19 / 31
婚姻編
婚姻編2 魔王様が味見した
しおりを挟む
昨夜、額に感じた微かな唇の感触が何度も思い出されて、そして彼の残した意味深な言葉が思い出されて、今夜私はなぜか寝付くことも出来ずに、カーティスの訪れを待っています。
あのあと、いつも通り午後の治療を終わらせると、珍しく店内で待っていたカーティスが、ノーラに連れられて行きました。
別れ際、
「今夜はこき使われるから夕食には戻れんとセバスチャンに言っといてくれ」
と伝言を頼まれた通り、夕食にも顔を見せず、もう今夜は帰ってこないのかとも思っていたのですが。
そろそろ待ちくたびれて、眠りに落ちようかとウトウトし始めた頃、ギシリとベッドが小さく軋み、カーティスの気配が現れました。
気のせいではなく、微かにお酒の香りが漂ってきます。どうやら晩酌をしてきたようです。
いつもどおり寝たフリで我慢していると、ゆっくりと近づいてきたカーティスの気配が、すぐ後ろで止まりました。
頭をまた撫でられるのだろう、そう思っていたのですが。
それは突然でした。
「リザ……」
カーティスが、私の名を呼びながら私を抱き寄せ、甘えるように私の首筋に顔を埋め、そのままグリグリと何度も私の首筋に頭を擦り付け始めたのです。
そしてしっかり自分の頭の場所を確保した様子で、私の耳元で深いため息をつきました。
ちゃんと怒るべきだとは思うのですが、突然の事態にこちらもそれどころではなく。
しかもここで一つ重大な問題が発生しました。
私を抱きすくめたカーティスは、どうやら薄い夜着しか身に着けていないらしく。
おかげで私にはその腕も背中に当たる胸筋も腹筋も、三百六十度私を包むその筋肉の全てをしっかりと感じとることが出来てしまい……脳が、脳が勝手にドーパミン垂れ流して動きも反応もガタ落ちで。
でもそんなこと知られる訳にもいかない私は、結局また寝たフリで通すことにしたのですが。
「リザ……」
私の首筋に顔を埋めたカーティスが、そのまま独り言を始めてしまいました。
「なんでお前は俺にだけ優しくない」
……なんかこの独り言は、聞いてはけない気がします。
「ネイサンが抱きついても嬉しそうにしてるくせに」
え、ネイサンが来てるのと鉢合わせしたことありましたっけ?
ちなみに文句の間に、また頭グリグリ攻撃が繰り返し来てます。
筋肉じゃないのに、こっちも精神的に結構ダメージ来てます。
「昨日だってニックよりも上手に脇腹抉られて適度に血だらけになってたはずだ」
な、なんでお店のお客様と怪我の度合競ってんでしょうか?
「俺のほうがいい筋肉だろうが。お前好みの……」
あ、やめて、そう言って腕を締め付けてくるのズルい……!
こ、このままだと口元が緩んでしまいそうでヤバいです!
その思いでほんの少し身をよじろうとしましたが、それが余計悪い結果を招きました。
「寝てても逃げるのか……お前は」
カーティスの囁きの声音に不穏な響きが混じり、
「寝てても逃げるなら逃げられなくするだけだ」
それまで遠慮がちに抱き寄せていた腕が、突然強い意志を持って私の身体に巻き付きます。
まるで私の身体を自分の中に取り込もうとでも言うかのように、胸を、腰を、そして筋肉に厚く包まれた太ももを、私の全身にピッタリと押し付けてきて。自然に逃げようとした私の下半身も、その太い太腿で絡め取られて身動きを封じられてしまいました。
「ここまでしても起きぬのかこの娘は……」
いえ起きてます!
もうバッチリパッチリ起きてます!
でも起きてるからこそ、もう脳内ピンクでマズイのです!
「じゃあもう起きるなよ」
カーティスの最後の一言が、命令口調のはずなのに、なぜかまるで懇願されてるように聞こえてしまいます。
ですが私はもうこの時点で、至福の筋肉ベッドにつつまれて、カーティスがなにを言ってるのかよくわからなくなっていました。
私、そんな弛い人間じゃないはず、今すぐ逃げなきゃ……という理性の声はとうの昔に死にました。
もう頭がクラクラで、身体がやけに熱いし、力が入らないのです。
寝てるフリもなにも、もう力がふにゃふにゃに抜けてしまってちっとも身体を動かせそうにありません。
乱暴な言い方をしたにも関わらず、カーティスは何もせず、ただしばらくそうして私を抱きしめていたのですが……
「お前はいつも甘い匂いがする……」
首筋に埋められていたカーティスの頭が少し持ち上がり。
やっと離れた、そう気を許した次の瞬間、柔らかい何かが私の首筋に押し当てられました。
それがカーティスの薄い唇だと気づいた時には、すでにそこから広がる甘い感触に身体が痺れ、全身の力が抜けてしまい。
その後何度も繰り返されるその優しい甘噛みに、声が上がらぬよう必死に耐えるのでいっぱいいっぱいです。
なのに、カーティスの唇は休むことなく私の首筋を這いまわり、生々しい快感を私の肌に染み込ませて……そしてそれは唐突に離れました。
「甘い……本当に……」
微かな呟きとともに、私を包むカーティスの身体が、震えています。
それはまるで拮抗する二つの意志の現れのようで、何度となく小刻みに私の身体を締付けて……
「ん……」
肌を擦りあげる筋肉の感触に、思わず小さな声が漏れてしまいました。
まるでそれが引き金だったかのように、カーティスが再び動き出し、激しく私の身体を撫でまわし始めました。
カーティスの大きな手は休むことなく私の身体を貪ります。
ゴツゴツした指が、夜着の上から優しく私の身体を滑り、触れられた場所に甘い痺れを残しつつ駆けめぐり……。
その手は彼の欲望を示すかのように、少し乱暴な動きなのに、決して私の身体を傷つけることはありません。
まるでそれは、私の全身に眠る快楽の糸を探るように、隅々まで、激しく、でも優しく動き回ります。
そしてとうとう、その手が徐々に私の胸に迫ってきて……
これはダメ、違う、もうやめさせなくちゃ!
そう思うと同時に、それをしたくない自分がいることに気づいてしまいました。
だって、なぜかカーティスにされるそれは、全く嫌ではなく、ただただ気持ちよくて、そして痺れる程に甘やかで──
「クソ、ノーラのやつ、俺になに飲ませやがった」
突然、カーティスが叫びながら私の身体を引き剥がし、ベッドを軋ませて部屋から出ていってしまいました。
「な、なんだったのよ……」
置いてけぼりを食らった私は、冷めゆく身体の熱に呆然としてしまいます。
ちょっと気を許すと、ついさっき与えられた感触がぶり返してきて頭が沸きそうです。
ああ、ノーラがなんとか言ってたわね。きっと酔って精力剤でも飲んじゃったのかしら。
ノーラの精力剤と媚薬はとても評判がいいのです。
効果のほどは、兵士さんたちの折り紙付き。
我が薬局で、唯一採算の取れてるらしき最良品でもあります。
「人間、懐に余裕が出来れば金を落とすもんだよ。だからこうして先行投資するのも必要なのさ」
というのが、他の薬を採算取れない安値で売ってしまうノーラの言い訳で。
うーん、確かに精力剤も媚薬もよく売れて、最近では黒字になっているのですから間違ってはいないかもしれませんが。
ノーラたちのような長い寿命がなければ思いつきもしない気長な先行投資です。
しかも私が支払った借金白金貨一枚分を稼ぎ上げる頃には、私は多分この世にいませんが。
誤魔化すように違う事を考えていたおかげで、やっと身体の熱も下がりました。
「まあ、もし間違って精力剤を飲んでしまったのなら、不可抗力よね」
でももし本当にあの効果抜群と折り紙付きの精力剤を飲んじゃったのだとしたら、そんな簡単に収まるものじゃないんじゃないかしら……?
今頃カーティスが何をしているのか、な~んて考えてまた顔が熱くなってしまった私は、そんな考えを振り払い、今度こそ目を閉じて眠りにつくのでした。
あのあと、いつも通り午後の治療を終わらせると、珍しく店内で待っていたカーティスが、ノーラに連れられて行きました。
別れ際、
「今夜はこき使われるから夕食には戻れんとセバスチャンに言っといてくれ」
と伝言を頼まれた通り、夕食にも顔を見せず、もう今夜は帰ってこないのかとも思っていたのですが。
そろそろ待ちくたびれて、眠りに落ちようかとウトウトし始めた頃、ギシリとベッドが小さく軋み、カーティスの気配が現れました。
気のせいではなく、微かにお酒の香りが漂ってきます。どうやら晩酌をしてきたようです。
いつもどおり寝たフリで我慢していると、ゆっくりと近づいてきたカーティスの気配が、すぐ後ろで止まりました。
頭をまた撫でられるのだろう、そう思っていたのですが。
それは突然でした。
「リザ……」
カーティスが、私の名を呼びながら私を抱き寄せ、甘えるように私の首筋に顔を埋め、そのままグリグリと何度も私の首筋に頭を擦り付け始めたのです。
そしてしっかり自分の頭の場所を確保した様子で、私の耳元で深いため息をつきました。
ちゃんと怒るべきだとは思うのですが、突然の事態にこちらもそれどころではなく。
しかもここで一つ重大な問題が発生しました。
私を抱きすくめたカーティスは、どうやら薄い夜着しか身に着けていないらしく。
おかげで私にはその腕も背中に当たる胸筋も腹筋も、三百六十度私を包むその筋肉の全てをしっかりと感じとることが出来てしまい……脳が、脳が勝手にドーパミン垂れ流して動きも反応もガタ落ちで。
でもそんなこと知られる訳にもいかない私は、結局また寝たフリで通すことにしたのですが。
「リザ……」
私の首筋に顔を埋めたカーティスが、そのまま独り言を始めてしまいました。
「なんでお前は俺にだけ優しくない」
……なんかこの独り言は、聞いてはけない気がします。
「ネイサンが抱きついても嬉しそうにしてるくせに」
え、ネイサンが来てるのと鉢合わせしたことありましたっけ?
ちなみに文句の間に、また頭グリグリ攻撃が繰り返し来てます。
筋肉じゃないのに、こっちも精神的に結構ダメージ来てます。
「昨日だってニックよりも上手に脇腹抉られて適度に血だらけになってたはずだ」
な、なんでお店のお客様と怪我の度合競ってんでしょうか?
「俺のほうがいい筋肉だろうが。お前好みの……」
あ、やめて、そう言って腕を締め付けてくるのズルい……!
こ、このままだと口元が緩んでしまいそうでヤバいです!
その思いでほんの少し身をよじろうとしましたが、それが余計悪い結果を招きました。
「寝てても逃げるのか……お前は」
カーティスの囁きの声音に不穏な響きが混じり、
「寝てても逃げるなら逃げられなくするだけだ」
それまで遠慮がちに抱き寄せていた腕が、突然強い意志を持って私の身体に巻き付きます。
まるで私の身体を自分の中に取り込もうとでも言うかのように、胸を、腰を、そして筋肉に厚く包まれた太ももを、私の全身にピッタリと押し付けてきて。自然に逃げようとした私の下半身も、その太い太腿で絡め取られて身動きを封じられてしまいました。
「ここまでしても起きぬのかこの娘は……」
いえ起きてます!
もうバッチリパッチリ起きてます!
でも起きてるからこそ、もう脳内ピンクでマズイのです!
「じゃあもう起きるなよ」
カーティスの最後の一言が、命令口調のはずなのに、なぜかまるで懇願されてるように聞こえてしまいます。
ですが私はもうこの時点で、至福の筋肉ベッドにつつまれて、カーティスがなにを言ってるのかよくわからなくなっていました。
私、そんな弛い人間じゃないはず、今すぐ逃げなきゃ……という理性の声はとうの昔に死にました。
もう頭がクラクラで、身体がやけに熱いし、力が入らないのです。
寝てるフリもなにも、もう力がふにゃふにゃに抜けてしまってちっとも身体を動かせそうにありません。
乱暴な言い方をしたにも関わらず、カーティスは何もせず、ただしばらくそうして私を抱きしめていたのですが……
「お前はいつも甘い匂いがする……」
首筋に埋められていたカーティスの頭が少し持ち上がり。
やっと離れた、そう気を許した次の瞬間、柔らかい何かが私の首筋に押し当てられました。
それがカーティスの薄い唇だと気づいた時には、すでにそこから広がる甘い感触に身体が痺れ、全身の力が抜けてしまい。
その後何度も繰り返されるその優しい甘噛みに、声が上がらぬよう必死に耐えるのでいっぱいいっぱいです。
なのに、カーティスの唇は休むことなく私の首筋を這いまわり、生々しい快感を私の肌に染み込ませて……そしてそれは唐突に離れました。
「甘い……本当に……」
微かな呟きとともに、私を包むカーティスの身体が、震えています。
それはまるで拮抗する二つの意志の現れのようで、何度となく小刻みに私の身体を締付けて……
「ん……」
肌を擦りあげる筋肉の感触に、思わず小さな声が漏れてしまいました。
まるでそれが引き金だったかのように、カーティスが再び動き出し、激しく私の身体を撫でまわし始めました。
カーティスの大きな手は休むことなく私の身体を貪ります。
ゴツゴツした指が、夜着の上から優しく私の身体を滑り、触れられた場所に甘い痺れを残しつつ駆けめぐり……。
その手は彼の欲望を示すかのように、少し乱暴な動きなのに、決して私の身体を傷つけることはありません。
まるでそれは、私の全身に眠る快楽の糸を探るように、隅々まで、激しく、でも優しく動き回ります。
そしてとうとう、その手が徐々に私の胸に迫ってきて……
これはダメ、違う、もうやめさせなくちゃ!
そう思うと同時に、それをしたくない自分がいることに気づいてしまいました。
だって、なぜかカーティスにされるそれは、全く嫌ではなく、ただただ気持ちよくて、そして痺れる程に甘やかで──
「クソ、ノーラのやつ、俺になに飲ませやがった」
突然、カーティスが叫びながら私の身体を引き剥がし、ベッドを軋ませて部屋から出ていってしまいました。
「な、なんだったのよ……」
置いてけぼりを食らった私は、冷めゆく身体の熱に呆然としてしまいます。
ちょっと気を許すと、ついさっき与えられた感触がぶり返してきて頭が沸きそうです。
ああ、ノーラがなんとか言ってたわね。きっと酔って精力剤でも飲んじゃったのかしら。
ノーラの精力剤と媚薬はとても評判がいいのです。
効果のほどは、兵士さんたちの折り紙付き。
我が薬局で、唯一採算の取れてるらしき最良品でもあります。
「人間、懐に余裕が出来れば金を落とすもんだよ。だからこうして先行投資するのも必要なのさ」
というのが、他の薬を採算取れない安値で売ってしまうノーラの言い訳で。
うーん、確かに精力剤も媚薬もよく売れて、最近では黒字になっているのですから間違ってはいないかもしれませんが。
ノーラたちのような長い寿命がなければ思いつきもしない気長な先行投資です。
しかも私が支払った借金白金貨一枚分を稼ぎ上げる頃には、私は多分この世にいませんが。
誤魔化すように違う事を考えていたおかげで、やっと身体の熱も下がりました。
「まあ、もし間違って精力剤を飲んでしまったのなら、不可抗力よね」
でももし本当にあの効果抜群と折り紙付きの精力剤を飲んじゃったのだとしたら、そんな簡単に収まるものじゃないんじゃないかしら……?
今頃カーティスが何をしているのか、な~んて考えてまた顔が熱くなってしまった私は、そんな考えを振り払い、今度こそ目を閉じて眠りにつくのでした。
4
お気に入りに追加
907
あなたにおすすめの小説
光の王太子殿下は愛したい
葵川真衣
恋愛
王太子アドレーには、婚約者がいる。公爵令嬢のクリスティンだ。
わがままな婚約者に、アドレーは元々関心をもっていなかった。
だが、彼女はあるときを境に変わる。
アドレーはそんなクリスティンに惹かれていくのだった。しかし彼女は変わりはじめたときから、よそよそしい。
どうやら、他の少女にアドレーが惹かれると思い込んでいるようである。
目移りなどしないのに。
果たしてアドレーは、乙女ゲームの悪役令嬢に転生している婚約者を、振り向かせることができるのか……!?
ラブラブを望む王太子と、未来を恐れる悪役令嬢の攻防のラブ(?)コメディ。
☆完結しました。ありがとうございました。番外編等、不定期更新です。
闇黒の悪役令嬢は溺愛される
葵川真衣
恋愛
公爵令嬢リアは十歳のときに、転生していることを知る。
今は二度目の人生だ。
十六歳の舞踏会、皇太子ジークハルトから、婚約破棄を突き付けられる。
記憶を得たリアは前世同様、世界を旅する決意をする。
前世の仲間と、冒険の日々を送ろう!
婚約破棄された後、すぐ帝都を出られるように、リアは旅の支度をし、舞踏会に向かった。
だが、その夜、前世と異なる出来事が起きて──!?
悪役令嬢、溺愛物語。
☆本編完結しました。ありがとうございました。番外編等、不定期更新です。
執着王子の唯一最愛~私を蹴落とそうとするヒロインは王子の異常性を知らない~
犬の下僕
恋愛
公爵令嬢であり第1王子の婚約者でもあるヒロインのジャンヌは学園主催の夜会で突如、婚約者の弟である第二王子に糾弾される。「兄上との婚約を破棄してもらおう」と言われたジャンヌはどうするのか…
美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。
牢で死ぬはずだった公爵令嬢
鈴元 香奈
恋愛
婚約していた王子に裏切られ無実の罪で牢に入れられてしまった公爵令嬢リーゼは、牢番に助け出されて見知らぬ男に託された。
表紙女性イラストはしろ様(SKIMA)、背景はくらうど職人様(イラストAC)、馬上の人物はシルエットACさんよりお借りしています。
小説家になろうさんにも投稿しています。
性悪という理由で婚約破棄された嫌われ者の令嬢~心の綺麗な者しか好かれない精霊と友達になる~
黒塔真実
恋愛
公爵令嬢カリーナは幼い頃から後妻と義妹によって悪者にされ孤独に育ってきた。15歳になり入学した王立学園でも、悪知恵の働く義妹とカリーナの婚約者でありながら義妹に洗脳されている第二王子の働きにより、学園中の嫌われ者になってしまう。しかも再会した初恋の第一王子にまで軽蔑されてしまい、さらに止めの一撃のように第二王子に「性悪」を理由に婚約破棄を宣言されて……!? 恋愛&悪が報いを受ける「ざまぁ」もの!! ※※※主人公は最終的にチート能力に目覚めます※※※アルファポリスオンリー※※※皆様の応援のおかげで第14回恋愛大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます※※※
すみません、すっきりざまぁ終了したのでいったん完結します→※書籍化予定部分=【本編】を引き下げます。【番外編】追加予定→ルシアン視点追加→最新のディー視点の番外編は書籍化関連のページにて、アンケートに答えると読めます!!
破滅ルートを全力で回避したら、攻略対象に溺愛されました
平山和人
恋愛
転生したと気付いた時から、乙女ゲームの世界で破滅ルートを回避するために、攻略対象者との接点を全力で避けていた。
王太子の求婚を全力で辞退し、宰相の息子の売り込みを全力で拒否し、騎士団長の威圧を全力で受け流し、攻略対象に顔さえ見せず、隣国に留学した。
ヒロインと王太子が婚約したと聞いた私はすぐさま帰国し、隠居生活を送ろうと心に決めていた。
しかし、そんな私に転生者だったヒロインが接触してくる。逆ハールートを送るためには私が悪役令嬢である必要があるらしい。
ヒロインはあの手この手で私を陥れようとしてくるが、私はそのたびに回避し続ける。私は無事平穏な生活を送れるのだろうか?
【完結】気付けばいつも傍に貴方がいる
kana
恋愛
ベルティアーナ・ウォール公爵令嬢はレフタルド王国のラシード第一王子の婚約者候補だった。
いつも令嬢を隣に侍らす王子から『声も聞きたくない、顔も見たくない』と拒絶されるが、これ幸いと大喜びで婚約者候補を辞退した。
実はこれは二回目人生だ。
回帰前のベルティアーナは第一王子の婚約者で、大人しく控えめ。常に貼り付けた笑みを浮かべて人の言いなりだった。
彼女は王太子になった第一王子の妃になってからも、弟のウィルダー以外の誰からも気にかけてもらえることなく公務と執務をするだけの都合のいいお飾りの妃だった。
そして白い結婚のまま約一年後に自ら命を絶った。
その理由と原因を知った人物が自分の命と引き換えにやり直しを望んだ結果、ベルティアーナの置かれていた環境が変わりることで彼女の性格までいい意味で変わることに⋯⋯
そんな彼女は家族全員で海を隔てた他国に移住する。
※ 投稿する前に確認していますが誤字脱字の多い作者ですがよろしくお願いいたします。
※ 設定ゆるゆるです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる