123 / 229
分裂のトルコネ編
第123話 オーロラのテラス
しおりを挟む
ヒーローの活躍はホワイトヘルム王国内に瞬く間に知れ渡った。
一躍有名人となったヒーローは、正義のヒーローとして街人から崇められたのだった。
そんなある日。
リキッド「ヒーロー、突然だが、王がお前に会いたいそうだ」
ヒーロー「え!?マジかよ!!」
リキッド「マジだ」
ヒーロー「遂に俺も認められたってことだな!!」
リキッド「いいか、教えた通り、騎士としての立ち振る舞いを忘れるなよ」
ヒーロー「わーかってるよ」
リキッド「なら良い、行くか」
ヒーロー「よっしゃぁあー!!!」
~~~~~~~~~~~
玉座の間にて
王「リキッド、それに噂のヒーロー、よく来たな」
玉座に座る国王の隣にはアーヤカ姫がいた。
リキッドは王の前に跪き、続いてそれを真似したヒーローが跪いた。
王「ヒーロー、其方の活躍はリキッドから聞いておる。元々はフレイムラン王国の騎士だったそうじゃな」
ヒーロー「はい」
王「ほう、何故にホワイトヘルム王国の為に剣を振るうのだ?」
ヒーローはちらりとリキッドを見た。
リキッドは視線を感じ、その視線に応えるように眉を上げた。
ヒーロー「ええ、わたくし、ヒーローは、、、ホワイトヘルム王国の、、ええ~、、。リキッド名誉騎士団長様の戦う姿に一目惚れし、、自分もそのようになりたいと思い、、ええ~」
ヒーローの受け答えに呆れたリキッドが割って入った。
リキッド「彼はフレイムラン王国出身ではありますが、王国に対して大きな不満を持っております。炎魔法を扱えることからホワイトヘルム王国では貴重な戦力になるだろうと思い、私が引き入れました」
ヒーロー「はい!!その通りであります、です!!」
ヒーローは助かったと言わんばかりに目を大きく開けた。
王「単刀直入に聞こう、彼は信用出来るのかね?」
リキッド「はい、今後は私の右腕として活躍してもらう予定です」
王はリキッドを試すように見た。
王「リキッドが言うのであれば間違いないか。改めて言おう、ヒーローよ、ホワイトヘルムへようこそ」
ヒーロー「ありがたき幸せ、であります」
王は咳払いをした後、本題へ入った。
王「昨今、魔物の凶暴化が問題視されている。このままでは両王国共々、魔物の餌食となるのは時間の問題だ。そこでフレイムランの王と話し合いを行った。我が娘アーヤカとフレイムランのハッセー王子の婚儀にて、両国の平和条約が締結されることとなった」
リキッド「!!!」
リキッドは驚いてアーヤカ姫を見た。
アーヤカ姫は悲しげに頷いた。
王「三週間後、フレイムラン王城にて婚儀が執り行われる。土地勘のあるヒーローを遠征軍の一員として連れて行こうと思う、異議はあるかね?」
ヒーローはリキッドをちらりと見たが反応はなかった。
ヒーロー「喜んでお供いたします!!」
王「そうか、話は以上だ。下がると良い」
リキッド「はっ!」
リキッドとヒーローは玉座の間を後にした。
~~~~~~~~~~~~~
オーロラのテラスにて。
ヒーロー「おいおいマジかよ!?俺の復讐は終わりってことか!?」
リキッド「平和条約が結ばれるということは、そうなるだろうな」
ヒーロー「遠征だって!?クソくらえだよ、フレイムランなんざ二度と行きたくないね!!」
リキッド「王の提案だ、飲み込むしかないさ」
リキッドはコーヒーを啜りながら、ため息をついた。
ヒーロー「アーヤカ姫だっけか?めちゃめちゃ可愛いな!!ホワイトヘルムの雪と対照的な褐色の肌。悪くねぇ~!!!でも可哀想だなぁ、ハッセー王子なんて横暴で有名なデブハゲクソ王子だぞ?勿体ねぇよ!!あんな可憐な方には似合わねぇよ!!不釣り合いにも程があるぜ」
リキッド「デブハゲは良いとして、横暴ってのが気になるところだな」
ヒーロー「んあぁ!?俺を氷の湖にぶん投げたのもあいつだぞ?簡単に仲間を裏切るような奴さ、気に食わない奴はすぐに縛り上げる。罰だなんだと言って不合理な罪を着せる。最低な奴だよ」
リキッド「そうなのか」
リキッドは珍しく俯いていた。
ヒーロー「おいおい、なんだなんだ?お前もしかして、アーヤカ姫に惚れてんだろ?おい!!そうなんだな!?」
リキッドは鼻で笑った。
リキッド「そんなわけないだろ?たかだか騎士団長レベルの奴が恋心を抱いて良い相手じゃないんだ。一国の姫だぞ、たった一度の婚儀で戦争を終わらせてしまうような方なんだ」
ヒーロー「ちぇ、つまんねぇの。でも不憫だなぁ~王族ってのは、俺は王族じゃなくて良かったって思うわ。結婚相手くらい自分で選びたいもんなぁ」
やはりリキッドは浮かない表情をしている。
ヒーロー「なんだよ気持ち悪いなぁ!!なんか思ってることがあるなら言えよ」
ヒーローは苛立ちをあらわにした。
リキッド「いや、大したことじゃない。フレイムランとの戦いが終わるとしたら、兵の配備や方針、何から何まで考え直さなければならない。そう思ったら頭の中で、既に魔物との戦いに備えてのシュミレーションが始まってしまってな」
ヒーロー「なんだよ、それを考えてただけか。心配して損したぜ」
ヒーローは立ち上がって背伸びをした。
リキッド「コーヒーは飲まないのか?」
ヒーロー「いっつも我慢して飲んでたけど言わせてもらうわ、俺は、、、、甘党なんだ!!!じゃあな、おやすみ」
リキッド「ふっ、そうだったのか。次回からは角砂糖を用意しておくよ。おやすみ」
ヒーローは城へと入っていった。
リキッド「婚儀、、か」
空に輝くオーロラを眺めながら、リキッドはコーヒーを飲み干した。
「やっぱりここにいたのね、リキッド」
後ろからの声にリキッドは振り返った。
リキッド「おや、また眠れないのですか?アーヤカ姫」
アーヤカ「婚儀のことを思ったら、眠ってなんかいられないっての」
アーヤカはテーブルに置いてある冷え切ったコーヒーを一気に飲み干した。
アーヤカ「あれ、珍しいわね。誰かいたの?」
アーヤカは飲み干してしまった空のコーヒーカップをユラユラと揺らしている。
リキッド「ええ、正義のヒーローとティータイムを」
アーヤカ「彼、良い奴ね」
リキッド「はい、とても」
アーヤカ「、、、、、」
リキッド「、、、、、」
少しの沈黙の後、アーヤカは小さく呟いた。
アーヤカ「こうしてあなたとオーロラを眺めながらのティータイムも、最後になるかもしれないわね」
リキッド「そうですね」
アーヤカは思い出すように話し始めた。
アーヤカ「パパと喧嘩して姿を眩ませた私を発見したのは、まだ見習い兵だったあなただった」
リキッド「そうでしたね、それからというもの、私の至極のティータイムを邪魔するようになったのでしたね」
アーヤカ「邪魔じゃないわよ、話し相手になってあげてるの、あなたいつも一人ぼっちだから」
リキッド「私は一人が好きなだけです」
アーヤカ「ねぇ、リキッド」
リキッド「はい」
アーヤカ「婚儀について、あなたはどう思う?」
リキッドは迷いなく、アーヤカ姫の質問に答えた。
リキッド「王の言う通り、このままでは魔物の脅威に国は滅びてしまうでしょう。平和条約を結び、フレイムランと共闘することで活路はあるかと」
アーヤカ「やっぱり、そうだよね」
リキッド「一人ぼっちの騎士団長と夜空を見上げてる場合ではないですよ、姫としての務めを果たして下さい」
アーヤカ「ラジャー!!」
アーヤカは胸に手を当て、敬礼をした。
そしてニコっと笑った。
アーヤカ「あぁ~、あなたと話してたら眠くなってきたわ。最後に一つだけ質問して良い?」
リキッド「はい、何でしょう」
アーヤカ「リキッドはさ、何のために生きてるの?」
突然の質問に驚きながらも、リキッドは答えた。
リキッド「ん~、、、、カッコつけるため、ですかね」
アーヤカ「なにそれ!!浅いなぁ」
リキッド「いやいや、これが深いんですよ」
アーヤカ「長くなりそうだから寝るわぁ」
リキッド「今日は冷えます、暖かくしてお眠りください」
アーヤカ「はいはーい」
アーヤカは小走りで城の中へ入って行った。
アーヤカ「リキッド!!!!」
遠くから呼ばれてリキッドはまた振り返った。
アーヤカ「またね!!!」
そこには笑顔で手を振るアーヤカ姫がいた。
一躍有名人となったヒーローは、正義のヒーローとして街人から崇められたのだった。
そんなある日。
リキッド「ヒーロー、突然だが、王がお前に会いたいそうだ」
ヒーロー「え!?マジかよ!!」
リキッド「マジだ」
ヒーロー「遂に俺も認められたってことだな!!」
リキッド「いいか、教えた通り、騎士としての立ち振る舞いを忘れるなよ」
ヒーロー「わーかってるよ」
リキッド「なら良い、行くか」
ヒーロー「よっしゃぁあー!!!」
~~~~~~~~~~~
玉座の間にて
王「リキッド、それに噂のヒーロー、よく来たな」
玉座に座る国王の隣にはアーヤカ姫がいた。
リキッドは王の前に跪き、続いてそれを真似したヒーローが跪いた。
王「ヒーロー、其方の活躍はリキッドから聞いておる。元々はフレイムラン王国の騎士だったそうじゃな」
ヒーロー「はい」
王「ほう、何故にホワイトヘルム王国の為に剣を振るうのだ?」
ヒーローはちらりとリキッドを見た。
リキッドは視線を感じ、その視線に応えるように眉を上げた。
ヒーロー「ええ、わたくし、ヒーローは、、、ホワイトヘルム王国の、、ええ~、、。リキッド名誉騎士団長様の戦う姿に一目惚れし、、自分もそのようになりたいと思い、、ええ~」
ヒーローの受け答えに呆れたリキッドが割って入った。
リキッド「彼はフレイムラン王国出身ではありますが、王国に対して大きな不満を持っております。炎魔法を扱えることからホワイトヘルム王国では貴重な戦力になるだろうと思い、私が引き入れました」
ヒーロー「はい!!その通りであります、です!!」
ヒーローは助かったと言わんばかりに目を大きく開けた。
王「単刀直入に聞こう、彼は信用出来るのかね?」
リキッド「はい、今後は私の右腕として活躍してもらう予定です」
王はリキッドを試すように見た。
王「リキッドが言うのであれば間違いないか。改めて言おう、ヒーローよ、ホワイトヘルムへようこそ」
ヒーロー「ありがたき幸せ、であります」
王は咳払いをした後、本題へ入った。
王「昨今、魔物の凶暴化が問題視されている。このままでは両王国共々、魔物の餌食となるのは時間の問題だ。そこでフレイムランの王と話し合いを行った。我が娘アーヤカとフレイムランのハッセー王子の婚儀にて、両国の平和条約が締結されることとなった」
リキッド「!!!」
リキッドは驚いてアーヤカ姫を見た。
アーヤカ姫は悲しげに頷いた。
王「三週間後、フレイムラン王城にて婚儀が執り行われる。土地勘のあるヒーローを遠征軍の一員として連れて行こうと思う、異議はあるかね?」
ヒーローはリキッドをちらりと見たが反応はなかった。
ヒーロー「喜んでお供いたします!!」
王「そうか、話は以上だ。下がると良い」
リキッド「はっ!」
リキッドとヒーローは玉座の間を後にした。
~~~~~~~~~~~~~
オーロラのテラスにて。
ヒーロー「おいおいマジかよ!?俺の復讐は終わりってことか!?」
リキッド「平和条約が結ばれるということは、そうなるだろうな」
ヒーロー「遠征だって!?クソくらえだよ、フレイムランなんざ二度と行きたくないね!!」
リキッド「王の提案だ、飲み込むしかないさ」
リキッドはコーヒーを啜りながら、ため息をついた。
ヒーロー「アーヤカ姫だっけか?めちゃめちゃ可愛いな!!ホワイトヘルムの雪と対照的な褐色の肌。悪くねぇ~!!!でも可哀想だなぁ、ハッセー王子なんて横暴で有名なデブハゲクソ王子だぞ?勿体ねぇよ!!あんな可憐な方には似合わねぇよ!!不釣り合いにも程があるぜ」
リキッド「デブハゲは良いとして、横暴ってのが気になるところだな」
ヒーロー「んあぁ!?俺を氷の湖にぶん投げたのもあいつだぞ?簡単に仲間を裏切るような奴さ、気に食わない奴はすぐに縛り上げる。罰だなんだと言って不合理な罪を着せる。最低な奴だよ」
リキッド「そうなのか」
リキッドは珍しく俯いていた。
ヒーロー「おいおい、なんだなんだ?お前もしかして、アーヤカ姫に惚れてんだろ?おい!!そうなんだな!?」
リキッドは鼻で笑った。
リキッド「そんなわけないだろ?たかだか騎士団長レベルの奴が恋心を抱いて良い相手じゃないんだ。一国の姫だぞ、たった一度の婚儀で戦争を終わらせてしまうような方なんだ」
ヒーロー「ちぇ、つまんねぇの。でも不憫だなぁ~王族ってのは、俺は王族じゃなくて良かったって思うわ。結婚相手くらい自分で選びたいもんなぁ」
やはりリキッドは浮かない表情をしている。
ヒーロー「なんだよ気持ち悪いなぁ!!なんか思ってることがあるなら言えよ」
ヒーローは苛立ちをあらわにした。
リキッド「いや、大したことじゃない。フレイムランとの戦いが終わるとしたら、兵の配備や方針、何から何まで考え直さなければならない。そう思ったら頭の中で、既に魔物との戦いに備えてのシュミレーションが始まってしまってな」
ヒーロー「なんだよ、それを考えてただけか。心配して損したぜ」
ヒーローは立ち上がって背伸びをした。
リキッド「コーヒーは飲まないのか?」
ヒーロー「いっつも我慢して飲んでたけど言わせてもらうわ、俺は、、、、甘党なんだ!!!じゃあな、おやすみ」
リキッド「ふっ、そうだったのか。次回からは角砂糖を用意しておくよ。おやすみ」
ヒーローは城へと入っていった。
リキッド「婚儀、、か」
空に輝くオーロラを眺めながら、リキッドはコーヒーを飲み干した。
「やっぱりここにいたのね、リキッド」
後ろからの声にリキッドは振り返った。
リキッド「おや、また眠れないのですか?アーヤカ姫」
アーヤカ「婚儀のことを思ったら、眠ってなんかいられないっての」
アーヤカはテーブルに置いてある冷え切ったコーヒーを一気に飲み干した。
アーヤカ「あれ、珍しいわね。誰かいたの?」
アーヤカは飲み干してしまった空のコーヒーカップをユラユラと揺らしている。
リキッド「ええ、正義のヒーローとティータイムを」
アーヤカ「彼、良い奴ね」
リキッド「はい、とても」
アーヤカ「、、、、、」
リキッド「、、、、、」
少しの沈黙の後、アーヤカは小さく呟いた。
アーヤカ「こうしてあなたとオーロラを眺めながらのティータイムも、最後になるかもしれないわね」
リキッド「そうですね」
アーヤカは思い出すように話し始めた。
アーヤカ「パパと喧嘩して姿を眩ませた私を発見したのは、まだ見習い兵だったあなただった」
リキッド「そうでしたね、それからというもの、私の至極のティータイムを邪魔するようになったのでしたね」
アーヤカ「邪魔じゃないわよ、話し相手になってあげてるの、あなたいつも一人ぼっちだから」
リキッド「私は一人が好きなだけです」
アーヤカ「ねぇ、リキッド」
リキッド「はい」
アーヤカ「婚儀について、あなたはどう思う?」
リキッドは迷いなく、アーヤカ姫の質問に答えた。
リキッド「王の言う通り、このままでは魔物の脅威に国は滅びてしまうでしょう。平和条約を結び、フレイムランと共闘することで活路はあるかと」
アーヤカ「やっぱり、そうだよね」
リキッド「一人ぼっちの騎士団長と夜空を見上げてる場合ではないですよ、姫としての務めを果たして下さい」
アーヤカ「ラジャー!!」
アーヤカは胸に手を当て、敬礼をした。
そしてニコっと笑った。
アーヤカ「あぁ~、あなたと話してたら眠くなってきたわ。最後に一つだけ質問して良い?」
リキッド「はい、何でしょう」
アーヤカ「リキッドはさ、何のために生きてるの?」
突然の質問に驚きながらも、リキッドは答えた。
リキッド「ん~、、、、カッコつけるため、ですかね」
アーヤカ「なにそれ!!浅いなぁ」
リキッド「いやいや、これが深いんですよ」
アーヤカ「長くなりそうだから寝るわぁ」
リキッド「今日は冷えます、暖かくしてお眠りください」
アーヤカ「はいはーい」
アーヤカは小走りで城の中へ入って行った。
アーヤカ「リキッド!!!!」
遠くから呼ばれてリキッドはまた振り返った。
アーヤカ「またね!!!」
そこには笑顔で手を振るアーヤカ姫がいた。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
婚約破棄は結構ですけど
久保 倫
ファンタジー
「ロザリンド・メイア、お前との婚約を破棄する!」
私、ロザリンド・メイアは、クルス王太子に婚約破棄を宣告されました。
「商人の娘など、元々余の妃に相応しくないのだ!」
あーそうですね。
私だって王太子と婚約なんてしたくありませんわ。
本当は、お父様のように商売がしたいのです。
ですから婚約破棄は望むところですが、何故に婚約破棄できるのでしょう。
王太子から婚約破棄すれば、銀貨3万枚の支払いが発生します。
そんなお金、無いはずなのに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる