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1章 就職!異世界の門日本支部!
22話 優しさに付け込む魔の手
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時は戻り、現在。シャープは俺の手を振り切って奥の居間へと逃げていった。まだだ!まだ、逃げただけぇ平和的解決は不可能になった訳じゃない。まだ、希望が残っている。
緊急時なので、土足でお邪魔し、今へと入っていく。居間に入った瞬間、床に近い空間が異様に歪んでいる事に気がついた。恐る恐る手を伸ばしてみると、手のひらがチクチクと刺激される。
棘か?否、質の悪い布だ。確信して、掴んで剥がしてみると、何もなかった空間から人の姿が現れた。
「ひいっ!!ど、どうか命だけは・・・!」
服装から察するに恐らく農民。貧しい農村から逃げてきたのだろう。
1人姿がバレてしまい、観念したのだろうか。次々と何もなかった空間に人が現れ、命乞いを始めた。
「命は奪わない。門番という職業、俺という人間に誓ってそんな事はしない」
「じゃあ、見逃してはくれないって事だよね?」
右頬に固くて冷たい物が触れる。頬を貫きかねない鋭い物の正体は剣先。シャープの主武器である剣の先っぽだ。
「そうなるね・・・なあ、シャープ。俺はお前と殺し合いたくない」
「それは僕もだ。君のような素晴らしい人間、殺したくない」
「なら、引き渡してくれ。そこにいる24人の難民を」
「それはできない・・・知識だけだろうけど、君も知っているだろう!?ザナが如何に過酷か!弱者は生きられない世界なのか!」
リオと繋がった事により、法整備が行われた。しかし、完全に超弱肉強食世界が終わったわけではない。今でも、弱い者は強い者に虐げられている。
リオでも、弱肉強食の要素は少なからず存在する。それでも、ザナよりかは生きやすい事には変わりない。だから、難民はリオを夢見るのだろう。
「俺だってできる事なら受け入れてあげたい!ほとんどの人がそう思っているはずだ!・・・けど、リオにも受け入れられる限度がある。秩序がある」
全てを受け入れていたら、逆にザナの人口は減り、リオの人口は増え、均衡が崩れてしまう事になる。中にはザナ人によって仕事を奪われた者を現れるだろう。ザナ人に親しき者を殺された者も現れるだろう。
どっちも救うなんて出来ない。そんなわがまま実現しない。ならば、俺は俺を育ててくれたリオを選ぶ。
「門番だからじゃない。リオ人だから、この選択をする」
「そっか・・・分かった。正義・法律側としてではなく、リオ側で僕と対立する、そういう事だね?・・・君はやっぱり優しいね。こんな僕を悪人と断定しないだなんてね」
「広義的に見たら僕も優しいかもね。逆に君は狭義的に見てます優しい。いや、優しすぎる。だから、こんな悲劇を起こした」
「ああ、悪いと思っているよ。君の友情を引き裂くのつな事をして・・・」
「いや、そこじゃないよ。俺が言っている悲劇っていうのは」
「え?ど、どういう事?全く意味が分からない!」
今までの会話から、難民の不法入国を悲劇と捉えていないだろう。だとするなら、必然的に友情の裏切りを悲劇と呼称するはずだと思っていたが、ヒスイにとっての悲劇は僕の知らない何からしい。
「これを見てみろ」
ポケットからスマホを取り出し、液晶画面をシャープに見せる。画面に映っていたのは、門付近の荒野で手足を拘束されたザナ人らしき男性。撮影日は今日のつい数十分前だった。
「この人は主任がたまたま見つけた難民の1人。町で迷子になってる所を捕獲したらしい」
「ああ、見覚えのある顔だ。事前に送られてきたリストにもあったね。主任が特定した理由はこの人だったんだ」
「事前に来る前に伝えられた難民の人数は?」
「25人」
「今、何人いる?」
ヒスイの言いたいこと。ヒスイの思う悲劇の意味がようやく理解できた様子。慌てて目と指を使い、数えるが、部屋の中にいる難民は何度も数えても25人だった。
「ど、どういう事だ?何で数があってるんだ?・・・はっ!そうか!どさくさに紛れ込んで増えたのか!なーんだっ!そんな事かぁ!いやぁ、良かった良かった」
「今は現実逃避をする時じゃないよ、シャープ。ほら、写真と照らし合わせてみな」
シャープに捕獲済みの難民の写真を表示したスマホを渡して、今いる難民達の顔を確認させる。
似た顔はあれど、瓜二つの顔は存在しない。一卵性双生児でさえも、顔に若干の違いが存在する。
だから、写真の顔と今いる難民の顔が一致するはずがないのだ。一致してはならないのだ。なのに─────
「な、なんで・・・あなた顔が同じなのですか?」
終始真顔で体育座りをしている難民の男は、写真の男と顔が酷似しているんだ?
「ケケッ・・・ケケケケケ・・・」
顔が似ている男は薄気味悪い笑い声を上げると、顔面が熱波に晒された、アイスキャンディーのように溶け出し、黒一色の姿へと、変貌を遂げた。
『ドッペルゲンガー』。リオでは、怪奇現象として、ザナでは、魔物としてその名を轟かせている。
今見せている姿が本来の姿なのかどうかは、不明である。生息地も、習性も、寿命も、何もかもが不明な生き物である。
ただ、唯一分かっていることがある。ドッペルゲンガーは、人間の敵であると言うこと。
人間に化け、人ごみに紛れ込み、食べる為ではなく、ただ楽しむ為に人殺しを行う。神出鬼没の災厄。
「善意を、優しさを利用利用されたんだよ。君は」
「あ、ああ・・・あぁぁ・・・あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
今まで翡翠に向けられていたシャープの敵意と剣先は、腕を刃に変え、難民達を殺そうとするドッペルゲンガーへと向けられた。
緊急時なので、土足でお邪魔し、今へと入っていく。居間に入った瞬間、床に近い空間が異様に歪んでいる事に気がついた。恐る恐る手を伸ばしてみると、手のひらがチクチクと刺激される。
棘か?否、質の悪い布だ。確信して、掴んで剥がしてみると、何もなかった空間から人の姿が現れた。
「ひいっ!!ど、どうか命だけは・・・!」
服装から察するに恐らく農民。貧しい農村から逃げてきたのだろう。
1人姿がバレてしまい、観念したのだろうか。次々と何もなかった空間に人が現れ、命乞いを始めた。
「命は奪わない。門番という職業、俺という人間に誓ってそんな事はしない」
「じゃあ、見逃してはくれないって事だよね?」
右頬に固くて冷たい物が触れる。頬を貫きかねない鋭い物の正体は剣先。シャープの主武器である剣の先っぽだ。
「そうなるね・・・なあ、シャープ。俺はお前と殺し合いたくない」
「それは僕もだ。君のような素晴らしい人間、殺したくない」
「なら、引き渡してくれ。そこにいる24人の難民を」
「それはできない・・・知識だけだろうけど、君も知っているだろう!?ザナが如何に過酷か!弱者は生きられない世界なのか!」
リオと繋がった事により、法整備が行われた。しかし、完全に超弱肉強食世界が終わったわけではない。今でも、弱い者は強い者に虐げられている。
リオでも、弱肉強食の要素は少なからず存在する。それでも、ザナよりかは生きやすい事には変わりない。だから、難民はリオを夢見るのだろう。
「俺だってできる事なら受け入れてあげたい!ほとんどの人がそう思っているはずだ!・・・けど、リオにも受け入れられる限度がある。秩序がある」
全てを受け入れていたら、逆にザナの人口は減り、リオの人口は増え、均衡が崩れてしまう事になる。中にはザナ人によって仕事を奪われた者を現れるだろう。ザナ人に親しき者を殺された者も現れるだろう。
どっちも救うなんて出来ない。そんなわがまま実現しない。ならば、俺は俺を育ててくれたリオを選ぶ。
「門番だからじゃない。リオ人だから、この選択をする」
「そっか・・・分かった。正義・法律側としてではなく、リオ側で僕と対立する、そういう事だね?・・・君はやっぱり優しいね。こんな僕を悪人と断定しないだなんてね」
「広義的に見たら僕も優しいかもね。逆に君は狭義的に見てます優しい。いや、優しすぎる。だから、こんな悲劇を起こした」
「ああ、悪いと思っているよ。君の友情を引き裂くのつな事をして・・・」
「いや、そこじゃないよ。俺が言っている悲劇っていうのは」
「え?ど、どういう事?全く意味が分からない!」
今までの会話から、難民の不法入国を悲劇と捉えていないだろう。だとするなら、必然的に友情の裏切りを悲劇と呼称するはずだと思っていたが、ヒスイにとっての悲劇は僕の知らない何からしい。
「これを見てみろ」
ポケットからスマホを取り出し、液晶画面をシャープに見せる。画面に映っていたのは、門付近の荒野で手足を拘束されたザナ人らしき男性。撮影日は今日のつい数十分前だった。
「この人は主任がたまたま見つけた難民の1人。町で迷子になってる所を捕獲したらしい」
「ああ、見覚えのある顔だ。事前に送られてきたリストにもあったね。主任が特定した理由はこの人だったんだ」
「事前に来る前に伝えられた難民の人数は?」
「25人」
「今、何人いる?」
ヒスイの言いたいこと。ヒスイの思う悲劇の意味がようやく理解できた様子。慌てて目と指を使い、数えるが、部屋の中にいる難民は何度も数えても25人だった。
「ど、どういう事だ?何で数があってるんだ?・・・はっ!そうか!どさくさに紛れ込んで増えたのか!なーんだっ!そんな事かぁ!いやぁ、良かった良かった」
「今は現実逃避をする時じゃないよ、シャープ。ほら、写真と照らし合わせてみな」
シャープに捕獲済みの難民の写真を表示したスマホを渡して、今いる難民達の顔を確認させる。
似た顔はあれど、瓜二つの顔は存在しない。一卵性双生児でさえも、顔に若干の違いが存在する。
だから、写真の顔と今いる難民の顔が一致するはずがないのだ。一致してはならないのだ。なのに─────
「な、なんで・・・あなた顔が同じなのですか?」
終始真顔で体育座りをしている難民の男は、写真の男と顔が酷似しているんだ?
「ケケッ・・・ケケケケケ・・・」
顔が似ている男は薄気味悪い笑い声を上げると、顔面が熱波に晒された、アイスキャンディーのように溶け出し、黒一色の姿へと、変貌を遂げた。
『ドッペルゲンガー』。リオでは、怪奇現象として、ザナでは、魔物としてその名を轟かせている。
今見せている姿が本来の姿なのかどうかは、不明である。生息地も、習性も、寿命も、何もかもが不明な生き物である。
ただ、唯一分かっていることがある。ドッペルゲンガーは、人間の敵であると言うこと。
人間に化け、人ごみに紛れ込み、食べる為ではなく、ただ楽しむ為に人殺しを行う。神出鬼没の災厄。
「善意を、優しさを利用利用されたんだよ。君は」
「あ、ああ・・・あぁぁ・・・あぁぁぁぁぁぁぁ!!」
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