上 下
13 / 21

彼女とサンタのホワイトクリスマス①

しおりを挟む


ズチュ、ずっ、ずちゅうぅぅ、ズッチュ、ズチュッ…
「ああああぁぁぁっっ!!んおおううぅぅっ!!!はぁんっ!」
「おほっ♪朱莉ちゃん、締まりがいいのぉ!こんな上物は久々だわい!」

 仰向けに寝ている朱莉の上に、サンタが抱きつくようにして覆い被さっている。朱莉に密着した体勢から、サンタの腰が滑らかに動いていて、ピストン運動を繰り返している。ピストンの度に朱莉は聞いたことのない声を上げてよがり狂っている。
 きっと、サンタのカリデカ巨根が引っかかって朱莉の弱点を責め立てているのだろう。突く時は子宮口にまで達していて…僕のじゃ届かない箇所を徹底的に刺激しているんだ。
 失神寸前になるまで何度も突かれた朱莉の顔は涙や唾液でグチャグチャだ。だけどその目は、強い男に抱かれて悦ぶ、メスの目をしているように感じた。

「ほーれ、サンタさんからのプレゼントじゃぞ♪」
じゅるるっ、つー…

 サンタは、クリスマスプレゼントと称して、朱莉の口元めがけて唾液を垂らす。でっぷりしたおっさんの粘り気たっぷりの唾液。最悪の代物だと思ったけど、朱莉は何も言わずに口を開けて、ゴクゴクとおっさんの唾液を飲み込んでいく。

「朱莉ちゃん、おっさんの唾液は美味しいかのう?」
「んううぅぅ!!お、美味しいぃぃ…美味しいですうぅぅっ!!!」
「ガハハ!とんでもない変態女じゃわい!」

 ついさっきまで、朱莉はサンタのことを警戒していたのに。それが今では、朱莉はすっかり従順なメスとしての本性を露わにしている。

「よしよし♪朱莉ちゃんには特別プレゼントじゃ!サンタさんが金玉空っぽになるまで中出ししてあげるからの♪」
「んうぅぅ、ああぁぅぅ!だ、だめぇぇ!!はうぅぅんっ!」
「ワハハ!そんな可愛い声で抵抗されたらますますしたくなってしまうわい!」

 サンタは朱莉の身体から一旦離れる。そして少し腰を上げると、朱莉の足を抱えて覆い被さるよう突き始めた。確か屈曲位の一種で…種付けプレスだ。

パンッ、パン、パンッ、パンッ、パンッ、パン!

「んぐうううううぅゔゔぅっっ!?おくうぅ、あたりまくってりゅううぅぅ!!」

 今日一番の激しいピストンだ。自分だけが気持ち良くなるためだけの荒々しい動きだ。あんなの普通にやったら痛いのだろうけど、何度も逝ってグチョグチョにほぐれた今の朱莉なら、アレが気持ちいいのだろう。

「おっほ♪この期に及んでまだぎゅうぎゅうと締めつけてきよる!朱莉ちゃん、サンタさんのザーメンが欲しくて仕方ないようじゃな♪よしよし、今いっぱい出してあげるからの♪」

 サンタが射精に向かっているのが分かる。ああ、大好きな朱莉に中出しされてしまう。僕の脚がガクガクと震えていく。

「んあううぅぅぅ!あああぁぁんっっ!!!ングウウウウゥゥッ!!」
「おーい、ゆう君。助けるなら今じゃぞ?」

 激しいピストンを続けたまま、サンタは僕を嘲笑うかのように声を掛ける。僕が助けられないことを分かっているくせに。優越感に浸るために、サンタは僕さえも利用しているのだ。

「どうやら助ける気はないようじゃな。それじゃあ遠慮なく、大量に射精してやるわい!」

パンッ!パン、パンッ!、パンッ!、パンッ、パン!

「ンオオオオオォォウゥゥ!!アウヴウウウゥゥゥッ!」

 ピストンがさらに激しさを増す。ピストンの激しくなるのに反比例するように、目の前が光景がスローモーションになっていく。
 ああ、射精するつもりなのだろう。自分の彼女をまるでオナホのように使われて…僕は何もできずにただ見ているだけだ。僕もしたことがない生挿入と中出しをされて…

「ああ!イクぞ!イク、イク、イクッ!!」

 その瞬間何かが弾けて、火花がチカチカとした気がした。きっとそれは、サンタも朱莉も同じだったかもしれない。

ドグン!ビュルルルルルルウウゥゥッッッッ!!!ビュルウゥッ!ビュルウ!ビュウッ!ビュッ!

 長い、長いサンタの射精。サンタの巨体が脈打つ度、朱莉の子宮にザーメンを注がれているのが分かる。朱莉の身体はガクガクと痙攣していて、目の焦点は合っていない。
 そして僕も…朱莉とのHから数えて4回目だというのに、精を放った。あまりの気持ちよさに腰が抜けてしまい、その場にへたり込む。
 まるでオスとしての格付けが完了したような錯覚に陥る。サンタと僕はあまりに対照的だ。朱莉は…これからも僕を愛してくれるのだろうか。いや、こんな凄いのを知ってしまったらもう…
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生皇太子は、虐待され生命力を奪われた聖女を救い溺愛する。

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。

西谷夫妻の新婚事情~元教え子は元担任教師に溺愛される~

雪宮凛
恋愛
結婚し、西谷明人の姓を名乗り始めて三か月。舞香は今日も、新妻としての役目を果たそうと必死になる。 元高校の担任教師×元不良女子高生の、とある新婚生活の一幕。 ※ムーンライトノベルズ様にも、同じ作品を転載しています。

なぜ麗子がパイパンに淫語を掘ったのか

淫紋パイパン麗子
BL
隠れて女性下着を着けていることが妻にバレたのは数年前でした。そのときに隠れてしないでと言われて、嫌々公認はしてくれたんです。それで、それ以来日常的に下着は女性のものになってしまいました。でもまさか、そんな恰好で隠れて他の男に抱かれていることまでは知られていないと思っていました。 実はそれはとんでもない勘違いだったんです。 それが分かったのは、妻がいないときに麗子がオナニーをしているところを、妻に見られた時でした

【完結】檻の中、微睡む番を愛でる竜

はな
恋愛
伯爵家の長女として生まれたルシア。幼い頃に実母を亡くすと父や後妻、その娘に虐げられて15歳の時に山奥の別邸へと追いやられてしまう。趣味の魔草薬の研究を続けながら細々と暮らしているある日、ルシアは別邸の前で1人の行き倒れている少年を拾う。自作の魔草薬を飲ませ介抱しているうちに少年はルシアに懐き、自然と別邸に居着くようになった。 突然始まった2人の共同生活。初めは心配していたが思いの外相性が良く、なんだかんだルシアも少年に助けられながら瞬く間に時間は過ぎて6年。少年は青年へと立派に成長し、この居心地の良い共同生活も終わりを迎えるのだろうと寂しく思っていた頃、伯爵家からルシアに手紙が届く。ルシアは伯爵家の娘として売り飛ばされるようにお見合いパーティーに参加することになり、それを知った青年は…

された事をそのままやり返したら婚約者が壊れた(笑)

京佳
恋愛
浮気する婚約者に堪忍袋の緒がブチ切れた私は彼のした事を真似てやり返してやった。ふん!スッキリしたわ!少しは私の気持ちが分かったかしら?…え?何で泣いてるの?やっぱり男の方が精神も何もかも弱いのね。 同じ事をやり返し。ざまぁ。ゆるゆる設定。

【R18】翡翠の鎖

環名
ファンタジー
ここは異階。六皇家の一角――翠一族、その本流であるウィリデコルヌ家のリーファは、【翠の疫病神】という異名を持つようになった。嫁した相手が不幸に見舞われ続け、ついには命を落としたからだ。だが、その葬儀の夜、喧嘩別れしたと思っていた翠一族当主・ヴェルドライトがリーファを迎えに来た。「貴女は【幸運の運び手】だよ」と言って――…。 ※R18描写あり→*

お迎えから世界は変わった

不知火
BL
「お迎えに上がりました」 その一言から180度変わった僕の世界。 こんなに幸せでいいのだろうか ※誤字脱字等あると思いますがその時は指摘をお願い致します🙇‍♂️ タグでこれぴったりだよ!ってのがあったら教えて頂きたいです!

不遇な孤児でβと診断されたけどαの美形騎士と運命の恋に落ちる

あさ田ぱん
BL
ノアはオランレリア王国に何にも恵まれず生まれた。ノアの両親はエヴラール辺境伯家から金を持ち逃げし、ノアを捨てた。残されたノアは両親の悪行を理由に蔑まれながらも、懸命に修道院で働きながら少しずつ借金を返済をしている。ノアは毎週、教会の礼拝にやってくる名門・騎士家の嫡男で美しく心優しいローレン・エドガーに一目惚れしていたが、十四歳で行われた第二性の検査でノアはβと診断されローレンはαと診断される。αのローレンとβのノアでは番になれないと知りながらもノアはローレンを好きになってしまう。同じ日にΩと診断されたエヴラール辺境伯家のマリクは、両親揃ってαと言うこともありΩという事実に苦しんでいた。癇癪を起こしたマリクを止めたローレンとノアをマリクは怒って修道院に閉じこめるが、それがきっかけで共同生活をするローレンとノアの仲は深まっていく。でも、マリクも態度とは裏腹にローレンが好きなようで、マリクとローレンは婚約するとの噂が持ち上がる…。 ※美形で強い騎士攻め×不憫で健気な平凡受け ※R-18は※でお知らせします。 ※7/11改題(旧タイトル:麗しのアルファと持たざる男の運命の恋)

処理中です...