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神獣ドルギアガとの闘い
発見!大型魔晶石
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リガンと別れた後、クリスたちは山頂への登山を再開した。
魔法を使えるようになったクリスは道中のモンスターをほとんど1人で倒していった。
これが魔法の力!?
今まで苦戦したモンスター達も軽く倒せる。
クリスは自身の急成長に驚きと喜びを感じていた。
しかし、標高4000メートルを超えた所辺りから、モンスターの強さが激変した。
魔法や何かしらの特殊能力を持ったモンスターも増え始め、魔法を覚えたばかりのクリスでは対応しきれなくなり、結局はマオに頼る結果となった。
結局その後はマオさんの力でなんとか、山頂付近までやってこれた。
頂上付近のモンスターたちは手強く、マオさんですら時折苦戦をしていて、ジークも見兼ねて手助けをし始めた。
2人が力を合わせたら、流石というべきか、どんな強力なモンスターもたちまち倒してしまう。
魔法が使えるようになって、更に2人との実力の差を思い知った気がした。
山頂付近を探索していると、赤、黄、緑、青など様々に光る鉱石が見える採掘場のような場所を見つけた。
「なんかそれっぽいところに着いたぞ!緑の石もあるってことは、これが魔晶石か!?」
ジークが様々な石を手にとった。
「うん。ここを探せば大型の魔晶石も見つかりそうね」
私たちは手分けをして大型の魔晶石を探した。
ある程度の大きさの物もあるが、ユウナさんに指定されたサイズの物はなかなか見つからなかった。
2時間程捜索をした頃に、採掘場の奥に洞窟があるのが見えた。
私たちはその洞窟の中も捜索をしようと、中に入って行った。
洞窟内は真っ暗だったので、マオさんが手のひらに火の魔法を出して、灯り代わりにして進んでいった。
一本道の洞窟を10分程歩いていると、真っ暗な洞窟の奥の方から光が差し込んで見えた。
陽の光とは違う光だ…
私たちはその光の差し込む場所に行くと、そこには3メートル以上の巨大な魔晶石が壁に埋まっていた。
「でかっ!!!
さすがにコレはそのままもっていけないな。
ちょうどいい大きさにカットして持っていくか!?」
ジークは宝剣に魔力を込め、巨大な魔晶石を切り落とした。
「よし!!あとはコレをもって帰るだけだな!」
魔晶石を私の鞄に詰め、洞窟を出ようとすると、洞窟が大きな地鳴りを起こし始めた。
「おぉー!なんだなんだ!?」
余りの激しい地響きに私達はその場から動けずにいた。
ゴゴゴゴゴ。
何かが動く音が聞こえてきた。
音の方を見てみると、先ほどジークが切り落とした魔晶石が動いていた。
グワァォーーー!
その魔晶石の横から耳をつんざくような、巨大な咆哮が聞こえてきた。
そちらに目を向けると、巨大なドラゴンの顔があった。
よく見ると魔晶石は壁に埋まっていたのではなかった。
私達が壁だと思っていたのはこのドラゴンの胴体だった。この魔晶石はこのドラゴンの体の一部だったのだ。
ドラゴンは体を切り落とされたことからの怒りか私達を睨んだ。
「なんかヤバそうだ!
とりあえず洞窟から逃げ出すぞ!」
ジークはそう言うと先陣を切って逃げ出した。
私達はすぐに出口に向かって走り始めた。
後ろからドラゴンが走って追いかけてくる足音が聞こえてくる。
よし!もう少しで出口だ!
外に出れば隠れる場所はいくらでもある。
グワァォーーー!
再びドラゴンの咆哮が聞こえたので、走りながら後ろを振り返ってみると、ドラゴンは追いかけながら口を開け、口の前に魔力を溜め始めていた。
「マズイ!極大魔法だ!!!!
マオちゃん!防御壁を作るぞ!」
ドラゴンが口から光線のような魔法を放つとほぼ同時にジークとマオさんは振り返り、すぐさま防御壁を作った。
しかし完全には抑え切ることが出来ず、大爆発を起こし、その衝撃で私達は洞窟の外へと放り出された。
魔法を使えるようになったクリスは道中のモンスターをほとんど1人で倒していった。
これが魔法の力!?
今まで苦戦したモンスター達も軽く倒せる。
クリスは自身の急成長に驚きと喜びを感じていた。
しかし、標高4000メートルを超えた所辺りから、モンスターの強さが激変した。
魔法や何かしらの特殊能力を持ったモンスターも増え始め、魔法を覚えたばかりのクリスでは対応しきれなくなり、結局はマオに頼る結果となった。
結局その後はマオさんの力でなんとか、山頂付近までやってこれた。
頂上付近のモンスターたちは手強く、マオさんですら時折苦戦をしていて、ジークも見兼ねて手助けをし始めた。
2人が力を合わせたら、流石というべきか、どんな強力なモンスターもたちまち倒してしまう。
魔法が使えるようになって、更に2人との実力の差を思い知った気がした。
山頂付近を探索していると、赤、黄、緑、青など様々に光る鉱石が見える採掘場のような場所を見つけた。
「なんかそれっぽいところに着いたぞ!緑の石もあるってことは、これが魔晶石か!?」
ジークが様々な石を手にとった。
「うん。ここを探せば大型の魔晶石も見つかりそうね」
私たちは手分けをして大型の魔晶石を探した。
ある程度の大きさの物もあるが、ユウナさんに指定されたサイズの物はなかなか見つからなかった。
2時間程捜索をした頃に、採掘場の奥に洞窟があるのが見えた。
私たちはその洞窟の中も捜索をしようと、中に入って行った。
洞窟内は真っ暗だったので、マオさんが手のひらに火の魔法を出して、灯り代わりにして進んでいった。
一本道の洞窟を10分程歩いていると、真っ暗な洞窟の奥の方から光が差し込んで見えた。
陽の光とは違う光だ…
私たちはその光の差し込む場所に行くと、そこには3メートル以上の巨大な魔晶石が壁に埋まっていた。
「でかっ!!!
さすがにコレはそのままもっていけないな。
ちょうどいい大きさにカットして持っていくか!?」
ジークは宝剣に魔力を込め、巨大な魔晶石を切り落とした。
「よし!!あとはコレをもって帰るだけだな!」
魔晶石を私の鞄に詰め、洞窟を出ようとすると、洞窟が大きな地鳴りを起こし始めた。
「おぉー!なんだなんだ!?」
余りの激しい地響きに私達はその場から動けずにいた。
ゴゴゴゴゴ。
何かが動く音が聞こえてきた。
音の方を見てみると、先ほどジークが切り落とした魔晶石が動いていた。
グワァォーーー!
その魔晶石の横から耳をつんざくような、巨大な咆哮が聞こえてきた。
そちらに目を向けると、巨大なドラゴンの顔があった。
よく見ると魔晶石は壁に埋まっていたのではなかった。
私達が壁だと思っていたのはこのドラゴンの胴体だった。この魔晶石はこのドラゴンの体の一部だったのだ。
ドラゴンは体を切り落とされたことからの怒りか私達を睨んだ。
「なんかヤバそうだ!
とりあえず洞窟から逃げ出すぞ!」
ジークはそう言うと先陣を切って逃げ出した。
私達はすぐに出口に向かって走り始めた。
後ろからドラゴンが走って追いかけてくる足音が聞こえてくる。
よし!もう少しで出口だ!
外に出れば隠れる場所はいくらでもある。
グワァォーーー!
再びドラゴンの咆哮が聞こえたので、走りながら後ろを振り返ってみると、ドラゴンは追いかけながら口を開け、口の前に魔力を溜め始めていた。
「マズイ!極大魔法だ!!!!
マオちゃん!防御壁を作るぞ!」
ドラゴンが口から光線のような魔法を放つとほぼ同時にジークとマオさんは振り返り、すぐさま防御壁を作った。
しかし完全には抑え切ることが出来ず、大爆発を起こし、その衝撃で私達は洞窟の外へと放り出された。
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