13 / 47
Ⅲ 過去の魔女
iv 論文提出
しおりを挟む
雪はすっかり解けて、ひばりが盛んに巣作りをする春。
暖かい日差しの中、アズレイアは期限よりひと月も早く仕上がった論文を片手に、意気揚々とモントレー教授の教授室を訪れていた。
研究内容にはそれなりの自信があった。
『魔法陣の線画画数、分岐数と魔力減少の相関関係と効率化』
大変地味だが、それなりに出来のいい論文に仕上がったと思う。
従来の魔法陣は魔力が豊富な貴族によって開発されてきた。
そのため、魔法陣自体の効率を気にかける者など誰もいなかった。
要はどんな描き方をしても、目的の魔術が発動さえすればそれでいいという。
結果、その効率は単純な魔術の魔法陣になればなるほど酷かった。
魔術学院に入学を許されて以来、これが常にアズレイアを悩ませてきた。
なんせ農民出身のアズレイアには本当に微かな魔力しかない。
自力だけでは発動できる魔法陣が非常に限られてしまうのだ。
魔力の少ない者が魔法陣を行使するには、魔力を粉末化した『魔法粉』を魔法陣に焚べなければならない。
だが魔力粉は、決して安くはなかった……。
要はアズレイアにとって、この研究は授業を受けるためにも必要不可欠なものだった。
だから彼女はこの取り組みを修学生・研究院生を通して、なんと五年以上も続けてきている。
この卒業論文は、そんな彼女が長らく繰り返してきた検証の結果をまとめたものなのである。
だが──。
「アズレイア。大変言いにくいのだが」
彼女の論文に目を通すモントレー教授の顔がどんどん厳しくなり、やがて一文字に引き結ばれた口から思いもかけない言葉がこぼれ出る。
「君の論文と類似点が非常に多い論文がすでに提出されている」
渋い声で放たれたその言葉に、アズレイアの頭が一瞬で真っ白になった。
そんな馬鹿な!
思わずそう叫びそうになってなんとか思いとどまる。
この研究課題は華々しくもなければ目新しいものでもなく、また決して簡単に結果の出るようなものでもない。
証明を実証するには、気の遠くなるような実証実験を繰り返す必要がある。
要はアズレイアのような必死な者でもない限り、馬鹿らしくてとてもやろうと思えないものなのだ。
「結びにまとめられた改良形の魔法陣のいくつかは形状がほぼ同一といっても過言ではない」
続けて告げられた言葉に、より一層アズレイアが言葉を失った。
それでは……、それではまるで、まるっきり同じ論文ということではないか。
「これは……私の研究です。決して誰かの研究を盗んだりしていません」
震えそうになる声を必死で落ち着かせ、目前のモントレー教授に答えはするも、教授の目を見る勇気が湧いてこない。
アズレイアは今、自分の論文を盗用された事実以上に、モントレー教授に疑われることに恐怖した。
モントレー教授の研究会は学院内でも実践的かつ、研究内容の自由度が高いことで有名だ。
研究会から魔道研究所への登用も頻繁で、王城内の魔術系の要職はほぼこの研究会の出身者で占められているという。
高位貴族の出世街道への登竜門であり、本来、農民出身のアズレイアなどが参加できる場所ではない。
そう誰もが思っていた。
だが驚いたことに、三年の終わり、最初にアズレイアに声をかけてくれたのがモントレー教授その人だった。
厳しいことで有名なモントレー教授が、他でもない自分に声をかけてくれたことが嬉しく、しかも自分のような農民出の魔術師を才能のみで指名してくれたことが、アズレイアには本当に誇らしかった。
なのに今、その恩師たる教授に研究の盗作を疑われている……。
自分に非がないのは分かり切っていても、教授にそんな目で見られていることがどうしようもなくいたたまれず、申し訳なく、そして恐ろしい。
研究課題が他の研究者と重なる時点でほぼあり得ないのに、しかも同じ帰結に至るなんて、どう考えても偶然とは思えない。
到底、偶然ではありえない。
『偶然』でないならば、一体誰が……?
この論文を人前で書いたり、人に見せたことは一度もない。
ただ一人、レイモンドを除いては。
そこまで思い至って、一気にどっと絶望がアズレイアの胸に広がった。
そんな、まさか、レイモンドに限ってそんな……。
否定したい自分のすぐ横で、リアリストな自分が肩をすくめる。
高位貴族のレイモンドがアズレイアのような農民出の何のとりえもない娘になぜ声をかけてきたのか。
こんな理由でもなければ、自分が選ばれる理由などあるはずもなかろう。
でも本当に?
レイモンドは賢く、自力で充分優秀な論文を書けるだろう。
私の論文を盗む必要など、本当にあるのか?
いくつもの疑問と失意、諦念がアズレイアの脳裏を駆け巡る。
だが、モントレー教授は今もアズレイアの答えを待っている。
ちゃんと、論理的に、自分の無実を説明しなければ……。
そう思うのに、目を背けることのできない悲しい事実の数々に、ショックで声が出てこない。
ただ全身が震え、悪いことなどなにもしていないのに、背を冷たい汗が流れ落ちていく。
そんなアズレイアの様子をどう思ったのか、モントレー教授が落ち着いた声音で語りだす。
「待ちなさい。私は決して君が論文を盗んだり真似たのではと疑いをかけているわけではない」
そう口にした教授は、再び手元の論文に視線を落として続ける。
「たとえ君らが偶然同じものを書き上げたのだろうとなかろうと、それを断ずることは私の教授としての役分を超える行為だ」
ぼつぼつと続ける教授の口調は平坦で感情が見えない。
「だが、先に提出されたものと後から提出されたものに類似点がある場合、後者の提出物をそのまま受け取ることはできない。これは学院内に限らず、研究論文全般における当然のルールだ」
教授は決してアズレイアを責めているわけではなく、ただ淡々と彼の言えることを説明してくれているに過ぎない。
そう理解していても、今のアズレイアには、それがまるで残酷な死刑宣告のように聞こえてくる。
「よって、これ以上の説明は不要だ。残念ながら私はこの論文を受理できない。今年の提出を諦めるか、さもなければ期限までに新しい課題で再提出することを考えてくれ」
これは、多分非常に寛大な処置なのだろう。
教授は最後までアズレイアを疑う言葉を発しなかった。
その信頼がありがたく、そして悲しい。
なにを言おうと、結局全てはルールを破って人に自分の論文を見せてしまった私の落ち度だ。
そう、レイモンドが盗用したのか、しなかったのかに関わらず、どんな理由があったのだとしても、関係ない。
最終的に、評価に値する論文を期限内に提出するのは、アズレイア自身の責任なのだ。
「期限までにお持ちします」
震える声でなんとか返答を絞り出し、深く一礼を返して背を向ける。
「大変、残念だ」
部屋をのちにするアズレイアの背に、教授の悲し気な声が重く響いた。
暖かい日差しの中、アズレイアは期限よりひと月も早く仕上がった論文を片手に、意気揚々とモントレー教授の教授室を訪れていた。
研究内容にはそれなりの自信があった。
『魔法陣の線画画数、分岐数と魔力減少の相関関係と効率化』
大変地味だが、それなりに出来のいい論文に仕上がったと思う。
従来の魔法陣は魔力が豊富な貴族によって開発されてきた。
そのため、魔法陣自体の効率を気にかける者など誰もいなかった。
要はどんな描き方をしても、目的の魔術が発動さえすればそれでいいという。
結果、その効率は単純な魔術の魔法陣になればなるほど酷かった。
魔術学院に入学を許されて以来、これが常にアズレイアを悩ませてきた。
なんせ農民出身のアズレイアには本当に微かな魔力しかない。
自力だけでは発動できる魔法陣が非常に限られてしまうのだ。
魔力の少ない者が魔法陣を行使するには、魔力を粉末化した『魔法粉』を魔法陣に焚べなければならない。
だが魔力粉は、決して安くはなかった……。
要はアズレイアにとって、この研究は授業を受けるためにも必要不可欠なものだった。
だから彼女はこの取り組みを修学生・研究院生を通して、なんと五年以上も続けてきている。
この卒業論文は、そんな彼女が長らく繰り返してきた検証の結果をまとめたものなのである。
だが──。
「アズレイア。大変言いにくいのだが」
彼女の論文に目を通すモントレー教授の顔がどんどん厳しくなり、やがて一文字に引き結ばれた口から思いもかけない言葉がこぼれ出る。
「君の論文と類似点が非常に多い論文がすでに提出されている」
渋い声で放たれたその言葉に、アズレイアの頭が一瞬で真っ白になった。
そんな馬鹿な!
思わずそう叫びそうになってなんとか思いとどまる。
この研究課題は華々しくもなければ目新しいものでもなく、また決して簡単に結果の出るようなものでもない。
証明を実証するには、気の遠くなるような実証実験を繰り返す必要がある。
要はアズレイアのような必死な者でもない限り、馬鹿らしくてとてもやろうと思えないものなのだ。
「結びにまとめられた改良形の魔法陣のいくつかは形状がほぼ同一といっても過言ではない」
続けて告げられた言葉に、より一層アズレイアが言葉を失った。
それでは……、それではまるで、まるっきり同じ論文ということではないか。
「これは……私の研究です。決して誰かの研究を盗んだりしていません」
震えそうになる声を必死で落ち着かせ、目前のモントレー教授に答えはするも、教授の目を見る勇気が湧いてこない。
アズレイアは今、自分の論文を盗用された事実以上に、モントレー教授に疑われることに恐怖した。
モントレー教授の研究会は学院内でも実践的かつ、研究内容の自由度が高いことで有名だ。
研究会から魔道研究所への登用も頻繁で、王城内の魔術系の要職はほぼこの研究会の出身者で占められているという。
高位貴族の出世街道への登竜門であり、本来、農民出身のアズレイアなどが参加できる場所ではない。
そう誰もが思っていた。
だが驚いたことに、三年の終わり、最初にアズレイアに声をかけてくれたのがモントレー教授その人だった。
厳しいことで有名なモントレー教授が、他でもない自分に声をかけてくれたことが嬉しく、しかも自分のような農民出の魔術師を才能のみで指名してくれたことが、アズレイアには本当に誇らしかった。
なのに今、その恩師たる教授に研究の盗作を疑われている……。
自分に非がないのは分かり切っていても、教授にそんな目で見られていることがどうしようもなくいたたまれず、申し訳なく、そして恐ろしい。
研究課題が他の研究者と重なる時点でほぼあり得ないのに、しかも同じ帰結に至るなんて、どう考えても偶然とは思えない。
到底、偶然ではありえない。
『偶然』でないならば、一体誰が……?
この論文を人前で書いたり、人に見せたことは一度もない。
ただ一人、レイモンドを除いては。
そこまで思い至って、一気にどっと絶望がアズレイアの胸に広がった。
そんな、まさか、レイモンドに限ってそんな……。
否定したい自分のすぐ横で、リアリストな自分が肩をすくめる。
高位貴族のレイモンドがアズレイアのような農民出の何のとりえもない娘になぜ声をかけてきたのか。
こんな理由でもなければ、自分が選ばれる理由などあるはずもなかろう。
でも本当に?
レイモンドは賢く、自力で充分優秀な論文を書けるだろう。
私の論文を盗む必要など、本当にあるのか?
いくつもの疑問と失意、諦念がアズレイアの脳裏を駆け巡る。
だが、モントレー教授は今もアズレイアの答えを待っている。
ちゃんと、論理的に、自分の無実を説明しなければ……。
そう思うのに、目を背けることのできない悲しい事実の数々に、ショックで声が出てこない。
ただ全身が震え、悪いことなどなにもしていないのに、背を冷たい汗が流れ落ちていく。
そんなアズレイアの様子をどう思ったのか、モントレー教授が落ち着いた声音で語りだす。
「待ちなさい。私は決して君が論文を盗んだり真似たのではと疑いをかけているわけではない」
そう口にした教授は、再び手元の論文に視線を落として続ける。
「たとえ君らが偶然同じものを書き上げたのだろうとなかろうと、それを断ずることは私の教授としての役分を超える行為だ」
ぼつぼつと続ける教授の口調は平坦で感情が見えない。
「だが、先に提出されたものと後から提出されたものに類似点がある場合、後者の提出物をそのまま受け取ることはできない。これは学院内に限らず、研究論文全般における当然のルールだ」
教授は決してアズレイアを責めているわけではなく、ただ淡々と彼の言えることを説明してくれているに過ぎない。
そう理解していても、今のアズレイアには、それがまるで残酷な死刑宣告のように聞こえてくる。
「よって、これ以上の説明は不要だ。残念ながら私はこの論文を受理できない。今年の提出を諦めるか、さもなければ期限までに新しい課題で再提出することを考えてくれ」
これは、多分非常に寛大な処置なのだろう。
教授は最後までアズレイアを疑う言葉を発しなかった。
その信頼がありがたく、そして悲しい。
なにを言おうと、結局全てはルールを破って人に自分の論文を見せてしまった私の落ち度だ。
そう、レイモンドが盗用したのか、しなかったのかに関わらず、どんな理由があったのだとしても、関係ない。
最終的に、評価に値する論文を期限内に提出するのは、アズレイア自身の責任なのだ。
「期限までにお持ちします」
震える声でなんとか返答を絞り出し、深く一礼を返して背を向ける。
「大変、残念だ」
部屋をのちにするアズレイアの背に、教授の悲し気な声が重く響いた。
0
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
引きこもり令嬢が完全無欠の氷の王太子に愛されるただひとつの花となるまでの、その顛末
藤原ライラ
恋愛
夜会が苦手で家に引きこもっている侯爵令嬢 リリアーナは、王太子妃候補が駆け落ちしてしまったことで突如その席に収まってしまう。
氷の王太子の呼び名をほしいままにするシルヴィオ。
取り付く島もなく冷徹だと思っていた彼のやさしさに触れていくうちに、リリアーナは心惹かれていく。けれど、同時に自分なんかでは釣り合わないという気持ちに苛まれてしまい……。
堅物王太子×引きこもり令嬢
「君はまだ、君を知らないだけだ」
☆「素直になれない高飛車王女様は~」にも出てくるシルヴィオのお話です。そちらを未読でも問題なく読めます。時系列的にはこちらのお話が2年ほど前になります。
※こちら同じ内容で別タイトルのものをムーンライトノベルズにも掲載しています※
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
愛を求めることはやめましたので、ご安心いただけますと幸いです!
風見ゆうみ
恋愛
わたしの婚約者はレンジロード・ブロフコス侯爵令息。彼に愛されたくて、自分なりに努力してきたつもりだった。でも、彼には昔から好きな人がいた。
結婚式当日、レンジロード様から「君も知っていると思うが、私には愛する女性がいる。君と結婚しても、彼女のことを忘れたくないから忘れない。そして、私と君の結婚式を彼女に見られたくない」と言われ、結婚式を中止にするためにと階段から突き落とされてしまう。
レンジロード様に突き落とされたと訴えても、信じてくれる人は少数だけ。レンジロード様はわたしが階段を踏み外したと言う上に、わたしには話を合わせろと言う。
こんな人のどこが良かったのかしら???
家族に相談し、離婚に向けて動き出すわたしだったが、わたしの変化に気がついたレンジロード様が、なぜかわたしにかまうようになり――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる