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第六章 冒険編 出来損ないの小鳥
上昇気流
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「族長様!!」
真緒達と聖一達は、起っている事件の詳細を聞く為に、族長の家へと駆け込んだ。
「お主達か……よく来てくれた」
族長の家に入るとそこには、里にいる全ての鳥人が集まっていた。
「いったい何があったのですか?」
「うむ……どうやら、この里に必要不可欠であった上昇気流が突如、止まってしまったらしい……」
聖一の問いに重々しく語るその姿から、どれ程までに一大事なのかを表していた。
「原因は分かっているんですか?」
「ああ、里の上昇気流が止まった代わりに、ヘルマウンテンの方が異常な程の熱量を発し始めた。もしかしたら、ヘルマウンテンに何か異変が起こったのやもしれない」
窓の外を見ると、大きく聳え立っているヘルマウンテンの表面から、湯気や煙が排出されていた。また、かなり離れているにも関わらず、額に汗が浮き出る程の熱気が伝わって来た。
「あれはもはや、火山の領域を遥かに越えている!」
族長の側にいたククが、ヘルマウンテンを睨み付けながら言う。
「今回、お主達を呼んだのは他でもない。ヘルマウンテンで何が起こっているのか調べて来て欲しいのだ」
「はぁ?何で私達が、そんなクソ暑い場所に行かないといけない訳?只でさえ暑くて最悪なのに!!」
「愛子様の言う通りです。私達には、魔王討伐という使命があります。この様な場所で油を売っている暇はありません」
族長の要望を全面的に否定する愛子と、それに共感し補足を付け加えるシーリャ。
「失礼なお願いなのは、百も承知。だが……どうか……どうか……この里を救っては頂けないだろうか?」
「……あの、一つ宜しいですか?」
里を救って欲しいと懇願する中で、そう言ったのは真緒であった。全員の視線が注目する。
「失礼ながら、鳥人の皆さんなら空を飛んで、ヘルマウンテンの様子を伺えるのでは無いでしょうか?」
真緒が辿り着いた一つの疑問点。それは、空を自由に飛ぶ事が出来る筈の鳥人が、何故余所者の自分達にお願いするのかだった。
「…………お恥ずかしい話。今まで飛ぶ際には、上昇気流を利用して来たのだが、いつからかあれ無くして飛ぶ事が出来ない体になってしまった……」
上昇気流は、鳥人が飛ぶのに最も適していた。本来はある程度助走を付けないと飛べないのだが、その手間を省き、その場で飛ぶ事を可能とした。しかしその反面、助走を付けて飛ぶという行為をやらなくなってしまった為、やり方を忘れ出来なくなってしまっていた。
「空を飛べないなんて…………あたし達鳥人の存在意義が無くなる様な物だ!いったいどうしてこんな事に…………」
「…………当然の報いだと思います……」
「ちょっと、リーマ!」
飛べなくなった事に、嘆き悲しむククに対して、リーマがボソリと呟くのを小声で叱る真緒。幸いにもリーマの言葉は他の人達には聞こえていなかった。
「あの、族長様。その願い、私達に任せて下さい」
「何と、引き受けてくれるのか!?」
「はい、助けて頂いたお礼もしていませんでしたので……」
真緒は、族長の願いを聞き入れた。それは、ヘルプラントに襲われた時に助けてくれた事と、倒れてしまった真緒をこの里まで運んで来てくれたお礼を、まだしていなかった為である。
「僕達も引き受けましょう」
「ちょっ、えっ、聖一さん?」
「何、本当か!?」
「はい、困った人達を見捨てる事なんて出来ません。僕達は“勇者”なんですから……ね」
「聖一さんが、そう言うなら……」
真緒の言葉に続き、聖一も族長の願いを聞き入れた。
「そうか……お主達には苦労を掛けてすまない。そして、引き受けてくれてありがとう」
族長は椅子から立ち上がり、深々と頭を下げるのであった。
「それじゃあ僕達は、準備を整えたいのでこの辺で失礼します」
そう言うと聖一達は、族長の家を後にした。
「それでは私達も失礼します」
真緒達もヘルマウンテンに突入する準備を整える為に、族長の家を後にした。
「……どうか、この里をお救い下さい」
真緒達がいなくなった後、族長は静かに呟くのであった。
***
「はぁー、何かどっと疲れちゃったよ……」
真緒達は族長の家での一件を終わらせ、宿屋の自分の部屋に戻った。戻った途端、疲労を感じてその場に腰を下ろす。
「まざが、上昇気流が止まっでじまうなんでなぁ……」
「鳥人の人達は飛べなくて困っていましたけど、当然の報いですよ」
「もぅ、またそれ!リーマがあそこで突然言うもんだから、私ひやひやしたよ!」
鳥人が多くいる中で、“当然の報いだ”などと言うとは命知らずもいいとこである。
「だって、あの人達は生まれた時から飛べなくて悩んでいたフォルスさんを、里から追い出した癖に自分達が飛べなくなると、余所者の私達に頼って来るんですから、都合が良すぎるんですよ!」
「……そうは言ってもねぇ…………ん?……ひぃ!!」
真緒がリーマの意見に困り果て、ふと辺りを見回すとそこには、トハがこちらをガン見していた。更にいつもと様子が異なり、瞑ってるのかそうでないのか分からなかった細目は、完全に見開いていたのだ。
「ト、トハさん……どうしてこんな所に……」
「お、お主達……今、何と言ったのじゃ!?」
トハは、指を指しながら真緒達によろよろと近づいていく。
「あ!ち、違うんです!!別に本気でそう思っている訳では無くてですね!ね、リーマそうだよね!?」
「マオさん……こう言うのはハッキリと言った方が良いんです!……当然の報いだと言ったんです!その昔、フォルスさんを追い出した癖に都合が良すぎるんですよ!!」
真緒の願いも虚しく、リーマは思いの丈をトハにぶつけた。
「そうか……そうか……」
トハはその場に泣き崩れた。心配した真緒達が側に駆け寄る。
「フォルスちゃんは生きているんだねぇ……」
「「「!!?」」」
信じられない言葉が、トハの口から放たれた。
「トハさん、フォルスさんを知っているんですか!?」
「当たり前じゃないかい……あの子が飛べないのは、生まれつきなんかじゃないんだ……」
また信じられない言葉が、トハの口から放たれた。
「どう言う事ですか!!?」
「全部……全部……わしが悪いんだよぉ……」
それは約三十五年前、フォルスが生まれた時に遡る…………。
真緒達と聖一達は、起っている事件の詳細を聞く為に、族長の家へと駆け込んだ。
「お主達か……よく来てくれた」
族長の家に入るとそこには、里にいる全ての鳥人が集まっていた。
「いったい何があったのですか?」
「うむ……どうやら、この里に必要不可欠であった上昇気流が突如、止まってしまったらしい……」
聖一の問いに重々しく語るその姿から、どれ程までに一大事なのかを表していた。
「原因は分かっているんですか?」
「ああ、里の上昇気流が止まった代わりに、ヘルマウンテンの方が異常な程の熱量を発し始めた。もしかしたら、ヘルマウンテンに何か異変が起こったのやもしれない」
窓の外を見ると、大きく聳え立っているヘルマウンテンの表面から、湯気や煙が排出されていた。また、かなり離れているにも関わらず、額に汗が浮き出る程の熱気が伝わって来た。
「あれはもはや、火山の領域を遥かに越えている!」
族長の側にいたククが、ヘルマウンテンを睨み付けながら言う。
「今回、お主達を呼んだのは他でもない。ヘルマウンテンで何が起こっているのか調べて来て欲しいのだ」
「はぁ?何で私達が、そんなクソ暑い場所に行かないといけない訳?只でさえ暑くて最悪なのに!!」
「愛子様の言う通りです。私達には、魔王討伐という使命があります。この様な場所で油を売っている暇はありません」
族長の要望を全面的に否定する愛子と、それに共感し補足を付け加えるシーリャ。
「失礼なお願いなのは、百も承知。だが……どうか……どうか……この里を救っては頂けないだろうか?」
「……あの、一つ宜しいですか?」
里を救って欲しいと懇願する中で、そう言ったのは真緒であった。全員の視線が注目する。
「失礼ながら、鳥人の皆さんなら空を飛んで、ヘルマウンテンの様子を伺えるのでは無いでしょうか?」
真緒が辿り着いた一つの疑問点。それは、空を自由に飛ぶ事が出来る筈の鳥人が、何故余所者の自分達にお願いするのかだった。
「…………お恥ずかしい話。今まで飛ぶ際には、上昇気流を利用して来たのだが、いつからかあれ無くして飛ぶ事が出来ない体になってしまった……」
上昇気流は、鳥人が飛ぶのに最も適していた。本来はある程度助走を付けないと飛べないのだが、その手間を省き、その場で飛ぶ事を可能とした。しかしその反面、助走を付けて飛ぶという行為をやらなくなってしまった為、やり方を忘れ出来なくなってしまっていた。
「空を飛べないなんて…………あたし達鳥人の存在意義が無くなる様な物だ!いったいどうしてこんな事に…………」
「…………当然の報いだと思います……」
「ちょっと、リーマ!」
飛べなくなった事に、嘆き悲しむククに対して、リーマがボソリと呟くのを小声で叱る真緒。幸いにもリーマの言葉は他の人達には聞こえていなかった。
「あの、族長様。その願い、私達に任せて下さい」
「何と、引き受けてくれるのか!?」
「はい、助けて頂いたお礼もしていませんでしたので……」
真緒は、族長の願いを聞き入れた。それは、ヘルプラントに襲われた時に助けてくれた事と、倒れてしまった真緒をこの里まで運んで来てくれたお礼を、まだしていなかった為である。
「僕達も引き受けましょう」
「ちょっ、えっ、聖一さん?」
「何、本当か!?」
「はい、困った人達を見捨てる事なんて出来ません。僕達は“勇者”なんですから……ね」
「聖一さんが、そう言うなら……」
真緒の言葉に続き、聖一も族長の願いを聞き入れた。
「そうか……お主達には苦労を掛けてすまない。そして、引き受けてくれてありがとう」
族長は椅子から立ち上がり、深々と頭を下げるのであった。
「それじゃあ僕達は、準備を整えたいのでこの辺で失礼します」
そう言うと聖一達は、族長の家を後にした。
「それでは私達も失礼します」
真緒達もヘルマウンテンに突入する準備を整える為に、族長の家を後にした。
「……どうか、この里をお救い下さい」
真緒達がいなくなった後、族長は静かに呟くのであった。
***
「はぁー、何かどっと疲れちゃったよ……」
真緒達は族長の家での一件を終わらせ、宿屋の自分の部屋に戻った。戻った途端、疲労を感じてその場に腰を下ろす。
「まざが、上昇気流が止まっでじまうなんでなぁ……」
「鳥人の人達は飛べなくて困っていましたけど、当然の報いですよ」
「もぅ、またそれ!リーマがあそこで突然言うもんだから、私ひやひやしたよ!」
鳥人が多くいる中で、“当然の報いだ”などと言うとは命知らずもいいとこである。
「だって、あの人達は生まれた時から飛べなくて悩んでいたフォルスさんを、里から追い出した癖に自分達が飛べなくなると、余所者の私達に頼って来るんですから、都合が良すぎるんですよ!」
「……そうは言ってもねぇ…………ん?……ひぃ!!」
真緒がリーマの意見に困り果て、ふと辺りを見回すとそこには、トハがこちらをガン見していた。更にいつもと様子が異なり、瞑ってるのかそうでないのか分からなかった細目は、完全に見開いていたのだ。
「ト、トハさん……どうしてこんな所に……」
「お、お主達……今、何と言ったのじゃ!?」
トハは、指を指しながら真緒達によろよろと近づいていく。
「あ!ち、違うんです!!別に本気でそう思っている訳では無くてですね!ね、リーマそうだよね!?」
「マオさん……こう言うのはハッキリと言った方が良いんです!……当然の報いだと言ったんです!その昔、フォルスさんを追い出した癖に都合が良すぎるんですよ!!」
真緒の願いも虚しく、リーマは思いの丈をトハにぶつけた。
「そうか……そうか……」
トハはその場に泣き崩れた。心配した真緒達が側に駆け寄る。
「フォルスちゃんは生きているんだねぇ……」
「「「!!?」」」
信じられない言葉が、トハの口から放たれた。
「トハさん、フォルスさんを知っているんですか!?」
「当たり前じゃないかい……あの子が飛べないのは、生まれつきなんかじゃないんだ……」
また信じられない言葉が、トハの口から放たれた。
「どう言う事ですか!!?」
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