11 / 20
第十一話 解決策
しおりを挟む
「サトル君?」
ミッキーに呼びかけられ、悟は先を行く同僚の元へと走った。ミッキーたちに追いついて振り返ると、マントの人物は悟を見たままだった。
「ジェホシュ……」
思わず、彼の名を口にする。
「知り合いなの?」
ネココが意外そうな顔を見せる。
「たぶん、アイツは元同僚。同じ所有者の元で働いていた男だ」
「それじゃ、あんたも何たら軍?」
「俺は革命軍に参加したことはない。アイツに何度も誘われたけど断っている」
「何度も……って、よっぽど戦力として欲しかったんだね」
「どうかな……。単にしつこいだけだろう。アイツの誘いが嫌で、他のところへのトレードを希望した同僚もいたよ」
「へぇ~……」
トレードを希望していた同僚のことが不意に甦る。ちょっと暗い感じの男で、ジェホシュの勧誘をハッキリ断れなくて悩んでいた。確か、名前はノエ。何人もいるチェストミールのユニットの中でも、目立たない方だったこともあって、悟も話したのは数えるほどしかない。
彼はトレード先で元気にしているんだろうかと、元同僚のことを気にかけていると突然『空間転移』によって場所が変わった。いきなり、森の中へと移動していた。
「ちょっと部長、使う前に一言言ってよ! ビックリするじゃない」
黙って使われたことでネココが怒鳴る。
「ビックリした? それは悪かったね。そろそろ、この移動にも慣れてきただろうから、声掛けも要らないかと思ってさ。じゃ、改めて行くよ」
『空間転移』を繰り返して、あっという間に島を抜け出る。海岸から山へと向かい、来た道を瞬間移動で帰っていく。
「今日のは、なかなかよく写せました。昨日よりもクッキリ、ハッキリです。この精進こそエリートたる証。素晴らしい」
移動の最中、『形態投影』した紙を眺め、コブは自画自賛した。
「どれどれ? ん~……私には違いがわかんないなぁ~」
紙を覗き込んでモアが目を細める。
「あとで見比べてみればわかりますよ、モア殿。一目瞭然ですから、はい」
『形態投影』で写したものに差があるなんて話を悟は聴いたことが無かったし、コブが持ってる紙を見ても違いがわからなかった。それよりも、この証拠を集めてどうするのかが気になる。
「この証拠を集めて、最終的にはどうするんですか?」
「勿論、多くの人に伝えて、事実を知ってもらうのさ」
「新聞か何かに載せるんですか? それとも裁判的な何かで?」
「この国には裁判と呼べる程ものはないよ。あったとしても、国相手に勝てると思うのかい? 今、もう一人の出資者が準備してるのは別の方法だよ」
喋りながらも『空間転移』は繰り返される。
「サトル君は、何を持ってして社畜病の問題を解決したとみるかな?」
「それは、罰するべき人物を罰した時に……」
「罰するべき人物とは、社畜病発症マニュアルでの対処を命じた労働大臣かい? それとも、そのマニュアルを使い続けてる役人かい?」
「どちらも」
「残念ながら前者は他界してるし、後者の中にも他界してる人が大勢いる。存命の者を罰したとしても、社畜病患者を取り巻く環境は変わらない。病気への理解が乏しい人は、前に君が思っていたように“怠けているだけ”という認識を変えないだろう。そもそも、悪い奴を倒せば全てが丸く収まってハッピーエンドなんてことは、早々あるもんじゃない」
ミッキーは『空間転移』をやめ、移動に巻き込まれた小動物を遠くへと追いやった。
「出資者が考えている解決ポイントは、社畜病患者を取り巻く環境の改善と病気からの回復。そして、新たな患者を出さないこと。誰かを罰することは優先順位としては下になる」
「環境の改善なんて、一番難しいんじゃ……」
「そうかもしれないね。でも、誰かがやらなければいけない。そう考えての我が社さ」
再び、『空間転移』が繰り返される。
「前に進化禁止法のことを話したのを覚えてるかい?」
「進化禁止法が否決されて、その反対派の主力がどうのとかいう……」
「そう。その反対派の主力に明日、会うことになっているから」
「何故?」
「出資者の一人、ヒューゴ氏が選んだのが政治による解決だからだよ。進化禁止法を否決させたオルトドンティウム地域長のディオニシオは、例の進化したユニットが暴走した事件を受けて、否決すべきではなかったと非難にさらされている。このままでは地域長の座も危うい。その彼の対抗馬は、祖先に例の労働大臣がいるカーステンだ。彼の親族の多くは労働省に勤務している」
自分の野望でも語るように、ミッキーの喋りは熱を帯びていった。この手の話が好きなのかもしれない。
「わかるかい? ディオニシオにとって私たちが集めた証拠は、ライバルのカーステンを追いやる格好の材料になるんだ。地域長の座に居座りたい彼を利用すれば、多くの人に事実を伝える結果となる」
「何も、その人を使わなくても、自分たちで……」
「ユニットが主張したところで、マ国の人の心には届かないよ。ユニットには参政権もないしね。まぁ、そんなものを認めたら、たちまち主導権を奪われて、マ国の人間が行き場を失うだろうから、当たり前というべきか」
進化や強化で“いなくなる”ユニットの言葉の重みなど、その程度のものなんだと悟は冷静に考えて思った。
「それに、もしユニットが主張したのだとしたら、消しにかかるだろうね」
「殺されるってことですか?」
「ああ、もしくは素材にされるかだ。都合の悪い存在には社畜病という対処法を取ってきた連中だよ? 相手がマ国の人間でなければ、もっと容赦はしないだろう。マ国の人間であっても、消された例もあるがね」
「そんなことが……」
「あったさ。社畜病の命名者であるテレンバッハ氏は、記録上は酔っぱらって転落死となっているけど、氏には飲酒の習慣は無かったそうだよ。実際には、誰かに突き落とされたんだろうね」
「どうして、その人が狙われなければいけないんです?」
「社畜病の発症原因を調べていた彼は、長時間労働が原因のひとつではないかと言いだした。それが病名の由来なんだけど、彼が亡くなったのは、その主張をしてからすぐだった。おそらく、これ以上踏み込まれたら厄介だと判断したんだろうね。でも、彼の働き過ぎれば罹るという主張は生き続けた。残念なのは、マ国の人間は罹るがユニットは罹らないとされ、よりガチャを推進する結果となってしまったことだね」
彼の主張がガチャ推進派にとって都合がいいように書き換えられた。そんな風に思えてならない。
「明日、会うことになっているディオニシオ氏は、その社会的な地位からいって簡単には消されない、というか消しにくい人物だ。所有しているユニットの数、そのセキュリティからいっても、間違っても狙いやすい対象ではない。だから、彼に託すところもある」
「でも、万が一ってことも」
「その万が一の為に、彼はスカラビーを持っている」
ミッキーは上着の裏生地を見せた。そこには黒い虫が張り付いる。忘れもしない、悟とトレードされたコガネムシもどきだ。
「その虫は……」
「君とトレードされたものと同じ種類だよ。彼らは周囲に膜の結界を張るアビリティ『被膜結界』と、対象者に自分が抱くイメージを送るスキル『精神感応』を持っている。膜は物理攻撃や炎などに対して一定の強度を誇る優れものだし、彼らの殺意に対する反応は尋常じゃないからね。危ない奴が近づけば『精神感応』で教えてくれる。この“虫の知らせ”には、私も助けられたことがあるんだ」
そこまでの能力があるなら、この虫と等価とみられたことも、恥ずべきことではない気がする。むしろ、虫の方が役立ちそうでもある。
「私がこれを持っているのは、もしもの時に備えてだ。例えば、ディオニシオ氏が世間に社畜病の正体を公表した後、誰が調べたのか辿ってきた場合なんかにね。サトル君の能力と今回の証拠の関係性から、公表後に疑いの目が向けられるのは早いだろう。なんでね、その前に活動拠点を移すことになると思うよ」
「はい」
何度か『空間転移』を繰り返し、オルトドンティウムの街近くに降り立つ。そこで会社に戻るコブと別れ、悟たちは闘技場へと向かった。
ミッキーに呼びかけられ、悟は先を行く同僚の元へと走った。ミッキーたちに追いついて振り返ると、マントの人物は悟を見たままだった。
「ジェホシュ……」
思わず、彼の名を口にする。
「知り合いなの?」
ネココが意外そうな顔を見せる。
「たぶん、アイツは元同僚。同じ所有者の元で働いていた男だ」
「それじゃ、あんたも何たら軍?」
「俺は革命軍に参加したことはない。アイツに何度も誘われたけど断っている」
「何度も……って、よっぽど戦力として欲しかったんだね」
「どうかな……。単にしつこいだけだろう。アイツの誘いが嫌で、他のところへのトレードを希望した同僚もいたよ」
「へぇ~……」
トレードを希望していた同僚のことが不意に甦る。ちょっと暗い感じの男で、ジェホシュの勧誘をハッキリ断れなくて悩んでいた。確か、名前はノエ。何人もいるチェストミールのユニットの中でも、目立たない方だったこともあって、悟も話したのは数えるほどしかない。
彼はトレード先で元気にしているんだろうかと、元同僚のことを気にかけていると突然『空間転移』によって場所が変わった。いきなり、森の中へと移動していた。
「ちょっと部長、使う前に一言言ってよ! ビックリするじゃない」
黙って使われたことでネココが怒鳴る。
「ビックリした? それは悪かったね。そろそろ、この移動にも慣れてきただろうから、声掛けも要らないかと思ってさ。じゃ、改めて行くよ」
『空間転移』を繰り返して、あっという間に島を抜け出る。海岸から山へと向かい、来た道を瞬間移動で帰っていく。
「今日のは、なかなかよく写せました。昨日よりもクッキリ、ハッキリです。この精進こそエリートたる証。素晴らしい」
移動の最中、『形態投影』した紙を眺め、コブは自画自賛した。
「どれどれ? ん~……私には違いがわかんないなぁ~」
紙を覗き込んでモアが目を細める。
「あとで見比べてみればわかりますよ、モア殿。一目瞭然ですから、はい」
『形態投影』で写したものに差があるなんて話を悟は聴いたことが無かったし、コブが持ってる紙を見ても違いがわからなかった。それよりも、この証拠を集めてどうするのかが気になる。
「この証拠を集めて、最終的にはどうするんですか?」
「勿論、多くの人に伝えて、事実を知ってもらうのさ」
「新聞か何かに載せるんですか? それとも裁判的な何かで?」
「この国には裁判と呼べる程ものはないよ。あったとしても、国相手に勝てると思うのかい? 今、もう一人の出資者が準備してるのは別の方法だよ」
喋りながらも『空間転移』は繰り返される。
「サトル君は、何を持ってして社畜病の問題を解決したとみるかな?」
「それは、罰するべき人物を罰した時に……」
「罰するべき人物とは、社畜病発症マニュアルでの対処を命じた労働大臣かい? それとも、そのマニュアルを使い続けてる役人かい?」
「どちらも」
「残念ながら前者は他界してるし、後者の中にも他界してる人が大勢いる。存命の者を罰したとしても、社畜病患者を取り巻く環境は変わらない。病気への理解が乏しい人は、前に君が思っていたように“怠けているだけ”という認識を変えないだろう。そもそも、悪い奴を倒せば全てが丸く収まってハッピーエンドなんてことは、早々あるもんじゃない」
ミッキーは『空間転移』をやめ、移動に巻き込まれた小動物を遠くへと追いやった。
「出資者が考えている解決ポイントは、社畜病患者を取り巻く環境の改善と病気からの回復。そして、新たな患者を出さないこと。誰かを罰することは優先順位としては下になる」
「環境の改善なんて、一番難しいんじゃ……」
「そうかもしれないね。でも、誰かがやらなければいけない。そう考えての我が社さ」
再び、『空間転移』が繰り返される。
「前に進化禁止法のことを話したのを覚えてるかい?」
「進化禁止法が否決されて、その反対派の主力がどうのとかいう……」
「そう。その反対派の主力に明日、会うことになっているから」
「何故?」
「出資者の一人、ヒューゴ氏が選んだのが政治による解決だからだよ。進化禁止法を否決させたオルトドンティウム地域長のディオニシオは、例の進化したユニットが暴走した事件を受けて、否決すべきではなかったと非難にさらされている。このままでは地域長の座も危うい。その彼の対抗馬は、祖先に例の労働大臣がいるカーステンだ。彼の親族の多くは労働省に勤務している」
自分の野望でも語るように、ミッキーの喋りは熱を帯びていった。この手の話が好きなのかもしれない。
「わかるかい? ディオニシオにとって私たちが集めた証拠は、ライバルのカーステンを追いやる格好の材料になるんだ。地域長の座に居座りたい彼を利用すれば、多くの人に事実を伝える結果となる」
「何も、その人を使わなくても、自分たちで……」
「ユニットが主張したところで、マ国の人の心には届かないよ。ユニットには参政権もないしね。まぁ、そんなものを認めたら、たちまち主導権を奪われて、マ国の人間が行き場を失うだろうから、当たり前というべきか」
進化や強化で“いなくなる”ユニットの言葉の重みなど、その程度のものなんだと悟は冷静に考えて思った。
「それに、もしユニットが主張したのだとしたら、消しにかかるだろうね」
「殺されるってことですか?」
「ああ、もしくは素材にされるかだ。都合の悪い存在には社畜病という対処法を取ってきた連中だよ? 相手がマ国の人間でなければ、もっと容赦はしないだろう。マ国の人間であっても、消された例もあるがね」
「そんなことが……」
「あったさ。社畜病の命名者であるテレンバッハ氏は、記録上は酔っぱらって転落死となっているけど、氏には飲酒の習慣は無かったそうだよ。実際には、誰かに突き落とされたんだろうね」
「どうして、その人が狙われなければいけないんです?」
「社畜病の発症原因を調べていた彼は、長時間労働が原因のひとつではないかと言いだした。それが病名の由来なんだけど、彼が亡くなったのは、その主張をしてからすぐだった。おそらく、これ以上踏み込まれたら厄介だと判断したんだろうね。でも、彼の働き過ぎれば罹るという主張は生き続けた。残念なのは、マ国の人間は罹るがユニットは罹らないとされ、よりガチャを推進する結果となってしまったことだね」
彼の主張がガチャ推進派にとって都合がいいように書き換えられた。そんな風に思えてならない。
「明日、会うことになっているディオニシオ氏は、その社会的な地位からいって簡単には消されない、というか消しにくい人物だ。所有しているユニットの数、そのセキュリティからいっても、間違っても狙いやすい対象ではない。だから、彼に託すところもある」
「でも、万が一ってことも」
「その万が一の為に、彼はスカラビーを持っている」
ミッキーは上着の裏生地を見せた。そこには黒い虫が張り付いる。忘れもしない、悟とトレードされたコガネムシもどきだ。
「その虫は……」
「君とトレードされたものと同じ種類だよ。彼らは周囲に膜の結界を張るアビリティ『被膜結界』と、対象者に自分が抱くイメージを送るスキル『精神感応』を持っている。膜は物理攻撃や炎などに対して一定の強度を誇る優れものだし、彼らの殺意に対する反応は尋常じゃないからね。危ない奴が近づけば『精神感応』で教えてくれる。この“虫の知らせ”には、私も助けられたことがあるんだ」
そこまでの能力があるなら、この虫と等価とみられたことも、恥ずべきことではない気がする。むしろ、虫の方が役立ちそうでもある。
「私がこれを持っているのは、もしもの時に備えてだ。例えば、ディオニシオ氏が世間に社畜病の正体を公表した後、誰が調べたのか辿ってきた場合なんかにね。サトル君の能力と今回の証拠の関係性から、公表後に疑いの目が向けられるのは早いだろう。なんでね、その前に活動拠点を移すことになると思うよ」
「はい」
何度か『空間転移』を繰り返し、オルトドンティウムの街近くに降り立つ。そこで会社に戻るコブと別れ、悟たちは闘技場へと向かった。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
現実だと思っていたら、異世界だった件
ながれ
ファンタジー
スメラギ ヤスト 17歳 ♂
はどこにでもいる普通の高校生だった。
いつものように学校に通い、学食を食べた後に居眠りしていると、
不意に全然知らない場所で目覚めることになった。
そこで知ったのは、自分が今まで生活していた現実が、
実は現実じゃなかったという新事実!
しかし目覚めた現実世界では人間が今にも滅びそうな状況だった。
スキル「魔物作成」を使いこなし、宿敵クレインに立ち向かう。
細々としかし力強く生きている人々と、ちょっと変わった倫理観。
思春期の少年は戸惑いながらも成長していく。
かの世界この世界
武者走走九郎or大橋むつお
ファンタジー
人生のミス、ちょっとしたミスや、とんでもないミス、でも、人類全体、あるいは、地球的規模で見ると、どうでもいい些細な事。それを修正しようとすると異世界にぶっ飛んで、宇宙的規模で世界をひっくり返すことになるかもしれない。
チート狩り
京谷 榊
ファンタジー
世界、宇宙そのほとんどが解明されていないこの世の中で。魔術、魔法、特殊能力、人外種族、異世界その全てが詰まった広大な宇宙に、ある信念を持った謎だらけの主人公が仲間を連れて行き着く先とは…。
それは、この宇宙にある全ての謎が解き明かされるアドベンチャー物語。
対人恐怖症は異世界でも下を向きがち
こう7
ファンタジー
円堂 康太(えんどう こうた)は、小学生時代のトラウマから対人恐怖症に陥っていた。学校にほとんど行かず、最大移動距離は200m先のコンビニ。
そんな彼は、とある事故をきっかけに神様と出会う。
そして、過保護な神様は異世界フィルロードで生きてもらうために多くの力を与える。
人と極力関わりたくない彼を、老若男女のフラグさん達がじわじわと近づいてくる。
容赦なく迫ってくるフラグさん。
康太は回避するのか、それとも受け入れて前へと進むのか。
なるべく間隔を空けず更新しようと思います!
よかったら、読んでください
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
主人公は高みの見物していたい
ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。
※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます
※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。
異世界修学旅行で人狼になりました。
ていぞう
ファンタジー
修学旅行中の飛行機が不時着。
かろうじて生きながらえた学生達。
遭難場所の海岸で夜空を見上げれば、そこには二つの月が。
ここはどこだろう?
異世界に漂着した主人公は、とあることをきっかけに、人狼へと変化を遂げる。
魔法の力に目覚め、仲間を増やし自らの国を作り上げる。
はたして主人公は帰ることができるのだろうか?
はるか遠くの地球へ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる