あなたに優しい世界

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あなたに優しい世界

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「差別のない、優しい世界に変わったら、起こしてくれ」

 青年は意識をシャットダウンした。
 電子制御のまぶたが閉じて、その体から駆動音が消える。病気に蝕まれた肉体を捨て、この体になってから一年。常に聞き続けていた音が止まったのだ。

 肉体的な死が迫ったとき、幸運にも青年の家には資産があった。脳の記憶をデジタル化するだけの費用があり、それを家族も望んでいたし、理解もあった。
 だが、そうでない人もいた。

 人工的に作られた体を持つ青年を気味悪がり、“データ人間”と揶揄する者がごまんといた。
 心無い者の声に傷つき、青年は体を捨ててデータだけになろうとしたが、体と結びついていた意識や記憶は、体が無いことを受け入れられなかった。
 肉体への刺激で感情が変化するように、意識と肉体も深く結びついている。それが断ち切られれば、不具合は起こるもの。
 器があったときのデータは、器を無くした状態ではエラーを起こし、一種の錯乱状態に陥った。その様子は、四肢を切断した患者が体験する幻肢痛を彷彿とさせ、記憶のデータ化における課題とされた。
 その症状により、青年は人工的な体を捨てきれず、奇異の目にさらされ続けることに……。

 “データ人間”という侮蔑は、やがて別の言葉に変わった。
 肉体を捨てたことで、無限に生きられるのではないか。その懸念から、無限年金問題として扱われたのだ。社会保障搾取マシーン、それが彼の新しい蔑称となる。
 この問題は、生物としての死による権利の消失と、以降は家族の所有物扱いとなることで一応の解決を見たが、自分に暴力を振るった者が器物損壊罪で逮捕されたことで、青年の何かがショートしそうになった。
 それは、起動し続ける気力のようなものを失うキッカケとなり、『差別のない、優しい世界』への強い憧れとなった。

 かくして、シャットダウンした青年だったが、遂に再起動する日がやってきた。

 再び視界が開けると、そこに家族の姿は無かった。
 自分の傍らにいるのは、お面のホログラム。顔のパーツが丸と三角で作られていて、色は緑。地面から1mほどの高さで浮かび上がっているように見える。
 その光景に疑問を持つ前に、ホログラムは口と思しき三角形を上下させながら近づいてきた。

「おはようございます」

 ホログラムから声がする。

「おはよう……」

 条件反射的に答えるが、青年にはホログラムが喋ったという確信は無かった。だが、ホログラムの目の丸が楕円になり、笑っているように見えたことで、意識の疎通が可能な相手だと判断した。

「私は、ナビゲーション・プログラムです。あなたが現状を理解し、問題なく生活できるよう、説明させていただく役割を担っています」
「……うん」
「まず、あなたの家族は生存していません。次に、停止してから数百年が経ち、あなたが望む“優しい世界”になったと判断し、再起動しました。その根拠は、データ化された人間を差別した最後の人間が、この世を去ってから百年が経過し、今後も現れる見込みが無いという推測によります」

 次々に告げられる事実に、青年の思考は追いつかなかった。
 冷静に、その一言一言を振り返り、もう家族がいないことを噛みしめる。人工的な体なので涙は出ないが、思わず顔を手で覆っていた。
 その行為が、次なるショックに繋がる。目の前にあったのは、見たことがない手だったのだ。
 自分の体をよく見てみると、シャットダウン前とは違う体になっていた。駆動音もしなくなっている。サイズ的には同じくらいだが、その動きは桁違いに滑らかになっていた。

「気付かれましたか? 体も新調しています。以前の体は劣化が激しく、起動不可という検査結果が出ましたので、最新式に換えています」
「そうなんだ……」
「より人に近いデザインの体もありますが、以前のものと形状が近い方が、誤作動が少なくて済むという見解から、その体が選ばれました。他の体への変更も可能ですし、体を捨てて、データのみになることも容易です」
「データだけになったら、エラーが……」
「そのエラーが起きないよう、記憶データを書き換えられるようになりました。お試しになられますか?」
「いや、いいよ……」

 急には受け入れられないし、起きたばかりで決断もしたくなかった。

「非常に残念です。では、移動しましょうか」

 ホログラムの丸い目の下に、雫のマークが表示される。心なしか、その音声もトーンダウンしていた。

「どこに行くの?」
「再教育を行っている部屋です」

 そう言うと、部屋のドアが開かれ、ホログラムは出ていった。そのあとを慣れない体で追う。

「実体があるというのは、不便ですね。データだけなら、物理的な移動も必要ないですよ」
「そうは言っても……」

 建物の廊下らしき場所を歩きながら、青年はホログラムを追いかけた。お面の裏には顔パーツが無いので、うしろからだと緑の物体が浮かんでいるように見える。
 このホログラムの緑以外に目につく色は、ドドメ色しかなかった。辺り一面のドドメ色。壁も床も天井も同じ色で、建物内を移動する機械も少し薄めのドドメ色だった。

「みんな同じ色をしてるね。この色がトレンドなの?」
「いえ、使える色が限られているのですよ」
「どういうこと?」
「様々な色が、差別との関連性から規制されました。人の皮膚と同じ色から始まり、問題を起こした団体が使用した色が加わって、最終的に残った色がコレです」
「そんな……」

 トレンドどころか、不人気だから使用する人が少なく、そのお陰で差別とは無縁で済み、結果として残った。そう考えると、ドドメ色の空間が冷たく感じられる。

「さっき言った、問題を起こした団体って?」
「例えば、朱肉メーカーです」
「えっ?」
「事の始まりは、ハンコ不要論です。様々なデメリットがあるハンコを廃止し、書類手続きを変えようとしたところ、ハンコ業界が猛反発。食い扶持がなくなるので当然ですね。しかし、その人たちのために、全体の効率化を妨げるわけにはいきません」
「うん……」
「多くの職業が誕生しては消えてきたように、業界としての終焉を迎える流れでしたが、その変更は困難を極めました。最終的には、夫婦別姓問題も同時に片付けようと、苗字を禁止するという対策が講じられることに」

 青年は少し呆れていたが、黙って聞くことにした。

「苗字がなくなれば、名前でハンコを作る。手続きにハンコが必要なままだと、多くの人が名前のハンコを作りに来ることに。そこだけ見れば儲かりそうなものですが、実際は違いました。名前は苗字以上にバリエーションが豊富なので、在庫を持ちづらいです。そのうえ、唯一無二の名前を付けるのが流行っていたこともあって、大量の受注をさばけないのは目に見えていました。名前のハンコが要るのに手に入らない状況は、ハンコ不要論に拍車をかけ、頑なに必要性を説いた業界へのヘイトを集める形となります」
「はぁ……」
「そこで、ハンコ業界も折れました。ただ、自分たちは国の政策による犠牲者だから、相応の支給を……ということに」
「で、どうなったの?」
「支給されました。ハンコの製造や販売に携わっている人たちに対し、その売上比率に応じて……。ここで問題になってくるのが、朱肉メーカーです。ハンコ業界とは一蓮托生なので、足並みを揃えていたはずなのに、いつの間にか自分たちを抜きに合意に至っていた。ハンコ屋は支給されているのに、自分たちは対象外。その怒りから、ハンコ業界の人を狙い、顔面に朱肉を投げつける事件が各地で発生します」
「それが、朱肉メーカーが起こした問題?」
「はい。この事件の被害者が、朱色は事件を想起させる色だとして、その使用者に対する風当たりを強くします。この被害者意識は数百年を経ても消えず、現在でも朱色を使うことは、事件の被害者に対する配慮が足りないとされています」

 馬鹿げた話だと思いながら、青年はホログラムの後ろを歩き続けた。

「数百年も経ったのなら、被害者って生きてないよね? それなのに、被害者意識って……」
「意識だけは、継承されてきたのです。“風化させない”という呼びかけの下で」
「いや、こういうのは、どこかで『もう、気にするのはやめよう』ってラインを決めないと、ズルズルと問題を引きずっていくパターンじゃないの?」
「それは政治的な提言でしょうか? もし、そうでしたら、『数値を満たしていない』という返答になります」
「はい?」

 お面のホログラムの横に、緑の手袋が表示され、青年の頭上を指す。
 頭の上に何かあるのかと思い、青年は近くにあった鏡を覗き込んでみた。頭上では、幾つかの文字と数字が回っている。

「何、これ?」
「知識量を示す文字と数値です。発言内容に合わせて、関連する知識量が数値として表示されます。先ほどの発言に際し、『政治知識30』と表示されていました」
「なんで、こんなのが出てるの?」
「誰かが何かを話していたとして、その人がその分野にどれだけ詳しいのか不明です。それでは、聞くべき意見か判断しずらいでしょう?」
「まぁ、そうだけど……」
「知識不足の人は、自分の意見の不十分さを理解できていないですし、他者の意見も正確に推定できません。何より、自分の知識不足に気づきづらい。そんな人の意見は、話し合いの場では不要。そこで、話しているジャンルに関する知識を数値化することで、聞くに値する意見かどうかを見極める判断材料としたのです。あなたは『政治知識30』なので、聞く価値は認められません」
「そんな……」

 理屈としてはわかっても、青年は納得できなかった。自分の政治知識が数値化され、表示されているのは、低いテストの点数を貼って歩いているような気分だった。

「これ、消せないの?」
「表示義務が課せられているので、消すことはできません。見せたくない場合は、該当ジャンルの発言を控えてください。数値を上げたいのでしたら、知識をインプットする必要があります」
「勉強して、覚えろってこと?」
「いえ、あなたの記憶はデータ化されているので、ダウンロードすれば済みますし、知識量を測るテストも不要です」

 ピタリと、ホログラムは進むのを止めた。
 目の前の部屋には、再教育ルームと書かれている。ガラス越しに中の様子が見えるが、そこでは生身の人間が授業を受けているようだった。
 生徒の年齢層はまばらで、中高年と高齢者が入り混じっている。

「目的地に到着しました。ここでは、肉体を持つ人の再教育を行っています」
「年齢層にバラつきがあるみたいだけど……」
「再教育は十年おきに行われていますので、同世代だけで構成されることはありません」
「十年おきって、早くない?」
「いえ。常識の変化も早いので、定期的に学び直さないと、社会にとって不適格な人間になってしまいます。そのサイクルとして、十年は遅いくらいです」

 どれだけ変化が激しいのだろうと思いながら、青年は真面目に取り組む人間たちを見た。心なしか、みんな似たような顔をしている。

「ここにいるのって、みんな親族とかじゃないよね?」
「血縁という意味では、違います。ただ、製造元は一緒です」
「製造元って?」
「彼らは、工場生産の人間です。優れた遺伝子を掛け合わせ、問題のある箇所を修正し、工場内で適切に育成された人たちです。とはいえ、肉体を持つが故の限界でしょうか。インプットや成長に時間がかかりますし、正常稼働できる期間も短いです」
「えっ、ちょっと……」

 青年は言葉に詰まった。
 倫理的な問題を話したかったが、何かを言ったところで、頭の上に低い数値が出て、『聞く価値は認められません』と言われて終わる。そう思うと、言う気も失せるというもの。
 そんな青年をよそに、ホログラムは話し続けた。

「彼らは、一般的な教養を身につけると同時に、配慮すべき事柄について学び、30歳で義務教育を終えます。その後、十年ごとに再教育され、“意味づけ”の仕事を続けるのです」
「30歳まで学校?」
「覚えることが増え続けた結果です。“あれも問題だ”“これも問題だ”“こんな配慮がいる”“こっちもだ”といったことが増え、それを覚えるのに長い年月を要するようになりました。30年かけて、ようやく配慮すべき事柄を学び終え、現代社会が直面する新たな問題に対し、十分な知識と判断力を持って“意味づけ”できるのです」
「意味づけって?」
「これを善しとすべきか否かを判断することです。罪の概念という人類史上最大の発明が生み出した永遠の課題ですね」
「それ以外に、仕事は?」
「ありませんよ。他の作業は、人間以外が行います」

 人間以外と言われて、ふと自分の体に目が行く。人工的に作られた体は、生身の彼らと比較すれば、人間以外に分類されても仕方なかった。

「人間以外って、僕みたいなのも含まれるの?」
「あなたは人間です。それも多数派の」
「僕みたいなのが多数派?」
「はい。記憶がデータ化した人の方が多いので、再教育を受けている彼らは少数派です。多数派になってからは差別と無縁ですので、あなたが望んだ優しい世界と言えるでしょう」
「そう……だね……」

 心から思ったわけではなかったが、頷くしかない気分だった。

「あなたから優しい世界の認定を受けましたので、再起動は適切な判断だったと記録されます。また、少数派の人たちの存在確認という義務課題も、現時点で終了となりました」
「はぁ……」

 どうやら、これも配慮すべき事柄を学ぶ一環らしい。青年は、自分がイメージしていた優しい世界とのギャップに頭を抱えた。

「何か、ご質問は?」
「あの、工場生産じゃない生身の人は?」
「いませんよ。現在、動物的な交配は、野蛮な行為と見なされ、規制されていますので」
「いくらなんでも、それは……。生命倫理って、どうなってるの?」
「子育て環境が悪化していく中で、生命倫理は大幅に見直されました。過去の事例から差別に繋がるとされた優生学が注目され、『身体的特徴や罹りやすい病気が遺伝するのに、知能や性格傾向だけ遺伝せず、努力や環境によると考えるのは不自然だ』という考えが広まり、やがて遺伝的欠損を無視した生命の誕生を問題視するようになったのです。何を問題とするのかが、今と昔では大きく違います」
「うわぁ……」
「その見直しの裏には、人口減少を食い止める最後の手段として、大義名分が欲しかったとも言われています」
「人口減少の問題って、やっぱり労働力不足とか……」
「それは当時の人の捉え方であって、現在は違う見方をしています。労働人口の減少は、好機だったと」

 信じられない言葉に、青年は呆然と立ち尽くした。

「人が少なくなるのが、好機だって?」
「先のハンコのように、何かを変えようとしても、それで暮らしている人がいると、大きな障害となってしまいます。それは他の産業にも言えること。その点、労働人口の減少によって担い手が減ったことは、変更への障害が少なくなったとも言えるのです。労働人口の減少は、機械化の促進には好都合だったという認識になっています」
「そこでも、生活保障とか……」
「そういう話も当然ありました。一方で、以前から批判の多い業種は、何も保障がないまま、消えていくことも……。批判する側は、それで生計を立てている人の生活を気にしないので、職を失う者に次の準備をさせることなく、潰していきました。こうして、様々な経済活動が犠牲になったのです。批判されて消えた業界の人の消費が減り、巡りめぐって批判した側の所得が下がった事例もあります」
「それって……」

 それって、地獄絵図じゃないか。そう言いそうになって、再び口をつぐんだ。『政治知識30』だからである。

「ちなみに、機械化の促進によって、生み出された悲劇もあります」
「機械の暴走みたいな?」
「いえ、自殺促進コンテンツの登場です。有名人の自殺というニュースを聞き、後追い自殺する人が出ると、ウェルテル効果として語られていたかと思います。これは何も有名人に限った話ではなく、自殺者との類似性が大きなポイントとなっています」
「どういうこと?」
「例えば、地方で若者が飛び降り自殺したと報道されれば、別の地方の若者が同じ方法で自殺するという調査結果があります。いわゆる類似性の法則ですね。“あの人は自分と同じだ”という感覚が、他者の行動を真似る際に重要な指標となるのです。もちろん、自殺報道に関しては、あなたの時代でいうところの世界保健機関の勧告のようなものはありました。ですが、自殺報道ではなく、別の切り口で表現され、多くの人に死を促したのです」
「なんで、そんなことに……」
「機械化によって、より影響力のあるコンテンツ制作が追求され、分析された結果です。それにより何が起こっていたのか、当時の指導者たちは把握していました。でも、放置したのです」
「どうして?」
「国を運営するにあたり、不都合な存在を手を汚さずに消せたからです。生産性が無いのに、税金の投入が必要な人が増えるのは、国費の無駄遣いと判断し、そういった層の自殺を取り上げ、彼らの目につきやすいようにしました。このときに生み出されたコンテンツによる影響が、今日の数々の規制にも繋がっているのです」

 青年は、ドドメ色の壁に手を当て、ガックリと肩を落とした。

「大変だったんだね。そんな時代に、僕の家族は生きていて……」
「いえいえ、大変なのは、ご家族が亡くなられた後の時代です。様々なことを問題として捉えるようになり、それを税金や制度で解決しようとするほど、社会は複雑化し、疲弊していきまして……」
「もう、いいよ。なんか、また眠りたい気分なんだ」
「そうですか。では、その前に知識をダウンロードしましょう」
「は?」
「適切な配慮ができる人間になるには、多くの知識が必要です。優しい世界の実現には、誰もが同じような考えを持ち、適切な優しさを見せられるだけの知識が必須。幸いにも、あなたは覚える必要がなく、データをダウンロードすれば済みます。これは、あなたに課せられた義務なのです」
「ちょっと待ってよ! 僕には、覚えることを選ぶ自由もないの!?」
「自由は、権利の前に屈しました。そう、優しい世界で生きる権利の前に」

 次の言葉を思い浮かべるよりも早く、青年の中に新たなデータが流れ込む。青年は、優しい世界に適合するべく、強制アップデートされるのだ。
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みんなの感想(1件)

石谷 落果
2019.10.14 石谷 落果

行き過ぎたユートピアな世界観に惹かれて一気に読んでしまいました。
短編なのにリアリティのある設定で面白かったです。
今ある倫理観も100年後はすっかり変わっているだろうなと考えさせられました。
他の作品も少しずつ読ませていただきますね。

宣伝になってしまいますが、私も拙いショートショートを書いています。
よかったら遊びに来てくださいね。

解除

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