甘施無花果の探偵遊戯

凛野冥

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桜野美海子の逆襲・探偵学校編

2「新入生諸君と第一の被害者」

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 校門を這入ってまず正面に見える四角い建物は〈空原堂〉と云って(これは楚羅原高校時代の呼び名を引き継いでいるのだろう)、一階が食堂、二階が講堂となっているらしい。〈空原堂〉の隣には直方体の校舎がこちらに側面を向けている。

 無花果と僕はそれらを右手に眺めながら、案内の人に連れられ、敷地の北西に建っている〈空原館〉という二階建ての建物に、南の玄関から這入った。宿舎として使われている建物のようだ。

 其処にもまた、おそらく教職員という設定なのだろうスーツ姿の女性が数名いて、無花果と僕は一階の別々の部屋に通される。そして持ち物をすべて没収され、ボディチェックを受け、さらには用意されていた制服への着替えを指示される。

 僕としては別に抵抗する理由はない。云われるがままに学ランに着替えて上履きを履いたが……うーん、この歳になってこんな格好というのは、若干きついものがあるなぁ。

 それから、デジタル時計と一体になった、合金でできた腕輪をこれも強制的に右手首にガチャンと嵌められて、どうやらこれは自力では外せそうもない。あとはいくつかの配布物。最低限の筆記用具が入った筆箱、〈探偵学校〉生徒手帳、シャツや下着や靴下の替え、ハンカチやティッシュ――等々が、ありふれた感じの黒い学生鞄に収められて渡された。

 名札にネームペンで『塚場壮太』と書いて胸につけて、その隣に桜の花を象ったバッジも並んでつけると、此処でやることは以上とのこと。

 廊下に出て数分待つ。やがて別の部屋から、セーラー服に身を包んで学生鞄を提げた無花果が出てきた。

「………………」

「何か?」

 僕を睨む無花果。

「いや……素直に云うこと聞いたんだなと思って」

「可愛いでしょう?」

 意外にも、得意そうに口角を片方上げ、両手を腰にあてて胸を張るポージングをしてきた。まんざらでもないのかと思いかけたが、

「はっ。低俗な格好です。人生の汚点というものですね」

 またすぐに睨み顔に戻った。外ではもちろん、家の中でも起きて〈甘施無花果〉として活動している間は、ドレス以外を身に着けたことがない彼女だ。さぞ屈辱だろう。

 でも似合ってるよと云いかけて、似合ってちゃ駄目なのかと思い直し、「そういう格好ならそういう格好で、お前の超然としたところが際立つよ」と云っておいた。事実、めちゃくちゃ違和感が強い。まるっきり子供な身体の無花果だけれど、こんなに学生服が似合わない人はちょっといないだろう。

「ところで、」

 無花果は睨んでいた目を憐れみのそれに変えて、僕をめつすがめつ。

「貴様の方は悲惨ですね。見るに堪えませんよ」

「そんなに変か?」

「はい。大学受験に五、六年失敗し続けている浪人生といった風体です。情けない。早く死んだらいいのに。私の足を舐めるくらいしか生き甲斐がないこの犬は」

 いつもの如く僕をなじることによって無花果が活力を取り戻してくれたところで、さっきと同じ案内の女性が近づいてきて、また移動となった。〈空原館〉を出て、今度は〈空原堂〉へ。

「このあと正午より、二階の講堂で入学式が開かれます。少し間がありますが、既に到着している新入生のかたもおられますので、どうぞご歓談してお待ちください」

「入学式が終わってから到着した人達は、どうなるんですか?」

「転校生となるかた達ですね? 入学手続きを済ませました後、そのまま学校生活へと入るかたちとなります。なお、入学式に続いて行われるガイダンスにて説明があることと思いますが、本日から入学されるかたは例外なく〈花組〉に所属します。胸につけていただいた桜のバッジがそれを示しています」

「〈花組〉の他には何が?」

「〈雪組〉と〈月組〉です。皆さんの先輩にあたる生徒ですね。本校についてはガイダンスで説明がされるほか、お配りした生徒手帳にも詳しく記されていますので、そちらをご参照ください」

 歩きながら、学生鞄からその生徒手帳を取り出して適当にめくってみる。校歌や沿革、校則やその他学校生活についてなど、随分と設定が細かい。全部、桜野が考えたんだろうか? 校則の中になぜか〈ノックスの十戒〉だとか〈ヴァン・ダインの二十則〉だとかの講釈がまぎれているあたり、そうらしい。でもどことなく、僕が知る桜野らしくない感じもする。もっとも、僕が知る桜野ってやつがそもそも何の根拠にもならないが。

 生徒手帳の最後のページには、簡単な地図が載っていた。



 赤線で囲まれた中が舞台なのであれば、上にある空原神社まで含んでいる。校舎裏にある池の脇から、階段で上がって行けるようだ。それから時計塔――山の麓からも、蔦が巻き付いた石造りの塔が、木々の上に突き出ている姿を見とめられたものだ。旧・楚羅原高校の敷地は山を削ったのか平らだけれど、神社や時計塔を合わせれば、なかなか起伏に富んだエリアとなる。此処で桜野が何をしようとしているのか……想像がつくような、つかないような、いずれにせよろくでもないことだろう。

 校門と向かい合う格好で〈空原堂〉の正面入口があって、其処から中に這入ると食堂。だだっ広い空間にテーブルと椅子が並んでいて、奥には学食を受け渡しするカウンターが見える。今は誰もいない。僕らはすぐ右に曲がって、二階への階段を上がる。途中でぐるんと折り返して階段を上り終え、右手にある両開きの扉をくぐると、其処は床面積は一階の食堂と変わらないものの、天井までの高さは倍以上異なる講堂となっていた。

 カーテンは締め切られ、照明がいくつか切れているせいでところによっては薄暗い。正面奥にステージがあり、フロアの前方にパイプ椅子が並んでいるが、その数はちょっと殺風景なくらい少なかった。全部で三十もないだろう。ルール上、〈新入生〉の数は現在までに起きた殺人事件つまりは暗号の数を超えないのだから、当然ではある。

「では、開式まで今しばらくお待ちください」

 ここまで案内してくれた女性は扉を閉めて、出て行った。

 無花果と僕はパイプ椅子がある辺りまで進んで行く。先に着いて待っていた〈新入生〉は思っていたよりも少なくて、わずか六名であった。横に二列並んだパイプ椅子に、それぞれ適当に腰掛けている。講堂内には他に人の姿はない。

「やはり来ましたね。甘施さんに塚場さん、また会えて嬉しいですよ」

 前列中央に座っていた坊主頭の男性が立ち上がって、僕らに挨拶した。誰かと思ったら、海野島事件で逮捕された詐欺師・ジェントル澄神だ。痩せ細って、顔色も不健康そうである。やはり学ランに着替えさせられているのはいいとして、両手は身体の前で手錠に掛けられていて、その手錠からさらに長めの鎖が、これは隣に立つ男性の左手首にだけ嵌められた手錠に繋がっている。同じく学ラン姿とはいえ、中年の、しかし衰えを感じさせない大柄な体型に鋭い目つきの男性だ。

「ああ、紹介しましょう。彼は――」とジェントル澄神が云いかけたのを無視して、男性は「##県警捜査一課の桝本ますもとです。警察手帳は没収されてしまったがね」と渋い声で名乗った。胸の名札にも書かれている――『桝本かおる』。

「あっは、当然ですよ。貴方もいまや、この〈探偵学校〉の単なる学生なのです。過去の肩書は捨てたま――」

「澄上慎志は今回に限り特別に、警察の捜査に協力してもらうことになった。我々としては、まずは桜野美海子の要求に応じ、彼女の云う〈直接対決〉を受け、迅速に彼女を捕らえることが最も被害を抑えられる方法であると考えている。その〈直接対決〉に際して澄上の知恵を借りるんだが……このとおり手錠で私と繋がっているから、心配は要らないよ」

 なるほど。こうして潜入(?)しているのは桝本さんひとりのようだけれど、警察は桜野を刺激しないようにしながらも、逃走を封じるために密かに包囲網を敷いているのだろう。麓の楚羅原町を通ったときによそ者らしい人達が目についたわけだ。

「ははは、お笑いですなぁ桝本さん。此処にいる人々は大量殺人事件の首謀者の根城に乗り込んできた勇者諸君ですよ? 今更、私なんかが加わろうと加わらまいと関係ないでしょう。そもそも私は完全に改心している。無粋ですねぇ、極めて無粋です」

 拘置所の一年で何があったのか、ジェントル澄神は少しばかり振る舞いが変わっていた。海野島で会ったときよりも、いっそ捨て鉢になったみたいな、道化じみたそれが目立つ。芝居っぽい笑みもやや引きつり気味で、神経症を思わせる。

「取るに足りませんね」

 無花果が言葉を発した。

「その男はヘマをして捕まった三下でしょう? そんな低能が此処で何をできるはずもありませんし、それに頼らなければいけない警察には哀憫の情を覚えます。頭の中でピラミッドを描きなさい。貴様らはその最下層です」

「ひっ――」

 ジェントル澄神の目尻がピクンと上がる。

「わたっ、わたわたわたたたた私はねぇ甘施さん、あのときの私はねぇ、恐ろしい病に憑かれていたのですよ。慢心、慢心、慢心です。これはこの世で最も恐ろしい病でしてねぇ、その者の本懐を見失わせ、地獄のルーチンに引きずり込んで、ぬるぬると腐らせてしまう――しかし治った! 私は治りました、治りましたとも。貴女には感謝しているんですよォ――貴女に敗北したことが、私にとって薬となったのですからね! そうそう桝本さん、あのときに私を――と云っても、即物的な欲望に目を塞がれていた愚かなころの私であって、今こうしている私とは別人ですが――その私を破滅させたのは――破滅させてくれたのは――そこにいます甘施無花果さんなのですよ。私がいくら訴えても証拠がないと云って誰も取り合ってくれませんでしたけどね、彼女は私の助手・バイオレント紅代に成りすまして、さらに草火葵に成りすまして、あの海野島で――――」

「黙らねぇか澄上ッ! 勘違いすんじゃねぇ、てめぇは自由になっちゃいねぇ、桜野美海子を取っ捕まえるのに必要なこと以外、口にすんじゃねぇぞッ!」

 空気が震えた。物凄い剣幕で、すくみ上がったジェントル澄神を睨み続ける桝本さん。しかし咳払いを挟むと元の仏頂面に戻って、また僕らに目を向けた。

「失礼。ところで塚場壮太さん、我々はこの一週間、君のことも探していたんだがね。後で少し、お話を伺えますかな?」

 桜野が生きていたとなって、さらには彼女が『塚場壮太くんが書いた出鱈目』云々と発言したせいで、僕もまた少々不利な立場になっているのだった。まぁ追及を受けたって平気なんだけれど、警察とかマスコミとか野次馬とか、量が多いと億劫おっくうなので、とりあえずこれまで軽く身を隠していたのだ。弥魅さんに協力してもらって。

「分かりました。それはそれとしてですが、手錠は没収されなかったんですね」

 いささかピリピリしている場の空気を和らげようと話題を変えてみたのだが、しかし応えたのは別の声だった。

「そ・れ・は、眼鏡と同じ扱いなんじゃないかなー」

 ジェントル澄神が座っていた席から左へ四つほど空いたところに、その声の主は座っていた。背凭れに右腕を回して、首だけこちらに振り返り、不敵に笑う。ふちの大きな眼鏡を掛けた、茶髪でおさげの女の子だ。隣にもうひとり男の子が座っているが、頭の後ろしか見えない。

「何もかもが没収されるわけじゃない。あたしの眼鏡はオッケーだったし、そこらへんの判断はアバウトなんでしょーよ。うん、それよりも、あたしが誰かってことだよね? 気になるよね、それ。にゃはは」

 女の子は他の面々を順番に指差し始めた。やや遠くに腰掛けて俯いている奏院陽子さんや、後列の一番右端で腕組みして目を瞑っている男性まで含めて。

「探偵。刑事。探偵。推理作家。探偵。さっき訊いたけどあの人も探偵――」

 それから手を自分の胸の上に置く。

「――そしてあたし、一介の高校生、長閑のどかはるか! まったく無名、ただの素人! ゆえのダークホース! よろしくお願いね、ライバルの皆さん! この事件で一番名前を上げるのはあたしだから!」

 うん。野望は結構だけれど、どう見てもお調子者の一般人だった。

「あとこいつ。こいつのことは気にしないでいいよ。あたしの高校の後輩、句詩くしまことね」

 誠くんの方も振り向いて「どうも。よろしくっす」と控えめに頭を下げる。はるかちゃんよりも月並みな男子高校生で、いかにも適当な感じの笑顔が貼り付いている。

「はるか先輩が色々ご迷惑かけると思いますけど、売名しようと燃えてるんで大目に見てやってください。お願いしまーす」

「余計なこと云うな馬鹿っ」

 誠くんの頭をぺしんと叩くはるかちゃん。

「ま、いいわ。見てのとおり、あたしも二つ、暗号を解いて此処に来てるの。見くびらないで頂戴ね」

「ははは、可愛いものですね。そんな数に意味はありませんよ」

 桝本さんに叱咤されたのを忘れたのか、ジェントル澄神が再び話に加わる。

「皆、必要に応じて解いてきたのみでしょう。つまり単身で結構という人は、そもそも二つ以上解く気遣いがない。もしも数を誇示したいばかりに君が二つ解いてきたというなら、それこそ見くびられるポイントです」

「何だとーこのペテン師っ!」

「事実、私は三つ解きましたよ。桝本さんともうひとり、柳沢やなぎさわという刑事を同伴させたいなんて注文を受けましたからね。あいにくとその内のひとつは私達が来る前にどなたかが入学試験で使ってしまったらしく、柳沢さんは這入れませんでしたが」

「あんたはズルでしょっ。警察が協力してんだから、解きたい事件を選び放題じゃん。こちとら報道規制のせいでどこでどんな事件が起きてんのか、コネもネームバリューも何もない状態でいちから情報収しゅ――」

 その時、周りの会話にはお構いなしに、手近なパイプ椅子に腰掛けていた無花果が口を開いた。

「正午を過ぎています」

 無花果の声は小さくてもよく通る。皆がそれぞれ、右手首に嵌められている腕輪を見た。デジタル時計の表示は『12:07』。

 しかし講堂には依然として僕らだけで、入学式とやらが始まりそうな気配はない。

「……罠か?」

 桝本さんが訝しむ。ジェントル澄神が応える。

「いえ、何らかの意図あっての趣向でしょう。私は桜野美海子さんを――会ったことはありませんが――深く理解しています。挑戦しにやって来た私達を罠にかけて一網打尽にしようだなんて、そんな姑息な真似はしますまい。ねぇ、塚場さん?」

「さあ……僕には分かりませんよ、桜野の考えてることなんて。彼女が生きていたことも、まだどこかで信じられていないくらいなんです。とにかく、混乱していて……」

 しかし僕のセンチメンタル演技には飽き飽きしている無花果が、「こちらから考えてあげることもありませんよ」と話を戻す。

「どうせ向こうから動きがあります。ほら、足跡が近づいてくるでしょう」

 聞こえないが、無花果の人間離れした聴覚に間違いはない。少しすると、たしかに誰かが駆け足でやって来るのが分かった――直後、僕らが這入ってきたのとは違う、側面中央の扉が開け放たれた。バタンッ。

「えーっと、先生達はっ?」

 息を荒げているその三つ編みの女性は、セーラー服を着ているから生徒(という設定)だろう。もっとも、年齢は二十代後半あたりだと思われる。

「いませんよ。十二時から入学式だと聞いて待ってるんですがね」

 ジェントル澄神が応えた。

「何かあったんですか?」

「大アリよ! 校舎裏の花壇で月組の蘭佳らんかさんが両腕両脚切断されたうえに訳分かんない飾り付けされて死んでるんだから! 行方不明者もまた増えてるっぽいし、先生達は全然見当たらないし、もう滅茶苦茶なんだから! 君達、最悪のタイミングで入学してきたね! みんな噂してるんだよ、これからどんどんどんどん人が死んでいくんだってさ!」

 ほとんど喚き立てるようにそう話して、女性はまた駆け足で引き返して行ってしまった。

 それと入れ替わるようにして、ギシリと音を立て、後列の一番右端に座っていた男性が立ち上がった。名札に書かれている名前は――『門戸もんど嶺助れいすけ』。

 彼は首をコキコキ鳴らすと、枯れた声で皆に云った。

「やっと始まったな。行こうぜ。くだらねぇ謎解き遊びが待ってる」
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