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ジークの太もものあたり跨る格好になったヴィオラは、はじめて見る雄茎をじっと見つめる。
そそり立つそれは太く長く、赤黒い。「おそらく……レディがこれまで目にしてきたものの中で、もっともグロテスクで野蛮で危険なものだよ」
ジークが腰を揺らして見せる。自慢の逸物であるが、こうしてレディに至近距離で観察されたのははじめてだ。
女性を見上げるこの格好も嫌いではない。揺れる胸や表情が味わえるからだがらーー。
「この……先端から子種が出ると聞いたことがあるのですが……」
どこから? と言わんばかりの顔である。
「そうだよ。きみの最奥に勢いよく飛び出して行くんだよ」
「お、く?」
「そう……」
そうなのね、と呟いたヴィオラは、白い手をスッと持ち上げた。
「触れてみても……? 気安く触れては失礼にあたるかしら?」
「いや、構わないよ。舐めることも可能な場所だが、美味しくはないらしい」
「失礼いたしますわね」
律儀に挨拶し、レディの柔らかい手がゆっくりと肉を包む。優しすぎるほどの動きが気持ちよく、思わずジークは息を呑んで腰を浮かせてしまう。
「すごい……脈動してるわ……」
「そりゃ……君が握るからっ……」
「びくん、と……力強いわ」
ふふ、と、嬉しそうに笑うレディがなんだか愛おしく思えて、ジークはヴィオラの腰のあたりを柔らかく撫でた。ひく、ひく、とヴィオラの体も反応を返してくる。彼女の中の官能の火はまだまだ燃えている。
「レディ……萎びたときは上下に手を動かすと、男のここはたちまち活力を取り戻すんだ」
素直にゆるゆると手が動かされたからたまらない。ジークは慌ててヴィオラをどかそうとしたが、彼女はさらに、
「舐めてもいい、っておっしゃったわよね?」
と告げた。
え、と、ジークは狼狽えた。これから破瓜を迎えるレディにそんなことをさせてもいいのだろうか。
咄嗟に答えられないジークにじれたのか。
「う、あ……」
彼女の小さな舌が、ちろちろと先端を舐めはじめた。たまらない。気持ちが良すぎる。目を閉じてちろちろと舌を動かし、時にはべろりと舐め上げる卑猥な彼女の動きと相まってジークの高揚はさらに増す。
「レ、レディ、先にきみを……」
「や、あん、だめ、でしたか……?」
「逆だよ、良すぎる」
苦笑しながらヴィオラを撫でる。
「これを……挿入するのですね?」
「うん、出来るだけ痛みのないように配慮するから……」
ジークの言葉は、途切れた。
ヴィオラが、自ら腰を落とそうとしている。
「ああ、あ、ま、待ちたまえ、それでは君に負担が……」
「い、いの……」
「ええっ……」
恐る恐る、彼女が腰を下ろして行く。が、先端がつるんと逃げてしまう。
「あ、ら?」
「ちょっと、難しいと思うよ……」
再挑戦するがするりと入るはずもなく。
「ひゃ、う……もう、一度……」
何度も挑むその姿は艶かしくもどこか滑稽で、不思議な気分がジークを甘く侵食する。
おそらく、己のどこへ挿入するのかすら、よくわかっていないのだろう。
「レディ……」
「はい?」
きょとんとしてヴィオラはジークを見る。あどけない少女のようで、男を知り尽くした淫らな淑女のようでもあり。
ジークは未だかつて味わったことのない、不思議な甘酸っぱい心地になり、ヴィオラを強引に抱き寄せて華奢な身体を抱きしめ、唇を貪った。
「う……んっ……」
苦しそうなヴィオラを宥めながら、口腔内を嬲り尽くす。
ヴィオラが蕩けたようにくったりとしたのを見計らい、ジークは素早くヴィオラを寝かせて両足を開いた。
「あ……」
「……よく、濡れている……このままいれるよ、いいね?」
先端をあてがえば、きゅ、と微かにヴィオラに飲み込まれた。早く入れて、と、催促されているような錯覚に陥り、半ばまで一気に腰を進める。
「ん……あ、ああ、あっ……」
悲鳴とともに白い裸体が小さく震える。痛みと衝撃に耐えているのだろう。
「いたいか?」
「いえ、大丈夫……」
ヴィオラの様子とその言葉を信じて、ジークは一気に己の分身を押し込んだ。
そそり立つそれは太く長く、赤黒い。「おそらく……レディがこれまで目にしてきたものの中で、もっともグロテスクで野蛮で危険なものだよ」
ジークが腰を揺らして見せる。自慢の逸物であるが、こうしてレディに至近距離で観察されたのははじめてだ。
女性を見上げるこの格好も嫌いではない。揺れる胸や表情が味わえるからだがらーー。
「この……先端から子種が出ると聞いたことがあるのですが……」
どこから? と言わんばかりの顔である。
「そうだよ。きみの最奥に勢いよく飛び出して行くんだよ」
「お、く?」
「そう……」
そうなのね、と呟いたヴィオラは、白い手をスッと持ち上げた。
「触れてみても……? 気安く触れては失礼にあたるかしら?」
「いや、構わないよ。舐めることも可能な場所だが、美味しくはないらしい」
「失礼いたしますわね」
律儀に挨拶し、レディの柔らかい手がゆっくりと肉を包む。優しすぎるほどの動きが気持ちよく、思わずジークは息を呑んで腰を浮かせてしまう。
「すごい……脈動してるわ……」
「そりゃ……君が握るからっ……」
「びくん、と……力強いわ」
ふふ、と、嬉しそうに笑うレディがなんだか愛おしく思えて、ジークはヴィオラの腰のあたりを柔らかく撫でた。ひく、ひく、とヴィオラの体も反応を返してくる。彼女の中の官能の火はまだまだ燃えている。
「レディ……萎びたときは上下に手を動かすと、男のここはたちまち活力を取り戻すんだ」
素直にゆるゆると手が動かされたからたまらない。ジークは慌ててヴィオラをどかそうとしたが、彼女はさらに、
「舐めてもいい、っておっしゃったわよね?」
と告げた。
え、と、ジークは狼狽えた。これから破瓜を迎えるレディにそんなことをさせてもいいのだろうか。
咄嗟に答えられないジークにじれたのか。
「う、あ……」
彼女の小さな舌が、ちろちろと先端を舐めはじめた。たまらない。気持ちが良すぎる。目を閉じてちろちろと舌を動かし、時にはべろりと舐め上げる卑猥な彼女の動きと相まってジークの高揚はさらに増す。
「レ、レディ、先にきみを……」
「や、あん、だめ、でしたか……?」
「逆だよ、良すぎる」
苦笑しながらヴィオラを撫でる。
「これを……挿入するのですね?」
「うん、出来るだけ痛みのないように配慮するから……」
ジークの言葉は、途切れた。
ヴィオラが、自ら腰を落とそうとしている。
「ああ、あ、ま、待ちたまえ、それでは君に負担が……」
「い、いの……」
「ええっ……」
恐る恐る、彼女が腰を下ろして行く。が、先端がつるんと逃げてしまう。
「あ、ら?」
「ちょっと、難しいと思うよ……」
再挑戦するがするりと入るはずもなく。
「ひゃ、う……もう、一度……」
何度も挑むその姿は艶かしくもどこか滑稽で、不思議な気分がジークを甘く侵食する。
おそらく、己のどこへ挿入するのかすら、よくわかっていないのだろう。
「レディ……」
「はい?」
きょとんとしてヴィオラはジークを見る。あどけない少女のようで、男を知り尽くした淫らな淑女のようでもあり。
ジークは未だかつて味わったことのない、不思議な甘酸っぱい心地になり、ヴィオラを強引に抱き寄せて華奢な身体を抱きしめ、唇を貪った。
「う……んっ……」
苦しそうなヴィオラを宥めながら、口腔内を嬲り尽くす。
ヴィオラが蕩けたようにくったりとしたのを見計らい、ジークは素早くヴィオラを寝かせて両足を開いた。
「あ……」
「……よく、濡れている……このままいれるよ、いいね?」
先端をあてがえば、きゅ、と微かにヴィオラに飲み込まれた。早く入れて、と、催促されているような錯覚に陥り、半ばまで一気に腰を進める。
「ん……あ、ああ、あっ……」
悲鳴とともに白い裸体が小さく震える。痛みと衝撃に耐えているのだろう。
「いたいか?」
「いえ、大丈夫……」
ヴィオラの様子とその言葉を信じて、ジークは一気に己の分身を押し込んだ。
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