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3章 平和主義者達
118話 お掃除
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「皆!大変だ!!アレクサンダーの将軍があと2時間後にトルネヒロにやってくるらしい!!」
「「「マジかよっ!!」」」「「「りょうかーい」」」
驚くベルム族、気怠そうに了解するカートライト人。
両極端に反応が別れたのは、将軍を知っているか否か故だろう。ベルム族は、同じ国出身という事もあって、将軍のことを知っている。何なら、軍出身のベルム族までいる。
「急げ急げ!!マイク将軍がレボルスの中見たらブチギレ確定だぞ!!」
「ひいぃぃぃ!!やだやだやだぁ!殺されたくないぃぃぃ!!」
レボルスは汚い。日によっては、吐瀉物が撒き散らかされている。良い日でも、ゴキブリは確実に沸いている。父さん曰く、移籍した当初はそこまで汚くなかったらしい。寄せ集めが集まったらこうなるのは目に見えていたのだとか。
ドタバタとベルム族が掃除を始める中、カートライト人はちんたらと雑に掃除を始める。それが、ベルム族の逆燐に触れてしまったらしい。
「お前ら何チンたら仕事しとんねん!これ遊びとちゃうぞこらぁ!!」
「あぁ!?んな事言われても知らねぇよ!!別に2時間あんだからこのくらい余裕だろうが!!」
「余裕なわけあるか!・・・あっ!お前もしかしていつも通りの掃除で終わらせようとしてたな!?」
「それの何が問題なんだよ!」
「「「大問題だ!!」」」
ベルム族の声が合わさる。別に合わせたわけではないのにだ。
「マイク将軍どんな人か知らないからそんな事が言えるんだ!」
「分かったよ!教えてやるよ!マイク将軍の恐ろしさを!!」
「ある村で暴虐を働いていた魔物を『汚い』の一言でねじ伏せた!!」
「掃除がしっかりとできていなかった兵士には罰としてトイレ掃除1週間を命じていた!」
「自分の服に唾をつけてきた町の不良を再起不能まで素手でボコボコしてた!!」
かなり足事をガタガタと震わせながら語るベルム族だが・・・割と普通じゃないか?震えるくらいだから、もっと傍若無人をイメージしていたんだが、むしろちょっと真面目くらいじゃないか?
とにかく急げ!!殺されたくなければな!!」
「へいへい、分かったよ・・・」
こうして緊急任務お掃除が始まったわけだが─────。
「おい!もっと綺麗に磨け!!汚れが全然取れてないじゃないか!!」
「うるせぇ!これぐらい取れれば十分だろうが!!それとも何だ?おまえらのとこの将軍様はこの程度の汚れすらも気にするちっせぇ男なのか?あぁん!?」
「なんだとぉ・・・貴様ぁ!!」
お掃除ではなく、乱闘が始まってしまうのであった。
「「「マジかよっ!!」」」「「「りょうかーい」」」
驚くベルム族、気怠そうに了解するカートライト人。
両極端に反応が別れたのは、将軍を知っているか否か故だろう。ベルム族は、同じ国出身という事もあって、将軍のことを知っている。何なら、軍出身のベルム族までいる。
「急げ急げ!!マイク将軍がレボルスの中見たらブチギレ確定だぞ!!」
「ひいぃぃぃ!!やだやだやだぁ!殺されたくないぃぃぃ!!」
レボルスは汚い。日によっては、吐瀉物が撒き散らかされている。良い日でも、ゴキブリは確実に沸いている。父さん曰く、移籍した当初はそこまで汚くなかったらしい。寄せ集めが集まったらこうなるのは目に見えていたのだとか。
ドタバタとベルム族が掃除を始める中、カートライト人はちんたらと雑に掃除を始める。それが、ベルム族の逆燐に触れてしまったらしい。
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「あぁ!?んな事言われても知らねぇよ!!別に2時間あんだからこのくらい余裕だろうが!!」
「余裕なわけあるか!・・・あっ!お前もしかしていつも通りの掃除で終わらせようとしてたな!?」
「それの何が問題なんだよ!」
「「「大問題だ!!」」」
ベルム族の声が合わさる。別に合わせたわけではないのにだ。
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「分かったよ!教えてやるよ!マイク将軍の恐ろしさを!!」
「ある村で暴虐を働いていた魔物を『汚い』の一言でねじ伏せた!!」
「掃除がしっかりとできていなかった兵士には罰としてトイレ掃除1週間を命じていた!」
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かなり足事をガタガタと震わせながら語るベルム族だが・・・割と普通じゃないか?震えるくらいだから、もっと傍若無人をイメージしていたんだが、むしろちょっと真面目くらいじゃないか?
とにかく急げ!!殺されたくなければな!!」
「へいへい、分かったよ・・・」
こうして緊急任務お掃除が始まったわけだが─────。
「おい!もっと綺麗に磨け!!汚れが全然取れてないじゃないか!!」
「うるせぇ!これぐらい取れれば十分だろうが!!それとも何だ?おまえらのとこの将軍様はこの程度の汚れすらも気にするちっせぇ男なのか?あぁん!?」
「なんだとぉ・・・貴様ぁ!!」
お掃除ではなく、乱闘が始まってしまうのであった。
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