悪の華は最後に咲く

「呪われてしまえ」
 その場にいた人々。大勢の観衆。自分に向い恐怖と嘲りを交えて魔女と呼んだ連中。
 恐れ知らずの市民たちは『本物』の『聖女』を魔族の手先をして処刑することに熱中する。
 その結果、自らが崩壊を招くとも知らずに――。
 誰に感謝されるとでもなく、孤独に国を守ってきた聖女は、初めて他人を呪う言葉を吐いた。
 呪いは毒となって国を犯していく。
 やがて、この国には悪の心しか持たない人ばかりが住むようになった……。

 他の投稿サイトでも掲載しております。
24h.ポイント 0pt
2
小説 192,217 位 / 192,217件 ホラー 6,816 位 / 6,816件

あなたにおすすめの小説

生きている壺

川喜多アンヌ
ホラー
買い取り専門店に勤める大輔に、ある老婦人が壺を置いて行った。どう見てもただの壺。誰も欲しがらない。どうせ売れないからと倉庫に追いやられていたその壺。台風の日、その倉庫で店長が死んだ……。倉庫で大輔が見たものは。

本当にあった怖い話

邪神 白猫
ホラー
リスナーさんや読者の方から聞いた体験談【本当にあった怖い話】を基にして書いたオムニバスになります。 完結としますが、体験談が追加され次第更新します。 LINEオプチャにて、体験談募集中✨ あなたの体験談、投稿してみませんか? 投稿された体験談は、YouTubeにて朗読させて頂く場合があります。 【邪神白猫】で検索してみてね🐱 ↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください) https://youtube.com/@yuachanRio ※登場する施設名や人物名などは全て架空です。

渡る世間はクズばかり

翠山都
ホラー
漆器や木工を扱う製造販売会社「タケバヤシ」に勤める渡世里佳子は、オンライン販売部門を担当している。彼女のところには日に何件ものクレーム電話が持ち込まれるが、その大半はお客の理解不足だったり理不尽な要求だったりで、対応に神経をすり減らす毎日が続いていた。 ある日、里佳子は帰宅途中に見知らぬ祠を発見する。つい出来心でその祠に「この国から、クズみたいな人間がいなくなりますように」とお願いをした日から、彼女の日常は少しずつ変質しはじめる……。

妖怪達の薬屋さん

いちみやりょう
ホラー
人の噂話や悪意は弱い妖怪に影響する。 悪意や噂話に飲まれ自我を失った妖怪達を旅をしながら健康に戻したり事件を解決したりする男の話。 投票やお気に入り登録ありがとうございます。

願いの十字架

ゆきりん(安室 雪)
ホラー
他のお話とは違い、グロ系です。 読んでいただけるのは嬉しいですがご注意下さい。 聖嶺白金女学院は、深窓の令嬢が通う幼稚園から大学まで一貫した良妻賢母主義の学院だ。その学院には「願いの十字架」と呼ばれる伝説がある。持ち主の願いを叶えてくれるその十字架には秘密があった? 学園に通う少女が、自分の出自と共に血に囚われて行くーーー。

となりの音鳴さん

翠山都
ホラー
 新たに引っ越してきたコーポ強井の隣室、四〇四号室には音鳴さんという女性が住んでいる。背が高くて痩身で、存在感のあまりない、名前とは真逆な印象のもの静かな女性だ。これまでご近所トラブルに散々悩まされてきた私は、お隣に住むのがそんな女性だったことで安心していた。  けれども、その部屋に住み続けるうちに、お隣さんの意外な一面が色々と見えてきて……?  私とお隣さんとの交流を描くご近所イヤミス風ホラー。

暗愚う家で逝く

昔懐かし怖いハナシ
ホラー
 男の子四人が、ある遊園地に来たときの話  彼らは、遊園地の奥ヘ入っていく。  その時、広場を見つけ、そこでボール遊びをしていた。いろんなアトラクションがあったが、何個かの面白い物は、背が足りなくて乗れないためであったからだ。  その近くには、誰も寄り付かないような、暗い木造りの家があった。二階のあるそこそこ大きいものだった。普通の家だ  さぁ、その家の真実が今明かされる。命をかけた、9時間の出来事。今思えば、悲しく、恐いものだった…  フィクションです。

あなたが口にしたものは

浅貴るお
ホラー
 復讐を行うレストランのお話。

処理中です...