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204話「シモーネ陥落」★(視点・シモーネ)

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(アンスガーを……助けなあかん……助けなあかんねんけど……ん゛ん゛っ♡)
 
 片腕でウチの両手首を押さえつける目の前の超美形の男に、汗ばんだ乳を優しく揉まれる。
 
(綺麗や……)
 
 ウチの中の『アマゾネス』の血が騒ぐんか、それとも純粋に『メス』として反応してしまうんか、その中性的な顔立ちとは全く異質な『オス』の匂いをその男に感じて、ウチは秘裂おめこを濡らしてまう。
 
(コイツは『最高に気持ちいいヤツおめこ』を教えてくれるって言うたな……)
 
 期待する気持ちが湧き上がってきたものの、ウチのよりいっそう深い部分がこう告げる。
 
『ウチにはアンスガーしかおらん。ウチの身体を満足させる事ができるのはアンスガーだけ』
 
 そう告げる言葉に、なんとかこの男から逃れようと身を捩るも……それすら、ウチ自身を昂ぶらせてしまうだけやった。
 
(キスや……あのキスがアカンかった……)
 
 ねっとりとした、口の中が蕩けそうになる『優しいヤラシイ』キス。あれで全身の力が抜けてもうた。そもそも、ウチは男とキスなんかしたこと無い。セックスおめこもクランの女としかした事ない。アンスガーは唇を奪ってくれへんかった。
 
 ウチの乳への愛撫はずっと続いていて、今はぷっくりと膨らんどるやろう乳輪を爪の先で撫で掻いてる。
 
「だ……だから……あ゛っ♡ よ……弱いねん……んあ゛っ♡ ウチは……もっと乱暴にしてもらわん……と……ん゛ひっ!♡」
 
 急に硬くなった乳首をつままれた。
 
「乱暴……か……まぁアリだけど、あくまでスパイスだぜ? そういうのは」
「ん゛ぃぃぃい゛い゛ぃ!♡」
 
 そう耳元で囁きよるけど、コイツ……意識して吐息を吹き掛けてきてよる。
 
「いちいち……刺激が……弱い……ん……や……ひう゛っ!♡」
「そうは言いながら、良い声出してるな。──ほら、アンスガーとやら。見てるか? お前が卑怯にも『力』と『魔術』で堕とした女が、俺の愛撫で身体を震わせてるぜ?」
「アカン! いやや……見せんといて……」
 
 少しだけ頭を巡らせて、アンスガーに目をやると……怒ったような表情でウチを見てた。
 
(ごめん……ごめんやでアンスガー……)
 
「さてと……よく見えるようにしてやるよ」
 
 美形の男が、ウチの両手首を抑えたままで背中から抱きかかえた。ウチの正面には──食い入るようにこちらを見てるアンスガー。
 
「いやや! 見んといてぇ……!」
 
 美形の男が、自分の脚を使ってウチの脚を開いて固定する。アンスガーからはビショビショに濡れたおめこが丸見えになっとる筈や。
 
「ちょっとこっち向いてもらおうか」
 
 そう言って、ウチの頬に手を当てて横を向かせる。そこには美形の男の顔が。
 
(あ……あかん……また溢れてくるわ……)
 
 ──ジュンッ!
 
 と音が聞こえた気がする程に、おめこに愛液が溢れた。
 
「激しいのが良いなら……まずはキスを激しくしてやるよ」
 
 美形の男が、いきなりウチの唇にむしゃぶりついてきた。
 
「んグッ!?♡ んひゅぅ♡」
 
 ──ンちゅ♡ じゅずっ♡ じゅぞっ♡ ぴちゃ♡ びちゃっ♡
 
「ふみゅう♡ こぇは……あかんやちゅや……♡ れろっ♡ れろぉ♡」
 
 いつの間にか自由にされていた両手を、美形の男の両頬に添わせて……ウチは自分から唇を重ねて、夢中で舌を受け入れる。
 
「んんんんンッ! んひぃぃぃ!♡」
 
 ずっとヒリヒリと痛みを訴えていたウチの尻と太腿。そこに優しく指を這わせる美形の男。すると痛みを押し退けて、刺すような快感が走る。
 
「シモーネの綺麗な身体に……こんな傷つけやがって……!」
 
 目の前の美形の男が、横目でアンスガーを睨みつける。
 
「ええんや……大丈夫やから……今はウチに集中して♡」
 
 ウチ自身が驚くような甘い声で、美形の男を誘い、その唇に再びキスをする。
 
(あかん……アンスガーの前やけど……キス……止められへん……♡)
 
 弱いうえに、めっちゃ優しい愛撫なんやけど……ウチは抗われへん。次は……次は……? と期待してしまうような愛撫。
 
「そろそろ……こっちの方、良いか?」
 
 ウチの目をじっと見つめながら……秘裂おめこをそっと指で撫でる美形の男。
 
「んあ゛ぁっ!?♡」
 
 その瞬間、ウチの中から囁き続ける『ウチにはアンスガーしかおらん。ウチの身体を満足させる事ができるのはアンスガーだけ』という声よりも、もっともっと深いところから声がした。
 
『この男に委ねるんや。アマゾネスの血が覚醒めざめる以前から憧れてたセックスおめこを教えてくれる』
 
「ええよ……♡ アンタのやり方で……♡ ウチをおもいきりよがらせてぇな♡」
 
 美形の男を斜め上に見上げるウチの顔は、おそらく蕩け切った表情をしてるんだろう。ギリギリと猿ぐつわを噛み、アンスガーがウチを睨みつける。
 ウチはそちらに視線を流す。
 
「アンスガー……アンタとは違うセックスおめこしてくれそうやねん。堪忍やで……」
「ングーーーッ! フムゥーーー!」
「アンスガー! オマエの切り札だったっけ? 大した『魅了チャーム』だな! おまんこひと撫でで解けたみたいだわ!」
 
 アンスガーを嘲笑う美形の男の顎先を、ウチは舌で舐め上げる。
 
「やっと俺に興味を持ってくれたな。……ヒロヤって呼んでくれよシモーネ……」
 
 もう、おめこから垂れ流してるような状態の愛液を、クリに塗りつけるヒロヤ。
 
「あっ……ああっ♡」
 
 優しい刺激に、ウチは両腕を後ろに回してヒロヤの頭を抱える。そして夢中でその首筋に吸い付いた。
 
「ホンマに……あっ♡ ヒロヤ……なんか……? あんっ♡ 女に……いいッ!♡ 手慣れすぎやろ……んいぃ!♡」
「シモーネ、リズより感じ易いみたいだからな。ほら、もうイキそうになってねぇか?」
 
 クリに触れるか触れないかぐらいのフェザータッチで撫で擦る指の動きが、急に速くなってきた。
 
「あ……かん……♡ クリで……♡ クリでイッてまう……っ! ♡」
「イッときなよ。次はコレでイカせてやるからな……」
 
 片腕を取られ、下へと導かれる。そこには……
 
「あっ♡ 硬い♡ でっかい……♡」
 
 そのイチモツに驚いたのもつかの間、激しくなってきた指の動きに、ウチはとうとうアクメをキメてしまう。
 
「あ゛っ♡ ヤバいッ♡ くるッ!♡ イ゛っ! クっ!♡ イグッイグッ!♡ イグゥゥゥゥウ゛ウ゛ぅぅぅ!♡♡♡」
 
 ──プシャッ! ブシャァーーーーッ!
 
 美形の男ヒロヤの愛撫で噴いた潮が、アンスガーの顔まで飛んでいった。
 
◆ 
 
「はっ♡ あぁっ♡ あぁん……気持ちえぇ♡ んんっ♡ はぁ……あぁ……んっ……んんっ♡」
 
 ヒロヤからクンニされて、快感に身震いしてる。
 舌先でクリを転がし、唇でおめこの小陰唇を咥え、優しく……優しく貪られてる。
 時折、おめこ全体を舐め上げられて、そのたんびに膣口が物欲しそうにヒクついてるのがウチにもわかる。
 
「んひぃ! ……あかん……あ……かん……て……ヒロヤ……欲しゅうなる……あぁ♡……ちんこ欲しゅうなるから……んんっ♡」
 
 ウチのサブリーダー、ヘレーネやフリーダと身体の関係があるウチやけど、二人にも負けへんぐらいの丁寧で優しいクンニ。
 そんな丁寧な中にも、たまに男っぽい荒々しさが混じるのがたまらん。
 
「あかん……あぁっ♡ もうあかん……欲しい……んんんっ♡ ちんこちょうだい……♡ ヒロヤのちんこ……い……挿れて……欲しいねん♡」
「良い声でおねだりできたな。んっ! ……凄えそそられるぞシモーネ」
 
 そう言ってウチに覆い被さってくるヒロヤ。
 
「ま……まずは……ギュってしてくれ……その……抱きしめてくれへんか?」
「おう」
 
 力強く抱きしめられる。ウチはその胸に顔をうずめた。
 
(あ……男に抱かれるって……こういう事なんや……)
 
 集落を飛び出す前、ぼんやりと憧れてた感じ。アマゾネスとして貪るんやなくて、女として男に愛されるという事。
 
「こんなに力強く抱かれんねんな。──これはリズが夢中になるはずやで……」
「俺はお前も夢中にさせるつもりだ……」
 
 おめこに亀頭があてがわれる。熱い……こんなに熱を持つもんなんか?
 
「ひぐぅッ! 裂けっ……おめこ裂けてまうっ!」
「痛いのか?」
 
 亀頭が膣口から僅かに挿入された状態で、いったん腰を止めたヒロヤが心配げにウチを見つめる。
 ウチは首をぶんぶん振った。
 
「大丈夫……や。それでも……ウチは……奪われたばっかりやから……」
「確かに狭いな……」
「そのまま……そのまま奥まで……一気に来てくれ」
 
 ヒロヤはコクリと頷いて、グイと腰を押し進める。
 
「んお゛お゛っ!?」
 
 メリメリと膣肉を掻き分けて侵入してくるヒロヤのちんこ。
 
「お……おっき……♡ ふっと♡」
「辛くないか?」
「ぜ……全然や……ただ、おっきいのに慣れてへんから……♡」
 
 ウチは頭を巡らせ、アンスガーを見た。
 
「アンタに無理に押し込まれて……ああんっ♡ 初めてを奪われたと思うてたけど……んんっ♡ ヒロヤのちんこにしてみたら……ウチ……実質処女みたいなもんやわ……♡」
 
 ウチの言葉に、わなわなと身体を震わせるアンスガー。……怒っとるみたいやな。
 
「ゆっくり、ゆっくり奥まで挿れるからな。ちょっと力抜け」
「んあぁ……わかっ……た……んむぅ!?」
 
 ヒロヤに唇を貪られる。が、舌が入ってきてからは……ウチが夢中になってヒロヤの舌を貪り、舐め回した。
 
「アンタのキス……ほんまヤバいって……♡ 身体の芯から……溶けてまいそうや……♡」
「だろ? ……俺もキスは好きなんだわ」
「れろっ♡ れろぉ♡ もっとしゅわしぇてくりぇ♡ アンタの舌……んお゛!? んぼお゛お゛お゛ぉオ゛お゛オ゛!」
 
 キスに気を取られているうちに、ちんこが最奥まで突き入れられた。
 
「悪ぃ……痛いか?」
「び……びっくりしただけ……や……あんっ♡ た……ただ……な?」
「?」
「し……子宮まで……押し上げられて……んぁ♡ き……気持ち……いいんや……♡」
 
 突然、最奥まで入ってきたちんこに驚いたものの、ウチのおめこもヒロヤのちんこを受け入れたのか、膣肉が蠢動してその肉茎を味わいだす。
 
「みたいだな。シモーネのおまんこが、俺のペニスを貪りだしたぞ……んっ!」
「あぁん♡ あっ♡ はぁ♡ う、動いてないやんな? じっとしてるやんな?」
「あぁ。まだおまんこが俺の形になってないだろうからな。じっくり覚えさせようと思ってる」
 
(動いてないのに──なんやこの快感!?)
 
 ちんこが脈打ってるのか、ウチのおめこが蠢いてるのか……とにかく、それだけで……
 
「き……気持ちええ……めっちゃ気持ちええんや……♡ はっ……♡ はぁぁぁぁ……♡」
「動いたほうがいいか?」
「あかん……このままで……おく……おくも気持ちええっ♡ ちんこが……ちんこがウチの子宮に当たってて♡」
「イキそうなのか?」
 
 ヒロヤの問いに、ウチは夢中で頷く。
 
「なら……シモーネ、俺のもんになれ。イキたかったら……俺が気に入ったなら……俺の女になるって誓え」
「なるっ! アンタの女に……! アンタのもんになるっ!」
「アンスガーの女じゃなかったのか?」
「いけず言うなぁ!♡ そんなん知らんし! ♡ 女として抱いてくれたアンタが! アンタがええねん!♡」
 
 ヒロヤがニヤリと笑って、アンスガーに見せつけるようにウチにキスをする。
 
「ん……よし。じゃあイけ。前の男に見られながら俺に抱かれて、本気アクメキメて良いぞ」
「お゛っ♡ い゛っ♡ イぐっ♡ イ゛っぐ♡ お゛ほっ♡ アカンっ♡ ヤバっ♡ ア゛ッ♡ ア゛ッハ♡ オ……おめこ……おめこイッ……イッ……グゥ~~~~~~~ッ♡♡♡」
 
 子宮を圧迫され、ちんこの脈動だけでおめこ全部が刺激されて……ウチは今までにないアクメに達した。
 
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