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2章 亡命者は魔王の娘!?
29話 決定
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「事前に要注意人物として警戒していたシュニンと呼ばれる門番が乱入。こちら側の戦力も減衰していた為、戦略的撤退をしました」
「要注意人物?・・・ああ、アイツか。エルフじゃないにしては中々やるヤツだとは思うが、実力はお前と変わらないはず。どうしてだ?」
「それは・・・・」
迷いが生じて本気が出せなかった。それが本音であるが、言ったら王は私に裁きという名の怒りをぶつけるだろう。
最悪の場合死に至る。今は落ち着いてはいるが、それはここにくるまで暴力と暴行を物や従者に振るい、怒りがある程度治ったからだろう。
私だけに被害があるなら王の怒りを受け入れる。例え死が待っていたとしても、それが罰というのなら。
しかし、私には部下がいる。愛する家族がいる。万が一、王が怒りで私を殺しても怒りが収まらなかった場合、次の怒りの矛先は部下や家族だろう。
私だけが苦しむのはまだ良い。だが、周りの者が傷つくのは許せない。
しかし、そんな事を言う権利は私にはない。主である指示に従うだけの犬だ。
「何やら顔色と歯切れが悪いな。体調不良か。成る程、そういう事だったのか?」
シュニンという男との会話の後だったからだろうか。他人から見た私の顔色はあまり良いものではなかったらしい。
お陰で体調不良が原因だと誤認してもらえた。
「なら、総力戦は数日明ける事にしよう」
「総力戦?まさか、魔王女のいるあのリオの国に!?」
「それ以外に何処がある?にっくきドワーフの国とは休戦中だろう?」
国王の気は確かか?そんな事をしたら約100年続いていた同盟国からの批判どころか、リオとザナの絆が崩壊する事になるのが分からないのか?
いや、国王はデメリットに見合うメリットを見越した考えのはずだ。そうでなければ意味が無さすぎる!私達以上にエルフの泥を塗る事になる!
「理由を教えてはいただけないでしょうか?」
「理由・・・何故聞く?」
「我々の士気に関わるからです。最近は遠くへの出動が多く、騎士だけでなく、兵士も疲弊しています。ここは目的を掲げてやる気を上げるのがよろしいかと・・・」
「成る程、士気か・・・確かに必要だ・・・どんな理由が良いと思う?」
・・・は?
「いや、勿論理由はあるのだが、それだけでは何だか足りないようでな・・・もっとこう・・・ヤル気が身体の底から溢れてくるような良い理由はないか?」
つまりは、今回の総力戦には戦士を動かす程の理由は無いと言っているのか?
大義や意味などは無いと言っているのか?
愚王でも理解出来るぐらい下らない理由だというのか?
「つまり、我々が動くには十分ではない理由なのですか?」
「・・・あぁ?」
呆れと怒りが交わり、つい言葉に出てしまう。頭では言ってはいけないと分かっていても、口が心が喋るのをやめてくれない。
「考えなければいけないのであれば!総力戦はするべきではありません!!」
「ッッ・・・!!わ、私の判断に間違いがあると言うのか!?」
「客観的に見たら完全に間違いです!その総力戦に負けても勝っても、このナチュレに待っているのは地獄と終わりです!」
「なっ・・・!!」
「良いですか?我々ナチュレ王国は同盟国の中でも特に危険視されています!攻撃的かつ、唯一の絶対王政ですからね!他の国にも確かに王は存在します!しかし、全てが政治的な力を有さない象徴的な存在です!」
リオとの交流でザナは技術的にも法律的にもレベルが上がった。勿論、政治面でのレベルも上がった。
絶対王政だったザナの各国はリオの政治家達のアドバイスから民主主義へと変化。
民の声をよりよく聞けるようになったお陰で細かな問題が解決していった。
国として良くなっていく他の同盟国に対し、ナチュレは絶対王政を続けた。
理由は国王のみぞ知る。民に拒否権は無かった。私にも拒否権は無かった。
だから、ここまでついて来た。何度首を跳ねようと思ったか分からない。何度クーデターを起こそうと思ったか忘れてしまった。
「貴様ら愚民に任せたらどうなるか分かったもんじゃない!!」
「周りを見てください!どの国も成功しています!クーデターが起きたのは、絶対王政に縋り付き、民主主義を見送った王国です・・・」
「つまりぃ!!お前はこの国はいずれ滅びる!この国の王は愚かだと言いたいのだな!?良いだろう!ならば、別の国へと送ってやる!天国という楽園の国になぁ!!」
見えない手がシャイの首を掴み、体を持ち上げる。王の魔術だ。ゆっくりと首を絞め、ジタバタともがく様を鑑賞し、被虐心を満たす。
やがて、酸素が足りなくなっていき、顔がみるみる青くなっていく。
このまま殺してしまおうとも思ったが、シャイが騎士団長として酷く信頼されている事を知っている王は首絞めを止め、シャイを解放する。
「ゲホッ!ゴホッ!!」
「1週間の休息を与える。崩れた体調を治し、キャンベル騎士団に伝えろ。『我らを虐殺した諸悪の根源を殺しに行く』とな」
シャイが息を整える中、王は背を向け、謁見の間を出ていく。
「そして、私がナチュレ王国4代目国王ロット2世だと言う事を。もう一度その戦う事しか考えられない脳みそに叩き込め。良いな?」
「は、はっ・・・!」
ロット2世は、シャイに釘を刺すと、謁見の間から出ていく。
王の気配が感じられなくなった瞬間、玉座の横に立っていた騎士2人が詰め寄り、シャイの容態を心配する。
「大丈夫ですか!?団長!」
「良かった!首の骨は折れていない。でも、一応の為医務室へ─────」
「必要ない・・・」
首を自分の手でさすりながらも、何事もなかったのような表情で立ち上がる。あまりの逞さに騎士2人は驚く。
「少し、慰安に行ってくる。騎士団の皆への報告は私が帰って来てから行う。それまでは総力戦の事は誰にも言うな。分かったな?」
「「かしこまりました!!」」
「・・・やっぱりお前達も慰安についてこい。お前達なら・・・信用できる」
「「信用?」」
「ついでに古き友人も誘おう。手紙を送ってくれ。要件だけ書いた簡潔な手紙で良い」
「一体誰に送れば良いのですか?」
「今から指定する。手紙を送る者は─────」
シャイの古き友人の名を聞いた騎士2人は驚き、思わず声を出してしまいそうになるが、手で口を塞ぎ、我慢。
シャイに敬礼し、謁見の間を出て行った。
「要注意人物?・・・ああ、アイツか。エルフじゃないにしては中々やるヤツだとは思うが、実力はお前と変わらないはず。どうしてだ?」
「それは・・・・」
迷いが生じて本気が出せなかった。それが本音であるが、言ったら王は私に裁きという名の怒りをぶつけるだろう。
最悪の場合死に至る。今は落ち着いてはいるが、それはここにくるまで暴力と暴行を物や従者に振るい、怒りがある程度治ったからだろう。
私だけに被害があるなら王の怒りを受け入れる。例え死が待っていたとしても、それが罰というのなら。
しかし、私には部下がいる。愛する家族がいる。万が一、王が怒りで私を殺しても怒りが収まらなかった場合、次の怒りの矛先は部下や家族だろう。
私だけが苦しむのはまだ良い。だが、周りの者が傷つくのは許せない。
しかし、そんな事を言う権利は私にはない。主である指示に従うだけの犬だ。
「何やら顔色と歯切れが悪いな。体調不良か。成る程、そういう事だったのか?」
シュニンという男との会話の後だったからだろうか。他人から見た私の顔色はあまり良いものではなかったらしい。
お陰で体調不良が原因だと誤認してもらえた。
「なら、総力戦は数日明ける事にしよう」
「総力戦?まさか、魔王女のいるあのリオの国に!?」
「それ以外に何処がある?にっくきドワーフの国とは休戦中だろう?」
国王の気は確かか?そんな事をしたら約100年続いていた同盟国からの批判どころか、リオとザナの絆が崩壊する事になるのが分からないのか?
いや、国王はデメリットに見合うメリットを見越した考えのはずだ。そうでなければ意味が無さすぎる!私達以上にエルフの泥を塗る事になる!
「理由を教えてはいただけないでしょうか?」
「理由・・・何故聞く?」
「我々の士気に関わるからです。最近は遠くへの出動が多く、騎士だけでなく、兵士も疲弊しています。ここは目的を掲げてやる気を上げるのがよろしいかと・・・」
「成る程、士気か・・・確かに必要だ・・・どんな理由が良いと思う?」
・・・は?
「いや、勿論理由はあるのだが、それだけでは何だか足りないようでな・・・もっとこう・・・ヤル気が身体の底から溢れてくるような良い理由はないか?」
つまりは、今回の総力戦には戦士を動かす程の理由は無いと言っているのか?
大義や意味などは無いと言っているのか?
愚王でも理解出来るぐらい下らない理由だというのか?
「つまり、我々が動くには十分ではない理由なのですか?」
「・・・あぁ?」
呆れと怒りが交わり、つい言葉に出てしまう。頭では言ってはいけないと分かっていても、口が心が喋るのをやめてくれない。
「考えなければいけないのであれば!総力戦はするべきではありません!!」
「ッッ・・・!!わ、私の判断に間違いがあると言うのか!?」
「客観的に見たら完全に間違いです!その総力戦に負けても勝っても、このナチュレに待っているのは地獄と終わりです!」
「なっ・・・!!」
「良いですか?我々ナチュレ王国は同盟国の中でも特に危険視されています!攻撃的かつ、唯一の絶対王政ですからね!他の国にも確かに王は存在します!しかし、全てが政治的な力を有さない象徴的な存在です!」
リオとの交流でザナは技術的にも法律的にもレベルが上がった。勿論、政治面でのレベルも上がった。
絶対王政だったザナの各国はリオの政治家達のアドバイスから民主主義へと変化。
民の声をよりよく聞けるようになったお陰で細かな問題が解決していった。
国として良くなっていく他の同盟国に対し、ナチュレは絶対王政を続けた。
理由は国王のみぞ知る。民に拒否権は無かった。私にも拒否権は無かった。
だから、ここまでついて来た。何度首を跳ねようと思ったか分からない。何度クーデターを起こそうと思ったか忘れてしまった。
「貴様ら愚民に任せたらどうなるか分かったもんじゃない!!」
「周りを見てください!どの国も成功しています!クーデターが起きたのは、絶対王政に縋り付き、民主主義を見送った王国です・・・」
「つまりぃ!!お前はこの国はいずれ滅びる!この国の王は愚かだと言いたいのだな!?良いだろう!ならば、別の国へと送ってやる!天国という楽園の国になぁ!!」
見えない手がシャイの首を掴み、体を持ち上げる。王の魔術だ。ゆっくりと首を絞め、ジタバタともがく様を鑑賞し、被虐心を満たす。
やがて、酸素が足りなくなっていき、顔がみるみる青くなっていく。
このまま殺してしまおうとも思ったが、シャイが騎士団長として酷く信頼されている事を知っている王は首絞めを止め、シャイを解放する。
「ゲホッ!ゴホッ!!」
「1週間の休息を与える。崩れた体調を治し、キャンベル騎士団に伝えろ。『我らを虐殺した諸悪の根源を殺しに行く』とな」
シャイが息を整える中、王は背を向け、謁見の間を出ていく。
「そして、私がナチュレ王国4代目国王ロット2世だと言う事を。もう一度その戦う事しか考えられない脳みそに叩き込め。良いな?」
「は、はっ・・・!」
ロット2世は、シャイに釘を刺すと、謁見の間から出ていく。
王の気配が感じられなくなった瞬間、玉座の横に立っていた騎士2人が詰め寄り、シャイの容態を心配する。
「大丈夫ですか!?団長!」
「良かった!首の骨は折れていない。でも、一応の為医務室へ─────」
「必要ない・・・」
首を自分の手でさすりながらも、何事もなかったのような表情で立ち上がる。あまりの逞さに騎士2人は驚く。
「少し、慰安に行ってくる。騎士団の皆への報告は私が帰って来てから行う。それまでは総力戦の事は誰にも言うな。分かったな?」
「「かしこまりました!!」」
「・・・やっぱりお前達も慰安についてこい。お前達なら・・・信用できる」
「「信用?」」
「ついでに古き友人も誘おう。手紙を送ってくれ。要件だけ書いた簡潔な手紙で良い」
「一体誰に送れば良いのですか?」
「今から指定する。手紙を送る者は─────」
シャイの古き友人の名を聞いた騎士2人は驚き、思わず声を出してしまいそうになるが、手で口を塞ぎ、我慢。
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