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94話「トリプルヘッダー第二戦目(序盤戦)」★(視点・カズミ→ドロシー→ヒロヤ→リズ)

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(す……すごっ……)

 ドロシーが隣の部屋へと向かって暫く後、寝室に『防音サウンドプルーフ』を掛けてあげようと、こっそり隣の部屋へと入ったのだが……

「……おっぎぃっ!おっぎぃれしゅ!ほぉおっ♡おっ♡ぐっ♡あたりゅ♡おしあげ♡られましゅ♡……」

 寝室から聞こえるドロシーの嬌声。

(あの清楚なドロシーが……こんなに乱れてる……)

──ジュンッ!

 と音を立てそうなぐらいに愛蜜がアソコから溢れる。

(今度こそ『王都で買った』勝負下着で揃えたのに……)

 このままだと、黒いレースの下着がビショビショになってしまう。ヒロヤに見てもらいたいのに……
 慌ててショーツを脱ぐが、クロッチ部分とおまんこの間で愛蜜が糸を引く。

(やん……汚しちゃった……)

 それでもグショグショになるよりはましか。私は再び寝室の壁にもたれて座り込む。

(盗み聞きみたいでイケナイけど……)

 恐らく、既にグッチョリとしているだろう秘裂に指を伸ばす。

(あ……ダメだこれ……)

 掬いとって、秘核へと塗りつける。途端に身体がビクンッと跳ね上がる。

(今夜は……ヒロヤに……だから我慢……しなくちゃ……)

 そうは思いつつも、誘われるように……膣口に指が伸びて……

「……ドロシー……凄いな……」

 突然、耳元で囁かれた声に慌てて手を後ろに回す。

「リズ……びっくりさせないでよ!」

 いつの間にか隣に座っていたリズに、小声で抗議する。

「いや、カズミがなかなか帰ってこないから……っていうか……」
「?」
「ドロシーが凄くって……いつもはあんなお淑やかな雰囲気なのに……こんなに乱れて……」

 そう言うリズの表情は既に蕩けている。

「……ひゃい♡ いっぱい♡ まんこに♡ あにゃたにょ♡ めしゅどりぇいの♡ 膣内なかに♡ ら♡ し♡ て♡ く♡ ら♡ しゃ♡ いぃぃぃぃぃ♡……」

 何度かアクメを迎えた様子だったが、いよいよ最頂点に達するのか、膣内なか出しをせがむドロシー。

「『あなたの雌奴隷』か……」

 リズが呟き、私と同時に唾を飲む音をたててしまう。

「いいな……なんかほんとに『ヒロヤのもの』って感じがするよな……」

 リズの言葉に、コクリと頷く私。

「……い゛っぐぅぅぅぅぅぅぅ♡……」

 ドロシーの激しい絶叫が尾を引いて寝室に響き渡る。

「ドロシーが出てきたら……さ」
「うん……」
「一緒にここで聞いててもいいよ?……アタイの乱れる様子を……」

 真っ赤な顔でリズが私から視線を外す。

「今夜……射精して貰うから……アタイが本当にヒロヤのものに……なるのを──征服されるのを……聞いてて……」

 リズの着けた赤いブラは、既に硬くなっているであろう乳首で持ち上がっている。

(……興奮と劣情が……限界まできてるのね……)

 そんなリズの様子を見ているだけで堪らなくなる。

「分かった。ドロシーと一緒に聞いてるからね」

 私の言葉に、蕩けた表情のリズがブルッと身体を震わせた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 少しの間気を失っていたみたいで、ヒロヤさんが心配そうに覗き込んでいた。

「あ……ヒロヤさん……」
「大丈夫?俺無茶しちゃったかな……」
「そんな事……無いですよ……気持ち良かったです♡」

 恐らくまだ惚けた顔をしてあるであろうわたしに、優しく口づけるヒロヤさん。

「む……♡」

 取り敢えず、わたしの愛液とヒロヤさんの精液塗れになったアレを、お口で綺麗にする。

「ん……♡ ちゅる……ぢゅる♡ んちゅ♡ れろ……んれろぉ♡」
「ドロシー……また……したくなる……っ」

 ヒロヤさんが切なそうな表情を浮かべる。

「大人のヒロヤさん……こんな綺麗な顔なんですね……」

 行為中より、はっきりとした姿になっている浩哉さん。

「そのまま……浩哉さんのまま……待っててくださいね……んちゅ♡」

 わたしはヒロヤさんをベッドに残し、名残惜しいけど……寝室を出た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

(なんなんだろう……ドロシー、もう満足したのかな……)

 なんか、ひとりぽつんとベッドに残されて……少し寂しい。

「ヒロヤ……」

 暗がりの中、寝室の扉が開いて……あの赤い下着を身に着けたリズが入ってきた。

「次は……アタイを……」

 そう言って、ベッドに上がり……仰向けに上体を起こした俺に跨るリズ。

「これが……浩哉なんだね。……うん。格好良いよ」

 俺の首に腕を回し、そっと口づけてくる。

「んっ……約束通り……抱いてくれ……」

 その顔は既に蕩けきり、リズはその全身から壮絶な色気を放っていた……

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

(これが浩哉……大人のヒロヤなんだね……)

 『魂が溢れた姿』って聞いてたから、もっとぼんやりした姿と思っていたけど……

(やばい……顔立ち整い過ぎ……綺麗……)

 確かにヒロヤの面影がそこかしこに窺えるが、とにかく綺麗な顔なんだ。

(そりゃ、この顔だけでもカズミが惚れちまうのも無理ないね……)

「この姿でいいのか?……多分リズ……リゼルダにはキツいんじゃないか?」
「あぁぁぁぁぁ♡」

 名前を呼ばれて、ヒロヤに跨った状態のまま倒れ込んでしまった。自然、ヒロヤに身体を預ける形になる。

「名前呼ばれただけで感じちゃった?可愛いなリゼルダは」

 それとこの口調。声はヒロヤの愛らしい声なんだけど、完全に年上のそれだ。耳が蕩けそうになる。

「今夜は……コレが欲しいんだ……」

 お腹の下で硬くなっているヒロヤのちんぽをそっと握る。

(お……おっきい……)

 ヒロヤのそれより随分と大きい。

「コレを……ぶち込んで……膣内なかに……注ぎ込んでくれ♡」
「いいぜ……んちゅっ」
「むちゅっ♡ はぁ……ヒロヤぁ♡」

 アタイの下に居たヒロヤに、くるりと位置を入れ替えられる。

「やん♡」
「……なるべく痛くないように、よく解しておくからな」

 そう言って、既にグチョグチョになっている赤い紐ショーツの脇から、指を差し入れる。

「あっ♡」

 ヒロヤの指が濡れたクレバスに侵入してくる。アタイの膣口が吸い付き、膣肉が中へ中へと指を招き入れる。

「はぁぁぁぁぁっ♡ いいっ♡ いいよヒロヤ♡」

 ふとヒロヤを見ると、舌をいっぱいに出してアタイを見つめている。

「ふぁい♡ れろっ♡ れろぉ♡ ちゅっ♡ ぶちゅっ♡」

 その舌を舐め、吸い付き、そして唇を重ねて咥内で絡めあう。

「リゼルダって、キス好きだよな」
「はうぅぅぅ♡ しゅきら♡ らいしゅきら♡」

 ヒロヤの舌を、まるでフェラチオするかの様に口で愛撫する。

「ずおっ♡ ずずずずずっ♡ じゅるるるる♡ ふぁぁぁっ!」

 そんな淫靡な口づけの間にも、ヒロヤの指は膣肉を責め立てる。

「あ♡ そこ♡ そこぉぉぉっ♡」

 入り口から少し入った上壁、ヤバいくらいに快感が突き抜ける箇所。アタイの反応でGスポットを見つけたヒロヤが執拗に責めてくる。

「あ……くる……くるよヒロヤ♡ なんか出る……出ちまうよヒロヤぁ♡ んむっ♡」

 訴えるアタイの唇を塞ぎ、空いた方の手で勃起しきった乳首を摘む。

「むむむむむむむむぅ♡」

 本当に出そうなので、いやいやと首を振りたいが……ヒロヤの唇は離したくない。

「んんんんんんんっ♡ れりゅぅぅぅぅぅ♡」

 ぷしっ!ぷしゃっ!ぷしゃぁぁぁぁぁ!
 アタイはヒロヤの膣を愛撫する腕を掴み、腰を浮かせて快感に打ち震える。
 潮を噴いた瞬間の絶頂に耐えようとするが、無理……

「ひっぐぅぅぅぅぅぅ♡」

 ヒロヤの口の中をアタイの舌で舐め回し、仰向けでつま先を突っぱって腰を浮かせ、アクメを逃がそうとしたのだが……達してしまった……

「いっら……いっちゃっら……」
「まだだ」

 さらに指を奥に差し入れ、降りた子宮口を指でなぞる。

「ひゃうんっ♡ しょれ!らめ♡」

 いつの間にか、膣内の指は二本になっていて、膣襞を撫で回し、子宮を押し込んでくる。

「んぉっ♡ それ♡ ぎもちいぃっ♡ いぐっ♡ まだいぐ♡ いっぢまうよぉ♡」

 二本の指で膣肉を拡げられ、解される。

「いいよ。いっちまえリゼルダ」
「ひゃう♡ ひょぉぉぉぉぉ♡ いぐどぎにぃ♡ にゃまえは♡ はんそ……ぎゅっ♡」

 ぷしゃっ!と何かが漏れる前触れ……

(また……でる……)
「でるよ!また……でりゅよヒロヤぁ♡」
「……舐めようか?」
「いまなめちゃらめら♡ ヒロヤに♡ かけぢまうっ♡」
「分かった。……舐めてやるよ」

 そう言いながら、一段と指の動きと力強さが加速される。

(あ……だめ……)

「だめだって♡ だめ♡ だめ♡ ら゛め゛ら゛♡ らめぇぇぇぇぇぇぇぇっ♡」

 ぷしゃっ!ぶしゃぁぁぁぁぁぁ!
 ヒロヤに潮を掛けてしまう想像で……アタイはアクメを迎えた……
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