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朝は何かと忙しい。
「 仕事行って来るから、ご飯は作ったから食べれる時にちゃんと食べてね 」
うさぎに、ご飯を食べてと声をかける。少しマヌケな気はするが動物と生活してる人は、皆んなきっとそうだ。それはまぁ、良いとしても当のうさは機嫌が悪い。
用事を終わらせて、ロゼさんに送ってもらって帰ってきた私の周りを、鼻をヒク付かせてたと思ったら、「 グゥッ 」って不機嫌そうに鳴いた。
なんで怒ってんの?
その後、うさがやたらスリスリと纏わり付いて来るのが気になったけど、人の姿を取る気配は無かった。ってか戻る瞬間を見たことないから分からない。
眠る時も後を追って来てたけど、いつ戻ってセクハラ紛いな事をされるか分からないからご遠慮願った。
しばらくドアを、カリカリしてる音が聞こえた。油断するととんでもない事になるってのは一応学習した。
うさぎがドアをカリカリしてる姿を、想像したら心はそれなりに傷んだ。
うさは、獣人だからと言い聞かせて耐えた。普通のうさぎなら、モフりながら眠りたい。
起きてドアを開けたら、丸く箱座りと呼ばれる形でうさがいて踏み潰しそうになった。
一晩中部屋の前にいたみたいだ。
耳をピンっと立てて、うっすら開けた目でこっちを見てるけど微動だにしない。
人間でゆうなら、ジト目なんだと思う。
「 ちゃんと聞いてるの? 」
横目で睨みながら声を掛けると、ピクピクと耳が動いてる。しっかり聞いてる。
こんな事をしていたらって思ってる内に時間がギリギリになってる。
ヤバイ遅刻する!!
忘れ物が無いか、チェックしていたらベットからスマホのアラームが聞こえて来た。
忘れてたじゃん!!慌てて取りに行って
家を後にした。とにかく朝は、色々忙しいんだ。
♢
なんとか間に合った。おはようございます。って声を掛けながらデスクに着くと、なんでか伊坂君も朝から機嫌が悪そう。
いつもなら、飛びついて来るんじゃないかって勢いで挨拶してくるけど、なんとも覇気がない。
終いにゃ、「 獣臭い 」ってボソッと言いだす始末。えっ?私か?って服の匂いを嗅いでみた。クリーニングから戻って来たスーツだから問題無いと思うんだけど。
自分じゃ分からない事もあるから、そうなのかな?
「 叶多っ!おっはよー 」
「 衣奈ちゃん、おはよう 」
衣奈ちゃんの笑顔に癒される。
って思ってたら、衣奈ちゃんがビックリした顔をして鞄を指差した。
「 ――――!?叶多・・・バックから・・・」
「 はい?鞄がどうしたって? 」
肩に掛けていた鞄を見て顔面蒼白になる。鞄から、チロッと耳が出て動いている。
はぁ!?耳が!!
モゾモゾと動いたと思ったら、ピョコってうさぎが顔を出した。
もう、漫画とかアニメならキュン死もんなんだが。
マジか!?
――――――うさ!!!
「 うわぁー。何やってんの!!うさ!! 」
どうしよう・・・。
サッと血の気が引く。
これ、帰るしかないやつ。
叫び声を聞いた、他のスタッフが集まってきてワイワイし始めた。
「 うさぎだぁ。かっわいい。抱っこしたい 」
「 朝比奈さん、うさぎ飼ってたんですか?
ちょっと意外 」
「 ・・・私の飼いうさではないんだけど・・・ 」
ってそれどころじゃねーよ。
器用に鞄から出てきた、うさはデスクの上で、さも知らんって顔でスタッフに撫でられてる。いつの間に!!なんで着いてきたの!そんでもってシレッと撫でられてないの!!
心の中は大パニック。
「 朝比奈さん・・・動物は連れて来ちゃ駄目だよ 」
ってマネージャーもため息付いてるけど、そんな事はあたしだって分かってんだよ。勝手に着いて来たんだよ。って叫びたい・・・。
すみません。って謝るしか出来ない。
この!!糞うさぎ!!
今日は、このまま帰って欠勤にしてもらうしかないだろう。
「 すみません。今日は欠勤にしてください 」
吐きたい溜息を堪えながら、マネージャーにそう言った。
「 えー。帰っちゃうんですか!可愛いうさぎが居てくれる方が癒されるのにー 」
マネージャーも困り顔。一斉にスタッフからブーイングだ。強いな。
でも、私が悪いんだから仕方ないし。このまま、うさをここに置いて仕事するって訳にもいかない。
「 ここの部署は、朝から大分賑やかだな 」
静かな声が聞こえてきて、今度は入り口に目をやった。マネージャーが一気に顔面蒼白になってる。日本人ですか?って体格をして、どんだけ筋トレしてるんだろうって思うくらい全体的に筋肉質なのは、着てるスーツからでも分かるほど。色黒だしちょっと厳つい系。
どっかで見たことある。誰だっけなー。
「 しゃ、しゃ、社長!! 」
アタフタとしてるマネージャーの言葉に合点がいった。あー。そうそう社長。
入った時に、仁王像のどっちかに似てるなぁ。ザッ体育会系って感じって思ったっけ。
って!!!社長!!
やばい。ぶっ倒れそうだ。他のスタッフも雰囲気のヤバさに皆んな固まってる。
静まり返ったフロアを見回して、社長の目がうさに止まる。
終わった。
ズカズカとデスクに向かう社長を、全てを諦めた目で追ってしまう。
「 会社に、うさぎか・・・ 」
「 え、えっ、と・・・それはですね 」
眉間に皺を寄せた社長の顔に、再び慌てふためくマネージャーをよそに、社長に話しかけられた。
「 このうさぎは、君が飼ってるのかね? 」
「 え、あっ、いえ・・・。怪我をしていたので保護してます・・・知らない内に着いてきてまして・・・すみません!!連れて帰ります 」
「 確かに傷があるね 」
うさの事をマジマジと見てる。
うさも、耳をピンと立ててシュッとしてる。モフモフ感が無い。
怯えてるんだろうか?社長の目をジッと見つめてる。社長相手じゃ、森でツキノワグマに遭遇した、うさぎって表現ピッタリ過ぎだし。
戦いますか?逃げますか?
→逃げる。
って選択肢しかないだろ。
周りの皆んなも固唾を飲んでる。
「 良いんじゃ無いか?怪我をしてるんだから、今日くらい 」
「 へぇっ? 」
うさを見ていた顔をこっちに向けて、ニカッと社長が笑った。
全員唖然。勿論私も変な顔をしていたと思う。
「 怪我をしてるんだ。一人で居るのが、寂しかったんだろう 」
なぁ?ってうさに話掛けてる。
なんか、イメージと違うのかも知れない。
森の平和を守るヒーロー熊さんって感じか!!
「 ありがとうございます!!社長も動物お好きなんですか? 」
緊張して声は裏返ってたけど、うさをデスクの上から抱き上げて社長に向き直って尋ねてみた。社長は少し困った顔をしながら、
「 私は好きなんだが、どうしても怖がられてしまうんだよ。仕方ない事なんだがね 」
今日だけだが、一生懸命仕事してくれるなら何も言わないよ。そう言って、少し名残惜しそうにしながら、社長はフロアを後にした。
「 仕事行って来るから、ご飯は作ったから食べれる時にちゃんと食べてね 」
うさぎに、ご飯を食べてと声をかける。少しマヌケな気はするが動物と生活してる人は、皆んなきっとそうだ。それはまぁ、良いとしても当のうさは機嫌が悪い。
用事を終わらせて、ロゼさんに送ってもらって帰ってきた私の周りを、鼻をヒク付かせてたと思ったら、「 グゥッ 」って不機嫌そうに鳴いた。
なんで怒ってんの?
その後、うさがやたらスリスリと纏わり付いて来るのが気になったけど、人の姿を取る気配は無かった。ってか戻る瞬間を見たことないから分からない。
眠る時も後を追って来てたけど、いつ戻ってセクハラ紛いな事をされるか分からないからご遠慮願った。
しばらくドアを、カリカリしてる音が聞こえた。油断するととんでもない事になるってのは一応学習した。
うさぎがドアをカリカリしてる姿を、想像したら心はそれなりに傷んだ。
うさは、獣人だからと言い聞かせて耐えた。普通のうさぎなら、モフりながら眠りたい。
起きてドアを開けたら、丸く箱座りと呼ばれる形でうさがいて踏み潰しそうになった。
一晩中部屋の前にいたみたいだ。
耳をピンっと立てて、うっすら開けた目でこっちを見てるけど微動だにしない。
人間でゆうなら、ジト目なんだと思う。
「 ちゃんと聞いてるの? 」
横目で睨みながら声を掛けると、ピクピクと耳が動いてる。しっかり聞いてる。
こんな事をしていたらって思ってる内に時間がギリギリになってる。
ヤバイ遅刻する!!
忘れ物が無いか、チェックしていたらベットからスマホのアラームが聞こえて来た。
忘れてたじゃん!!慌てて取りに行って
家を後にした。とにかく朝は、色々忙しいんだ。
♢
なんとか間に合った。おはようございます。って声を掛けながらデスクに着くと、なんでか伊坂君も朝から機嫌が悪そう。
いつもなら、飛びついて来るんじゃないかって勢いで挨拶してくるけど、なんとも覇気がない。
終いにゃ、「 獣臭い 」ってボソッと言いだす始末。えっ?私か?って服の匂いを嗅いでみた。クリーニングから戻って来たスーツだから問題無いと思うんだけど。
自分じゃ分からない事もあるから、そうなのかな?
「 叶多っ!おっはよー 」
「 衣奈ちゃん、おはよう 」
衣奈ちゃんの笑顔に癒される。
って思ってたら、衣奈ちゃんがビックリした顔をして鞄を指差した。
「 ――――!?叶多・・・バックから・・・」
「 はい?鞄がどうしたって? 」
肩に掛けていた鞄を見て顔面蒼白になる。鞄から、チロッと耳が出て動いている。
はぁ!?耳が!!
モゾモゾと動いたと思ったら、ピョコってうさぎが顔を出した。
もう、漫画とかアニメならキュン死もんなんだが。
マジか!?
――――――うさ!!!
「 うわぁー。何やってんの!!うさ!! 」
どうしよう・・・。
サッと血の気が引く。
これ、帰るしかないやつ。
叫び声を聞いた、他のスタッフが集まってきてワイワイし始めた。
「 うさぎだぁ。かっわいい。抱っこしたい 」
「 朝比奈さん、うさぎ飼ってたんですか?
ちょっと意外 」
「 ・・・私の飼いうさではないんだけど・・・ 」
ってそれどころじゃねーよ。
器用に鞄から出てきた、うさはデスクの上で、さも知らんって顔でスタッフに撫でられてる。いつの間に!!なんで着いてきたの!そんでもってシレッと撫でられてないの!!
心の中は大パニック。
「 朝比奈さん・・・動物は連れて来ちゃ駄目だよ 」
ってマネージャーもため息付いてるけど、そんな事はあたしだって分かってんだよ。勝手に着いて来たんだよ。って叫びたい・・・。
すみません。って謝るしか出来ない。
この!!糞うさぎ!!
今日は、このまま帰って欠勤にしてもらうしかないだろう。
「 すみません。今日は欠勤にしてください 」
吐きたい溜息を堪えながら、マネージャーにそう言った。
「 えー。帰っちゃうんですか!可愛いうさぎが居てくれる方が癒されるのにー 」
マネージャーも困り顔。一斉にスタッフからブーイングだ。強いな。
でも、私が悪いんだから仕方ないし。このまま、うさをここに置いて仕事するって訳にもいかない。
「 ここの部署は、朝から大分賑やかだな 」
静かな声が聞こえてきて、今度は入り口に目をやった。マネージャーが一気に顔面蒼白になってる。日本人ですか?って体格をして、どんだけ筋トレしてるんだろうって思うくらい全体的に筋肉質なのは、着てるスーツからでも分かるほど。色黒だしちょっと厳つい系。
どっかで見たことある。誰だっけなー。
「 しゃ、しゃ、社長!! 」
アタフタとしてるマネージャーの言葉に合点がいった。あー。そうそう社長。
入った時に、仁王像のどっちかに似てるなぁ。ザッ体育会系って感じって思ったっけ。
って!!!社長!!
やばい。ぶっ倒れそうだ。他のスタッフも雰囲気のヤバさに皆んな固まってる。
静まり返ったフロアを見回して、社長の目がうさに止まる。
終わった。
ズカズカとデスクに向かう社長を、全てを諦めた目で追ってしまう。
「 会社に、うさぎか・・・ 」
「 え、えっ、と・・・それはですね 」
眉間に皺を寄せた社長の顔に、再び慌てふためくマネージャーをよそに、社長に話しかけられた。
「 このうさぎは、君が飼ってるのかね? 」
「 え、あっ、いえ・・・。怪我をしていたので保護してます・・・知らない内に着いてきてまして・・・すみません!!連れて帰ります 」
「 確かに傷があるね 」
うさの事をマジマジと見てる。
うさも、耳をピンと立ててシュッとしてる。モフモフ感が無い。
怯えてるんだろうか?社長の目をジッと見つめてる。社長相手じゃ、森でツキノワグマに遭遇した、うさぎって表現ピッタリ過ぎだし。
戦いますか?逃げますか?
→逃げる。
って選択肢しかないだろ。
周りの皆んなも固唾を飲んでる。
「 良いんじゃ無いか?怪我をしてるんだから、今日くらい 」
「 へぇっ? 」
うさを見ていた顔をこっちに向けて、ニカッと社長が笑った。
全員唖然。勿論私も変な顔をしていたと思う。
「 怪我をしてるんだ。一人で居るのが、寂しかったんだろう 」
なぁ?ってうさに話掛けてる。
なんか、イメージと違うのかも知れない。
森の平和を守るヒーロー熊さんって感じか!!
「 ありがとうございます!!社長も動物お好きなんですか? 」
緊張して声は裏返ってたけど、うさをデスクの上から抱き上げて社長に向き直って尋ねてみた。社長は少し困った顔をしながら、
「 私は好きなんだが、どうしても怖がられてしまうんだよ。仕方ない事なんだがね 」
今日だけだが、一生懸命仕事してくれるなら何も言わないよ。そう言って、少し名残惜しそうにしながら、社長はフロアを後にした。
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