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第一章 旅立ちの日に母親を寝取られるとは、情けない!

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「結局、今日は野宿か…」

 僕は焚き火の前でぽつりと呟いた。隣町の宿まで行くつもりだったけど、戦闘に時間がかかってしまい、すっかり日が暮れてしまった。
 だけど、最後の一戦で僕は何かを確実に掴んだ。これからはきっともっと強くなる。
 そんなことを考えながら、荷物の整理を行なっている。すると、母さんがくれた布袋の奥の方に、ペンダントが入っていた。色は違うけど、いつも母さんが着けているのとそっくりだ。多分、父さんの形見なのだろう。

「母さん…」

 絶対に、帰ってくるから。そう思いながら、僕はペンダントを首にかけた。



くちゅ、くちゅっ、くちゅくちゅ、くちゅ…

「あああううぅぅっ!んおっ、おおおおううぅぅっ!」
「ふふふ、お心は変わりしましたか?」
「だめ、だめええぇぇっ!!おおおおうぅぅっ!!」

 先ほどから、ハロルド様は私の秘所に指を入れて責め立てている。きっかけはハロルド様が挿入をしようとして、私が躊躇してしまったことだった。直前になって、あの人とエルドの顔が浮かんでしまって…私はつい抵抗してしまった。
 それならばと、ハロルド様は私の肩を抱き抱えた。そして、気が変わるまで触り続けると言って、私の秘所に手を伸ばした。
 そこからは、ハロルド様にされるがままだった。ハロルド様は私の弱点をすぐに見抜いて、執拗にそこを責めている。ハロルド様の触り方は優しくて、丁寧で、的確で、いやらしくて…
 駄目…さっきからずっと頭が真っ白になっている。身体は仰け反って、声が止まらない。こんなの無理。ずっとされたらおかしくなる。耐えられない…

「一回だけでいいですから。それに必ず外に出します」
「あああぅうぅぅっ!!んおうううぅぅっ!」

 私は意識朦朧としている頭で必死に考えた。ハロルド様は一回きりで済ましてくれるらしい。ハロルド様のそれは既に大きく硬くなっている。きっとすぐに逝ってくれるだろう。それで、私のような年増女の身体に満足してくれるはずだ。そうだ、きっとすぐに終わってくれる…それで満足してくれるはずだ。
 気がつくと、ハロルド様は私への愛撫を中断して、じっと顔を見つめている。私の返事を待っているのだろう。私は震えるような弱々しい声を絞り出す…

「い、挿れて下さいませ…ハロルド様ぁ…」
「ふふふ、それでは参ります」

 ハロルド様はニンマリと微笑んだ。私はハロルド様の責めから解放されたことに安堵していた。すぐに自分の選択を後悔することになるとも知らずに…
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