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1章 就職!異世界の門日本支部!
25話 暴力の擬人化
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「おらおらおらぁ!!」
翡翠によって、魔力の膜が張られたモネのハンマー。無骨で相手を叩き潰す事に特化したハンマーは次々とモネに潰されていく。
「キキキィ!?」
「きぃきぃうるせぇんだよ!くそ影野郎がよぉ!!」
多数対少数の場合、勝利するのはどういった方法があるだろうか?
戦法?地の利?ご先祖様はそうやって勝ってきたのだろう。何もない平野や、険しい山脈を上手く利用して。
しかし、今回の戦場はマンションの一部屋。戦法を組むにはあまりにも狭すぎる。そこで、大事になるのが志気・気合である。
大声を上げ、多勢に負けない闘志を見せつける事によって、多勢は気圧され、攻撃が鈍る。
農村育ちのシャープとは対象的に炭鉱夫の村に育ち、幼い頃から荒々しい仕事を男連中とこなしてきた彼女は根っからの男勝りかつ諦め嫌い。
どんなに劣勢に立たされていようが、負け戦だろうが、最後まで命の花が散るまで戦い抜くという意思を持った戦闘狂。
その本質を門番試験の際に見抜かれた為、魔術の類が使えなくても、門番として雇われたのだろう。
翡翠とシャープがタイマンでの勝負に特化した戦士だとするなら、彼女は一対多特化のドワーフ戦車。この場において最も求められていた人材である。
「どうしたどうしたぁ!?もっとアタシを楽しませてくれよぉぉぉ!こちとらこれが残業なんだぜぇぇぇ!既に今日の体力使い切ってんだぜぇぇぇ!?」
「「「ケキャァァァァァァァァ!!!」」」
あんなにも俺達を殺す気満々だったドッペルゲンガー達がモネさんの勢いに恐怖し、逃げ惑う。助けられた俺達も少し怖い。
21体残っていたドッペルゲンガーは、一気に5体まで数を減らし、残った5体は部屋の隅に追いやられていた。
「ふう・・・気持ちいねぇ。まるで、部屋の床に積もっていた埃を拭き掃除した時のような気持ちよさだ。つまりアタシが言いたい事が分かるか?クソ影共・・・お前らは埃って言ってんだヨォ!!!」
「「「ケッ!?」」」
「へへへ・・・おいおい、怯えるなよぉ・・・これじゃまるでアタシが悪人みたいじゃないかぁ!!」
事情を知らない者に今の光景と今の会話を聴かせて、どちらが悪人かを聞いたら、間違いなくモネさんを指差すだろう。当事者であるシャープでさえ、首を縦にふりかけているのだから。
「さぁて、残り5体・・・どうやって砕いてやろうかしら・・・」
「ケ、ケケケ、ケケケケケェ!!」
1体のドッペルゲンガーが勇気を振り絞って立ち上がる。その様は魔物であるのにさながら勇者。その1体に続くように、残りの4体も立ち上がり、右手をまっすぐ上げた。
「どうした?特攻でも仕掛けようとしてんのぉ?」
語尾を伸ばすのやめてほしい。若干怖いから。
5体全員が互いを真似るように手を上げると、その手を頭上で合わせ始めた。
「ダンスでも始めるつもり?」
合わせられた5体のドッペルゲンガーの手は融合し、1つの固体となる。そのまま手から腕、頭、胴体、足と順番に融合していき、ドッペルゲンガーの原形は失われ、黒ずんだ巨大な黒い玉が誕生した。
「合体!?そういう事もできるの!?」
「なあ、シャープ。ワンチャン、君の家が全壊するかもしれないけど良いかな?」
「借りる前に契約してたホケン?っていうのがあるから多分大丈夫・・・だと思う」
「そう、なら良かった・・・」
翡翠の刀を覆っていた魔力の膜から電気が発生。噛み付くように床を踏み締め、構えを取る。
「なら、本気で勝ちに行く!!」
巨大な黒い玉は変形を始め、3つの頭を持ち、6本の腕を持つ阿修羅のような姿へと変貌を遂げる。
「罰当たりだね・・・はぁ!!」
床にヒビが入るほどの力を足に込め、3m程度あったドッペルゲンガーとの距離を一瞬にして詰める。目と鼻の先にはドッペルゲンガーの漆黒の腹。横に一太刀、刻もうとすると試みるも。
「ゲシャア!!」
ドッペルゲンガーも黙ってみているわけがなく、俺の一太刀を、弾いてしまった。弾いたのは、自身の漆黒の体から作り出した刀の紛い物。
以前から知っていたのか、それとも俺と戦ったことで知識として身につけたのかは不明だが、いずれにせよ学習能力があるのだけは分かった。
「ゲゲゲゲァ!!」
阿修羅のような姿を取っているドッペルゲンガーの腕は6本。そのくらいあれば1本程度腕を使っていようが、すぐに攻撃へと移行可能。
一太刀を弾かれた事で隙が生まれた翡翠に向かって、斧を持った腕が襲いかかってくる。
「頭上見ろ!バカ!!」
間一髪、後ろで待機していたモネが飛び込むようにハンマーの柄で斧を弾く。この弾きは予想していなかったのか、はたまたモネの力が強かったからか、後ろに倒れていく。
「シャープ!やりなさい!」
「OK!任せて!!」
シャープと翡翠同様、武器に張っていた魔力を魔術へと変換。翡翠が雷の魔術だったのに対し、シャープは氷の魔術を使用。大剣級の氷の剣を作り上げ、脳天から一刀両断を試みる。
「ゲゲゲェッ!!」
現在使える使える4本の腕全てを使用し、氷の大剣の一撃を防ぐが、完全には防ぎきる事ができず、剣自体の重みと、シャープがかけた体重が合わさり、防ぐために重ねていた腕を3本が切断。
「ヒスイ!」
「・・・・・」
シャープが声をかける・・・前に既に準備は終わっていた。魔術によって電気を帯びた刀をそのまま鞘に納刀。
抜刀と共に、罰当たりなドッペルゲンガーの胴体をつっかえなしに一刀両断してみせた。
「ゲェ!?」
「刃毀れ無し・・・まるで豆腐だね」
ドッペルゲンガーには血液やそれにあたる体液が無い為、胴体が床に落ちる瞬間、ダンボールが床に落ちた時のような無機質な音のみが部屋に広がった。
翡翠によって、魔力の膜が張られたモネのハンマー。無骨で相手を叩き潰す事に特化したハンマーは次々とモネに潰されていく。
「キキキィ!?」
「きぃきぃうるせぇんだよ!くそ影野郎がよぉ!!」
多数対少数の場合、勝利するのはどういった方法があるだろうか?
戦法?地の利?ご先祖様はそうやって勝ってきたのだろう。何もない平野や、険しい山脈を上手く利用して。
しかし、今回の戦場はマンションの一部屋。戦法を組むにはあまりにも狭すぎる。そこで、大事になるのが志気・気合である。
大声を上げ、多勢に負けない闘志を見せつける事によって、多勢は気圧され、攻撃が鈍る。
農村育ちのシャープとは対象的に炭鉱夫の村に育ち、幼い頃から荒々しい仕事を男連中とこなしてきた彼女は根っからの男勝りかつ諦め嫌い。
どんなに劣勢に立たされていようが、負け戦だろうが、最後まで命の花が散るまで戦い抜くという意思を持った戦闘狂。
その本質を門番試験の際に見抜かれた為、魔術の類が使えなくても、門番として雇われたのだろう。
翡翠とシャープがタイマンでの勝負に特化した戦士だとするなら、彼女は一対多特化のドワーフ戦車。この場において最も求められていた人材である。
「どうしたどうしたぁ!?もっとアタシを楽しませてくれよぉぉぉ!こちとらこれが残業なんだぜぇぇぇ!既に今日の体力使い切ってんだぜぇぇぇ!?」
「「「ケキャァァァァァァァァ!!!」」」
あんなにも俺達を殺す気満々だったドッペルゲンガー達がモネさんの勢いに恐怖し、逃げ惑う。助けられた俺達も少し怖い。
21体残っていたドッペルゲンガーは、一気に5体まで数を減らし、残った5体は部屋の隅に追いやられていた。
「ふう・・・気持ちいねぇ。まるで、部屋の床に積もっていた埃を拭き掃除した時のような気持ちよさだ。つまりアタシが言いたい事が分かるか?クソ影共・・・お前らは埃って言ってんだヨォ!!!」
「「「ケッ!?」」」
「へへへ・・・おいおい、怯えるなよぉ・・・これじゃまるでアタシが悪人みたいじゃないかぁ!!」
事情を知らない者に今の光景と今の会話を聴かせて、どちらが悪人かを聞いたら、間違いなくモネさんを指差すだろう。当事者であるシャープでさえ、首を縦にふりかけているのだから。
「さぁて、残り5体・・・どうやって砕いてやろうかしら・・・」
「ケ、ケケケ、ケケケケケェ!!」
1体のドッペルゲンガーが勇気を振り絞って立ち上がる。その様は魔物であるのにさながら勇者。その1体に続くように、残りの4体も立ち上がり、右手をまっすぐ上げた。
「どうした?特攻でも仕掛けようとしてんのぉ?」
語尾を伸ばすのやめてほしい。若干怖いから。
5体全員が互いを真似るように手を上げると、その手を頭上で合わせ始めた。
「ダンスでも始めるつもり?」
合わせられた5体のドッペルゲンガーの手は融合し、1つの固体となる。そのまま手から腕、頭、胴体、足と順番に融合していき、ドッペルゲンガーの原形は失われ、黒ずんだ巨大な黒い玉が誕生した。
「合体!?そういう事もできるの!?」
「なあ、シャープ。ワンチャン、君の家が全壊するかもしれないけど良いかな?」
「借りる前に契約してたホケン?っていうのがあるから多分大丈夫・・・だと思う」
「そう、なら良かった・・・」
翡翠の刀を覆っていた魔力の膜から電気が発生。噛み付くように床を踏み締め、構えを取る。
「なら、本気で勝ちに行く!!」
巨大な黒い玉は変形を始め、3つの頭を持ち、6本の腕を持つ阿修羅のような姿へと変貌を遂げる。
「罰当たりだね・・・はぁ!!」
床にヒビが入るほどの力を足に込め、3m程度あったドッペルゲンガーとの距離を一瞬にして詰める。目と鼻の先にはドッペルゲンガーの漆黒の腹。横に一太刀、刻もうとすると試みるも。
「ゲシャア!!」
ドッペルゲンガーも黙ってみているわけがなく、俺の一太刀を、弾いてしまった。弾いたのは、自身の漆黒の体から作り出した刀の紛い物。
以前から知っていたのか、それとも俺と戦ったことで知識として身につけたのかは不明だが、いずれにせよ学習能力があるのだけは分かった。
「ゲゲゲゲァ!!」
阿修羅のような姿を取っているドッペルゲンガーの腕は6本。そのくらいあれば1本程度腕を使っていようが、すぐに攻撃へと移行可能。
一太刀を弾かれた事で隙が生まれた翡翠に向かって、斧を持った腕が襲いかかってくる。
「頭上見ろ!バカ!!」
間一髪、後ろで待機していたモネが飛び込むようにハンマーの柄で斧を弾く。この弾きは予想していなかったのか、はたまたモネの力が強かったからか、後ろに倒れていく。
「シャープ!やりなさい!」
「OK!任せて!!」
シャープと翡翠同様、武器に張っていた魔力を魔術へと変換。翡翠が雷の魔術だったのに対し、シャープは氷の魔術を使用。大剣級の氷の剣を作り上げ、脳天から一刀両断を試みる。
「ゲゲゲェッ!!」
現在使える使える4本の腕全てを使用し、氷の大剣の一撃を防ぐが、完全には防ぎきる事ができず、剣自体の重みと、シャープがかけた体重が合わさり、防ぐために重ねていた腕を3本が切断。
「ヒスイ!」
「・・・・・」
シャープが声をかける・・・前に既に準備は終わっていた。魔術によって電気を帯びた刀をそのまま鞘に納刀。
抜刀と共に、罰当たりなドッペルゲンガーの胴体をつっかえなしに一刀両断してみせた。
「ゲェ!?」
「刃毀れ無し・・・まるで豆腐だね」
ドッペルゲンガーには血液やそれにあたる体液が無い為、胴体が床に落ちる瞬間、ダンボールが床に落ちた時のような無機質な音のみが部屋に広がった。
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