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四月五日目【変動】
02
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何故自分がこんな目に遭わなければならないのか。
阿賀松の呼び出しを無視したからと言えばその通りなのだが、別段目立った真似をしたつもりでもないのに阿賀松に目を付けられては理不尽な目に遭わされるこの状況は堪らない。
阿賀松は俺の言質を取るなり、俺をあっさりと帰らせた。「またな」なんて言っていたが、またあの男に会わなければならないという状況を考えるだけで身が竦む。
……何を企んでるつもりなのか。
今すぐにでも逃げ出したいくらいだが、俺に逃げ場なんて自分の部屋くらいしかない。
痛む体を無理矢理動かし、俺は自室へ向かって歩き出す。授業中からか、幸い通路に人気がない。俺は誰かにこんな姿を見られるよりも先に逃げるように自室へも戻った。
自室前。
恐る恐る扉の鍵を差し込んだときだ。勢いよく、扉が開けられる。そして、そこには。
「っ、齋藤……」
そこには、志摩亮太がいた。大きく目を見開いた志摩は、俺の顔を見るなり言葉を失った。
そして、続いて部屋の奥からよく見知った人物が現れる。
「ゆうき君その怪我……」
俺の帰りを待っていたのだろうか。阿佐美は、俺の顔を見るなり声を震わせた。
まさか、志摩もいるなんて思っていなかっただけに、酷く焦る自分がいた。
「どうしたの、それ」
「別に、大したことじゃないよ。ちょっと色々あって」
「大したことないわけないよね。いきなりいなくなるし、鞄落ちてるし、おまけにようやく戻ってきたらその怪我って……何があったの?」
「……」
問い詰めてくる志摩に、俺は言葉を飲む。
言えるわけない、何があったかなんて。
「本当、大丈夫だから……心配かけてごめんね」
そうとしか言いようがないのだ。相談できたらそれが一番いいのかもしれないが、この二人を巻き込むのも気が引けた。それに、何よりも自分がされてきたこと内容その醜態をようやく出来た友達に話さなければならないなんてことが何よりも苦痛なのだ。それなら一人で耐えた方がまだウン千倍もましだ。
そのときだ。阿佐美の顔が近づく。え、と思ったよりも先に、俺の首元に顔を寄せた阿佐美は、そのままこちらを覗き込んでくる。
「……っし、詩織……?」
「香水。……ゆうき君つけてなかったよね」
匂いの異変に気付いたのか、その指摘に俺は阿賀松の顔を思い出す。吐き気を覚えるほどの甘ったるいその香水には嗅ぎ憶えがあったからだ。
心音が弾む、冷や汗が滲む。
「……それ、は……」
狼狽える。返す言葉が見つからなかった。
そんな俺をよそに、志摩と阿佐美は何やら視線を交わした。そして、口を開いたのは志摩だった。
「齋藤が話すつもりないならいいよ。……それじゃ、俺は用事思い出したから失礼するね」
「志摩……あの……」
「ああそれと、あまりその顔で出歩かない方がいいよ」
目立つから。そう一言だけ吐き捨て、志摩はそのまま俺の横をすり抜けるように部屋から出ていった。
こちらを振り返ろうともせず出ていくその背中に、心が痛む。わざわざ部屋で待っていてくれて、その間心配してくれていた志摩にあんな顔をさせてしまったことが何より申し訳がなくて。
暫くその場から動けなくなる俺に、阿佐美はぽつりと口を開いた。
「……あいつ、ああいうやつだけど、ゆうき君のこと心配してたみたいだよ。……帰れって言っても ずっとここで待ってたし」
「……ごめん」
「俺に謝る必要はないよ。……けど、本当にどうしたの?……俺にも話せない?」
阿佐美の声は、いつもよりも優しかった。
阿佐美は口が硬いだろう。けれど、それでも話したことによって阿佐美まで阿賀松に目を付けられたらと思うと耐えられなかった。
「……本当、大したことないんだ。大袈裟に見えるけど、そんなに痛くもないし……」
「分かった。無理には聞かないよ。けど、志摩の行った通り今日は休んだ方がいい」
「うん、そうする」
もとより、こんな体ではまともに授業すら受けられないと思っていた。
阿佐美も何かを察したのだろう。それ以上言及してくることはなかった。
待っている間、志摩は部屋の片付けでもしていたのだろうか。部屋の中は朝よりも片付いてるように思えた。
ベッドに腰を下ろす。久しぶりに部屋に帰ってきたような気がした。
「傷、染みる? 氷とか冷やすものが必要なら用意してくるよ」
「いや、大丈夫だよ。ありがとう。……ごめんね」
阿佐美は「気にしないで」と控えめに笑う。
阿佐美の目には俺はどのように映ってるのだろうか。なるべく平常を保とうとは思うが、あの部屋でのことを思い出すと指先が震えるのだ。それを誤魔化すようにぎゅっと自分の手を握り締める。
そのときだった。部屋の呼び鈴が鳴る。
びっくりして、ついつられて立ち上がろうとしたときだ。「座ってて」と阿佐美に制される。
正直、阿佐美の申し出にほっとした。
やってきたのが阿賀松かもしれない、そう考えると恐ろしかった。
けれど、心配にならないというと嘘になる。玄関口、扉が開く音がして、続いて何やら話し声が聴こえた。内容まではわからなかったが、どこか聞き覚えのある声に誰だろうかと思いつつ、見つからないように布団に隠れていたときだった。
「あの、ちょっと……会長!」
阿佐美の慌てた声、その固有名詞に思わず、布団から顔を出したときだった。
ベッドの傍、そこには制服姿の芳川会長が立っていた。
「……っ、か、会長……」
「突然の来訪、失礼する。……聞いていた通り、酷い怪我だな」
その言葉に、慌てて俺は会長から顔を逸した。包帯とガーゼで隠していようが、それでも憧れてる人にこんなところを見られたくなかった。
「ど、どうして……ここに……」
「怪我をした君を見かけたと聞いて、気になったんだ」
見かけた?俺は、部屋に戻るまでに誰にも会っていないと思っていたが、どこかに生徒会関係者がいたのだろうか。
引っ掛かったが、それ以上にわざわざ心配して部屋まで訪ねてくれた会長に素直に嬉しくも思えた。……なるべくなら、知られたくなかったが。
「すまない阿佐美君、少し彼と二人になりたい。席を外してもらってもいいか」
会長を追って戻ってきた阿佐美に、芳川会長はそうまっすぐに申し出る。
阿佐美は少しだけ迷ったが、やがて諦めたような顔をした。
「あまり、無理をさせないでくださいね」
「承知してる」
会長と短く会話を交わし、阿佐美は部屋を移動する。
扉が閉まる音。今度こそ、部屋の中は俺と会長の二人きりになってしまう。阿賀松と二人きりのときとは違う、また別の緊張感が部屋に充満した。
「阿賀松伊織か?」
単刀直入。オブラートに包み隠さず尋ねてくる会長に、俺は、何も応えることが出来なかった。
誤魔化す言葉はいくらでも考えていたはずなのに、その名前を出されてしまえば何も考えられなくなるのだ。
「っ、違います、これは、その、ちょっと……転んで擦りむいちゃって……」
「俺でも打撲痕と擦り傷くらい見分けつく。別に俺に嘘をつく必要はない。……それとも、そう言えと言われたのか」
会長の切り口は鋭い。明確に図星を突いてくるのだ。
汗が滲む。会長は、どこまで知っていて気付いているのだろうか。あの場に副会長である栫井平佑がいたこと、そして、阿賀松と繋がっていること、会長は分かってるのか。
けれど、恐らく栫井のあの反応からしてきっと会長は知らないのだろう。そう思うと、生きた心地がしなかった。俺が口を出していい問題ではないような気がしてならないのだ。
……それは建前だ。もし会長に助けを求めてみろ、阿賀松が何を仕出かすか分からない。それが恐ろしかった。
今度こそ、俺は。
「……悪い。別に君を責めに来たわけでないんだ。……ただ、心配なだけだ。それだけは誤解しないでもらいたい」
「……っ、会長……」
「俺はこれで失礼する。休みのところ邪魔してすまなかったな」
俺がこれ以上何も言えないと分かったのだろう。芳川会長はあっさりと身を引いた。
申し訳なかった。せっかく心配してくれていたのに、何も出来ないことが歯痒かった。だから、俺は。
「……邪魔なんかじゃないです」
「……齋藤君?」
「せっかく来てもらったのに、すみません、何も……できなくて」
芳川会長の顔を見るのも怖かった。必死に声を絞り出し、謝ればふと会長が笑う気配がした。
そして、「君が気負い必要はない」と、一言だけを残して部屋から出ていった。玄関の扉が閉まる音がして、入れ違うように阿佐美が部屋の中へと戻ってくる。
「ゆうき君……大丈夫だった?」
「俺が怪我してるって聞いたからわざわざ様子を見に来てくれたみたい」
「芳川会長が?」
そう、阿佐美は何かを考え込む。難しい顔をする阿佐美が気になって、「どうしたの?」と恐る恐る尋ねる。
「いや、なんでもないよ。少し、気になってさ。……それにしては随分と情報が早いなって思って」
「……」
それは、俺も気になっていた。
けれど、考えたところでどうしようもない。会長の情報網は俺の知らないところにも張り巡らされてるということなのだろう。
痛む頭、俺は思考を放棄してベッドへと身を投げた。
明日からのことを考えると憂鬱で仕方なかったが、阿佐美が部屋にいてくれたお陰が幾分かは気が紛れた。
阿賀松の呼び出しを無視したからと言えばその通りなのだが、別段目立った真似をしたつもりでもないのに阿賀松に目を付けられては理不尽な目に遭わされるこの状況は堪らない。
阿賀松は俺の言質を取るなり、俺をあっさりと帰らせた。「またな」なんて言っていたが、またあの男に会わなければならないという状況を考えるだけで身が竦む。
……何を企んでるつもりなのか。
今すぐにでも逃げ出したいくらいだが、俺に逃げ場なんて自分の部屋くらいしかない。
痛む体を無理矢理動かし、俺は自室へ向かって歩き出す。授業中からか、幸い通路に人気がない。俺は誰かにこんな姿を見られるよりも先に逃げるように自室へも戻った。
自室前。
恐る恐る扉の鍵を差し込んだときだ。勢いよく、扉が開けられる。そして、そこには。
「っ、齋藤……」
そこには、志摩亮太がいた。大きく目を見開いた志摩は、俺の顔を見るなり言葉を失った。
そして、続いて部屋の奥からよく見知った人物が現れる。
「ゆうき君その怪我……」
俺の帰りを待っていたのだろうか。阿佐美は、俺の顔を見るなり声を震わせた。
まさか、志摩もいるなんて思っていなかっただけに、酷く焦る自分がいた。
「どうしたの、それ」
「別に、大したことじゃないよ。ちょっと色々あって」
「大したことないわけないよね。いきなりいなくなるし、鞄落ちてるし、おまけにようやく戻ってきたらその怪我って……何があったの?」
「……」
問い詰めてくる志摩に、俺は言葉を飲む。
言えるわけない、何があったかなんて。
「本当、大丈夫だから……心配かけてごめんね」
そうとしか言いようがないのだ。相談できたらそれが一番いいのかもしれないが、この二人を巻き込むのも気が引けた。それに、何よりも自分がされてきたこと内容その醜態をようやく出来た友達に話さなければならないなんてことが何よりも苦痛なのだ。それなら一人で耐えた方がまだウン千倍もましだ。
そのときだ。阿佐美の顔が近づく。え、と思ったよりも先に、俺の首元に顔を寄せた阿佐美は、そのままこちらを覗き込んでくる。
「……っし、詩織……?」
「香水。……ゆうき君つけてなかったよね」
匂いの異変に気付いたのか、その指摘に俺は阿賀松の顔を思い出す。吐き気を覚えるほどの甘ったるいその香水には嗅ぎ憶えがあったからだ。
心音が弾む、冷や汗が滲む。
「……それ、は……」
狼狽える。返す言葉が見つからなかった。
そんな俺をよそに、志摩と阿佐美は何やら視線を交わした。そして、口を開いたのは志摩だった。
「齋藤が話すつもりないならいいよ。……それじゃ、俺は用事思い出したから失礼するね」
「志摩……あの……」
「ああそれと、あまりその顔で出歩かない方がいいよ」
目立つから。そう一言だけ吐き捨て、志摩はそのまま俺の横をすり抜けるように部屋から出ていった。
こちらを振り返ろうともせず出ていくその背中に、心が痛む。わざわざ部屋で待っていてくれて、その間心配してくれていた志摩にあんな顔をさせてしまったことが何より申し訳がなくて。
暫くその場から動けなくなる俺に、阿佐美はぽつりと口を開いた。
「……あいつ、ああいうやつだけど、ゆうき君のこと心配してたみたいだよ。……帰れって言っても ずっとここで待ってたし」
「……ごめん」
「俺に謝る必要はないよ。……けど、本当にどうしたの?……俺にも話せない?」
阿佐美の声は、いつもよりも優しかった。
阿佐美は口が硬いだろう。けれど、それでも話したことによって阿佐美まで阿賀松に目を付けられたらと思うと耐えられなかった。
「……本当、大したことないんだ。大袈裟に見えるけど、そんなに痛くもないし……」
「分かった。無理には聞かないよ。けど、志摩の行った通り今日は休んだ方がいい」
「うん、そうする」
もとより、こんな体ではまともに授業すら受けられないと思っていた。
阿佐美も何かを察したのだろう。それ以上言及してくることはなかった。
待っている間、志摩は部屋の片付けでもしていたのだろうか。部屋の中は朝よりも片付いてるように思えた。
ベッドに腰を下ろす。久しぶりに部屋に帰ってきたような気がした。
「傷、染みる? 氷とか冷やすものが必要なら用意してくるよ」
「いや、大丈夫だよ。ありがとう。……ごめんね」
阿佐美は「気にしないで」と控えめに笑う。
阿佐美の目には俺はどのように映ってるのだろうか。なるべく平常を保とうとは思うが、あの部屋でのことを思い出すと指先が震えるのだ。それを誤魔化すようにぎゅっと自分の手を握り締める。
そのときだった。部屋の呼び鈴が鳴る。
びっくりして、ついつられて立ち上がろうとしたときだ。「座ってて」と阿佐美に制される。
正直、阿佐美の申し出にほっとした。
やってきたのが阿賀松かもしれない、そう考えると恐ろしかった。
けれど、心配にならないというと嘘になる。玄関口、扉が開く音がして、続いて何やら話し声が聴こえた。内容まではわからなかったが、どこか聞き覚えのある声に誰だろうかと思いつつ、見つからないように布団に隠れていたときだった。
「あの、ちょっと……会長!」
阿佐美の慌てた声、その固有名詞に思わず、布団から顔を出したときだった。
ベッドの傍、そこには制服姿の芳川会長が立っていた。
「……っ、か、会長……」
「突然の来訪、失礼する。……聞いていた通り、酷い怪我だな」
その言葉に、慌てて俺は会長から顔を逸した。包帯とガーゼで隠していようが、それでも憧れてる人にこんなところを見られたくなかった。
「ど、どうして……ここに……」
「怪我をした君を見かけたと聞いて、気になったんだ」
見かけた?俺は、部屋に戻るまでに誰にも会っていないと思っていたが、どこかに生徒会関係者がいたのだろうか。
引っ掛かったが、それ以上にわざわざ心配して部屋まで訪ねてくれた会長に素直に嬉しくも思えた。……なるべくなら、知られたくなかったが。
「すまない阿佐美君、少し彼と二人になりたい。席を外してもらってもいいか」
会長を追って戻ってきた阿佐美に、芳川会長はそうまっすぐに申し出る。
阿佐美は少しだけ迷ったが、やがて諦めたような顔をした。
「あまり、無理をさせないでくださいね」
「承知してる」
会長と短く会話を交わし、阿佐美は部屋を移動する。
扉が閉まる音。今度こそ、部屋の中は俺と会長の二人きりになってしまう。阿賀松と二人きりのときとは違う、また別の緊張感が部屋に充満した。
「阿賀松伊織か?」
単刀直入。オブラートに包み隠さず尋ねてくる会長に、俺は、何も応えることが出来なかった。
誤魔化す言葉はいくらでも考えていたはずなのに、その名前を出されてしまえば何も考えられなくなるのだ。
「っ、違います、これは、その、ちょっと……転んで擦りむいちゃって……」
「俺でも打撲痕と擦り傷くらい見分けつく。別に俺に嘘をつく必要はない。……それとも、そう言えと言われたのか」
会長の切り口は鋭い。明確に図星を突いてくるのだ。
汗が滲む。会長は、どこまで知っていて気付いているのだろうか。あの場に副会長である栫井平佑がいたこと、そして、阿賀松と繋がっていること、会長は分かってるのか。
けれど、恐らく栫井のあの反応からしてきっと会長は知らないのだろう。そう思うと、生きた心地がしなかった。俺が口を出していい問題ではないような気がしてならないのだ。
……それは建前だ。もし会長に助けを求めてみろ、阿賀松が何を仕出かすか分からない。それが恐ろしかった。
今度こそ、俺は。
「……悪い。別に君を責めに来たわけでないんだ。……ただ、心配なだけだ。それだけは誤解しないでもらいたい」
「……っ、会長……」
「俺はこれで失礼する。休みのところ邪魔してすまなかったな」
俺がこれ以上何も言えないと分かったのだろう。芳川会長はあっさりと身を引いた。
申し訳なかった。せっかく心配してくれていたのに、何も出来ないことが歯痒かった。だから、俺は。
「……邪魔なんかじゃないです」
「……齋藤君?」
「せっかく来てもらったのに、すみません、何も……できなくて」
芳川会長の顔を見るのも怖かった。必死に声を絞り出し、謝ればふと会長が笑う気配がした。
そして、「君が気負い必要はない」と、一言だけを残して部屋から出ていった。玄関の扉が閉まる音がして、入れ違うように阿佐美が部屋の中へと戻ってくる。
「ゆうき君……大丈夫だった?」
「俺が怪我してるって聞いたからわざわざ様子を見に来てくれたみたい」
「芳川会長が?」
そう、阿佐美は何かを考え込む。難しい顔をする阿佐美が気になって、「どうしたの?」と恐る恐る尋ねる。
「いや、なんでもないよ。少し、気になってさ。……それにしては随分と情報が早いなって思って」
「……」
それは、俺も気になっていた。
けれど、考えたところでどうしようもない。会長の情報網は俺の知らないところにも張り巡らされてるということなのだろう。
痛む頭、俺は思考を放棄してベッドへと身を投げた。
明日からのことを考えると憂鬱で仕方なかったが、阿佐美が部屋にいてくれたお陰が幾分かは気が紛れた。
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