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4.★秋斗の告白
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柔らかなふくらみに長い指が食い込み、小春の口から小さな吐息が漏れる。
ほんの僅かな刺激だけど、秋斗の指が触れている。それだけで体が嘘みたいに熱い。
「ちょっ……!」
ぎくりと強張った秋斗は慌てて手を離し、反らした体を支えるため腰横に手をついた。
しかし小春が腰に乗っかっているため、向き合ったまま動けない。
「本当に嫌ならベッドから落としてもいいよ。この高さなら平気だし、正当防衛だもん。秋なら出来るよね」
長身の秋斗に比べ小春は小柄だ。突き飛ばしてしまえばすぐに解放されるのに、姉に甘い弟は決して乱暴に扱わない。
それを知っている小春はそっと秋斗の首に手を回した。
戸惑い固まる体に柔らかな胸を押し付けると、開いた襟元から見える谷間が強調される。
「姉ちゃん、いい加減にしてくれよ……」
「どうして? 私たち血の繋がりなんかないんだよ。それに、秋だってちゃんと反応してるよね♡」
さっきから布越しに当たる感触は紛れもなく秋斗の滾る熱だ。
気付いていた小春はニッと目を細め、密着する箇所にヒップを押しつけてみる。
そうすると硬さが増した気がした。
そのまま軽く擦ると秘部からぞくんと、背中に電流のような甘い刺激が走る。
「あん♡ 秋の……硬い♡」
「あ……っ、姉ちゃ……! それ、まずいって……」
ふるっと肩を震わせた秋斗の声が吐息に混じる。
今まで色んな表情を見てきたのに、切なげに寄せられた眉や耐えるような声は初めて知った。
ほんのり染まった頬も首筋も、目眩がするほど小春の欲情を煽る。まだ何もしていないのに呼吸は既に乱れ始めている。
細い指で布の上からつうっと雄芯をなぞれば秋斗の腰がびくりと跳ね上がった。
おまけに小さく漏れる声が艶かしい。
これはダメだ。あまりにもえっちが過ぎる。
ギュンと滾る欲望は小春の思考を更に退化させていく。
「え、えっちだ……。格好良くて可愛くてえっちとか、こんなの誰にも見せられない……! 一生お姉ちゃんがお世話してあげる。ずっと二人でいようね♡」
「ちょ……、こは……!」
熱量に押されつつも秋斗は必死に抗議しようとする。だけど寄りかかった小春は開いた口をキスで塞いだ。
くちびるを舐めて、軽く噛んで、とにかく本能のままに口づけを繰り返す。
ずっと秋斗しか目に入らなかったおかげでキスだって初めてだ。
やり方なんかわからないけど、粘膜をくっつけるだけで気持ち良くて、体の奥がきゅっと切なくこそばゆい。
「好き、好き。秋、だいすき♡」
何度も繰り返すキスを秋斗は拒否しない。しばらく拙い口づけをただ黙って受けていた秋斗の腕が、唐突に小春の体を引き寄せるよう抱きしめた。
「意味わかんねー……。こっちはずっと我慢してたのに……」
ぼそりと呟いた言葉はうまく聞き取れなかった。
だけど聞き返す前に今度は秋斗からキスが重ねられる。
腰を強く抱かれて、逃がさないとばかりに後頭部を引き寄せられる。
何度も合わさるくちびるも、差し込まれる舌も不器用でぎこちない。
その慣れないキスは余計に小春の体を嬉しく潤わせていく。
「んっ、うれしい♡ すきぃ……♡」
「あー……、アホ小春……。義父さん母さんにも認めて欲しいから、大学行って、就職して、それからちゃんと結婚を前提に告白するつもりだったのに……」
突然のピュアな告白を受け、小春はぽかんと口を開く。
潤んだ大きな目もぱちくり瞬いてしまった。
ほんの僅かな刺激だけど、秋斗の指が触れている。それだけで体が嘘みたいに熱い。
「ちょっ……!」
ぎくりと強張った秋斗は慌てて手を離し、反らした体を支えるため腰横に手をついた。
しかし小春が腰に乗っかっているため、向き合ったまま動けない。
「本当に嫌ならベッドから落としてもいいよ。この高さなら平気だし、正当防衛だもん。秋なら出来るよね」
長身の秋斗に比べ小春は小柄だ。突き飛ばしてしまえばすぐに解放されるのに、姉に甘い弟は決して乱暴に扱わない。
それを知っている小春はそっと秋斗の首に手を回した。
戸惑い固まる体に柔らかな胸を押し付けると、開いた襟元から見える谷間が強調される。
「姉ちゃん、いい加減にしてくれよ……」
「どうして? 私たち血の繋がりなんかないんだよ。それに、秋だってちゃんと反応してるよね♡」
さっきから布越しに当たる感触は紛れもなく秋斗の滾る熱だ。
気付いていた小春はニッと目を細め、密着する箇所にヒップを押しつけてみる。
そうすると硬さが増した気がした。
そのまま軽く擦ると秘部からぞくんと、背中に電流のような甘い刺激が走る。
「あん♡ 秋の……硬い♡」
「あ……っ、姉ちゃ……! それ、まずいって……」
ふるっと肩を震わせた秋斗の声が吐息に混じる。
今まで色んな表情を見てきたのに、切なげに寄せられた眉や耐えるような声は初めて知った。
ほんのり染まった頬も首筋も、目眩がするほど小春の欲情を煽る。まだ何もしていないのに呼吸は既に乱れ始めている。
細い指で布の上からつうっと雄芯をなぞれば秋斗の腰がびくりと跳ね上がった。
おまけに小さく漏れる声が艶かしい。
これはダメだ。あまりにもえっちが過ぎる。
ギュンと滾る欲望は小春の思考を更に退化させていく。
「え、えっちだ……。格好良くて可愛くてえっちとか、こんなの誰にも見せられない……! 一生お姉ちゃんがお世話してあげる。ずっと二人でいようね♡」
「ちょ……、こは……!」
熱量に押されつつも秋斗は必死に抗議しようとする。だけど寄りかかった小春は開いた口をキスで塞いだ。
くちびるを舐めて、軽く噛んで、とにかく本能のままに口づけを繰り返す。
ずっと秋斗しか目に入らなかったおかげでキスだって初めてだ。
やり方なんかわからないけど、粘膜をくっつけるだけで気持ち良くて、体の奥がきゅっと切なくこそばゆい。
「好き、好き。秋、だいすき♡」
何度も繰り返すキスを秋斗は拒否しない。しばらく拙い口づけをただ黙って受けていた秋斗の腕が、唐突に小春の体を引き寄せるよう抱きしめた。
「意味わかんねー……。こっちはずっと我慢してたのに……」
ぼそりと呟いた言葉はうまく聞き取れなかった。
だけど聞き返す前に今度は秋斗からキスが重ねられる。
腰を強く抱かれて、逃がさないとばかりに後頭部を引き寄せられる。
何度も合わさるくちびるも、差し込まれる舌も不器用でぎこちない。
その慣れないキスは余計に小春の体を嬉しく潤わせていく。
「んっ、うれしい♡ すきぃ……♡」
「あー……、アホ小春……。義父さん母さんにも認めて欲しいから、大学行って、就職して、それからちゃんと結婚を前提に告白するつもりだったのに……」
突然のピュアな告白を受け、小春はぽかんと口を開く。
潤んだ大きな目もぱちくり瞬いてしまった。
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