39 / 49
本編
夕食でもいかがですか?
しおりを挟む
「久しぶりですね!新山さん!前に会ったのいつぐらいでしたっけ?」
「そうだね~確か・・・7月末じゃなかったかな?」
「てなるともう2週間も家を開けてたんですか!?早く奥さんに顔を見せてあげましょうよ」
「いいや、家には帰っているよ。芽依や子供達にも顔を見せている。たまたま君と会わなかっただけさ」
「え────で、でも研究所を休んでるって町田さんが────」
「数日だけね。8月の5日には戻ってきていたさ。不倫された旧友を慰めにね」
「あ・・・そうだったんですか。てっきり私は旅行に行っているものかと───」
「まあ、顔をしばらく見せていなかったからね。そう捉えられてもおかしくはないか」
どうやら新山さんは長期間何処かに行っていたわけではなく、短期間別の場所に行っていてたまたま私が長期間会う事ができなかっただけらしい。
隣の部屋に住んでいるというのにそんな事があるのか・・・・。
「その友達の心は癒せたのか・・・?」
「はい。外に出てご近所さんと挨拶できるぐらいにはね・・・」
「そうか・・・あんまり奥さんを困らせるんじゃないぞ。あんなにできた女性は滅多に見つからねえんだから」
「勿論!死んでも僕が守りますよ!」
「なら安心だ・・・じゃあな」
そう言って月島は車に乗って自宅へと帰っていった。
「もう少し話したかったけど・・・ま、いっか」
「あら?アナタお帰りなさい!!今日は随分と早かったわね。それに茜ちゃんもおかえりなさい」
「あ、芽依さんっ!!どうも~」
月島警部補と入れ替わるように現れたのはエコバックに野菜や肉をたくさん詰めこんだ芽依さんだった。材料的にカレーだろうか・・・・。
「茜ちゃん、晩ご飯はもう食べたの?もし良かったら8時からうちに食べにこない?」
「え!?良いんですか!?」
「勿論よ。それに子供達も警察官の話を聞きたいっていってるし───」
「ホント!?お姉ちゃんお巡りさんのお話ししてくれるの!?」「やったぁ!!」
芽依さんの影から現れた小さな2人の女の子。新山さんの愛娘である照子ちゃんと陽子ちゃんだ。太陽のように明るい2人はあっという間に私を囲んでしまう。
「ねえ!ねえ!またピストルバンバンした話して!お願い!!」「私は最近あった事教えてほしいー」
最近デスクワークばかりでへとへとだった心は2人の笑顔であっという間に癒される。子供の笑顔というのはどうしてこんなにもかわいらしいのだろうか。ああ・・・私も早く子供がほしいな・・・。
「もっちろん!お姉さんがいろんな事教えちゃうんだから」
「「やったあ!!」」
一瞬で疲れが取れたような気がした。
「そうだね~確か・・・7月末じゃなかったかな?」
「てなるともう2週間も家を開けてたんですか!?早く奥さんに顔を見せてあげましょうよ」
「いいや、家には帰っているよ。芽依や子供達にも顔を見せている。たまたま君と会わなかっただけさ」
「え────で、でも研究所を休んでるって町田さんが────」
「数日だけね。8月の5日には戻ってきていたさ。不倫された旧友を慰めにね」
「あ・・・そうだったんですか。てっきり私は旅行に行っているものかと───」
「まあ、顔をしばらく見せていなかったからね。そう捉えられてもおかしくはないか」
どうやら新山さんは長期間何処かに行っていたわけではなく、短期間別の場所に行っていてたまたま私が長期間会う事ができなかっただけらしい。
隣の部屋に住んでいるというのにそんな事があるのか・・・・。
「その友達の心は癒せたのか・・・?」
「はい。外に出てご近所さんと挨拶できるぐらいにはね・・・」
「そうか・・・あんまり奥さんを困らせるんじゃないぞ。あんなにできた女性は滅多に見つからねえんだから」
「勿論!死んでも僕が守りますよ!」
「なら安心だ・・・じゃあな」
そう言って月島は車に乗って自宅へと帰っていった。
「もう少し話したかったけど・・・ま、いっか」
「あら?アナタお帰りなさい!!今日は随分と早かったわね。それに茜ちゃんもおかえりなさい」
「あ、芽依さんっ!!どうも~」
月島警部補と入れ替わるように現れたのはエコバックに野菜や肉をたくさん詰めこんだ芽依さんだった。材料的にカレーだろうか・・・・。
「茜ちゃん、晩ご飯はもう食べたの?もし良かったら8時からうちに食べにこない?」
「え!?良いんですか!?」
「勿論よ。それに子供達も警察官の話を聞きたいっていってるし───」
「ホント!?お姉ちゃんお巡りさんのお話ししてくれるの!?」「やったぁ!!」
芽依さんの影から現れた小さな2人の女の子。新山さんの愛娘である照子ちゃんと陽子ちゃんだ。太陽のように明るい2人はあっという間に私を囲んでしまう。
「ねえ!ねえ!またピストルバンバンした話して!お願い!!」「私は最近あった事教えてほしいー」
最近デスクワークばかりでへとへとだった心は2人の笑顔であっという間に癒される。子供の笑顔というのはどうしてこんなにもかわいらしいのだろうか。ああ・・・私も早く子供がほしいな・・・。
「もっちろん!お姉さんがいろんな事教えちゃうんだから」
「「やったあ!!」」
一瞬で疲れが取れたような気がした。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる