173 / 229
決戦のグレイス城編
第173話 グレイス城前〜モンスターの巣窟〜
しおりを挟む
ツグルとカナメルは寂れた街を出た。
道中にいるモンスターとの戦闘は避けられなかった。
モンスターの強さはトルコネのときとは比べ物にならないくらい強い。
グレイス城の周りにはそんな化け物達が地上にも空中にもウヨウヨと蠢いている。
月が照らす岩場の影に隠れながら二人は作戦会議を行なっていた。
ツグル「ここに来るのは二度目になるけど、何か策はあるのか?」
カナメル「ちなみに前回はどうやって切り抜けたんだ?」
ツグル「リキッドが氷の道を作って素早く移動しながら氷の壁でモンスターの視界を遮りながら、襲い来る個体には氷の牙で応戦しながら」
カナメル「炎は実体のないものだからね、それは不可能。空から行こうと思っていたけど飛ぶ敵がこんなにいるなら地上からの方がまだ安全か」
ツグル「安全って言ってもなぁ」
カナメル「門の中に入ってしまえば奴等は追ってこないんでしょ?」
ツグル「ああ、リキッドの時はそうだった」
カナメル「だとすれば魔力の消耗は相当激しいが転送魔術で門の前まで飛ぶしかないかな」
ツグル「ちなみに二人分だとどのくらいの魔力を使うんだ?」
カナメル「この距離だと少なくとも三分の一は持っていかれるだろうね」
ツグル「この先、戦闘を避けられないことを考えると三分の一の代償は大きい」
カナメル「そうだな」
カナメルは思考を巡らせているようだ。
ツグルも突破口がないか考えてはみたが何も浮かばない。
それに戦略立ては自分よりもカナメルの方が得意だということは分かっている。
カナメル「ザッと三つくらいプランは思い付いたけど、どれもリスクが大きいね」
その時、遠くで大きな何かが動く音が聞こえた。
その音は徐々に近付いてくる。
ガタガタガタガタ!!!!!
ツグル「何の音だ?」
カナメル「さぁね、グレイスで機械音なんて不自然極まりないけどね」
ツグル「敵か?」
草原を踏み散らしてやってきたのは二両の巨大な戦車だった。
ツグル「戦車!?」
カナメル「見覚えのある奴だと良いんだけどね」
カナメルは炎を空へと打ち上げた。
それを確認したのか戦車はこちらへと向かってくる。
ツグル「敵じゃないんだろうな!?」
カナメル「敵じゃない確率の方が高い」
ツグル「確率論で行動を決めんなよ!!」
カナメル「魔力を浪費して強敵と戦うリスクよりも、ここで巨大戦車二両を味方につけるメリットの方が大きいと考えた。それに今のグレイスにわざわざやってきた点と巨大な機械兵器を扱っているという点は敵じゃないことを証明する根拠になり得る」
ツグル「どういうことだ?」
カナメル「敵は転移石という石で都市間を移動する。だからこそ門の前に強力なモンスターをこんなにもウジャウジャと徘徊させることが可能なのだろう。このモンスターの巣窟を抜けて拠点に帰るなんて輩はいないだろうからね。二点目の機械兵器を扱っているという点については敵に機械整備スキルを持った輩がいないってこと。それらはフォールドーンの技術だからね。ゼウスは持ってるだろうけど、究極の身体を手に入れたあいつはもう機械を軽視してるだろうから」
咄嗟にここまでの分析をして、即座に行動に移すカナメルの姿を見て、ツグルは思わずこう言った。
ツグル「カナメル、お前がヘイスレイブの王になれば良いじゃん。お前の国は誰も落とせそうにないよ」
カナメルはツグルの言葉を鼻で笑った。
カナメル「言っただろう?俺は王の器じゃない。本当は国に属することすら窮屈なんだから」
ツグル「そうか?良い王様になると思うけどなぁ」
カナメル「絶対にないね。ほら、戦車が来たよ。果たして敵か味方か」
巨大な戦車は二両並んで止まった。
ガチャ。
片方の戦車の扉が開いた。
姿を現したのは車椅子に座ったズミだった。
ツグル「ズミさん!!!!」
ズミ「よお、フォールドーン以来か。元気そうだな」
続いて慌ただしく出てきたのはタチキとキャノンだ。
キャノン「ツグル!!久しぶり」
タチキ「こらこら、会えて嬉しいのは分かるけど一応ここは敵地なんですから!!まぁそう言いながら出てきてしまう自分も」
ズミ「カナメルも元気そうだな」
話を遮られたタチキはズミに飛び蹴りをしようと距離をとる。
それを見てキャノンは慌てて間に入った。
カナメル「まぁ、相変わらず」
ツグル「どうしてここに?」
ズミ「トゥールが助けてくれって言うもんだから、とりあえず来たって感じだな」
カナメル「それにしては準備が良いな」
ズミ「まぁ、たまたまだよ」
タチキ「いやいや!!たまたまなんかじゃねぇよ!ズミ君言ってたよね?そのうちトゥールが頼ってくるだろうからその時にすぐに動けるように戦闘準備を整えるって。だから俺達はろくに眠らずに夜な夜な機械いじりをさせられて、、、、」
ズミはとぼけたように欠伸をしている。
ズミ「そうだったか?そんな昔のこと忘れちまったよ」
タチキ「昔って、ほんの数週間前の話だろ!!」
キャノン「まぁ良いじゃねぇか。こうして巨大戦車クレイジー7が出来上がったんだから」
ズミ「そうだな」
ツグル「ところでそっちの戦車は?」
ガチャ。
扉から出てきたのは将校の軍服を着た大男だ。
ヴォルギス「おっと、初めましてだよな?フォールドーン帝国戦車部隊隊長、、、いや、今となってはただの戦車オタクか。ズミ氏が祭りに参加するってんでな、俺も遊びに来たのさ」
カナメル「ふーん、随分な大物を仲間に引き抜いたもんだね」
ヴォルギス「その風貌。ヘイスレイブの炎のマントだな?こうして共闘出来ることを嬉しく思う」
カナメル「こちらこそ」
ズミ「んで、あのモンスターどものせいで城下町にすら入れないって感じかい?」
ツグル「そうなんだ。俺とカナメルもその戦車に乗せてくれよ」
ズミ「別に乗せてやっても良いが殲滅した方が良いんじゃないか?こう見えてこの戦車はフォールドーンの技術を詰め込んだ高機動巨大戦車だ。一番乗りだろうなとは思ってたから」
ツグル「他にも誰か来るのか!?」
ズミ「さぁな、それはトゥールの交渉次第じゃねぇか?でもまぁ、誰かしらは来るだろう。トゥールの人望は特殊能力みてぇなもんだ」
カナメル「簡単に殲滅と言うけど、可能なのか?」
ズミ「可能だよな?ヴォルギス」
ヴォルギス「早速あれを使う気だな?良いだろう」
ヴォルギスはワクワクしている様子で言葉を続ける。
ヴォルギス「中にいるお嬢さんを起こさないように最善を尽くすよ」
ズミ「起こせよ、そいつも戦闘員なんだろ?タイミングは~」
ヴォルギス「ズミ氏に合わせよう」
ズミ「了解。キャノン、あれを使う」
キャノン「よっしゃ!!腕がなるぜ!!」
タチキ「てことは俺の出番は無さそうだね~。まぁ、、、あー良かった良かった。ゆっくり休める」
タチキはそう言いながらも残念だと顔に書いてあるように見える。
ヴォルギスと三人は各々戦車の中へと入った。
ズミ「はいじゃー、撃ちまーす」
タチキ「おい、超必殺技を撃つのに緩いな!!」
車内の音が拡声器を通して外へと漏れている。
ズミ「3.2..発射」
キャノン「1言えよ!!!」
ヴォルギス「オラララララララララぁ!!!!」
二両の巨大戦車の砲台から超高圧のビームが放たれる。
自在に砲台の向きを変えるビームが縦横無尽に動き回り、モンスターを滅していく。
カナメル「、、、、笑えない威力だな」
ビームに触れたモンスターは一瞬で跡形もなく消し飛んでいた。
ツグル「すげぇ、、、すげぇよ!!!」
夜の草原にあっという間にモンスターはいなくなり、静けさが漂う。
巨大戦車はガタガタと音をたてながら煙を上げている。
カナメル「あれだけの放出をすれば、そりゃこうなるでしょうね」
カナメルはマントを翻して歩き出した。
ツグル「この先はどうするんだ?」
ズミ「んー、一旦修理をしてから追いかけるよ」
ツグル「そっか、分かった!!助かったよ」
ツグルはカナメルを追いかけた。
タチキ「だーかーら言ったんだよ。これは最後の最後までとっておこうって」
キャノン「いやー、、、快感だわ。この威力」
ヴォルギス「おっと、起こしちゃったかな?お嬢さん。悪いけどお嬢さんにも修理を手伝ってもらうよ」
「ヴォルギス、おはよう。って、、えー!!!嫌だよ!!私は炎のマントを追いかける!!」
ヴォルギス「ダメだ、あっちは整備士が三人いるのにこっちは俺とお嬢さんしかいない。大丈夫、一時間もかからないさ」
道中にいるモンスターとの戦闘は避けられなかった。
モンスターの強さはトルコネのときとは比べ物にならないくらい強い。
グレイス城の周りにはそんな化け物達が地上にも空中にもウヨウヨと蠢いている。
月が照らす岩場の影に隠れながら二人は作戦会議を行なっていた。
ツグル「ここに来るのは二度目になるけど、何か策はあるのか?」
カナメル「ちなみに前回はどうやって切り抜けたんだ?」
ツグル「リキッドが氷の道を作って素早く移動しながら氷の壁でモンスターの視界を遮りながら、襲い来る個体には氷の牙で応戦しながら」
カナメル「炎は実体のないものだからね、それは不可能。空から行こうと思っていたけど飛ぶ敵がこんなにいるなら地上からの方がまだ安全か」
ツグル「安全って言ってもなぁ」
カナメル「門の中に入ってしまえば奴等は追ってこないんでしょ?」
ツグル「ああ、リキッドの時はそうだった」
カナメル「だとすれば魔力の消耗は相当激しいが転送魔術で門の前まで飛ぶしかないかな」
ツグル「ちなみに二人分だとどのくらいの魔力を使うんだ?」
カナメル「この距離だと少なくとも三分の一は持っていかれるだろうね」
ツグル「この先、戦闘を避けられないことを考えると三分の一の代償は大きい」
カナメル「そうだな」
カナメルは思考を巡らせているようだ。
ツグルも突破口がないか考えてはみたが何も浮かばない。
それに戦略立ては自分よりもカナメルの方が得意だということは分かっている。
カナメル「ザッと三つくらいプランは思い付いたけど、どれもリスクが大きいね」
その時、遠くで大きな何かが動く音が聞こえた。
その音は徐々に近付いてくる。
ガタガタガタガタ!!!!!
ツグル「何の音だ?」
カナメル「さぁね、グレイスで機械音なんて不自然極まりないけどね」
ツグル「敵か?」
草原を踏み散らしてやってきたのは二両の巨大な戦車だった。
ツグル「戦車!?」
カナメル「見覚えのある奴だと良いんだけどね」
カナメルは炎を空へと打ち上げた。
それを確認したのか戦車はこちらへと向かってくる。
ツグル「敵じゃないんだろうな!?」
カナメル「敵じゃない確率の方が高い」
ツグル「確率論で行動を決めんなよ!!」
カナメル「魔力を浪費して強敵と戦うリスクよりも、ここで巨大戦車二両を味方につけるメリットの方が大きいと考えた。それに今のグレイスにわざわざやってきた点と巨大な機械兵器を扱っているという点は敵じゃないことを証明する根拠になり得る」
ツグル「どういうことだ?」
カナメル「敵は転移石という石で都市間を移動する。だからこそ門の前に強力なモンスターをこんなにもウジャウジャと徘徊させることが可能なのだろう。このモンスターの巣窟を抜けて拠点に帰るなんて輩はいないだろうからね。二点目の機械兵器を扱っているという点については敵に機械整備スキルを持った輩がいないってこと。それらはフォールドーンの技術だからね。ゼウスは持ってるだろうけど、究極の身体を手に入れたあいつはもう機械を軽視してるだろうから」
咄嗟にここまでの分析をして、即座に行動に移すカナメルの姿を見て、ツグルは思わずこう言った。
ツグル「カナメル、お前がヘイスレイブの王になれば良いじゃん。お前の国は誰も落とせそうにないよ」
カナメルはツグルの言葉を鼻で笑った。
カナメル「言っただろう?俺は王の器じゃない。本当は国に属することすら窮屈なんだから」
ツグル「そうか?良い王様になると思うけどなぁ」
カナメル「絶対にないね。ほら、戦車が来たよ。果たして敵か味方か」
巨大な戦車は二両並んで止まった。
ガチャ。
片方の戦車の扉が開いた。
姿を現したのは車椅子に座ったズミだった。
ツグル「ズミさん!!!!」
ズミ「よお、フォールドーン以来か。元気そうだな」
続いて慌ただしく出てきたのはタチキとキャノンだ。
キャノン「ツグル!!久しぶり」
タチキ「こらこら、会えて嬉しいのは分かるけど一応ここは敵地なんですから!!まぁそう言いながら出てきてしまう自分も」
ズミ「カナメルも元気そうだな」
話を遮られたタチキはズミに飛び蹴りをしようと距離をとる。
それを見てキャノンは慌てて間に入った。
カナメル「まぁ、相変わらず」
ツグル「どうしてここに?」
ズミ「トゥールが助けてくれって言うもんだから、とりあえず来たって感じだな」
カナメル「それにしては準備が良いな」
ズミ「まぁ、たまたまだよ」
タチキ「いやいや!!たまたまなんかじゃねぇよ!ズミ君言ってたよね?そのうちトゥールが頼ってくるだろうからその時にすぐに動けるように戦闘準備を整えるって。だから俺達はろくに眠らずに夜な夜な機械いじりをさせられて、、、、」
ズミはとぼけたように欠伸をしている。
ズミ「そうだったか?そんな昔のこと忘れちまったよ」
タチキ「昔って、ほんの数週間前の話だろ!!」
キャノン「まぁ良いじゃねぇか。こうして巨大戦車クレイジー7が出来上がったんだから」
ズミ「そうだな」
ツグル「ところでそっちの戦車は?」
ガチャ。
扉から出てきたのは将校の軍服を着た大男だ。
ヴォルギス「おっと、初めましてだよな?フォールドーン帝国戦車部隊隊長、、、いや、今となってはただの戦車オタクか。ズミ氏が祭りに参加するってんでな、俺も遊びに来たのさ」
カナメル「ふーん、随分な大物を仲間に引き抜いたもんだね」
ヴォルギス「その風貌。ヘイスレイブの炎のマントだな?こうして共闘出来ることを嬉しく思う」
カナメル「こちらこそ」
ズミ「んで、あのモンスターどものせいで城下町にすら入れないって感じかい?」
ツグル「そうなんだ。俺とカナメルもその戦車に乗せてくれよ」
ズミ「別に乗せてやっても良いが殲滅した方が良いんじゃないか?こう見えてこの戦車はフォールドーンの技術を詰め込んだ高機動巨大戦車だ。一番乗りだろうなとは思ってたから」
ツグル「他にも誰か来るのか!?」
ズミ「さぁな、それはトゥールの交渉次第じゃねぇか?でもまぁ、誰かしらは来るだろう。トゥールの人望は特殊能力みてぇなもんだ」
カナメル「簡単に殲滅と言うけど、可能なのか?」
ズミ「可能だよな?ヴォルギス」
ヴォルギス「早速あれを使う気だな?良いだろう」
ヴォルギスはワクワクしている様子で言葉を続ける。
ヴォルギス「中にいるお嬢さんを起こさないように最善を尽くすよ」
ズミ「起こせよ、そいつも戦闘員なんだろ?タイミングは~」
ヴォルギス「ズミ氏に合わせよう」
ズミ「了解。キャノン、あれを使う」
キャノン「よっしゃ!!腕がなるぜ!!」
タチキ「てことは俺の出番は無さそうだね~。まぁ、、、あー良かった良かった。ゆっくり休める」
タチキはそう言いながらも残念だと顔に書いてあるように見える。
ヴォルギスと三人は各々戦車の中へと入った。
ズミ「はいじゃー、撃ちまーす」
タチキ「おい、超必殺技を撃つのに緩いな!!」
車内の音が拡声器を通して外へと漏れている。
ズミ「3.2..発射」
キャノン「1言えよ!!!」
ヴォルギス「オラララララララララぁ!!!!」
二両の巨大戦車の砲台から超高圧のビームが放たれる。
自在に砲台の向きを変えるビームが縦横無尽に動き回り、モンスターを滅していく。
カナメル「、、、、笑えない威力だな」
ビームに触れたモンスターは一瞬で跡形もなく消し飛んでいた。
ツグル「すげぇ、、、すげぇよ!!!」
夜の草原にあっという間にモンスターはいなくなり、静けさが漂う。
巨大戦車はガタガタと音をたてながら煙を上げている。
カナメル「あれだけの放出をすれば、そりゃこうなるでしょうね」
カナメルはマントを翻して歩き出した。
ツグル「この先はどうするんだ?」
ズミ「んー、一旦修理をしてから追いかけるよ」
ツグル「そっか、分かった!!助かったよ」
ツグルはカナメルを追いかけた。
タチキ「だーかーら言ったんだよ。これは最後の最後までとっておこうって」
キャノン「いやー、、、快感だわ。この威力」
ヴォルギス「おっと、起こしちゃったかな?お嬢さん。悪いけどお嬢さんにも修理を手伝ってもらうよ」
「ヴォルギス、おはよう。って、、えー!!!嫌だよ!!私は炎のマントを追いかける!!」
ヴォルギス「ダメだ、あっちは整備士が三人いるのにこっちは俺とお嬢さんしかいない。大丈夫、一時間もかからないさ」
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる