139 / 164
6.二人が結ばれしまった夜
理性くんがさようなら ※
しおりを挟む
あれ、次どうするんだっけ。
エドヴィン王子はと言えば、せっかく夢にまで見まくったリーゼのありのままの姿を見ただけでなく、月の光に照らされたことで神秘的に光っている白くて艶やかな肌に触れられたことで、すでに昇天した気持ちになっていた。
着いた欲情の炎はますます燃え上がり、下半身はこれまで自分でしていた時よりもずっとリーゼを求めている。
いちごのように可愛い胸の頂きからは、いちごよりもずっと甘い香りが漂ってくる。
無意識に、エドヴィン王子はそれを口に含んで、キャンディーのように舌で転がした。
その度に、リーゼから気持ちよさそうな声が漏れてくるので、エドヴィン王子はたまらなかった。
下半身は、リーゼの細くて小さい体に入りたがっている。
でもエドヴィン王子の中に残る、なけなしの理性は小さく警告をしてくる。
このままヤってしまってもいいのか?作法は大丈夫か?と。
エドヴィン王子はなれない手つきで、お付きの騎士が持っていたえっちい絵が描かれていた男性向けの本で見た方法の通り、おへそ周りや首筋にキスをしてみたり、リーゼの足を開き、中心を味わってもみた。
リーゼから「もっと」とありがたい声を引き出すことはできたのだが、エドヴィン王子は1つ後悔していることもあった。
例え後から「誰のおかげで」と弱みを握られ、奴隷にさせられたとしても、一度くらいはちゃんとアレクサンドラに教えを請うべきだった。
自分がどんな風にリーゼを愛せば、リーゼは一生自分を求めてくれるのかと。
心がダメになったとしても、体さえよければ繋がり続けられると、アレクサンドラは言っていた。
リーゼの心を手放す気は毛頭ないものの、死ぬまでこの甘い体を抱き続けられる資格は欲しいとエドヴィン王子は思った。
リーゼの中心を舐める時も、アイスを舐めるような方法でいいのか。
もっと、コツがあるのではないか。
そんな不安に襲われながらも、いけるところまで舌を押し込み、リーゼの中を味わう。
自分はそれだけで興奮がおさまらないが、リーゼはどうだろうか。
愛したい気持ちと、嫌われないかという不安がエドヴィン王子の頭の中を支配していた時だった。
「あの……もっと……」
リーゼの、小鳥のささやきのような可愛い声が頭上から降ってきた。
「え?」
「もっと……激しくしてください……」
それが、エドヴィン王子の脳から理性くんがさようならした瞬間だった。
エドヴィン王子はと言えば、せっかく夢にまで見まくったリーゼのありのままの姿を見ただけでなく、月の光に照らされたことで神秘的に光っている白くて艶やかな肌に触れられたことで、すでに昇天した気持ちになっていた。
着いた欲情の炎はますます燃え上がり、下半身はこれまで自分でしていた時よりもずっとリーゼを求めている。
いちごのように可愛い胸の頂きからは、いちごよりもずっと甘い香りが漂ってくる。
無意識に、エドヴィン王子はそれを口に含んで、キャンディーのように舌で転がした。
その度に、リーゼから気持ちよさそうな声が漏れてくるので、エドヴィン王子はたまらなかった。
下半身は、リーゼの細くて小さい体に入りたがっている。
でもエドヴィン王子の中に残る、なけなしの理性は小さく警告をしてくる。
このままヤってしまってもいいのか?作法は大丈夫か?と。
エドヴィン王子はなれない手つきで、お付きの騎士が持っていたえっちい絵が描かれていた男性向けの本で見た方法の通り、おへそ周りや首筋にキスをしてみたり、リーゼの足を開き、中心を味わってもみた。
リーゼから「もっと」とありがたい声を引き出すことはできたのだが、エドヴィン王子は1つ後悔していることもあった。
例え後から「誰のおかげで」と弱みを握られ、奴隷にさせられたとしても、一度くらいはちゃんとアレクサンドラに教えを請うべきだった。
自分がどんな風にリーゼを愛せば、リーゼは一生自分を求めてくれるのかと。
心がダメになったとしても、体さえよければ繋がり続けられると、アレクサンドラは言っていた。
リーゼの心を手放す気は毛頭ないものの、死ぬまでこの甘い体を抱き続けられる資格は欲しいとエドヴィン王子は思った。
リーゼの中心を舐める時も、アイスを舐めるような方法でいいのか。
もっと、コツがあるのではないか。
そんな不安に襲われながらも、いけるところまで舌を押し込み、リーゼの中を味わう。
自分はそれだけで興奮がおさまらないが、リーゼはどうだろうか。
愛したい気持ちと、嫌われないかという不安がエドヴィン王子の頭の中を支配していた時だった。
「あの……もっと……」
リーゼの、小鳥のささやきのような可愛い声が頭上から降ってきた。
「え?」
「もっと……激しくしてください……」
それが、エドヴィン王子の脳から理性くんがさようならした瞬間だった。
0
お気に入りに追加
1,088
あなたにおすすめの小説
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
冷徹義兄の密やかな熱愛
橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。
普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。
※王道ヒーローではありません
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
麗しの王子殿下は今日も私を睨みつける。
スズキアカネ
恋愛
「王子殿下の運命の相手を占いで決めるそうだから、レオーネ、あなたが選ばれるかもしれないわよ」
伯母の一声で連れて行かれた王宮広場にはたくさんの若い女の子たちで溢れかえっていた。
そしてバルコニーに立つのは麗しい王子様。
──あの、王子様……何故睨むんですか?
人違いに決まってるからそんなに怒らないでよぉ!
◇◆◇
無断転載・転用禁止。
Do not repost.
【完結】騎士団長の旦那様は小さくて年下な私がお好みではないようです
大森 樹
恋愛
貧乏令嬢のヴィヴィアンヌと公爵家の嫡男で騎士団長のランドルフは、お互いの親の思惑によって結婚が決まった。
「俺は子どもみたいな女は好きではない」
ヴィヴィアンヌは十八歳で、ランドルフは三十歳。
ヴィヴィアンヌは背が低く、ランドルフは背が高い。
ヴィヴィアンヌは貧乏で、ランドルフは金持ち。
何もかもが違う二人。彼の好みの女性とは真逆のヴィヴィアンヌだったが、お金の恩があるためなんとか彼の妻になろうと奮闘する。そんな中ランドルフはぶっきらぼうで冷たいが、とろこどころに優しさを見せてきて……!?
貧乏令嬢×不器用な騎士の年の差ラブストーリーです。必ずハッピーエンドにします。
ただ貴方の傍にいたい〜醜いイケメン騎士と異世界の稀人
花野はる
恋愛
日本で暮らす相川花純は、成人の思い出として、振袖姿を残そうと写真館へやって来た。
そこで着飾り、いざ撮影室へ足を踏み入れたら異世界へ転移した。
森の中で困っていると、仮面の騎士が助けてくれた。その騎士は騎士団の団長様で、すごく素敵なのに醜くて仮面を被っていると言う。
孤独な騎士と異世界でひとりぼっちになった花純の一途な恋愛ストーリー。
初投稿です。よろしくお願いします。
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
聖獣の卵を保護するため、騎士団長と契約結婚いたします。仮の妻なのに、なぜか大切にされすぎていて、溺愛されていると勘違いしてしまいそうです
石河 翠
恋愛
騎士団の食堂で働くエリカは、自宅の庭で聖獣の卵を発見する。
聖獣が大好きなエリカは保護を希望するが、領主に卵を預けるようにと言われてしまった。卵の保護主は、魔力や財力、社会的な地位が重要視されるというのだ。
やけになったエリカは場末の酒場で酔っ払ったあげく、通りすがりの騎士団長に契約結婚してほしいと唐突に泣きつく。すると意外にもその場で承諾されてしまった。
女っ気のない堅物な騎士団長だったはずが、妻となったエリカへの態度は甘く優しいもので、彼女は思わずときめいてしまい……。
素直でまっすぐ一生懸命なヒロインと、実はヒロインにずっと片思いしていた真面目な騎士団長の恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID749781)をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる