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新たな日常
幕間 異なる世界で
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ブラウンは謎の獣人と対峙していた。
スノーは地面に倒れ伏し、レオナは忍び装束の獣人と戦闘中。自分の目の前には白耳の猫獣人が爪の付いた手甲、足甲を付け、油断無く此方を伺っていた。
「何処の者だ?」
「グリーンウッドのミーです、貴方達こそ何者ですか?」
「・・・ドラゴニアのブラウンだ」
名乗り合うと二人は距離を詰め、爪と剣が交差した。
「ちぃ、恐ろしく鋭いですね」
「そっちもな」
そう言うとブラウンが消え、ミーの真後ろに出たが、ミーも咄嗟の機転で転移して少し距離を取った場所に出た。
「むぅ」
その刹那真空の刃を飛ばし、ミーがそれを受けると追撃してきたブラウンの剣の一撃を受けて吹き飛んでしまう。
「いててて」
ミーは吹き飛んだ岩の跡から身体を起こすと再び構えて見せた。
「ほぅ」
感心したようにブラウンが声を上げるが、その直後ブラウンの背後に転移してきたミーの一撃を指で挟み受け止めると、今度はミーが驚きの声を上げることになった。
「秘儀六爪乱舞」
ミーは腕が六本に見えるほどの速度での連撃を叩き込むが、ブラウンに全て弾かれてしまう。
「こうか?」
ブラウンは剣が六本に見える速度でミーを切りつけた。
ミーは対処できずに4撃受けて再び弾き飛ばされる。
「く・・・負けです・・・」
レオナはまだ決着が着いていなかったが、ミーの降参を受けて忍び装束の獣人も戦闘をやめた。
「ところで、お前達は何故いきなり襲ってきたんだ?」
「私はマルシェ王国のグリーンウッド伯爵に仕える獣人のミーと、こちらはモミジと言います。
マスターがドラゴニックメタルと言い残して意識を失ったので、ここが原因かと思い攻め込んだのです」
ミーの言葉に軽くため息をつくと
「短絡的だな・・・しかし、マルシェ王国とは聞いたことが無いな」
「私も無いね」
二人の反応に、少し驚いたように顔を見合わせると。
「ここはシール王国だ」
「ど、如何しましょう、私たち知らない大陸に居るのでしょうか」
「確かに拙者のゴーレムの反応が無いでござる」
うろたえる二人に、気楽な感じでブラウンが
「ドラゴニックメタルが必要なら、街にあるから少し分けてやろう」
そう言って歩き出すブラウンを追いかけて、レオナを含む三人は走って追いかけていった。
ドラゴニアの街に入って先ず驚いたのは家の建て方が違うのと、サーシャとはまったく違う魔道具の大系だった。
二人は色々な店を覗きながら魔道具の様子を見てみたりして、時々驚きの声を上げていた。
「凄いですね、こんな方法で魔道具を動かせるなんて。この魔石という物は錬金で生み出せそうですね」
「この、峰と刃が逆の刀・・・魂が揺れるでござる」
「それはドワーフが打った物だな」
フラフラと見て回る二人をブラウンがレオナの肩を抱き優しい目で見つめていた。
それに気がついた二人は少し気恥ずかしそうにうつむくと、ミーが見ていた自動湯沸かし機と刀を買って二人に手渡した。すると二人は腕輪の無限収納に驚いたブラウンに予備の腕輪を渡すといったやり取りをしていた。
「これがドラゴニックメタルだ」
「これは・・・見たことの無い成分と性能でござるね。
どの位分けていただけるでござろうか?」
「そうだな、この塊一つでどうだ?必要なら今度は物々交換でいいぞ」
モミジはそれがどれだけ良い条件か理解して直ぐに契約に取り掛かる。
トッポやクロバが居ないので、レオナが契約を確認して契約は終結した。
「しかし何故マスターは起きられないのでしょうか?」
「見ることが出来たら何か解るかも知れないがな、俺は転移とやらが出来ないからな」
一瞬目を見開くとミーはブラウンの腕を取って転移してみたが、ブラウンは転移できなかった。
「無理みたいですね・・・」
「そうでもないぞ、収穫はあった」
「え?それはどういう・・・」
ブラウンの姿が一瞬ぶれたと思うと「グリーンウッドへ戻っていてくれ」と言い残して姿を消した。
「え?え?消えたでござる」
「戻ってみよう」
そう言うと二人はレオナに礼を言って転移して戻って行った。
戻ってみると、ブラウンは新緑の森の館の前でノンビリ水筒からお茶を飲んでいた。
「おう、遅かったな」
「なんで・・・どうやったのよ?」
ミーの疑問に子供のような笑顔でブラウンが答えていく。
「あの転移ってやつは次元の壁を開いて移動する感じだったんだ。
だから剣で切り裂いて移動して行って見た」
「何その非常識!私の常識がボロボロよ」
そう言って両膝を付いてうな垂れるミーをモミジが宥めながら
「主のことが解るかも知れないでござるから」
「そうね・・・じゃあ案内するわ」
そう言って中に入ると、リビングにはサーシャが起きない事を心配した殿下が机に肘を乗せその上におでこを乗せていた。
「殿下、此方異世界のブラウンさんです。
マスターの事が何か解るかもしれないのでお連れいたしました。」
その声に反応するように顔を上げた殿下の顔は憔悴しきっていた。
「少し休め、酷い顔で女房を迎えるわけにも行かないだろう?」
そう言って殿下の頭を撫で「よく頑張ったな」と声をかけると意識が飛ぶようにブラウンの胸に倒れこんだ。
「少し寝かせてやってくれ」
殿下をモミジが受け取り客室に運んで行き、ミーがサーシャの所にブラウンを案内して行った。
ベッドの上で規則正しい寝息を立てるサーシャを見ると、眉間に皺を寄せて。
「これは、魂が抜けているな」
「え?では・・・」
絶望したような声を上げるミーの頭をポンポンとすると、
「大丈夫だ何処にいるのか解っている、迎えに行ってくるよ」
そう言うとブラウンの身体がぶれ、姿を消した。
「お願いです、どうぞマスターをお助けください」
消えたブラウンに祈るように声を上げたミーは、サーシャの側に腰を降ろした。
「なんだ!ここは人が来る所じゃねぇぞ」
甲冑に実を包んだ大男が槍を構えて威圧してくるが、ブラウンは気にした風も無く
「なに、知り合いに頼まれて眠り姫を起こしに来ただけだ」
「何分けのわかぬ事を!」
そう言って槍を突き出すが一瞬でボコボコにされ地面に崩れ落ちる。
「痛いだろうが、峰打ちだ」
そう言ってズカズカと奥へ入っていく。止めに入るものを薙ぎ払いつつ奥に行くと、サーシャが何かを作らされていた。
「サーシャか?ミーに頼まれて迎えに来た」
ブラウンがそう言うと輝くような笑顔を向けて、
「助かったよ、早く研究をしたいのに中々返してくれなくて」
「へいユー、困るよ後百個はチーズケーキの味を研究してもらわないと」
男か女か判断できない人物が文句を言ってきたが、それを気にした風も無く
「そんなものは自分でやれ、人の迷惑を考えろ」
ブラウンがそう言うと、ビシッと指を指し
「そう言われても、コッチにも都合が・・・」
「そっちの都合で人に迷惑をかけるな、後で無限収納で送ってもらったら良いだろう」
「あ、そうか、じゃあ・・・」
「コノクゾガギガ」
創造神が納得しかけた時、一番最初にボコられた門番が創造神の首根っこを掴んで盾にしつつ槍を突き入れてきた。
「ちょ・・・僕創造神だよ・・・やめ」
ブラウンは槍をヒラヒラと交わしながら、無数に剣を叩きつけていく。
”ががががががががががががががががががが”
「え?一寸、僕のバリアーが割れて・・・離して、やばいって!」
最高神のバリアーがドンドンひび割れて、最後は砕け散ってしまう。
「ぎゃ~、こいつ切って捨てて良いから、神だから復活するからね?ね?ね?」
そう言って逃げようとする創造神だが、門番の握力が予想より強く逃げ切れないと思った時。
門番の両腕が飛び、最後に首が飛んだ。
「うわ~まぁ復活するしいっか」
「さ、帰るぞ」
「あ、ありがとう、でもどうやってここへ来たの?」
サーシャの疑問にブラウンは事も無げに
「次元を切り開いて来ただけだ」
「ぎゃ~神界の結界が~直すの大変なんだよ~もう、君もここに来れる転移魔法を入れておいたからもうこんな事しないでね」
そう言って二人を追い出した創造神は、倒れた門番を見据えて
「まさか、戦神がこうもあっさりと・・・怖い人間だな~」
そう言ってさっきのブラウンの剣戟を思い出してぶるぶると震えていた。
無事にサーシャも目を覚まし、ブラウン達は技術交流を行い。
夕方にブラウンの世界に帰ることになった。
「また色々と教えてね、新しい考え方は大歓迎よ」
「俺も良い勉強になった、また来る」
ブラウン達は技術交流を行い。
夕方に帰ることになった。
「また色々と教えてね、新しい考え方は大歓迎よ」
「俺も良い勉強になった、また来る」
そう言ってブラウンはドラゴニアに帰って行った。
「ブラウン!無事だったんだな」
出迎えてくれたレオナを抱きしめると、頭を撫でながら
「ああ、無事終ったよ、面白いことを学んできた、この魔石はコッチの魔石と違って・・・」
その後ブラウンは、生まれてきた子供のために、子守ゴーレムの開発に成功する。
偶にマルシェ王国と、いやグリーンウッド領と交易や情報交換をしながら更にドラゴニアは発展していった。
―――――――――――――――
このお話は森の錬金術師の方にも投降しています。
最後の部分が違うので興味がおありの方はごらんください^^
スノーは地面に倒れ伏し、レオナは忍び装束の獣人と戦闘中。自分の目の前には白耳の猫獣人が爪の付いた手甲、足甲を付け、油断無く此方を伺っていた。
「何処の者だ?」
「グリーンウッドのミーです、貴方達こそ何者ですか?」
「・・・ドラゴニアのブラウンだ」
名乗り合うと二人は距離を詰め、爪と剣が交差した。
「ちぃ、恐ろしく鋭いですね」
「そっちもな」
そう言うとブラウンが消え、ミーの真後ろに出たが、ミーも咄嗟の機転で転移して少し距離を取った場所に出た。
「むぅ」
その刹那真空の刃を飛ばし、ミーがそれを受けると追撃してきたブラウンの剣の一撃を受けて吹き飛んでしまう。
「いててて」
ミーは吹き飛んだ岩の跡から身体を起こすと再び構えて見せた。
「ほぅ」
感心したようにブラウンが声を上げるが、その直後ブラウンの背後に転移してきたミーの一撃を指で挟み受け止めると、今度はミーが驚きの声を上げることになった。
「秘儀六爪乱舞」
ミーは腕が六本に見えるほどの速度での連撃を叩き込むが、ブラウンに全て弾かれてしまう。
「こうか?」
ブラウンは剣が六本に見える速度でミーを切りつけた。
ミーは対処できずに4撃受けて再び弾き飛ばされる。
「く・・・負けです・・・」
レオナはまだ決着が着いていなかったが、ミーの降参を受けて忍び装束の獣人も戦闘をやめた。
「ところで、お前達は何故いきなり襲ってきたんだ?」
「私はマルシェ王国のグリーンウッド伯爵に仕える獣人のミーと、こちらはモミジと言います。
マスターがドラゴニックメタルと言い残して意識を失ったので、ここが原因かと思い攻め込んだのです」
ミーの言葉に軽くため息をつくと
「短絡的だな・・・しかし、マルシェ王国とは聞いたことが無いな」
「私も無いね」
二人の反応に、少し驚いたように顔を見合わせると。
「ここはシール王国だ」
「ど、如何しましょう、私たち知らない大陸に居るのでしょうか」
「確かに拙者のゴーレムの反応が無いでござる」
うろたえる二人に、気楽な感じでブラウンが
「ドラゴニックメタルが必要なら、街にあるから少し分けてやろう」
そう言って歩き出すブラウンを追いかけて、レオナを含む三人は走って追いかけていった。
ドラゴニアの街に入って先ず驚いたのは家の建て方が違うのと、サーシャとはまったく違う魔道具の大系だった。
二人は色々な店を覗きながら魔道具の様子を見てみたりして、時々驚きの声を上げていた。
「凄いですね、こんな方法で魔道具を動かせるなんて。この魔石という物は錬金で生み出せそうですね」
「この、峰と刃が逆の刀・・・魂が揺れるでござる」
「それはドワーフが打った物だな」
フラフラと見て回る二人をブラウンがレオナの肩を抱き優しい目で見つめていた。
それに気がついた二人は少し気恥ずかしそうにうつむくと、ミーが見ていた自動湯沸かし機と刀を買って二人に手渡した。すると二人は腕輪の無限収納に驚いたブラウンに予備の腕輪を渡すといったやり取りをしていた。
「これがドラゴニックメタルだ」
「これは・・・見たことの無い成分と性能でござるね。
どの位分けていただけるでござろうか?」
「そうだな、この塊一つでどうだ?必要なら今度は物々交換でいいぞ」
モミジはそれがどれだけ良い条件か理解して直ぐに契約に取り掛かる。
トッポやクロバが居ないので、レオナが契約を確認して契約は終結した。
「しかし何故マスターは起きられないのでしょうか?」
「見ることが出来たら何か解るかも知れないがな、俺は転移とやらが出来ないからな」
一瞬目を見開くとミーはブラウンの腕を取って転移してみたが、ブラウンは転移できなかった。
「無理みたいですね・・・」
「そうでもないぞ、収穫はあった」
「え?それはどういう・・・」
ブラウンの姿が一瞬ぶれたと思うと「グリーンウッドへ戻っていてくれ」と言い残して姿を消した。
「え?え?消えたでござる」
「戻ってみよう」
そう言うと二人はレオナに礼を言って転移して戻って行った。
戻ってみると、ブラウンは新緑の森の館の前でノンビリ水筒からお茶を飲んでいた。
「おう、遅かったな」
「なんで・・・どうやったのよ?」
ミーの疑問に子供のような笑顔でブラウンが答えていく。
「あの転移ってやつは次元の壁を開いて移動する感じだったんだ。
だから剣で切り裂いて移動して行って見た」
「何その非常識!私の常識がボロボロよ」
そう言って両膝を付いてうな垂れるミーをモミジが宥めながら
「主のことが解るかも知れないでござるから」
「そうね・・・じゃあ案内するわ」
そう言って中に入ると、リビングにはサーシャが起きない事を心配した殿下が机に肘を乗せその上におでこを乗せていた。
「殿下、此方異世界のブラウンさんです。
マスターの事が何か解るかもしれないのでお連れいたしました。」
その声に反応するように顔を上げた殿下の顔は憔悴しきっていた。
「少し休め、酷い顔で女房を迎えるわけにも行かないだろう?」
そう言って殿下の頭を撫で「よく頑張ったな」と声をかけると意識が飛ぶようにブラウンの胸に倒れこんだ。
「少し寝かせてやってくれ」
殿下をモミジが受け取り客室に運んで行き、ミーがサーシャの所にブラウンを案内して行った。
ベッドの上で規則正しい寝息を立てるサーシャを見ると、眉間に皺を寄せて。
「これは、魂が抜けているな」
「え?では・・・」
絶望したような声を上げるミーの頭をポンポンとすると、
「大丈夫だ何処にいるのか解っている、迎えに行ってくるよ」
そう言うとブラウンの身体がぶれ、姿を消した。
「お願いです、どうぞマスターをお助けください」
消えたブラウンに祈るように声を上げたミーは、サーシャの側に腰を降ろした。
「なんだ!ここは人が来る所じゃねぇぞ」
甲冑に実を包んだ大男が槍を構えて威圧してくるが、ブラウンは気にした風も無く
「なに、知り合いに頼まれて眠り姫を起こしに来ただけだ」
「何分けのわかぬ事を!」
そう言って槍を突き出すが一瞬でボコボコにされ地面に崩れ落ちる。
「痛いだろうが、峰打ちだ」
そう言ってズカズカと奥へ入っていく。止めに入るものを薙ぎ払いつつ奥に行くと、サーシャが何かを作らされていた。
「サーシャか?ミーに頼まれて迎えに来た」
ブラウンがそう言うと輝くような笑顔を向けて、
「助かったよ、早く研究をしたいのに中々返してくれなくて」
「へいユー、困るよ後百個はチーズケーキの味を研究してもらわないと」
男か女か判断できない人物が文句を言ってきたが、それを気にした風も無く
「そんなものは自分でやれ、人の迷惑を考えろ」
ブラウンがそう言うと、ビシッと指を指し
「そう言われても、コッチにも都合が・・・」
「そっちの都合で人に迷惑をかけるな、後で無限収納で送ってもらったら良いだろう」
「あ、そうか、じゃあ・・・」
「コノクゾガギガ」
創造神が納得しかけた時、一番最初にボコられた門番が創造神の首根っこを掴んで盾にしつつ槍を突き入れてきた。
「ちょ・・・僕創造神だよ・・・やめ」
ブラウンは槍をヒラヒラと交わしながら、無数に剣を叩きつけていく。
”ががががががががががががががががががが”
「え?一寸、僕のバリアーが割れて・・・離して、やばいって!」
最高神のバリアーがドンドンひび割れて、最後は砕け散ってしまう。
「ぎゃ~、こいつ切って捨てて良いから、神だから復活するからね?ね?ね?」
そう言って逃げようとする創造神だが、門番の握力が予想より強く逃げ切れないと思った時。
門番の両腕が飛び、最後に首が飛んだ。
「うわ~まぁ復活するしいっか」
「さ、帰るぞ」
「あ、ありがとう、でもどうやってここへ来たの?」
サーシャの疑問にブラウンは事も無げに
「次元を切り開いて来ただけだ」
「ぎゃ~神界の結界が~直すの大変なんだよ~もう、君もここに来れる転移魔法を入れておいたからもうこんな事しないでね」
そう言って二人を追い出した創造神は、倒れた門番を見据えて
「まさか、戦神がこうもあっさりと・・・怖い人間だな~」
そう言ってさっきのブラウンの剣戟を思い出してぶるぶると震えていた。
無事にサーシャも目を覚まし、ブラウン達は技術交流を行い。
夕方にブラウンの世界に帰ることになった。
「また色々と教えてね、新しい考え方は大歓迎よ」
「俺も良い勉強になった、また来る」
ブラウン達は技術交流を行い。
夕方に帰ることになった。
「また色々と教えてね、新しい考え方は大歓迎よ」
「俺も良い勉強になった、また来る」
そう言ってブラウンはドラゴニアに帰って行った。
「ブラウン!無事だったんだな」
出迎えてくれたレオナを抱きしめると、頭を撫でながら
「ああ、無事終ったよ、面白いことを学んできた、この魔石はコッチの魔石と違って・・・」
その後ブラウンは、生まれてきた子供のために、子守ゴーレムの開発に成功する。
偶にマルシェ王国と、いやグリーンウッド領と交易や情報交換をしながら更にドラゴニアは発展していった。
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