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六章2つの世界
隠されし魔石
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封印されている物は地下3階にあるらしく、歩達はかれこれ5分間地下を歩いていた。今は地下2階だ。
警戒はしているものの、罠や刺客などは襲ってはこなかった。もしかしたらこの先で襲ってくるかもしれないが、歩はそれよりも聞きたいことがあった。
「プリクル女王。もし良ければ、この先に隠されている物を教えてもらえないでしょうか?」
巨人兵を囮に使う程だ。とてつもない価値を持っている物には違いないだろうが、一体どんな物なのかまでは歩には分からなかった。
「そうですね・・・では、お話します」
プリクル女王も手伝ってもらっている以上隠す気はないようだ。彼女は重い口を動かして話し始めた。
「この先に・・・この先に封印されている物は先代魔王の魔力がこもった魔石です」
「魔王の魔力?何故そんな物が??」
「私の父である先代の魔王は歴代の魔王とは比べものにならないくらいの強力な魔力を持っていました。強大な魔力で再び悪さをしないようにとラグドさんが先代の魔王の魔力を魔力が保存できる魔石に封じ込めたんです」
「成る程・・・それで誰かが悪用しないように自分がいる城の地下に封じておくことにしたんだね」
「・・・はい」
「その判断は間違ってない。危険な物を手元に置いておく考えは良いと思う。ただもっと厳重なセキュリティに変えた方が良いかもしれない」
「・・・以後気をつけます」
プリクルに向かってアドバイスを言うラグドだが、その顔に余裕という言葉は見当たらなかった。
先代魔王の魔力を封印した本人だ。どれだけ危険かは彼は理解しているのだろう。それゆえか、いつもより走る速度が速い気がする。
「この先に3階への階段があります」
真っ直ぐに進んでいると、再び階段が見えてきた。歩達は屈せずに先へと進む。
「何か肌がピリピリする・・・」
3階に突入した瞬間、肌に弱い電流が走ったような感覚に襲われた。特に身体にダメージはないのだが、気になって仕方がない。
「恐らく父の魔力です。魔力が強い人程痛みますのでお気をつけて・・・」
そういうプリクルも頭をつらそうに抱えていた。葵も同様につらそうに頭を抱えている。
「頭痛薬、持ってくれば良かった・・・」
「無理だけはすんな。気分が本格的に悪くなってきたらオブってやっから」
どん!と亮一は胸を叩いて宣言する。すると少しだけ葵の顔から元気が戻ってきた。
「サンキュー・・・」
いつも無表情ながら元気のある葵は蛇に睨まれたカエルのように顔色が悪かった。恐らくかなり三重を張っている。
「これは・・・?」
しばらく歩いていると、地面に凹んだ鉄の板が転がっていた。取っ手をあるところから見ると、扉のようだが・・・。
「鉄扉を壊された・・・?なんて馬鹿力なのよ・・・」
厚さは目分量で10センチだろうか?レベル81の僕でもこの厚さの鉄扉を破壊するのは困難だろう。
僕よりもレベルの高い人物が侵入したと見える。体力はあまり残ってはいないが、カオスモードを発動するしかないだろう。
「おやおやぁ~?もう来てしまいましたか~?」
奥から陽気な声と共に革靴が地面を叩く音が聴こえてくる。足音がなるごとに魔石が放つ力が強くなっているのが肌の感触で分かる。
「どうも!どうも!お騒がせしております!私のメッセージ、見てもらえましたか?」
奥から現れたのは記録の石が映し出した映像の赤い服の男だった。特徴的な服装と道化のような笑み、間違いない。
唯一違うと言えば、手にもつどす黒い色の水晶玉だけだろうか・・・?
「貴様!その石がどんな物なのか分かっているのか!?」
いきなりプリクルが人が変わったように血相を変えて赤い服の男に怒鳴った。
歩はプリクルのその一言で赤い服の男が持つ謎の水晶玉の正体を確信した。
あれは、もしや・・・!!
「勿論、分かっていますとも。先代魔王の全魔力がつまった特別な魔石ですよねぇ」
「特別な物でも、それは災いを呼び出す悪魔の石だ!!分かっているなら早く返せ!!」
やはり、あの水晶玉のような物はプリクルが言っていた先代魔王の全魔力がつまった魔石だった。歩が最初に見た魔石は研磨されていない物だったので歩には最初分からなかったのだ。
「一体何に使うつもりだね・・・?十中八九良いことには使わなそうだが?」
「クフフ、今に分かりますよ」
パチン!と地下に指ならしの音が響く。すると、みるみるうちに赤い服の男の身体は透けていった。
「逃がすか・・・!」
リズベルが電光石火の如く斬りかかるも、その時にはもう赤い服の男の身体は完全にその場の空間から消えていた。
「くっ・・・・!すまない、プリクル女王」
「いえ、気にしないで下さい。取られてしまった以上、対策を練らなくては・・・皆様、ついてきてくれますか」
★
あのあとプリクルに連れられて地下を出た歩達は戦いに参加していない貴族に帰ってもらってから、パーティー会場で立ちながらの会議が始まった。
シトラもフラフラもしながらも、歩の元へと辿り着く。
「ごめん、逃げられちゃった・・・」
「歩が謝ることじゃないよ。今はプリクルの話を聞きましょう」
少しするとプリクルが真ん中のステージに立って皆に向かって話を始めた。悲しみを真顔というマスクで覆った表情は、優しい言葉をかければすぐにマスクが剥がれてしまいそうだった。
「皆様、お聞き下さい。つい先程先代魔王の全魔力がこもった魔石が盗まれてしまいました」
「何だって!?」
「噂だと相当の封印をかけているとのことだが・・・」
「解かれてしまったのか!?」
「そのようです。犯人はデストロイヤーを倒した際に出てきた記録の石に記録されていた赤い服の男。見ていない方はこの後私の所まで来てください」
「一体何が目的なんだ!?」
「きっとろくな事じゃないだろうな」
「一流魔術師でも封印解除には3日はかかる代物と聞くぞ。それを我々が戦っている数十分で解くなんて・・・!!」
会場は魔石を盗まれたことと、その魔石にかけられていた封印を短時間で解いた魔術師に対して不安と恐怖の声を上げている。
不安になるのも分かる。自分達も直接ではないが、あの赤い服の男の力を観た。
どんな方法で鉄扉を壊したかは不明だが、あんなに凹んだ鉄扉をみたらどんな物でも恐怖を心に抱くだろう。
「なあ、ちょっと良いか女王様」
「何でしょうか亮一さん」
手を上げてプリクルに意見したのはなんと亮一だった。亮一の目は普段とは比べものにならない程に鋭かった。
「もしかしたら、あのゴルとかいうドワーフのオッサンが何か事情を知っているんじゃないのか?」
「成る程・・・可能性としては十分にありますね。ゴル伯爵はこの城の来客室に泊まっています。早速兵士に迎えに行ってもらいましょう」
プリクルは後ろで待機していた10人の兵士のうち2人をゴル伯爵の元へと向かわせた。
数分すると、兵士2人がはぁはぁと息を荒らげながら帰ってきた。2人とも顔が真っ青だ。
「た、大変です!ボル伯爵が血を流して倒れています!!」
「何ですって!?」
プリクルはステージから飛び降りると来客室へと矢のように飛んでいった。
「行きましょう歩っ!!」
「分かった!」
歩とシトラも他の人を避けながらプリクルの後を追う。魔術師用の長いローブを纏っているのにとても速い。
やがて、ボル伯爵が使っているという来客室へと到着すると、ドアノブを壊す勢いでボル伯爵の部屋に入った。
「ボル伯爵!大丈夫です・・・か?」
「キャアアアア!!」
「遅かったか・・・!」
兵士が報告してきたところで気づいてはいたが、現実を突きつけられるとショックはやはり大きい。
何故もう来ないと思っていたのだろうか?何故気づけなかったのか?
船底に穴が開いていたら誰だって塞ごうとするのと同じだ。
僕らの唯一の情報源であるボル伯爵はアイツらにとって船底の穴同然なのだ。
自分の間抜けさに心底イライラして歩は思わず壁を拳で叩いてしまった。
レベル81の男の本気のパンチは壁を安易に破壊する。
「おかしいわ・・・ボル伯爵はレベル50はある傭兵が3人護衛をつけていたはずよ」
雇った傭兵・・・・・・まさか!!
「恐らくは洗脳されたか金であの赤い服の男が傭兵を買収したかのどっちかでしょうね。いずれにしろ、許しません・・・」
パキパキ、とプリクルの指から勇ましい音が響く。彼女の堪忍袋の緒は完全に切れてしまったようだ。
「あの赤い服の男には相応の罰を受けてもらいます・・・」
メラメラと燃えるプリクルの瞳の奥底から真っ暗な闇のような物が見えた。
警戒はしているものの、罠や刺客などは襲ってはこなかった。もしかしたらこの先で襲ってくるかもしれないが、歩はそれよりも聞きたいことがあった。
「プリクル女王。もし良ければ、この先に隠されている物を教えてもらえないでしょうか?」
巨人兵を囮に使う程だ。とてつもない価値を持っている物には違いないだろうが、一体どんな物なのかまでは歩には分からなかった。
「そうですね・・・では、お話します」
プリクル女王も手伝ってもらっている以上隠す気はないようだ。彼女は重い口を動かして話し始めた。
「この先に・・・この先に封印されている物は先代魔王の魔力がこもった魔石です」
「魔王の魔力?何故そんな物が??」
「私の父である先代の魔王は歴代の魔王とは比べものにならないくらいの強力な魔力を持っていました。強大な魔力で再び悪さをしないようにとラグドさんが先代の魔王の魔力を魔力が保存できる魔石に封じ込めたんです」
「成る程・・・それで誰かが悪用しないように自分がいる城の地下に封じておくことにしたんだね」
「・・・はい」
「その判断は間違ってない。危険な物を手元に置いておく考えは良いと思う。ただもっと厳重なセキュリティに変えた方が良いかもしれない」
「・・・以後気をつけます」
プリクルに向かってアドバイスを言うラグドだが、その顔に余裕という言葉は見当たらなかった。
先代魔王の魔力を封印した本人だ。どれだけ危険かは彼は理解しているのだろう。それゆえか、いつもより走る速度が速い気がする。
「この先に3階への階段があります」
真っ直ぐに進んでいると、再び階段が見えてきた。歩達は屈せずに先へと進む。
「何か肌がピリピリする・・・」
3階に突入した瞬間、肌に弱い電流が走ったような感覚に襲われた。特に身体にダメージはないのだが、気になって仕方がない。
「恐らく父の魔力です。魔力が強い人程痛みますのでお気をつけて・・・」
そういうプリクルも頭をつらそうに抱えていた。葵も同様につらそうに頭を抱えている。
「頭痛薬、持ってくれば良かった・・・」
「無理だけはすんな。気分が本格的に悪くなってきたらオブってやっから」
どん!と亮一は胸を叩いて宣言する。すると少しだけ葵の顔から元気が戻ってきた。
「サンキュー・・・」
いつも無表情ながら元気のある葵は蛇に睨まれたカエルのように顔色が悪かった。恐らくかなり三重を張っている。
「これは・・・?」
しばらく歩いていると、地面に凹んだ鉄の板が転がっていた。取っ手をあるところから見ると、扉のようだが・・・。
「鉄扉を壊された・・・?なんて馬鹿力なのよ・・・」
厚さは目分量で10センチだろうか?レベル81の僕でもこの厚さの鉄扉を破壊するのは困難だろう。
僕よりもレベルの高い人物が侵入したと見える。体力はあまり残ってはいないが、カオスモードを発動するしかないだろう。
「おやおやぁ~?もう来てしまいましたか~?」
奥から陽気な声と共に革靴が地面を叩く音が聴こえてくる。足音がなるごとに魔石が放つ力が強くなっているのが肌の感触で分かる。
「どうも!どうも!お騒がせしております!私のメッセージ、見てもらえましたか?」
奥から現れたのは記録の石が映し出した映像の赤い服の男だった。特徴的な服装と道化のような笑み、間違いない。
唯一違うと言えば、手にもつどす黒い色の水晶玉だけだろうか・・・?
「貴様!その石がどんな物なのか分かっているのか!?」
いきなりプリクルが人が変わったように血相を変えて赤い服の男に怒鳴った。
歩はプリクルのその一言で赤い服の男が持つ謎の水晶玉の正体を確信した。
あれは、もしや・・・!!
「勿論、分かっていますとも。先代魔王の全魔力がつまった特別な魔石ですよねぇ」
「特別な物でも、それは災いを呼び出す悪魔の石だ!!分かっているなら早く返せ!!」
やはり、あの水晶玉のような物はプリクルが言っていた先代魔王の全魔力がつまった魔石だった。歩が最初に見た魔石は研磨されていない物だったので歩には最初分からなかったのだ。
「一体何に使うつもりだね・・・?十中八九良いことには使わなそうだが?」
「クフフ、今に分かりますよ」
パチン!と地下に指ならしの音が響く。すると、みるみるうちに赤い服の男の身体は透けていった。
「逃がすか・・・!」
リズベルが電光石火の如く斬りかかるも、その時にはもう赤い服の男の身体は完全にその場の空間から消えていた。
「くっ・・・・!すまない、プリクル女王」
「いえ、気にしないで下さい。取られてしまった以上、対策を練らなくては・・・皆様、ついてきてくれますか」
★
あのあとプリクルに連れられて地下を出た歩達は戦いに参加していない貴族に帰ってもらってから、パーティー会場で立ちながらの会議が始まった。
シトラもフラフラもしながらも、歩の元へと辿り着く。
「ごめん、逃げられちゃった・・・」
「歩が謝ることじゃないよ。今はプリクルの話を聞きましょう」
少しするとプリクルが真ん中のステージに立って皆に向かって話を始めた。悲しみを真顔というマスクで覆った表情は、優しい言葉をかければすぐにマスクが剥がれてしまいそうだった。
「皆様、お聞き下さい。つい先程先代魔王の全魔力がこもった魔石が盗まれてしまいました」
「何だって!?」
「噂だと相当の封印をかけているとのことだが・・・」
「解かれてしまったのか!?」
「そのようです。犯人はデストロイヤーを倒した際に出てきた記録の石に記録されていた赤い服の男。見ていない方はこの後私の所まで来てください」
「一体何が目的なんだ!?」
「きっとろくな事じゃないだろうな」
「一流魔術師でも封印解除には3日はかかる代物と聞くぞ。それを我々が戦っている数十分で解くなんて・・・!!」
会場は魔石を盗まれたことと、その魔石にかけられていた封印を短時間で解いた魔術師に対して不安と恐怖の声を上げている。
不安になるのも分かる。自分達も直接ではないが、あの赤い服の男の力を観た。
どんな方法で鉄扉を壊したかは不明だが、あんなに凹んだ鉄扉をみたらどんな物でも恐怖を心に抱くだろう。
「なあ、ちょっと良いか女王様」
「何でしょうか亮一さん」
手を上げてプリクルに意見したのはなんと亮一だった。亮一の目は普段とは比べものにならない程に鋭かった。
「もしかしたら、あのゴルとかいうドワーフのオッサンが何か事情を知っているんじゃないのか?」
「成る程・・・可能性としては十分にありますね。ゴル伯爵はこの城の来客室に泊まっています。早速兵士に迎えに行ってもらいましょう」
プリクルは後ろで待機していた10人の兵士のうち2人をゴル伯爵の元へと向かわせた。
数分すると、兵士2人がはぁはぁと息を荒らげながら帰ってきた。2人とも顔が真っ青だ。
「た、大変です!ボル伯爵が血を流して倒れています!!」
「何ですって!?」
プリクルはステージから飛び降りると来客室へと矢のように飛んでいった。
「行きましょう歩っ!!」
「分かった!」
歩とシトラも他の人を避けながらプリクルの後を追う。魔術師用の長いローブを纏っているのにとても速い。
やがて、ボル伯爵が使っているという来客室へと到着すると、ドアノブを壊す勢いでボル伯爵の部屋に入った。
「ボル伯爵!大丈夫です・・・か?」
「キャアアアア!!」
「遅かったか・・・!」
兵士が報告してきたところで気づいてはいたが、現実を突きつけられるとショックはやはり大きい。
何故もう来ないと思っていたのだろうか?何故気づけなかったのか?
船底に穴が開いていたら誰だって塞ごうとするのと同じだ。
僕らの唯一の情報源であるボル伯爵はアイツらにとって船底の穴同然なのだ。
自分の間抜けさに心底イライラして歩は思わず壁を拳で叩いてしまった。
レベル81の男の本気のパンチは壁を安易に破壊する。
「おかしいわ・・・ボル伯爵はレベル50はある傭兵が3人護衛をつけていたはずよ」
雇った傭兵・・・・・・まさか!!
「恐らくは洗脳されたか金であの赤い服の男が傭兵を買収したかのどっちかでしょうね。いずれにしろ、許しません・・・」
パキパキ、とプリクルの指から勇ましい音が響く。彼女の堪忍袋の緒は完全に切れてしまったようだ。
「あの赤い服の男には相応の罰を受けてもらいます・・・」
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