22 / 406
第2章 基盤
8 謝罪
しおりを挟む
「あゆみ、これをそのナイフを使って小さくちぎってくれ」
厨房の端から黒猫君がそう言って持ってきたのは使い古されてほつれていた布巾。その端っこを言われた通り十センチ角くらいに切り取る。
「残りはテリースが汲んでくれた水を垂らして絞っとけ」
布巾はそこそこ大きく、カップで水を汲んで濡らしてから絞ると床に少し水が溜まる。
しまった、これは私には危ないから次からちゃんと流し場でやらなきゃ。
「おい、この空の壺とこっちの火ばさみも持ってこっち来てくれ」
今切り出した布巾の切れ端を咥えながら、黒猫君が私に指示を出す。私は黒猫君に言われた通り壺と暖炉の横に置かれていた火ばさみを脇に抱えて暖炉の前に向かった。
暖炉の火はすでに落ちかけてて火力が落ちてきてる。黒猫君がそこに枝を一本足すと、そこだけ新たな火が上がる。気温はそれ程寒くないけど、服が濡れていたので暖炉の火が温かくて気持ちいい。
「あゆみ、次は一度に終わらせたいから先に手順を説明するぞ」
そう言って黒猫君がテーブルの上に飛び乗った。
「まず、この布の切れ端を四つ折りにして火ばさみで挟んで持って、まんべんなく火で炙ってやる。全体に火が回ったところでコッチの壺に入れて蓋をする。すぐにこの濡れタオルで壺と蓋の間を目ばりして塞ぐ。分かったか?」
「えっと、こうして持って、焼いたらこっちの壺に入れて目ばりね?」
「そうだ」
先に手順を確認し、机の上の壺と暖炉の火が私でも届く事を確認して言われた作業をやってみる。こういう作業は片足立ちで一気にやることになるので結構辛い。ここしばらくで片足で立つのも安定したけどまだ長時間は怖い。
それでも布が小さいのであっという間に火が回って、焦って壺に入れて目ばりをする。
「これなんに使うの?」
「これは俺も布でやったことないから自信ないんだけどな。多分明日ちょっと楽ができる」
「あ、それで思い出したけど今日仕事してて思ったんだけどね。出来たら椅子をこの火の前と井戸の横に置いておきたいなって。そうすれば私でも毎回床に倒れ込まないで色々出来てありがたいんだけど」
「分かりました。お手伝いしましょう。あとこちらの臼と樽の横にも置いておきましょうね」
突然後ろから声がして、振り返ればテリースさんが厨房の入り口の所からこちらを見てた。
「テリースさん?」
「今日のことをもう一度お二人にちゃんと謝っておきたいと思いまして」
そう言って厨房に入ってきたテリースさんは、厨房の端に置かれていた椅子を動かしながら話し始めた。
「今日はまるで騙すような形になってしまって本当に申し訳ありませんでした」
「そ、それは……」
「本当だな。ここは思っていた以上に酷いぞ。正にタダより高いものはなかったな」
「黒猫君!」
黒猫君のあまりに明け透けな答えに焦ってテリースさんの顔色を見てしまう。
「ええ。ネロ君の言う通りです。申し訳ないのですが、私自身も困り果てておりましたので」
「テリース、言いづらかったのは分かるがもう二度とやめろよ。俺達だってあんたの事は信用したいんだ。それなりに協力はしたいと思うがお互いを信頼出来ないようじゃとても無理だ」
「仰る通りです。これからは隠さずお話するとお約束します」
「まあ、あんたは俺達に逃げる道を残してくれるつもりだったんだろうがな」
「え? どういう事?」
「ああ、テリースにしてみればここでやって行くより王都に行くなり他を探すなり、俺達が他の道を選ぶ方がいいと思うかもしれないと考えたんじゃないか? だから下手に詳しく説明して俺達がここに縛られないようにとでも思ったんだろ」
黒猫君の言葉をテリースさんは否定しなかった。
「……実際国の保護下にいれば飢えることはありません」
「だが長期的にみて何されるか分かったもんじゃない。他の手段もな」
ああ、さっき話してた娼館のことか。
「そんなことを考えるより、俺はここで何ができるのかきっちり腹を割って話したほうが建設的だと思うぞ」
「ええ、私もそのつもりできました。ちょっと待ってください。まずは椅子を動かしてからお茶を入れましょう」
そう言いながら椅子を私が言ってたところに邪魔にならないように考えて配置してくれる。それからカップやお茶の葉を準備してポットにお水を汲んでそれを両手で包み込んだ。
「……それ、もしかして魔法でお湯を温めてるのか?」
「はい。私くらいの魔術師では一瞬で沸騰させたりは無理ですから」
テリースさんがちょっと恥ずかしそうに言うけど。
ず、ずるい。
お湯を沸かすの、凄く大変だったんだよ!
「分かったかあゆみ。魔法が使えることの大切さが」
「切実にわかったよ……」
テリースさんがちょっと困った顔になる。
「残念ながらこればっかりは生まれ持った資質ですからね。明日の仕事が終わったら一度テストしてみましょうね」
「はい、よろしくお願いします!」
そこでお湯が湧いたらしくテリースさんがお茶を入れてくれた。すっごく味が薄いけど暖かいだけで滅茶苦茶おいしく感じる。
「それでテリース、ここの現状をなるべく詳しく説明してくれ」
「はい」
黒猫君に促されたテリースさんの説明によると。
ここは元々教会主導のボランティアで開かれた治療院なのだそうだ。
地域の低所得者に無料または低価格で治療を提供する。災害時には被災者の生活の支援などもしていてこの地域の互助会のような役割をしてきたらしい。
ところが狼人族が巣食うようになって人が減り、まず互助会としての支援が減った。
次に王都の中央政府から連絡が来なくなった。
この時点で事態を危ぶんだ教会の主だった皆様が様子を見に行ってくると王都に向かったっきり帰って来なくなった。お陰で現在、教会もガラガラなのだそうだ。
次にこの街への物資の供給が途絶えた。今まではこの地域の特産物とバランスした状態で取引されていた穀物などの流通が途絶えてしまった。
この治療院も今までの蓄積があったからなんとか食いつないでこれたけど、それもとうとう使い切ってしまった。元々テリースさんが砦や兵舎に行って働くことで得られる給金を使って必要な医療品を買っていたのだそうだけど、今では物価が上がってしまって毎日の食料を手に入れるのもおぼつかないらしい。
「給金の支払いは本来月ごとなんですが、私だけ隊長に無理を言って週末に支払ってもらっています」
「あ、待ってくれ、ここの一週間はどうなっている?」
「えっと、月の日から火、水、木、金、土の日までは働く日です。最後の神の日だけは教会に行くために半日は休みになります」
「週の数え方は同じか」
「本当だね。でも日曜もお休みじゃないんだ。いつ休むの?」
「え? 夜休みますよ?」
私は頭を抱え込んでしまった。週休二日とは言わないけど日曜ぐらい休みたい。
「こいつは放っておいていい。それで今日は何の日だ?」
「今日が金の日です。明日の夜には給料が入ります」
「それはどれくらいになるんだ?」
「……えっと、ではお金のお話をしておきましょう」
テリースさんはちょっと情けない顔で私たちを見回した。
厨房の端から黒猫君がそう言って持ってきたのは使い古されてほつれていた布巾。その端っこを言われた通り十センチ角くらいに切り取る。
「残りはテリースが汲んでくれた水を垂らして絞っとけ」
布巾はそこそこ大きく、カップで水を汲んで濡らしてから絞ると床に少し水が溜まる。
しまった、これは私には危ないから次からちゃんと流し場でやらなきゃ。
「おい、この空の壺とこっちの火ばさみも持ってこっち来てくれ」
今切り出した布巾の切れ端を咥えながら、黒猫君が私に指示を出す。私は黒猫君に言われた通り壺と暖炉の横に置かれていた火ばさみを脇に抱えて暖炉の前に向かった。
暖炉の火はすでに落ちかけてて火力が落ちてきてる。黒猫君がそこに枝を一本足すと、そこだけ新たな火が上がる。気温はそれ程寒くないけど、服が濡れていたので暖炉の火が温かくて気持ちいい。
「あゆみ、次は一度に終わらせたいから先に手順を説明するぞ」
そう言って黒猫君がテーブルの上に飛び乗った。
「まず、この布の切れ端を四つ折りにして火ばさみで挟んで持って、まんべんなく火で炙ってやる。全体に火が回ったところでコッチの壺に入れて蓋をする。すぐにこの濡れタオルで壺と蓋の間を目ばりして塞ぐ。分かったか?」
「えっと、こうして持って、焼いたらこっちの壺に入れて目ばりね?」
「そうだ」
先に手順を確認し、机の上の壺と暖炉の火が私でも届く事を確認して言われた作業をやってみる。こういう作業は片足立ちで一気にやることになるので結構辛い。ここしばらくで片足で立つのも安定したけどまだ長時間は怖い。
それでも布が小さいのであっという間に火が回って、焦って壺に入れて目ばりをする。
「これなんに使うの?」
「これは俺も布でやったことないから自信ないんだけどな。多分明日ちょっと楽ができる」
「あ、それで思い出したけど今日仕事してて思ったんだけどね。出来たら椅子をこの火の前と井戸の横に置いておきたいなって。そうすれば私でも毎回床に倒れ込まないで色々出来てありがたいんだけど」
「分かりました。お手伝いしましょう。あとこちらの臼と樽の横にも置いておきましょうね」
突然後ろから声がして、振り返ればテリースさんが厨房の入り口の所からこちらを見てた。
「テリースさん?」
「今日のことをもう一度お二人にちゃんと謝っておきたいと思いまして」
そう言って厨房に入ってきたテリースさんは、厨房の端に置かれていた椅子を動かしながら話し始めた。
「今日はまるで騙すような形になってしまって本当に申し訳ありませんでした」
「そ、それは……」
「本当だな。ここは思っていた以上に酷いぞ。正にタダより高いものはなかったな」
「黒猫君!」
黒猫君のあまりに明け透けな答えに焦ってテリースさんの顔色を見てしまう。
「ええ。ネロ君の言う通りです。申し訳ないのですが、私自身も困り果てておりましたので」
「テリース、言いづらかったのは分かるがもう二度とやめろよ。俺達だってあんたの事は信用したいんだ。それなりに協力はしたいと思うがお互いを信頼出来ないようじゃとても無理だ」
「仰る通りです。これからは隠さずお話するとお約束します」
「まあ、あんたは俺達に逃げる道を残してくれるつもりだったんだろうがな」
「え? どういう事?」
「ああ、テリースにしてみればここでやって行くより王都に行くなり他を探すなり、俺達が他の道を選ぶ方がいいと思うかもしれないと考えたんじゃないか? だから下手に詳しく説明して俺達がここに縛られないようにとでも思ったんだろ」
黒猫君の言葉をテリースさんは否定しなかった。
「……実際国の保護下にいれば飢えることはありません」
「だが長期的にみて何されるか分かったもんじゃない。他の手段もな」
ああ、さっき話してた娼館のことか。
「そんなことを考えるより、俺はここで何ができるのかきっちり腹を割って話したほうが建設的だと思うぞ」
「ええ、私もそのつもりできました。ちょっと待ってください。まずは椅子を動かしてからお茶を入れましょう」
そう言いながら椅子を私が言ってたところに邪魔にならないように考えて配置してくれる。それからカップやお茶の葉を準備してポットにお水を汲んでそれを両手で包み込んだ。
「……それ、もしかして魔法でお湯を温めてるのか?」
「はい。私くらいの魔術師では一瞬で沸騰させたりは無理ですから」
テリースさんがちょっと恥ずかしそうに言うけど。
ず、ずるい。
お湯を沸かすの、凄く大変だったんだよ!
「分かったかあゆみ。魔法が使えることの大切さが」
「切実にわかったよ……」
テリースさんがちょっと困った顔になる。
「残念ながらこればっかりは生まれ持った資質ですからね。明日の仕事が終わったら一度テストしてみましょうね」
「はい、よろしくお願いします!」
そこでお湯が湧いたらしくテリースさんがお茶を入れてくれた。すっごく味が薄いけど暖かいだけで滅茶苦茶おいしく感じる。
「それでテリース、ここの現状をなるべく詳しく説明してくれ」
「はい」
黒猫君に促されたテリースさんの説明によると。
ここは元々教会主導のボランティアで開かれた治療院なのだそうだ。
地域の低所得者に無料または低価格で治療を提供する。災害時には被災者の生活の支援などもしていてこの地域の互助会のような役割をしてきたらしい。
ところが狼人族が巣食うようになって人が減り、まず互助会としての支援が減った。
次に王都の中央政府から連絡が来なくなった。
この時点で事態を危ぶんだ教会の主だった皆様が様子を見に行ってくると王都に向かったっきり帰って来なくなった。お陰で現在、教会もガラガラなのだそうだ。
次にこの街への物資の供給が途絶えた。今まではこの地域の特産物とバランスした状態で取引されていた穀物などの流通が途絶えてしまった。
この治療院も今までの蓄積があったからなんとか食いつないでこれたけど、それもとうとう使い切ってしまった。元々テリースさんが砦や兵舎に行って働くことで得られる給金を使って必要な医療品を買っていたのだそうだけど、今では物価が上がってしまって毎日の食料を手に入れるのもおぼつかないらしい。
「給金の支払いは本来月ごとなんですが、私だけ隊長に無理を言って週末に支払ってもらっています」
「あ、待ってくれ、ここの一週間はどうなっている?」
「えっと、月の日から火、水、木、金、土の日までは働く日です。最後の神の日だけは教会に行くために半日は休みになります」
「週の数え方は同じか」
「本当だね。でも日曜もお休みじゃないんだ。いつ休むの?」
「え? 夜休みますよ?」
私は頭を抱え込んでしまった。週休二日とは言わないけど日曜ぐらい休みたい。
「こいつは放っておいていい。それで今日は何の日だ?」
「今日が金の日です。明日の夜には給料が入ります」
「それはどれくらいになるんだ?」
「……えっと、ではお金のお話をしておきましょう」
テリースさんはちょっと情けない顔で私たちを見回した。
0
お気に入りに追加
439
あなたにおすすめの小説
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
異世界無宿
ゆきねる
ファンタジー
運転席から見た景色は、異世界だった。
アクション映画への憧れを捨て切れない男、和泉 俊介。
映画の影響で筋トレしてみたり、休日にエアガンを弄りつつ映画を観るのが楽しみな男。
訳あって車を購入する事になった時、偶然通りかかったお店にて運命の出会いをする。
一目惚れで購入した車の納車日。
エンジンをかけて前方に目をやった時、そこは知らない景色(異世界)が広がっていた…
神様の道楽で異世界転移をさせられた男は、愛車の持つ特別な能力を頼りに異世界を駆け抜ける。
アクション有り!
ロマンス控えめ!
ご都合主義展開あり!
ノリと勢いで物語を書いてますので、B級映画を観るような感覚で楽しんでいただければ幸いです。
不定期投稿になります。
投稿する際の時間は11:30(24h表記)となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる