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告白
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ユウトは、あまりにあっさりとしたアキラの返答に思わずぽかんとしてしまったが、独りよがりの想いではなかったことに心の底から安堵した。
「はは、良かった……」
力が抜けたようにそう言うと、寄り掛かるようにしてアキラを抱き締めた。
「え、なに、そんなに緊張したの?」
「したよ、今までで一番」
正直今はお互いの気持ちが分かっただけで充分だったけれど――
少し思い悩んだ末にユウトは思い切って口を開いた。
「実は俺、まだお前に肝心なこと、言ってなくて……」
「肝心なこと?」
「お前の胸のアザ……どうやら消せるらしいんだ」
「え! これって消せるの?」
アキラが思わず驚きの声をあげた。
「うん。だからできればそれ、俺が消してやりたいんだけど……いいか?」
「ユウトが? でもどうやって……」
言い終わらない内に、ユウトの顔が近付いてそのままアキラの唇を塞ぐ。
「――っ…」
一瞬、驚いた様子を見せつつも、アキラは抵抗なく目を閉じた。
そのままゆっくりと、自分の身体が倒されていく。
唇が離れるのと同時に目を開けると、月の光を背にしたユウトが愛おしげに自分を見下ろしている。
(あれ……?)
そのユウトの瞳に、アキラは釘付けになった。
なぜだろう、左右の瞳の色が違う気がする。
(ユウトの目ってこんなだっけ? 何だか、左目だけが金色がかって見える)
そんなことを考えていると、ユウトが静かに口を開いた。
「それ……今すぐ消してやりたい。早くお前に完全な『女』になって欲しい」
「え、どういうこと? 完全な『女』って?」
少し考えながら、ユウトは言葉を続ける。
「今のお前はまだ『女』に確定してる訳じゃない。完全に『女』になるには、その……男としなくちゃいけないんだ。そうして純潔を失うことでアザが消失するんだけど……お前本当に『女』になる気、ある?」
けれども、アキラはいまいち理解していない様子だった。
「え……と、ユウトはオレにちゃんと『女』になって欲しいんだよね? ユウトがそうして欲しいならいいよ、今すぐ『女』にしてくれても。さっき告白されてOKしてんのに、断れる訳ないよ」
「な……」
思わず絶句する。
自分は散々悩んでの発言だったというのに、アキラの余りの決断の早さにユウトの方が躊躇した。
「はは、良かった……」
力が抜けたようにそう言うと、寄り掛かるようにしてアキラを抱き締めた。
「え、なに、そんなに緊張したの?」
「したよ、今までで一番」
正直今はお互いの気持ちが分かっただけで充分だったけれど――
少し思い悩んだ末にユウトは思い切って口を開いた。
「実は俺、まだお前に肝心なこと、言ってなくて……」
「肝心なこと?」
「お前の胸のアザ……どうやら消せるらしいんだ」
「え! これって消せるの?」
アキラが思わず驚きの声をあげた。
「うん。だからできればそれ、俺が消してやりたいんだけど……いいか?」
「ユウトが? でもどうやって……」
言い終わらない内に、ユウトの顔が近付いてそのままアキラの唇を塞ぐ。
「――っ…」
一瞬、驚いた様子を見せつつも、アキラは抵抗なく目を閉じた。
そのままゆっくりと、自分の身体が倒されていく。
唇が離れるのと同時に目を開けると、月の光を背にしたユウトが愛おしげに自分を見下ろしている。
(あれ……?)
そのユウトの瞳に、アキラは釘付けになった。
なぜだろう、左右の瞳の色が違う気がする。
(ユウトの目ってこんなだっけ? 何だか、左目だけが金色がかって見える)
そんなことを考えていると、ユウトが静かに口を開いた。
「それ……今すぐ消してやりたい。早くお前に完全な『女』になって欲しい」
「え、どういうこと? 完全な『女』って?」
少し考えながら、ユウトは言葉を続ける。
「今のお前はまだ『女』に確定してる訳じゃない。完全に『女』になるには、その……男としなくちゃいけないんだ。そうして純潔を失うことでアザが消失するんだけど……お前本当に『女』になる気、ある?」
けれども、アキラはいまいち理解していない様子だった。
「え……と、ユウトはオレにちゃんと『女』になって欲しいんだよね? ユウトがそうして欲しいならいいよ、今すぐ『女』にしてくれても。さっき告白されてOKしてんのに、断れる訳ないよ」
「な……」
思わず絶句する。
自分は散々悩んでの発言だったというのに、アキラの余りの決断の早さにユウトの方が躊躇した。
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