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番外編
古蛇の家族の話その2
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「父上。僕に仕事とは何ですか?」
「それはな…。お前に、俺達が経営しているあやかしの孤児院の1つ、「古蛇の家」を任せようと思うんだが…。」
「えぇ!?そんな…。僕にはまだ早いと思います…。父上…。」
「まぁ、すぐにという訳ではないんだが、お前の年くらいに狐兎や蛇蝎にも孤児院を任せたことがあったのでな。」
「姉上と兄上も…?」
「そうですね。私達も孤児院を任せられた時期がありました。そういえば、蛇蝎は私と一緒じゃないと分かった瞬間に泣き出していたかしら?フフッ。可愛かったわ。」
「ちょ!狐兎姉!それ、古蛇には言うなよ!」
「良いじゃない。ねぇ、古蛇。心配する必要はないんです。私達でも越えられた山、あなたに越えられない訳がない。だから、応援しています。頑張ってね。古蛇。」
「狐兎姉に俺の昔のこと言われたのはあれだけど、俺も古蛇のこと応援してるからな!困ったことがあれば、何でも言ってくれ!助けに行くからな!」
「はい…。ありがとうございます!姉上、兄上!僕、頑張ります!」
「よし、これで決まりだな。10年後のこの日から「古蛇の家」を古蛇に任せよう。だが、この10年、古蛇には「古蛇の家」に行ってもらったり、沢山のことを学んでもらうからな!」
「はい、分かりました!父上!これから、頑張ります!」
「それはな…。お前に、俺達が経営しているあやかしの孤児院の1つ、「古蛇の家」を任せようと思うんだが…。」
「えぇ!?そんな…。僕にはまだ早いと思います…。父上…。」
「まぁ、すぐにという訳ではないんだが、お前の年くらいに狐兎や蛇蝎にも孤児院を任せたことがあったのでな。」
「姉上と兄上も…?」
「そうですね。私達も孤児院を任せられた時期がありました。そういえば、蛇蝎は私と一緒じゃないと分かった瞬間に泣き出していたかしら?フフッ。可愛かったわ。」
「ちょ!狐兎姉!それ、古蛇には言うなよ!」
「良いじゃない。ねぇ、古蛇。心配する必要はないんです。私達でも越えられた山、あなたに越えられない訳がない。だから、応援しています。頑張ってね。古蛇。」
「狐兎姉に俺の昔のこと言われたのはあれだけど、俺も古蛇のこと応援してるからな!困ったことがあれば、何でも言ってくれ!助けに行くからな!」
「はい…。ありがとうございます!姉上、兄上!僕、頑張ります!」
「よし、これで決まりだな。10年後のこの日から「古蛇の家」を古蛇に任せよう。だが、この10年、古蛇には「古蛇の家」に行ってもらったり、沢山のことを学んでもらうからな!」
「はい、分かりました!父上!これから、頑張ります!」
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