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混沌の北ゲート編
第96話 不穏
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十ヶ月後。
ムー「さて、今日が期限日だ。サイラス、てめぇの本気度を確かめさせてもらおうか」
サイラス「良いだろう」
サイラスは手に雷を溜め、地面へと放出した。
サイラス「エクスライトニング!!」
地面一帯がバチバチと放電し、所々から雷柱が空高く伸びて行く。
雷柱はサイラスを中心にグルグルと周り、最後は重なり合って広範囲の電磁爆発を起こした。
ムー「ふん、確かにSランク相当の魔法威力だ。次だ」
その後もサイラスは風、地、水とSランク魔法を放ち、ムーはニヤリと笑った。
サイラス「ステップ1はクリアってことで良いよな?」
ムー「一応てめぇの得意の炎術も見ておこう、この試験は五属性Sランクを放って初めてクリアだ」
サイラス「茶番ですね」
サイラスは慣れた様子でムーに向けて炎魔法を放った。
サイラス「プロミネンスフレア!!」
しかし何故か魔法が発動しない。
ムー「、、、、?」
ムーの目はサイラスの身体から溢れる見たことのない魔力を捉えていた。
ムー「てめぇ、なんだその属性魔法は。僕の知らない融合系、または派生系みたいだな。何と何を混ぜたらそうなる?」
サイラス「分かりません、、、俺はただ炎術を、、、」
サイラスの魔力が暴走し、右手からとてつもない量の炎が溢れ出る。
サイラス「先生!!!これはどーなってるんだ!!!、、、、、止められない、、、腕が千切れそうだ!!!」
ムー「何してやがる!!いいから放つか魔力を切りやがれ!!」
サイラス「ぐ、、うぉぉおおおお!!!!」
サイラスが魔法を放つと、巨大な火球のような物体が現れた。
その球体はムーへとゆっくりと向かって行く。
ムーは咄嗟に水魔法で鎮火を試みた。
津波のように水が溢れ、火球を覆ったが、水は一瞬で蒸発してしまった。
球体はグツグツと煮えているように見える。
サイラス「先生!!!避けてくれ!!」
転送魔法を使えば避けることは出来るだろう。
しかし、この球体がどのくらい浮遊し続けるのか分からない。
ムーの後ろにはカメレオンドームに包まれている二百人の拠点があった。
僕が止めなければ。
使命感に駆られたムーはそっと火球へと手を伸ばす。
ムー自身もまた心から湧き上がる謎の魔力を感じていた。
これは、八岐大蛇召喚の時と同じ感覚だ。
ムーは何も考えず、素直にその魔力を放出した。
太陽に照らされている明るい時間帯にも関わらず、それを超える明度の眩い光があたりを包む。
その瞬間火球は動きを止め、その場でゆっくりと萎んでいった。
サイラス「大丈夫か!?」
サイラスはムーへと駆け寄った。
ムー「てめぇ、何をしやがった」
サイラス「分からない、俺はただありったけの魔力を込めていつも通り炎術を放とうとしただけだ」
ムー「、、、、、」
サイラス「すまない」
ムーの瞳孔が開いているのを確認して、サイラスはムーへと頭を下げる。
サイラス「、、、俺は生徒失格だろうか」
ムー「卒業だ」
サイラス「はい?」
ムー「いいか、今僕は裏属性を放った。おそらくてめぇが放った魔法も裏属性魔法だ。僕は全ての融合系、派生系を試した、よって僕の知らない属性魔法は存在しない。だがてめぇの放ったあの火球、それを消した謎の光、どちらも僕の知らない属性魔法だ。あの巨大な火球は炎属性なんかじゃねぇ、もっと強大な何かだ。よってステップ3到達だ」
ムーは興奮気味にブツブツと訳の分からないことを喋り出した。
それを遮るようにサイラスは声をかける。
サイラス「、、、要するに?」
ムー「卒業だ。もう教えることは何もない。あの火球をいつでも出せるようにしておけ、あの属性魔法の感覚をとにかく研究しろ。それがてめぇの、、、、適性属性だ」
サイラス「なるほど、この力があれば、、、」
サイラスは右手を見つめ、太陽へと手を伸ばした。
ムー「僕は僕の適性属性を極める、これからのことは好きにしやがれ」
ムーはカメレオンドームの中ではなく、青い森の方へと走って行ってしまった。
サイラス「この力で、、、、」
サイラスは自分の可能性に胸を躍らせていた。
~~~~~~~~~~~~~~~
数ヶ月後。
ムー「よし、完成だ。。。。遂に完成した、これが僕の属性魔法」
あの日からムーは毎日のように自分の裏属性の研究に没頭していた。
遂に裏属性を自由に操れるようになり、ムーはその場に倒れ込んだ。
研究が進めば進むほど拠点へと帰ることは少なくなり、ここ二週間はぶっ続けで森に籠っていた。
ムー「ふん、マイカ姐さんが見たら驚くだろうな」
マイカ姐さんの驚く顔、そして満面の笑みが脳裏によぎる。
ムー「クソ、さっさと見せてやりてぇが、体力の限界だ」
霞む視界に身を任せ眠ろうとした、その時。
誰かがムーの元へと近づいてきていた。
ムー「この魔力は、サイラスか?」
サイラス「久しぶりだな、先生」
久しぶりに見るサイラスは痩せ細り、やつれた顔をしていた。
ムー「ふん、てめぇも随分と無理をした様だな」
サイラス「お互い様でしょう」
ムー「ところで裏属性の研究は進んでいるのか?」
サイラス「ええ、完成しました」
ムー「奇遇だな、僕もたった今、仮説の検証が終わったところだ」
サイラス「流石先生ですね」
ムー「僕が先生だったのは五属性Sランク習得までだ」
サイラス「いいえ、この力に辿り着けたのは先生のおかげです。出来れば俺はあなたを超えたい。しかしそれを証明することは出来ない、何故なら証明した時、あなたはこの世からいなくなってしまう。それは悲しい」
ムー「ふん、何を言ってやがる。魔法対決ならいつだって受けて立ってやる」
サイラス「私がしたいのはそんな茶番ではありません、本当の意味での超える、です」
ムー「疲れがピークに達してるんじゃねぇか?性格が歪んでやがる」
奇妙な言葉遣いと言動にムーは苛立ちをおぼえた。
ムー「僕もてめぇも、少し休んだ方が良いみたいだな」
サイラス「休んでる時間なんてありません、俺にはやるべきことが三つある、もう既に一つは済ませてあります」
ムー「ほう、お聞かせ願おうか」
サイラス「先生には特別に教えてあげましょう。今日の早朝に俺は娘を海に流しました」
突拍子もない言葉にムーは立ち上がった。
ムー「何を言ってやがる」
サイラス「大丈夫です、ちゃんと闇魔法永続スリープをかけ、木箱に詰め、カメレオンドームを張ってありますから海で魔物に襲われる心配もありません。きっとどこかの大陸の誰かが大切に育ててくれる」
ムー「その冗談は笑えねぇぞ、サイラス」
サイラスは不気味に微笑んでいる。
サイラス「こんな大陸では幸せにはなれません、俺は娘の幸せを願っている。マイカさんが教えてくれたカメレオンドーム、あの術を習得した時にピンときたんです。娘を幸せにする方法を」
ムー「どうやら裏属性の習得と共に大切なものを失ったようだな」
サイラス「そんなことはありません、俺はようやく望む姿になれた。。。二つ目のやるべきことはあなたを超えることです」
ムー「ほう、じゃあここで僕と殺し合いをするためにやってきたってわけか」
サイラス「いいえ、違います。あなたには恩がある。俺はあなたを殺したくはない」
ムー「簡潔に説明し、、ろ」
ムーは突然強烈な眠気に襲われ、その場に倒れ込んだ。
ムー「てめぇ、、何をしやがった」
サイラス「闇魔法、強制スリープです」
ムー「、、、、、」
サイラス「流石のあなたも闇魔法の行使は見えなかったようですね。あなたを超える方法は一つ、あなたよりも強い人物と戦い、殺すことです。あなたは昔に言いました、どうしても超えられない人がいる、と」
ムーは魔法を放とうとしたが疲労も相まってその場で深い眠りに落ちてしまった。
サイラス「おやすみなさい、先生」
ムーが最後に薄ら見えたのは、サイラスが拠点の方へと歩いて行く後ろ姿だった。
ムー「さて、今日が期限日だ。サイラス、てめぇの本気度を確かめさせてもらおうか」
サイラス「良いだろう」
サイラスは手に雷を溜め、地面へと放出した。
サイラス「エクスライトニング!!」
地面一帯がバチバチと放電し、所々から雷柱が空高く伸びて行く。
雷柱はサイラスを中心にグルグルと周り、最後は重なり合って広範囲の電磁爆発を起こした。
ムー「ふん、確かにSランク相当の魔法威力だ。次だ」
その後もサイラスは風、地、水とSランク魔法を放ち、ムーはニヤリと笑った。
サイラス「ステップ1はクリアってことで良いよな?」
ムー「一応てめぇの得意の炎術も見ておこう、この試験は五属性Sランクを放って初めてクリアだ」
サイラス「茶番ですね」
サイラスは慣れた様子でムーに向けて炎魔法を放った。
サイラス「プロミネンスフレア!!」
しかし何故か魔法が発動しない。
ムー「、、、、?」
ムーの目はサイラスの身体から溢れる見たことのない魔力を捉えていた。
ムー「てめぇ、なんだその属性魔法は。僕の知らない融合系、または派生系みたいだな。何と何を混ぜたらそうなる?」
サイラス「分かりません、、、俺はただ炎術を、、、」
サイラスの魔力が暴走し、右手からとてつもない量の炎が溢れ出る。
サイラス「先生!!!これはどーなってるんだ!!!、、、、、止められない、、、腕が千切れそうだ!!!」
ムー「何してやがる!!いいから放つか魔力を切りやがれ!!」
サイラス「ぐ、、うぉぉおおおお!!!!」
サイラスが魔法を放つと、巨大な火球のような物体が現れた。
その球体はムーへとゆっくりと向かって行く。
ムーは咄嗟に水魔法で鎮火を試みた。
津波のように水が溢れ、火球を覆ったが、水は一瞬で蒸発してしまった。
球体はグツグツと煮えているように見える。
サイラス「先生!!!避けてくれ!!」
転送魔法を使えば避けることは出来るだろう。
しかし、この球体がどのくらい浮遊し続けるのか分からない。
ムーの後ろにはカメレオンドームに包まれている二百人の拠点があった。
僕が止めなければ。
使命感に駆られたムーはそっと火球へと手を伸ばす。
ムー自身もまた心から湧き上がる謎の魔力を感じていた。
これは、八岐大蛇召喚の時と同じ感覚だ。
ムーは何も考えず、素直にその魔力を放出した。
太陽に照らされている明るい時間帯にも関わらず、それを超える明度の眩い光があたりを包む。
その瞬間火球は動きを止め、その場でゆっくりと萎んでいった。
サイラス「大丈夫か!?」
サイラスはムーへと駆け寄った。
ムー「てめぇ、何をしやがった」
サイラス「分からない、俺はただありったけの魔力を込めていつも通り炎術を放とうとしただけだ」
ムー「、、、、、」
サイラス「すまない」
ムーの瞳孔が開いているのを確認して、サイラスはムーへと頭を下げる。
サイラス「、、、俺は生徒失格だろうか」
ムー「卒業だ」
サイラス「はい?」
ムー「いいか、今僕は裏属性を放った。おそらくてめぇが放った魔法も裏属性魔法だ。僕は全ての融合系、派生系を試した、よって僕の知らない属性魔法は存在しない。だがてめぇの放ったあの火球、それを消した謎の光、どちらも僕の知らない属性魔法だ。あの巨大な火球は炎属性なんかじゃねぇ、もっと強大な何かだ。よってステップ3到達だ」
ムーは興奮気味にブツブツと訳の分からないことを喋り出した。
それを遮るようにサイラスは声をかける。
サイラス「、、、要するに?」
ムー「卒業だ。もう教えることは何もない。あの火球をいつでも出せるようにしておけ、あの属性魔法の感覚をとにかく研究しろ。それがてめぇの、、、、適性属性だ」
サイラス「なるほど、この力があれば、、、」
サイラスは右手を見つめ、太陽へと手を伸ばした。
ムー「僕は僕の適性属性を極める、これからのことは好きにしやがれ」
ムーはカメレオンドームの中ではなく、青い森の方へと走って行ってしまった。
サイラス「この力で、、、、」
サイラスは自分の可能性に胸を躍らせていた。
~~~~~~~~~~~~~~~
数ヶ月後。
ムー「よし、完成だ。。。。遂に完成した、これが僕の属性魔法」
あの日からムーは毎日のように自分の裏属性の研究に没頭していた。
遂に裏属性を自由に操れるようになり、ムーはその場に倒れ込んだ。
研究が進めば進むほど拠点へと帰ることは少なくなり、ここ二週間はぶっ続けで森に籠っていた。
ムー「ふん、マイカ姐さんが見たら驚くだろうな」
マイカ姐さんの驚く顔、そして満面の笑みが脳裏によぎる。
ムー「クソ、さっさと見せてやりてぇが、体力の限界だ」
霞む視界に身を任せ眠ろうとした、その時。
誰かがムーの元へと近づいてきていた。
ムー「この魔力は、サイラスか?」
サイラス「久しぶりだな、先生」
久しぶりに見るサイラスは痩せ細り、やつれた顔をしていた。
ムー「ふん、てめぇも随分と無理をした様だな」
サイラス「お互い様でしょう」
ムー「ところで裏属性の研究は進んでいるのか?」
サイラス「ええ、完成しました」
ムー「奇遇だな、僕もたった今、仮説の検証が終わったところだ」
サイラス「流石先生ですね」
ムー「僕が先生だったのは五属性Sランク習得までだ」
サイラス「いいえ、この力に辿り着けたのは先生のおかげです。出来れば俺はあなたを超えたい。しかしそれを証明することは出来ない、何故なら証明した時、あなたはこの世からいなくなってしまう。それは悲しい」
ムー「ふん、何を言ってやがる。魔法対決ならいつだって受けて立ってやる」
サイラス「私がしたいのはそんな茶番ではありません、本当の意味での超える、です」
ムー「疲れがピークに達してるんじゃねぇか?性格が歪んでやがる」
奇妙な言葉遣いと言動にムーは苛立ちをおぼえた。
ムー「僕もてめぇも、少し休んだ方が良いみたいだな」
サイラス「休んでる時間なんてありません、俺にはやるべきことが三つある、もう既に一つは済ませてあります」
ムー「ほう、お聞かせ願おうか」
サイラス「先生には特別に教えてあげましょう。今日の早朝に俺は娘を海に流しました」
突拍子もない言葉にムーは立ち上がった。
ムー「何を言ってやがる」
サイラス「大丈夫です、ちゃんと闇魔法永続スリープをかけ、木箱に詰め、カメレオンドームを張ってありますから海で魔物に襲われる心配もありません。きっとどこかの大陸の誰かが大切に育ててくれる」
ムー「その冗談は笑えねぇぞ、サイラス」
サイラスは不気味に微笑んでいる。
サイラス「こんな大陸では幸せにはなれません、俺は娘の幸せを願っている。マイカさんが教えてくれたカメレオンドーム、あの術を習得した時にピンときたんです。娘を幸せにする方法を」
ムー「どうやら裏属性の習得と共に大切なものを失ったようだな」
サイラス「そんなことはありません、俺はようやく望む姿になれた。。。二つ目のやるべきことはあなたを超えることです」
ムー「ほう、じゃあここで僕と殺し合いをするためにやってきたってわけか」
サイラス「いいえ、違います。あなたには恩がある。俺はあなたを殺したくはない」
ムー「簡潔に説明し、、ろ」
ムーは突然強烈な眠気に襲われ、その場に倒れ込んだ。
ムー「てめぇ、、何をしやがった」
サイラス「闇魔法、強制スリープです」
ムー「、、、、、」
サイラス「流石のあなたも闇魔法の行使は見えなかったようですね。あなたを超える方法は一つ、あなたよりも強い人物と戦い、殺すことです。あなたは昔に言いました、どうしても超えられない人がいる、と」
ムーは魔法を放とうとしたが疲労も相まってその場で深い眠りに落ちてしまった。
サイラス「おやすみなさい、先生」
ムーが最後に薄ら見えたのは、サイラスが拠点の方へと歩いて行く後ろ姿だった。
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