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169話「いつもの朝稽古とエルダの想い」▲(視点・ヒロヤ→エルダ)
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みんなが起き出す前に、風呂で軽く身体を流してから裏庭にトレーニングに向かう。
(昨夜は……酷かったな……)
屋敷の周囲をランニングしながら思い出す。枕元にあった瓶を飲み干した時に、俺の中の凶暴性みたいなものがこみ上げてきた。それに合わせて『浩哉の力』が表に出てきたんだろう。
ドロシーを攻めたて、リズを貪り、マルティナも、そしてレナまでも貪った。全部覚えている。あの流れでレナの初めてを奪わなかったのは、辛うじて残ってた理性に感謝だ。
結局『疑似淫紋』の力で和美になったカズミとマルティナ相手に交わった後、意識を飛ばしたらしい。
(みんなに謝んなきゃな……)
ランニングの後、身体を解してから木刀を手に取る。
カズミは元の姿に戻り、レナと抱き合って眠っていた。マルティナは俺にしがみついて眠っていたけど、そっと離れてみんなに布団を掛けておいた。
自分の寝室を覗くと、俺が昨夜布団を掛けた状態のままでリズとドロシーが眠っていた。
大寝室も俺の部屋も、淫臭が立ち込めていたけど、窓を開けると寒いだろうからそのままにしておいた。
(五人相手にあれだけ激しくセックスしたのに……なんか身体が軽いんだよな)
木刀で素振りを続けるが、いつもより『振れている』。
「おはようヒロヤ殿」
隣の家から、ギーゼが現れた。同じ様に軽くランニングでも済ませたのか、薄いシャツ一枚の姿で全身から湯気が立ち昇っている。
「あ、ギーゼおはよう。準備はできてるみたいだね」
ニコリと頷いたギーゼが、手にした木刀を構える。
「今日もよろしく頼みます」
ギーゼの撃ち込み稽古が始まった。
◆
「二人ともおはよう。──ヒロヤ、調子良さそうだな」
前世の『作務衣』の様な稽古着を着たアスカが木刀を手に裏庭に顔を出した。……心なしか肌艶が良い。
「おはようございます」
「おはようアスカ。……キミこそなんか調子良さそうだよね」
「あぁ。昨夜はたっぷりゴージュに抱いてもらったからな」
そういう秘め事をサラッと言っちゃうのがアスカクオリティーなのだ。当然の様にギーゼの顔が真っ赤に染まる。
「その……そういうものなのですか? ……殿方に抱いてもらう……と……」
「あぁ。心も身体も満たされるし、肌艶も良くなるぞ。──ヒロヤも昨夜はお楽しみだったのだろう? 見た感じだが、いつもと身体のキレが違う」
「あははは……」
ギーゼのジト目が肌に突き刺さるよ……
撃ち込み稽古の後に、初歩的な型をいくつか教えて、あとはアスカを相手に『素早く踏み込んでからの抜刀』の稽古をするギーゼ。もちろん、アスカが軽くいなすものの、元々度胸も良く、剣速も悪くはないので様になっているようだ。
日が昇り、みんなが起きてくる前にお風呂を済ませる。以前ギーゼが倒れる事があったから、もちろん俺はアスカやギーゼとは別に入った。
ゴージュ、ドワーフ三姉妹、ノリスとロッタが食堂に降りてきて、俺達と一緒に朝食を済ませた。……エルダとメルダからの視線に熱っぽいものを感じたけど、多分気のせいだ。
やがてカズミ、レナ、リズ、マルティナ、ドロシーが一緒に降りてきて笑顔で挨拶したあと、早速お風呂に向かっていった。うん。昨夜は乱暴なえっちしちゃったけど、みんなご機嫌みたいで良かったよ。
「全員そろってご機嫌で朝風呂か。──まさかヒロヤ、昨夜は全員相手にしたのか?」
食後の紅茶を飲みながらアスカが驚いた顔をしている。
「師匠なら当然ッスよ。恋人全員満足させてこそのハーレム主ッス」
……このイチャコラバカップルめ。もう少し言葉を選べよみんないるのに。
そう思いながらも何も言えずに、小さくなって紅茶を飲んでいると、食堂の扉が大きな音を立てて開き、カリナ姉さんが飛び込んできた。
「ち、ち、朝食に呼んでくれないなんて……! ひ、酷いですギーゼもひ、ヒロヤも!」
そんなカリナ姉さんをなんとか宥めたけど、機嫌が直ったのはハンナさんの作った朝食プレートを頬張ってからだった。
■□■□■□■□
朝食後、リズにクランメンバーのクロスボウ納品を頼まれたので急いでお店に戻った。在庫は倉庫に結構な数あったので矢倉と一緒に馬車に積み込む。……しかし眠い。ちょっとアレでロクに眠れなかったのだ。
寝る前にアルダから『初体験』の話を聞いた時、エルダもメルダも凄く羨ましく感じた。
メルダは「メルダもヒロくんと誰かの行為を覗いてみたい」なんて言い出しちゃって。アルダみたいに自分の気持ちを確認したいんだって。
……そりゃエルダも男の子には興味あるし、そろそろ恋人のひとりでも欲しいなとは思ってる。
お店に来る冒険者や兵士さんが誘って来る時もあるけど、ヒロくんより素敵な男の子なんていないんだよなぁ。
だから……昨夜はヒロくんの寝室を三人で覗きにいったんだ。そして、寝室の扉をそっと開けて……
そこでエルダ達が見ちゃったのは……綺麗な顔をした逞しい青年に組み敷かれて絶叫にも似た嬌声を上げるドロシーちゃんの姿だった。
──「いっでる♡ いってましゅ♡ らめ♡ いってるのにぃ♡ また♡ いっちゃうぅぅぅぅぅ♡」
──「射精すぞ! 子宮ひらいて中で受け止めろ! 孕め! 孕めドロシー!」
──「だめだめだめ!♡ 浩哉さんだめっ!♡ 淫紋が♡ いうこときいちゃうから♡ 孕んじゃいましゅから♡ ほんとに孕んじゃいましゅから♡ 赤ちゃんできちゃいましゅから♡ んぁぁぁぁ!♡ いいけど♡ 孕んでもいいでしゅけど♡ 孕む♡ 孕ませて♡ 浩哉さん♡ 孕ませてぇぇぇぇぇぇ♡」
「え……? ドロシーちゃん……浮気……」
「でもドロシーちゃん、『ひろやさん』って……」
エルダもメルダも訳がわからなかった。
「……あれ、ヒロくんなんだよ。ちょっと特殊な事情があってさ」
三人で部屋を覗き込みながら、アルダがポツリと呟いた。
「「え?」」
ドロシーちゃんを激しく攻めたてる青年をよくよく見ると……確かにヒロくんの面影を感じる事ができた。
(それにしても……)
「……凄い……あんなに激しくするもんなんだ……♡」
頬を紅潮させたメルダがゴクリと唾を飲む。エルダもそう思った。
「ううん。ヒロくん、アルダの初めての時は……その……もっと優しかったよ? ……もちろん『あの姿』のヒロくんじゃなかったけど」
室内での行為を見るアルダとメルダの表情に、心なしか蕩けたような情欲を感じた。多分エルダも同じ様な表情をしているだろう。
体位を変え、何度も何度も絶頂に達するドロシーちゃん。その姿は妖艶であり、どこか美しさまで感じる。
「いいな……なんか羨ましいよ……♡」
メルダがポツリと呟く。その手は自然と自分の乳房と下半身へと伸びている。
「……うん、いいね。……エルダもあんなふうに……」
しっとりと濡れた股間に手を這わせる。
その時だった。リズの部屋の方からレナちゃんの声が聴こえてきたのは。
──「ヒロヤくんが! 『エルフの秘薬』を一気飲みしちゃったって!」
ドタドタと音が響き、部屋を出てくる気配がしたので、エルダ達は慌てて部屋の前から離れて階段を駆け上がり、自分達の部屋へと戻った。
その後、なんとか寝ようと試みたけど……結局、アルダもメルダも、そしてエルダも眠る事が出来ずに朝を迎えたんだ。
◆
(寝不足どころじゃないよね……一睡も出来なかったんだもん)
大きなあくびをしながら、馬車を走らせる。
(でも……あんな姿のヒロくん見ちゃったら……)
筋肉質で、スラリとした青年。顔立ちも整っていて、そしてなんといってもあのヒロくんなのだ。
(惚れるしかないじゃない……♡)
多分、メルダも同じ様に思ってるだろう。
『ヒロくんの恋人になる』
少なくとも、エルダはそう決めた。
(昨夜は……酷かったな……)
屋敷の周囲をランニングしながら思い出す。枕元にあった瓶を飲み干した時に、俺の中の凶暴性みたいなものがこみ上げてきた。それに合わせて『浩哉の力』が表に出てきたんだろう。
ドロシーを攻めたて、リズを貪り、マルティナも、そしてレナまでも貪った。全部覚えている。あの流れでレナの初めてを奪わなかったのは、辛うじて残ってた理性に感謝だ。
結局『疑似淫紋』の力で和美になったカズミとマルティナ相手に交わった後、意識を飛ばしたらしい。
(みんなに謝んなきゃな……)
ランニングの後、身体を解してから木刀を手に取る。
カズミは元の姿に戻り、レナと抱き合って眠っていた。マルティナは俺にしがみついて眠っていたけど、そっと離れてみんなに布団を掛けておいた。
自分の寝室を覗くと、俺が昨夜布団を掛けた状態のままでリズとドロシーが眠っていた。
大寝室も俺の部屋も、淫臭が立ち込めていたけど、窓を開けると寒いだろうからそのままにしておいた。
(五人相手にあれだけ激しくセックスしたのに……なんか身体が軽いんだよな)
木刀で素振りを続けるが、いつもより『振れている』。
「おはようヒロヤ殿」
隣の家から、ギーゼが現れた。同じ様に軽くランニングでも済ませたのか、薄いシャツ一枚の姿で全身から湯気が立ち昇っている。
「あ、ギーゼおはよう。準備はできてるみたいだね」
ニコリと頷いたギーゼが、手にした木刀を構える。
「今日もよろしく頼みます」
ギーゼの撃ち込み稽古が始まった。
◆
「二人ともおはよう。──ヒロヤ、調子良さそうだな」
前世の『作務衣』の様な稽古着を着たアスカが木刀を手に裏庭に顔を出した。……心なしか肌艶が良い。
「おはようございます」
「おはようアスカ。……キミこそなんか調子良さそうだよね」
「あぁ。昨夜はたっぷりゴージュに抱いてもらったからな」
そういう秘め事をサラッと言っちゃうのがアスカクオリティーなのだ。当然の様にギーゼの顔が真っ赤に染まる。
「その……そういうものなのですか? ……殿方に抱いてもらう……と……」
「あぁ。心も身体も満たされるし、肌艶も良くなるぞ。──ヒロヤも昨夜はお楽しみだったのだろう? 見た感じだが、いつもと身体のキレが違う」
「あははは……」
ギーゼのジト目が肌に突き刺さるよ……
撃ち込み稽古の後に、初歩的な型をいくつか教えて、あとはアスカを相手に『素早く踏み込んでからの抜刀』の稽古をするギーゼ。もちろん、アスカが軽くいなすものの、元々度胸も良く、剣速も悪くはないので様になっているようだ。
日が昇り、みんなが起きてくる前にお風呂を済ませる。以前ギーゼが倒れる事があったから、もちろん俺はアスカやギーゼとは別に入った。
ゴージュ、ドワーフ三姉妹、ノリスとロッタが食堂に降りてきて、俺達と一緒に朝食を済ませた。……エルダとメルダからの視線に熱っぽいものを感じたけど、多分気のせいだ。
やがてカズミ、レナ、リズ、マルティナ、ドロシーが一緒に降りてきて笑顔で挨拶したあと、早速お風呂に向かっていった。うん。昨夜は乱暴なえっちしちゃったけど、みんなご機嫌みたいで良かったよ。
「全員そろってご機嫌で朝風呂か。──まさかヒロヤ、昨夜は全員相手にしたのか?」
食後の紅茶を飲みながらアスカが驚いた顔をしている。
「師匠なら当然ッスよ。恋人全員満足させてこそのハーレム主ッス」
……このイチャコラバカップルめ。もう少し言葉を選べよみんないるのに。
そう思いながらも何も言えずに、小さくなって紅茶を飲んでいると、食堂の扉が大きな音を立てて開き、カリナ姉さんが飛び込んできた。
「ち、ち、朝食に呼んでくれないなんて……! ひ、酷いですギーゼもひ、ヒロヤも!」
そんなカリナ姉さんをなんとか宥めたけど、機嫌が直ったのはハンナさんの作った朝食プレートを頬張ってからだった。
■□■□■□■□
朝食後、リズにクランメンバーのクロスボウ納品を頼まれたので急いでお店に戻った。在庫は倉庫に結構な数あったので矢倉と一緒に馬車に積み込む。……しかし眠い。ちょっとアレでロクに眠れなかったのだ。
寝る前にアルダから『初体験』の話を聞いた時、エルダもメルダも凄く羨ましく感じた。
メルダは「メルダもヒロくんと誰かの行為を覗いてみたい」なんて言い出しちゃって。アルダみたいに自分の気持ちを確認したいんだって。
……そりゃエルダも男の子には興味あるし、そろそろ恋人のひとりでも欲しいなとは思ってる。
お店に来る冒険者や兵士さんが誘って来る時もあるけど、ヒロくんより素敵な男の子なんていないんだよなぁ。
だから……昨夜はヒロくんの寝室を三人で覗きにいったんだ。そして、寝室の扉をそっと開けて……
そこでエルダ達が見ちゃったのは……綺麗な顔をした逞しい青年に組み敷かれて絶叫にも似た嬌声を上げるドロシーちゃんの姿だった。
──「いっでる♡ いってましゅ♡ らめ♡ いってるのにぃ♡ また♡ いっちゃうぅぅぅぅぅ♡」
──「射精すぞ! 子宮ひらいて中で受け止めろ! 孕め! 孕めドロシー!」
──「だめだめだめ!♡ 浩哉さんだめっ!♡ 淫紋が♡ いうこときいちゃうから♡ 孕んじゃいましゅから♡ ほんとに孕んじゃいましゅから♡ 赤ちゃんできちゃいましゅから♡ んぁぁぁぁ!♡ いいけど♡ 孕んでもいいでしゅけど♡ 孕む♡ 孕ませて♡ 浩哉さん♡ 孕ませてぇぇぇぇぇぇ♡」
「え……? ドロシーちゃん……浮気……」
「でもドロシーちゃん、『ひろやさん』って……」
エルダもメルダも訳がわからなかった。
「……あれ、ヒロくんなんだよ。ちょっと特殊な事情があってさ」
三人で部屋を覗き込みながら、アルダがポツリと呟いた。
「「え?」」
ドロシーちゃんを激しく攻めたてる青年をよくよく見ると……確かにヒロくんの面影を感じる事ができた。
(それにしても……)
「……凄い……あんなに激しくするもんなんだ……♡」
頬を紅潮させたメルダがゴクリと唾を飲む。エルダもそう思った。
「ううん。ヒロくん、アルダの初めての時は……その……もっと優しかったよ? ……もちろん『あの姿』のヒロくんじゃなかったけど」
室内での行為を見るアルダとメルダの表情に、心なしか蕩けたような情欲を感じた。多分エルダも同じ様な表情をしているだろう。
体位を変え、何度も何度も絶頂に達するドロシーちゃん。その姿は妖艶であり、どこか美しさまで感じる。
「いいな……なんか羨ましいよ……♡」
メルダがポツリと呟く。その手は自然と自分の乳房と下半身へと伸びている。
「……うん、いいね。……エルダもあんなふうに……」
しっとりと濡れた股間に手を這わせる。
その時だった。リズの部屋の方からレナちゃんの声が聴こえてきたのは。
──「ヒロヤくんが! 『エルフの秘薬』を一気飲みしちゃったって!」
ドタドタと音が響き、部屋を出てくる気配がしたので、エルダ達は慌てて部屋の前から離れて階段を駆け上がり、自分達の部屋へと戻った。
その後、なんとか寝ようと試みたけど……結局、アルダもメルダも、そしてエルダも眠る事が出来ずに朝を迎えたんだ。
◆
(寝不足どころじゃないよね……一睡も出来なかったんだもん)
大きなあくびをしながら、馬車を走らせる。
(でも……あんな姿のヒロくん見ちゃったら……)
筋肉質で、スラリとした青年。顔立ちも整っていて、そしてなんといってもあのヒロくんなのだ。
(惚れるしかないじゃない……♡)
多分、メルダも同じ様に思ってるだろう。
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