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極東編
その後のヒャッハー族は
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ハインツのお部屋に連行されたヒャッハー族は、2ヶ月のお勉強の後ダーヌの街へ送られた。
「ひゃ~は、今は赤信号だぜぇ」
馬車道を二人のヒャッハー族が塞いで、乗っている商人に声をかけた。
「急いでるんだ、どけ!」
威嚇しながらどかそうとすると、ゾロゾロとヒャッハー族が集まってきて。
「ダメだね!それにお前は法定速度を超えて走っていたなぁ」
「だからなんだ!ワシは」
「つまり、危険馬車運転、制限速度違反、公務執行妨害で逮捕する」
そう言って次々に飛び掛り商人は捕縛された。
今ヒャッハー族はダーヌを国王より拝領した王女に仕える警備として、街のいたるところに配備されていた。
ヒャッハー族の特製は警備向きで、2人以上が話を始めるとゾロゾロと集まる習性があった。
そこに目を付けたハインツが警備実験として派遣したのだが、権力にも媚びないその姿勢が街の浄化にもおおいに役に立っていた。
「すぺーどさん、これからぜいむちょうにいっしょにいこう」
「了解ですぜ、お姫さん!
おめぇら行くぞ!」
この日税務庁の1/3の職員が横領で逮捕され、全員ヒャッハー族の下働きとして8年働かされることになった。
「おれぁ此処での生活が幸せでしかたねぇ、朝の挨拶が少しシンドイがなぁ」
「確かに、うめぇ酒も飲めるし確りした部屋で寝れるしなぁ」
ヒャッハー族はハインツのオシオキで朝の挨拶をしないと電気が流れ、時間が経つと更に強くなっていく仕様にしていたため、最初は渋々王女に仕えていたが、王女の優しさに触れて、改心して今では確りと警備の仕事をしていた。
「ハイルハインツ!!マイロードフローレンス」
朝100回、この挨拶から始まるヒャッハー族の朝は早い。
「おら、お前ら今日も世路死苦」
「世路死苦」
そう言ってヒャッハー族は街の中に散らばっていった。
朝の作業は街中のゴミ拾いと花や樹木の水やり、草むしりだったが、下働きが草むしりをする事で、交通整理が出来るようになった。
「モヒカンのおじちゃんおはよう」
「おう、おはよう。
きぃつけて行けよ」
子供ににこやかに挨拶を返すヒャッハー族。
確りと街に馴染んでいるようだった。
「兄貴!東門の見張りから報告でさぁ、うすらぼけたハンター共がモンスターを引き連れて街に向かってきてるそうです」
「ちぃ、スペード隊は迎撃に出るぞ!ハートに回復薬を持ってこさせろ!」
手早く指示を出すと、スペードは手勢50人を連れて東門に向かっていった。
東門を出て直ぐ、大量のゴブリンを引き連れたハンターの姿が見えた。
「モヒカン共、俺様達を助けろ!いや、代わりに死ね」
「そうよ、とっととしなさい」
ハンター達のあまりの物言いに軽くスペードはため息をつくと、
「俺達も昔はああだったんだ、恥ずかしいな」
そう言って部下をなだめると、部下達はハンターに哀れみの目を向けた。
「行くぞオラ!」
ゴブリンの大軍VSヒャッハー族50の乱戦はこうして始まった。
激突から30分半数のゴブリンを倒すと、ゴブリンは森へと逃げていった。
「はぁはぁ、お疲れだぜ。
素材を回収して帰るぞ。」
「ご苦労だ!素材は俺様が貰ってやる、雑魚は帰れ」
偉そうにそう命令してくるハンターを無視して、素材を回収していくスペード隊にイライラしたのか、ハンターの男が剣を抜いたその瞬間。
ネットが降って来て、スペードを巻き込んで地面に縫い付けると電撃が流れ、ハンターとスペードは悲鳴を上げて動けなくなった。
「いやいや、お疲れ様ですね」
メガネを押し上げたハインツがスペードを見下ろす形で立っていた。
「倒れているハンターは、街危機罪及び危険行動禁止罪で逮捕です」
「てめぇ、俺に謝るぐらいしやがれ・・・」
「ははは、もう少し役に立てば考えますよ」
そう言って笑うハインツは、軽いオシオキで済ませてよかったと思っていたようだった。
「ひゃ~は、今は赤信号だぜぇ」
馬車道を二人のヒャッハー族が塞いで、乗っている商人に声をかけた。
「急いでるんだ、どけ!」
威嚇しながらどかそうとすると、ゾロゾロとヒャッハー族が集まってきて。
「ダメだね!それにお前は法定速度を超えて走っていたなぁ」
「だからなんだ!ワシは」
「つまり、危険馬車運転、制限速度違反、公務執行妨害で逮捕する」
そう言って次々に飛び掛り商人は捕縛された。
今ヒャッハー族はダーヌを国王より拝領した王女に仕える警備として、街のいたるところに配備されていた。
ヒャッハー族の特製は警備向きで、2人以上が話を始めるとゾロゾロと集まる習性があった。
そこに目を付けたハインツが警備実験として派遣したのだが、権力にも媚びないその姿勢が街の浄化にもおおいに役に立っていた。
「すぺーどさん、これからぜいむちょうにいっしょにいこう」
「了解ですぜ、お姫さん!
おめぇら行くぞ!」
この日税務庁の1/3の職員が横領で逮捕され、全員ヒャッハー族の下働きとして8年働かされることになった。
「おれぁ此処での生活が幸せでしかたねぇ、朝の挨拶が少しシンドイがなぁ」
「確かに、うめぇ酒も飲めるし確りした部屋で寝れるしなぁ」
ヒャッハー族はハインツのオシオキで朝の挨拶をしないと電気が流れ、時間が経つと更に強くなっていく仕様にしていたため、最初は渋々王女に仕えていたが、王女の優しさに触れて、改心して今では確りと警備の仕事をしていた。
「ハイルハインツ!!マイロードフローレンス」
朝100回、この挨拶から始まるヒャッハー族の朝は早い。
「おら、お前ら今日も世路死苦」
「世路死苦」
そう言ってヒャッハー族は街の中に散らばっていった。
朝の作業は街中のゴミ拾いと花や樹木の水やり、草むしりだったが、下働きが草むしりをする事で、交通整理が出来るようになった。
「モヒカンのおじちゃんおはよう」
「おう、おはよう。
きぃつけて行けよ」
子供ににこやかに挨拶を返すヒャッハー族。
確りと街に馴染んでいるようだった。
「兄貴!東門の見張りから報告でさぁ、うすらぼけたハンター共がモンスターを引き連れて街に向かってきてるそうです」
「ちぃ、スペード隊は迎撃に出るぞ!ハートに回復薬を持ってこさせろ!」
手早く指示を出すと、スペードは手勢50人を連れて東門に向かっていった。
東門を出て直ぐ、大量のゴブリンを引き連れたハンターの姿が見えた。
「モヒカン共、俺様達を助けろ!いや、代わりに死ね」
「そうよ、とっととしなさい」
ハンター達のあまりの物言いに軽くスペードはため息をつくと、
「俺達も昔はああだったんだ、恥ずかしいな」
そう言って部下をなだめると、部下達はハンターに哀れみの目を向けた。
「行くぞオラ!」
ゴブリンの大軍VSヒャッハー族50の乱戦はこうして始まった。
激突から30分半数のゴブリンを倒すと、ゴブリンは森へと逃げていった。
「はぁはぁ、お疲れだぜ。
素材を回収して帰るぞ。」
「ご苦労だ!素材は俺様が貰ってやる、雑魚は帰れ」
偉そうにそう命令してくるハンターを無視して、素材を回収していくスペード隊にイライラしたのか、ハンターの男が剣を抜いたその瞬間。
ネットが降って来て、スペードを巻き込んで地面に縫い付けると電撃が流れ、ハンターとスペードは悲鳴を上げて動けなくなった。
「いやいや、お疲れ様ですね」
メガネを押し上げたハインツがスペードを見下ろす形で立っていた。
「倒れているハンターは、街危機罪及び危険行動禁止罪で逮捕です」
「てめぇ、俺に謝るぐらいしやがれ・・・」
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