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武闘大会
武闘大会幕間3
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子供達は朝から森へ行く準備をしているとブラウンが2本のナイフを持ってやって来た。
「レイラ、アリサ、今朝出来上がったナイフだ、そこそこ使えるはずだからもっていくと良い」
「俺は俺は?」
ピョンピョンと飛び跳ねながらアピールするスノーの頭に手を載せて
「これは昨日ちゃんとできたご褒美だ、スノーは無茶をして困らせただろ?」
「う、でも、でも」
「今日ちゃんと出来たらやろう、わかったな」
うつむいてスノーは「くそ!」と呟いて自分の荷物を取りに言った。
「ブラウン様・・・スノーにもナイフ」
「良いのよレイラ今日頑張れば貰えるんだし、頑張らせよう」
二人とも優しいな、そう言ってそっとアリサにスノーのナイフを渡して
「二人からみてスノーが頑張っていると二人の意見が合えば渡してやってくれ、内緒だぞ」
二人は真面目な顔で頷いてアリサの鞄にナイフをしまって、自分達のナイフを腰につけて準備をし始めた。
ブラウンに整備してもらった皮鎧は何時もよりも軽く動きやすかった。
二人はそのことに気がついて驚いた顔をするが、ブラウンは気にした風も無くお弁当を詰め始めていた。
三人はパンダヌキに先導されて森の中に入っていった。
「じゃあ、俺は一人で行くから、お前らは好きにしろよ」
「ビビッてた癖に・・・」
そうレイラがそう言うと、顔を真っ赤にしてズカズカと奥へ入っていった。
「もう、そんなに距離を開けずに私達も狩をしよう」
「うん・・・」
「パンダヌキちゃんも行こう」
そう言って二人もスノーを追いかけて奥に進んでいった。
アリサたちが最初に出会ったのはホワイトラビットが三匹、レイラに仲介してもらって、パンダヌキの指示通り気配を消して、ホワイトラビットの後ろから近づいて一気に二匹刈り取ると、残る一匹は逃げ出したが。
レイラの投擲でさっくりと狩ることが出来た。
「レイラちゃん凄い!」
「パンダヌキ様が教えてくれた・・・」
「ありがとう~」
アリサはそう言ってパンダヌキを抱えて勉強中の気配察知でスノーの様子を観察する。
おぼろげながら、伝わってくる気配では、どうやらゴブリンに逃げられた所だった様だ。
「あはは、スノーはまだ成果が無いみたいよ」
「やはり・・・パンダヌキ様を崇めないから・・・」
「いやいや、崇めるって言うより習わないからだよね?」
少し汗をかきながら突っ込みを入れるが、レイラは気にした風も無くパンダヌキに果物を切って食べさせていた。
「あはは、確かレイラの種族ってパンダヌキを神の使者って崇めてたんだっけ」
頬をかきながら自分の膝の上で果物を食べてるパンダヌキと幸せそうなレイラを見ていた。
暫くしてスノーが動き出したのを確認して二人も動き出した。
スノーはホワイトラビットを見つけ声を上げて突っ込んでいくが、散開するように逃げ出した。
一匹を追いかけるが、素早い動きに翻弄され取り逃がしてしまう。
「くそ!!!」
地面を叩いて悔しがっていた。
レイラは逃げ出したホワイトラビット一匹を投げナイフで仕留めると、アリサも気配を消して一匹を仕留めた。
「流石に逆方向は無理か~」
「ナイフが後二本有れば仕留められる・・・」
それを聞いてアリサはウエストポーチから、前日ゴブリンから取っていたボロボロのナイフを三本出してきた。
「あ・・・ゴブリンのナイフ」
「使えるかな?」
「うん・・・ありがとう」
そう言ってウエストポーチに直すと、スノーを指差して
「あのままだと、駄目」
「そうだね、もう少し様子を見てから声をかけようか?」
レイラは頷くと、イライラして木や草に八つ当たりしながらさらに奥へと歩行くスノーを見送った。
「もし駄目なら、今日もナイフ無しになりそうね」
「うん・・・」
二人は少し不安そうにしていた。
その頃のブラウンの場合
昨日のように木の上から子供達の様子を見ていたが、スノーの行動が予想通りすぎてクスクスと笑って暫く様子を見守っていたが、レイラ達が見守っているのを確認すると村のほうへ飛んでいった。
「三人ともいい経験をしている」
とても優しい顔で昨日取って来た素材で足りない武具を作り始めた。
村の中に金槌の音が響き、その音は夕方に子供達が帰ってくるまで続いた。
「ただいま~」
元気な声でアリサがブラウンに飛び込む、レイラも背中に飛びついて来た。
「お帰り、スノーはどうした?」
優しく二人を肩に乗せると姿が見えないスノーの事を聞いた。
「まだ森だよ「成果が出ないまま帰れるか」だって」
「私達も付き合おうとしたけど・・・」
「パンダヌキが見てるから先に帰ってって言われて」
「うん、後で迎えに行こう、汗を流しておいで」
「は~い、レイラ行こう」
「うん」
そう言って二人は風呂場に走っていった。
その姿を見送ると、食事の準備をするためにキッチンに向かっていった。
その日は早めに食事を済ませると、ブラウン達はスノーの所まで迎えに行ったら、泣きながらブラウンにしがみついて、そのまま寝てしまった。
「多分明日からは少しは話を聞いてくれるだろう、また明日から頼むな」
「は~い」
「解った・・・」
ブラウンに背負われて眠り続けるスノーは少し穏やかな顔をしていた。
「レイラ、アリサ、今朝出来上がったナイフだ、そこそこ使えるはずだからもっていくと良い」
「俺は俺は?」
ピョンピョンと飛び跳ねながらアピールするスノーの頭に手を載せて
「これは昨日ちゃんとできたご褒美だ、スノーは無茶をして困らせただろ?」
「う、でも、でも」
「今日ちゃんと出来たらやろう、わかったな」
うつむいてスノーは「くそ!」と呟いて自分の荷物を取りに言った。
「ブラウン様・・・スノーにもナイフ」
「良いのよレイラ今日頑張れば貰えるんだし、頑張らせよう」
二人とも優しいな、そう言ってそっとアリサにスノーのナイフを渡して
「二人からみてスノーが頑張っていると二人の意見が合えば渡してやってくれ、内緒だぞ」
二人は真面目な顔で頷いてアリサの鞄にナイフをしまって、自分達のナイフを腰につけて準備をし始めた。
ブラウンに整備してもらった皮鎧は何時もよりも軽く動きやすかった。
二人はそのことに気がついて驚いた顔をするが、ブラウンは気にした風も無くお弁当を詰め始めていた。
三人はパンダヌキに先導されて森の中に入っていった。
「じゃあ、俺は一人で行くから、お前らは好きにしろよ」
「ビビッてた癖に・・・」
そうレイラがそう言うと、顔を真っ赤にしてズカズカと奥へ入っていった。
「もう、そんなに距離を開けずに私達も狩をしよう」
「うん・・・」
「パンダヌキちゃんも行こう」
そう言って二人もスノーを追いかけて奥に進んでいった。
アリサたちが最初に出会ったのはホワイトラビットが三匹、レイラに仲介してもらって、パンダヌキの指示通り気配を消して、ホワイトラビットの後ろから近づいて一気に二匹刈り取ると、残る一匹は逃げ出したが。
レイラの投擲でさっくりと狩ることが出来た。
「レイラちゃん凄い!」
「パンダヌキ様が教えてくれた・・・」
「ありがとう~」
アリサはそう言ってパンダヌキを抱えて勉強中の気配察知でスノーの様子を観察する。
おぼろげながら、伝わってくる気配では、どうやらゴブリンに逃げられた所だった様だ。
「あはは、スノーはまだ成果が無いみたいよ」
「やはり・・・パンダヌキ様を崇めないから・・・」
「いやいや、崇めるって言うより習わないからだよね?」
少し汗をかきながら突っ込みを入れるが、レイラは気にした風も無くパンダヌキに果物を切って食べさせていた。
「あはは、確かレイラの種族ってパンダヌキを神の使者って崇めてたんだっけ」
頬をかきながら自分の膝の上で果物を食べてるパンダヌキと幸せそうなレイラを見ていた。
暫くしてスノーが動き出したのを確認して二人も動き出した。
スノーはホワイトラビットを見つけ声を上げて突っ込んでいくが、散開するように逃げ出した。
一匹を追いかけるが、素早い動きに翻弄され取り逃がしてしまう。
「くそ!!!」
地面を叩いて悔しがっていた。
レイラは逃げ出したホワイトラビット一匹を投げナイフで仕留めると、アリサも気配を消して一匹を仕留めた。
「流石に逆方向は無理か~」
「ナイフが後二本有れば仕留められる・・・」
それを聞いてアリサはウエストポーチから、前日ゴブリンから取っていたボロボロのナイフを三本出してきた。
「あ・・・ゴブリンのナイフ」
「使えるかな?」
「うん・・・ありがとう」
そう言ってウエストポーチに直すと、スノーを指差して
「あのままだと、駄目」
「そうだね、もう少し様子を見てから声をかけようか?」
レイラは頷くと、イライラして木や草に八つ当たりしながらさらに奥へと歩行くスノーを見送った。
「もし駄目なら、今日もナイフ無しになりそうね」
「うん・・・」
二人は少し不安そうにしていた。
その頃のブラウンの場合
昨日のように木の上から子供達の様子を見ていたが、スノーの行動が予想通りすぎてクスクスと笑って暫く様子を見守っていたが、レイラ達が見守っているのを確認すると村のほうへ飛んでいった。
「三人ともいい経験をしている」
とても優しい顔で昨日取って来た素材で足りない武具を作り始めた。
村の中に金槌の音が響き、その音は夕方に子供達が帰ってくるまで続いた。
「ただいま~」
元気な声でアリサがブラウンに飛び込む、レイラも背中に飛びついて来た。
「お帰り、スノーはどうした?」
優しく二人を肩に乗せると姿が見えないスノーの事を聞いた。
「まだ森だよ「成果が出ないまま帰れるか」だって」
「私達も付き合おうとしたけど・・・」
「パンダヌキが見てるから先に帰ってって言われて」
「うん、後で迎えに行こう、汗を流しておいで」
「は~い、レイラ行こう」
「うん」
そう言って二人は風呂場に走っていった。
その姿を見送ると、食事の準備をするためにキッチンに向かっていった。
その日は早めに食事を済ませると、ブラウン達はスノーの所まで迎えに行ったら、泣きながらブラウンにしがみついて、そのまま寝てしまった。
「多分明日からは少しは話を聞いてくれるだろう、また明日から頼むな」
「は~い」
「解った・・・」
ブラウンに背負われて眠り続けるスノーは少し穏やかな顔をしていた。
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