くとお漏らしさせることが出来るノートを拾ったのでイジメてくる女子に復讐します。ついでにアイドルとかも漏らさせてやりたい放題します
カルラ アンジェリ
ファンタジー
平凡な高校生暁 大地は陰キャな性格も手伝って女子からイジメられていた。
そんな毎日に鬱憤が溜まっていたが相手が女子では暴力でやり返すことも出来ず苦しんでいた大地はある日一冊のノートを拾う。
それはお漏らしノートという物でこれに名前を書くと対象を自在にお漏らしさせることが出来るというのだ。
これを使い主人公はいじめっ子女子たちに復讐を開始する。
更にそれがきっかけで元からあったお漏らしフェチの素養は高まりアイドルも漏らさせていきやりたい放題することに。
ネット上ではこの怪事件が何らかの超常現象の力と話題になりそれを失禁王から略してシンと呼び一部から奉られることになる。
しかしその変態行為を許さない美少女名探偵が現れシンの正体を暴くことを誓い……
これはそんな一人の変態男と美少女名探偵の頭脳戦とお漏らしを楽しむ物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる