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最終章 全てを統べる者と暗殺者
姿を現す神秘の生物
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(フヒッ!戦ってるねぇ!早川壱朗にその仲間達・・・だけど、僕はまだ姿を現さないよぉ・・・!)
剣士妖術師達が戦う最前線の上空にて龍と化した龍嶋は地上の様子を見て笑う。
腹を引き裂かれ、内臓を露出してしまう剣士。魔力が尽きてボコボコになるまで殴られる妖術師。どこを見ても龍嶋には絶景であった。
何故、上空にいるというのに剣士妖術師達は攻撃を仕掛けてこないのか、だって?そんなの簡単な話をさせないでくれよ251号。
僕は今、どんな姿をしている?どんな存在だ?───そう、僕は龍。神秘の生物、神として崇められし者。透明になる事なんて造作もないさ。
龍となって色々と便利になった事は多かった。色んな能力を身につけた。だが、その中でも透明はかなりお気にいりの能力。
何たって誰の視線も気にせずに誰かを見る事が出来るんだから!!更に魔力も気配も殺す!声を遮断できないのは難点だけど、そこは喋らないという対策ができるから良いとしよう。
龍嶋は楽しんでいた。この戦いを誰よりも。人間達は死物狂いで戦い、改造妖怪改造人間達は自分の意思で行動できない地獄のような戦争を。
自分の作品が剣士妖術師を圧倒している!その事実を知れただけでも龍嶋は満足であった。
だが、飽きというのは必ず訪れる物。今見ている場所に飽きた龍嶋は別の場所へと移動して、人間と作品の死闘を眺める。
(さてさて、どうなってるかな・・・・・んん?)
別の場所へと移動をした龍嶋は10キロ先の空中に何かが浮かんでいるのを発見した。何だ何だと目を凝らすとそれはバイクだった。アメリカ製であろうバイクだ。
そのバイクには人が跨がっており、龍嶋はその姿とその者の身体から滲み出る魔力を良く覚えていた。
(最強の妖術師じゃあ、ないかぁ!!何という偶然!いや、必然か?)
ニッコリと透明の笑みを浮かべると龍嶋は思考を巡らせ始める。勿論どう殺すかの思考だ。
炎を吐いたらバレて当たる前に避けられる。妖術を使っても同じだ。
なら、息を殺して近づいて殺すのはどうだろうか?いや、駄目だ。身体が大きすぎるせいで息を数量が多すぎて全然息を殺せない。
どうしたものか・・・アイツはここで殺すべきだよな・・・・あ、そうだ!!
(僕は今、龍なんだ!!人間の頃とは想像できない妖術が放てる!!避ける暇も場所も与える隙も無く殺す事ができる!!)
人間の頃の記憶が最強の妖術師を警戒させてきたが、杞憂だったようだ。何せ今は────
(龍なのだから!!)
人間の頃の知性や理性は何処へ行ったのやら。とても遺伝子改造の天才とは思えない幼稚的な考えで稲川を殺しにかかる。
その慢心がとても良くなかった。いや、稲川愛がその場にいる時点で良くなかった。だってその時点で負けているのだから─────
(喰らえ────ん?何だ?)
マグマにも匹敵する温度の炎を放とうとした時であった。
稲川の左手に並の妖術師が近くにいたら吐き気を催してしまうぐらいの魔力が集まり始めたのだ。
その魔力は稲川愛の中に流れる全魔力。何をしでかすかは分からない。ただただ怖かった。いきなりの出来事に。一体何を考えているんだ稲川愛は────。
凝視していると、稲川愛の口からゴニョゴニョと動いていることに気づいた。何かと喋っているようだ。
一人言か?はたまた電話か?聴覚を研ぎ澄まして稲川愛の声を聞く。
「それじゃ、よろしくお願いします。仙女様・・・・」
(センニョサマ・・・?一体誰と話しているんだ・・・ん?何だ!?下の結界は!?何が起きている!?)
稲川愛に集中していたせいで今の今まで気づかなかった。僕の下───地上付近に巨大な結界が張られていた。それもかなり防御力の高い結界。稲川愛でも作るのに相当の時間と魔力を使うと思われる素晴らしい出来の結界。
だが、稲川愛が作ったわけではなさそうだ。ヤツは現在進行形で左手に魔力を溜めている。
最初は複数人が作っているのかと考えたが、その場合は1つの結界に様々な人物の魔力が混ざって歪な気配を帯びるのだが、張られた結界は一種類の魔力のみの綺麗な代物であった。
(センニョサマというのがやったのか!?)
ノーマークだった!まさか稲川愛と同等またはそれ以上の妖術師がいただなんて!!
恐らく稲川愛が何かを行うに当たって人的被害を出さない為に結界を張ったのだろう。だとするなら────
(僕は今、危機に迫られている!?)
空を飛ぶ僕の作品を狙う為なのか?はたまた僕を狙っているのか?恐らくは後者の方であろう。
なら、こちらも結界を────あれ?
(結界が・・・展開できない!!)
いや、結界だけではない!妖術の全てが使えない!
焦った私は急いで原因を分析する。下に張られた結界の効果か?それとも結界を張ったセンニョサマというヤツの仕業なのか?一刻も早く解かなけれ──────
「よ~し!!準備完了!勿体無いけど、アタシの全魔力ちゃん、よろしくね♪────破ッ!!」
考えている隙に左手に全魔力を込めていた稲川の準備が終わり、彼女はその魔力を一気に体外へと解き放つ。
解き放たれた魔力は爆発し、空中で大爆発を起こす。
「ぐわぁぁぁぁぁ!!!」
強靱な鱗も再生力も持った龍でも防御もしていない爆発をモロに身体で喰らうと相当のダメージがあるらしく、痛さのあまりに叫んでしまった程だ。
更にダメージを負った事により、透明化に使っていた集中力が低下。その巨体を青空に晒す事になる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・つ、ついに正体現したわね・・・龍嶋洋平」
「こ、の・・・アバズレがぁ・・・!!」
いきなり上空に現れた巨体。美しき生命体に剣士妖術師達は驚き上を見上げる。この瞬間、龍嶋はターゲットとなってしまったのだ。
狩る側は狩られる側へと変わった瞬間であった。爆発が終わると同時にカーテンが開かれるように結界が解かれていく。
「フフ、見ーつけたっ♪」
「キ、サマァァァァァ!!」
龍嶋は我を忘れ、稲川に襲いかかった。
剣士妖術師達が戦う最前線の上空にて龍と化した龍嶋は地上の様子を見て笑う。
腹を引き裂かれ、内臓を露出してしまう剣士。魔力が尽きてボコボコになるまで殴られる妖術師。どこを見ても龍嶋には絶景であった。
何故、上空にいるというのに剣士妖術師達は攻撃を仕掛けてこないのか、だって?そんなの簡単な話をさせないでくれよ251号。
僕は今、どんな姿をしている?どんな存在だ?───そう、僕は龍。神秘の生物、神として崇められし者。透明になる事なんて造作もないさ。
龍となって色々と便利になった事は多かった。色んな能力を身につけた。だが、その中でも透明はかなりお気にいりの能力。
何たって誰の視線も気にせずに誰かを見る事が出来るんだから!!更に魔力も気配も殺す!声を遮断できないのは難点だけど、そこは喋らないという対策ができるから良いとしよう。
龍嶋は楽しんでいた。この戦いを誰よりも。人間達は死物狂いで戦い、改造妖怪改造人間達は自分の意思で行動できない地獄のような戦争を。
自分の作品が剣士妖術師を圧倒している!その事実を知れただけでも龍嶋は満足であった。
だが、飽きというのは必ず訪れる物。今見ている場所に飽きた龍嶋は別の場所へと移動して、人間と作品の死闘を眺める。
(さてさて、どうなってるかな・・・・・んん?)
別の場所へと移動をした龍嶋は10キロ先の空中に何かが浮かんでいるのを発見した。何だ何だと目を凝らすとそれはバイクだった。アメリカ製であろうバイクだ。
そのバイクには人が跨がっており、龍嶋はその姿とその者の身体から滲み出る魔力を良く覚えていた。
(最強の妖術師じゃあ、ないかぁ!!何という偶然!いや、必然か?)
ニッコリと透明の笑みを浮かべると龍嶋は思考を巡らせ始める。勿論どう殺すかの思考だ。
炎を吐いたらバレて当たる前に避けられる。妖術を使っても同じだ。
なら、息を殺して近づいて殺すのはどうだろうか?いや、駄目だ。身体が大きすぎるせいで息を数量が多すぎて全然息を殺せない。
どうしたものか・・・アイツはここで殺すべきだよな・・・・あ、そうだ!!
(僕は今、龍なんだ!!人間の頃とは想像できない妖術が放てる!!避ける暇も場所も与える隙も無く殺す事ができる!!)
人間の頃の記憶が最強の妖術師を警戒させてきたが、杞憂だったようだ。何せ今は────
(龍なのだから!!)
人間の頃の知性や理性は何処へ行ったのやら。とても遺伝子改造の天才とは思えない幼稚的な考えで稲川を殺しにかかる。
その慢心がとても良くなかった。いや、稲川愛がその場にいる時点で良くなかった。だってその時点で負けているのだから─────
(喰らえ────ん?何だ?)
マグマにも匹敵する温度の炎を放とうとした時であった。
稲川の左手に並の妖術師が近くにいたら吐き気を催してしまうぐらいの魔力が集まり始めたのだ。
その魔力は稲川愛の中に流れる全魔力。何をしでかすかは分からない。ただただ怖かった。いきなりの出来事に。一体何を考えているんだ稲川愛は────。
凝視していると、稲川愛の口からゴニョゴニョと動いていることに気づいた。何かと喋っているようだ。
一人言か?はたまた電話か?聴覚を研ぎ澄まして稲川愛の声を聞く。
「それじゃ、よろしくお願いします。仙女様・・・・」
(センニョサマ・・・?一体誰と話しているんだ・・・ん?何だ!?下の結界は!?何が起きている!?)
稲川愛に集中していたせいで今の今まで気づかなかった。僕の下───地上付近に巨大な結界が張られていた。それもかなり防御力の高い結界。稲川愛でも作るのに相当の時間と魔力を使うと思われる素晴らしい出来の結界。
だが、稲川愛が作ったわけではなさそうだ。ヤツは現在進行形で左手に魔力を溜めている。
最初は複数人が作っているのかと考えたが、その場合は1つの結界に様々な人物の魔力が混ざって歪な気配を帯びるのだが、張られた結界は一種類の魔力のみの綺麗な代物であった。
(センニョサマというのがやったのか!?)
ノーマークだった!まさか稲川愛と同等またはそれ以上の妖術師がいただなんて!!
恐らく稲川愛が何かを行うに当たって人的被害を出さない為に結界を張ったのだろう。だとするなら────
(僕は今、危機に迫られている!?)
空を飛ぶ僕の作品を狙う為なのか?はたまた僕を狙っているのか?恐らくは後者の方であろう。
なら、こちらも結界を────あれ?
(結界が・・・展開できない!!)
いや、結界だけではない!妖術の全てが使えない!
焦った私は急いで原因を分析する。下に張られた結界の効果か?それとも結界を張ったセンニョサマというヤツの仕業なのか?一刻も早く解かなけれ──────
「よ~し!!準備完了!勿体無いけど、アタシの全魔力ちゃん、よろしくね♪────破ッ!!」
考えている隙に左手に全魔力を込めていた稲川の準備が終わり、彼女はその魔力を一気に体外へと解き放つ。
解き放たれた魔力は爆発し、空中で大爆発を起こす。
「ぐわぁぁぁぁぁ!!!」
強靱な鱗も再生力も持った龍でも防御もしていない爆発をモロに身体で喰らうと相当のダメージがあるらしく、痛さのあまりに叫んでしまった程だ。
更にダメージを負った事により、透明化に使っていた集中力が低下。その巨体を青空に晒す事になる。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・つ、ついに正体現したわね・・・龍嶋洋平」
「こ、の・・・アバズレがぁ・・・!!」
いきなり上空に現れた巨体。美しき生命体に剣士妖術師達は驚き上を見上げる。この瞬間、龍嶋はターゲットとなってしまったのだ。
狩る側は狩られる側へと変わった瞬間であった。爆発が終わると同時にカーテンが開かれるように結界が解かれていく。
「フフ、見ーつけたっ♪」
「キ、サマァァァァァ!!」
龍嶋は我を忘れ、稲川に襲いかかった。
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