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フォールドーン帝国編
第68話 戦車戦
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東ゲートと北ゲートの狭間。
ポンコツ戦車はガタガタと音を立てながら荒野を走っていた。
後ろから迫るは帝国随一の最強戦車、装備は最新鋭の物を取り揃えており、その装甲は剥がれることなく、その砲弾は全てを破壊すると言われている。
そのモンスター戦車を操縦するのは帝国一の戦車の名手、ヴォルギス中将。
幾多の戦で未だ無敗、最新鋭の装備をいとも簡単に使いこなし、確かな操縦技術で敵を沈める。
彼に狙われた者は逃げるか死ぬかの二択を迫られるという。
ドン!!!!!
キャノン「砲弾が全然効いてないぞ!」
ポンコツ戦車は反乱軍の倉庫にて、鉄屑で作られた。
もちろん砲台も大したものではなく、弾も劣化品ばかりである。
ズミ「まぁ、お相手は帝国一の戦車と帝国一の操縦士だからなぁ~」
タチキ「だからなぁ~って、どーすんだよ!!」
タチキは冷や汗をかきながら操縦席に座っていた。
モモ「私に出来ることがあれば言ってください!」
ダイス「俺も俺も!!」
ズミ「そうだなぁ~、うーん、座ってて」
ズミが呑気に牛乳をゴクゴクと飲みながら椅子を指差す。
ズミ「あれだけの装備を積んでいて、それを動かすとなればコアがあるはずだ」
モモ「コア??」
ズミ「ああ、機械ってのは大体、電力を発生させる鉱石、通称コアを基盤として作られる。サイボーグ達も胸にコアを埋め込まれているはずだ」
ダイス「配線とかバッテリーとかで動いてるんじゃないの?あとなんだ?オイル?だっけか」
ズミ「このポンコツはそれだけで動いてるけど。装備が強力になればなるほど、コアが必要になるんだ。純度の高いコアがな」
ダイス「そのコアを破壊すれば!」
ズミ「そう、戦車は止まる。コア自体は脆いものだ、このポンコツ戦車の砲撃でも破壊は可能だが、果たしてどこに隠してあるか」
ドーン!!!!
ズミ「タチキ、右だ」
タチキ「分かってる!!って、危ね!!」
ヴォルギスの砲撃を間一髪交わしたポンコツ戦車。
タチキ「危なかった、なんだよあの威力」
タチキのハンドルを握る手が震えている。
キャノン「あんなの食らったら一瞬で終わりだよ」
キャノンが眉間に皺を寄せながらズミを見つめる。
ズミ「あ、終わったかも」
ズミがそう呟いた瞬間、鼓膜が破れる程の爆音と共に大地震のような揺れを感じた。
「うわぁあぁああ!!!!!」
パニックに陥る一同。
しかし、数秒後にはその揺れは収まり、何事もなかったかのようにポンコツ戦車は走っている。
ダイス「何が起こったんだ?」
ズミ「敵の砲撃を食らったんだよ」
タチキ「俺のせいか!?一撃目の煙で見えなかったんだよ!!」
ズミ「今のを当てるために最初のはわざと外したな?流石は帝国一の戦車部隊隊長さんだ」
ズミは感心するように拍手を送っている。
キャノン「こんなゴミ装甲でも耐えられたのか?」
ズミ「いや、そんなはずないだろ。モモがいなきゃとっくに俺たちは死んでたよ」
モモは床に手を当てながら魔力を送り込んでいた。
モモ「私に出来ること、見つけました!!」
ポンコツ戦車はモモの硬化の魔力により、最新鋭の砲撃を耐え得る装甲を手にしていた。
タチキ「あらお嬢さん、やるじゃないの」
耐えられると知って安心したのか、タチキは戦車の速度を上げる。
タチキ「かかって来いやぁ!!帝国!!」
荒っぽくも確かな操縦でヴォルギスを翻弄するタチキ。
ポンコツ戦車は円形に回り込み、ヴォルギスの後ろを取るように走る。
ヴォルギスはそれに対応するように追従する。
ズミ「後ろを見せない動きをするってことは、コアは後ろか?まぁ、セオリー通りに作るとすれば後ろか。おそらく冷却装置の裏だ」
キャノン「狙ってるけど、背中を見せないぞ」
ズミ「そうだなぁ~スピードでは勝てないし、動きを止める攻撃力も、こっちには無いからな」
ズミは腕組みをし考え事をしている。
ダイス「動きを止めれば良いんだな、やってみる!!」
ダイスはそう言うとハッチを開け、外へと身を乗り出す。
キャノン「おいバカ!何してんだお前」
ダイス「いいから見てろって!!」
ダイスは弓を構え、空へと矢を放つ。
タチキ「あのな、木なんて簡単に踏み潰して進めるんだよ戦車は。このままやらせて良いのかい?ズミ君」
ズミ「良いんじゃね?弾当たったら即死するだろうけど、丁度良いや、一服の時間だ」
ズミは胸ポケットから煙草を取り出し、火をつけた。
モモ「今吸うんかい!!」
ズミ「換気は十分出来ている。ダイス君のおかげで」
ダイスは煙草の煙を浴びながら何本も矢を放つ。
ダイスの矢は空で拡散し、ヴォルギスの戦車へと降り注ぐ、しかし木の矢が鋼鉄に突き刺さるわけもなく、弾かれた後は地面へと落ちた。
そして戦車の歩みに合わせてベチベチと踏み潰されている。
ダイス「ダメだ、イメージをするんだ、イメージ!!!」
ダイスは何やら一人でぶつぶつと話している。
その時
ヴォルギスの砲撃がポンコツ戦車を襲う。
ズミは咄嗟にダイスを中へと引き戻し、何とかその場をやり過ごす。
ダイス「危なかった~ありがとう!!ズミさん!」
ズミ「まぁ、気をつけなされ」
ズミは煙草を吸っていた。
その後何度も砲撃を食らうも戦車は無傷。
当てても当てても壊れないポンコツ戦車を見て、ヴォルギスは拡声器を手に取る。
ヴォルギス「ヘイスレイブじゃ見かけない魔力だなぁ、それに操縦の腕も良い、砲撃の腕も良いときたもんだ。どうだ?俺の部隊に入らないか?」
それに応えるようにズミも拡声器のスイッチをオンにする。
ズミ「うーん、有り難いお誘いですけど、俺は出来るだけ働きたくないんですよ。もし良ければ操縦士と砲撃士はお貸ししますよ、あと硬化の騎士も」
タチキ「なに適当なこと言ってやがる」
キャノン「戦闘中に普通に会話すんじゃねぇよ」
モモ「硬化の騎士って私のこと!?」
ツッコミが飛び交う中、ヴォルギスの渋い声が響き渡る。
ヴォルギス「そうかい、でも指揮官であるお前さんが来ないのであれば、他の者達も来る気はないんだろう?ならば交渉決裂だな」
そう言うのと同時にヴォルギスの戦車の主砲は音を立てながら形を変える。
ヴォルギス「悲しいが、これで終わりにしよう」
主砲に高圧の光が溜まっていく。
ダイス「おいおいおいおい!!なんかやばくね!?」
ビビったダイスがハッチを閉め、中へと戻る。
ズミ「うん、やばいねぇ」
集中するタチキとキャノン。
その眼差しは死を覚悟しているようにも見える。
ズミ「モモ、もう君しか俺達を救うことが出来ない。任せても良いかな?」
ズミのねっとりとした低音ボイスが妙にハッキリと聞こえた。
モモ「任せて、ください!!!」
モモはフルネス将軍との修行の日々を思い出しながら、両手に魔力を集中させる。
その瞬間、ポンコツ戦車は凄まじい光に包まれて、宙を浮いた。
ポンコツ戦車はガタガタと音を立てながら荒野を走っていた。
後ろから迫るは帝国随一の最強戦車、装備は最新鋭の物を取り揃えており、その装甲は剥がれることなく、その砲弾は全てを破壊すると言われている。
そのモンスター戦車を操縦するのは帝国一の戦車の名手、ヴォルギス中将。
幾多の戦で未だ無敗、最新鋭の装備をいとも簡単に使いこなし、確かな操縦技術で敵を沈める。
彼に狙われた者は逃げるか死ぬかの二択を迫られるという。
ドン!!!!!
キャノン「砲弾が全然効いてないぞ!」
ポンコツ戦車は反乱軍の倉庫にて、鉄屑で作られた。
もちろん砲台も大したものではなく、弾も劣化品ばかりである。
ズミ「まぁ、お相手は帝国一の戦車と帝国一の操縦士だからなぁ~」
タチキ「だからなぁ~って、どーすんだよ!!」
タチキは冷や汗をかきながら操縦席に座っていた。
モモ「私に出来ることがあれば言ってください!」
ダイス「俺も俺も!!」
ズミ「そうだなぁ~、うーん、座ってて」
ズミが呑気に牛乳をゴクゴクと飲みながら椅子を指差す。
ズミ「あれだけの装備を積んでいて、それを動かすとなればコアがあるはずだ」
モモ「コア??」
ズミ「ああ、機械ってのは大体、電力を発生させる鉱石、通称コアを基盤として作られる。サイボーグ達も胸にコアを埋め込まれているはずだ」
ダイス「配線とかバッテリーとかで動いてるんじゃないの?あとなんだ?オイル?だっけか」
ズミ「このポンコツはそれだけで動いてるけど。装備が強力になればなるほど、コアが必要になるんだ。純度の高いコアがな」
ダイス「そのコアを破壊すれば!」
ズミ「そう、戦車は止まる。コア自体は脆いものだ、このポンコツ戦車の砲撃でも破壊は可能だが、果たしてどこに隠してあるか」
ドーン!!!!
ズミ「タチキ、右だ」
タチキ「分かってる!!って、危ね!!」
ヴォルギスの砲撃を間一髪交わしたポンコツ戦車。
タチキ「危なかった、なんだよあの威力」
タチキのハンドルを握る手が震えている。
キャノン「あんなの食らったら一瞬で終わりだよ」
キャノンが眉間に皺を寄せながらズミを見つめる。
ズミ「あ、終わったかも」
ズミがそう呟いた瞬間、鼓膜が破れる程の爆音と共に大地震のような揺れを感じた。
「うわぁあぁああ!!!!!」
パニックに陥る一同。
しかし、数秒後にはその揺れは収まり、何事もなかったかのようにポンコツ戦車は走っている。
ダイス「何が起こったんだ?」
ズミ「敵の砲撃を食らったんだよ」
タチキ「俺のせいか!?一撃目の煙で見えなかったんだよ!!」
ズミ「今のを当てるために最初のはわざと外したな?流石は帝国一の戦車部隊隊長さんだ」
ズミは感心するように拍手を送っている。
キャノン「こんなゴミ装甲でも耐えられたのか?」
ズミ「いや、そんなはずないだろ。モモがいなきゃとっくに俺たちは死んでたよ」
モモは床に手を当てながら魔力を送り込んでいた。
モモ「私に出来ること、見つけました!!」
ポンコツ戦車はモモの硬化の魔力により、最新鋭の砲撃を耐え得る装甲を手にしていた。
タチキ「あらお嬢さん、やるじゃないの」
耐えられると知って安心したのか、タチキは戦車の速度を上げる。
タチキ「かかって来いやぁ!!帝国!!」
荒っぽくも確かな操縦でヴォルギスを翻弄するタチキ。
ポンコツ戦車は円形に回り込み、ヴォルギスの後ろを取るように走る。
ヴォルギスはそれに対応するように追従する。
ズミ「後ろを見せない動きをするってことは、コアは後ろか?まぁ、セオリー通りに作るとすれば後ろか。おそらく冷却装置の裏だ」
キャノン「狙ってるけど、背中を見せないぞ」
ズミ「そうだなぁ~スピードでは勝てないし、動きを止める攻撃力も、こっちには無いからな」
ズミは腕組みをし考え事をしている。
ダイス「動きを止めれば良いんだな、やってみる!!」
ダイスはそう言うとハッチを開け、外へと身を乗り出す。
キャノン「おいバカ!何してんだお前」
ダイス「いいから見てろって!!」
ダイスは弓を構え、空へと矢を放つ。
タチキ「あのな、木なんて簡単に踏み潰して進めるんだよ戦車は。このままやらせて良いのかい?ズミ君」
ズミ「良いんじゃね?弾当たったら即死するだろうけど、丁度良いや、一服の時間だ」
ズミは胸ポケットから煙草を取り出し、火をつけた。
モモ「今吸うんかい!!」
ズミ「換気は十分出来ている。ダイス君のおかげで」
ダイスは煙草の煙を浴びながら何本も矢を放つ。
ダイスの矢は空で拡散し、ヴォルギスの戦車へと降り注ぐ、しかし木の矢が鋼鉄に突き刺さるわけもなく、弾かれた後は地面へと落ちた。
そして戦車の歩みに合わせてベチベチと踏み潰されている。
ダイス「ダメだ、イメージをするんだ、イメージ!!!」
ダイスは何やら一人でぶつぶつと話している。
その時
ヴォルギスの砲撃がポンコツ戦車を襲う。
ズミは咄嗟にダイスを中へと引き戻し、何とかその場をやり過ごす。
ダイス「危なかった~ありがとう!!ズミさん!」
ズミ「まぁ、気をつけなされ」
ズミは煙草を吸っていた。
その後何度も砲撃を食らうも戦車は無傷。
当てても当てても壊れないポンコツ戦車を見て、ヴォルギスは拡声器を手に取る。
ヴォルギス「ヘイスレイブじゃ見かけない魔力だなぁ、それに操縦の腕も良い、砲撃の腕も良いときたもんだ。どうだ?俺の部隊に入らないか?」
それに応えるようにズミも拡声器のスイッチをオンにする。
ズミ「うーん、有り難いお誘いですけど、俺は出来るだけ働きたくないんですよ。もし良ければ操縦士と砲撃士はお貸ししますよ、あと硬化の騎士も」
タチキ「なに適当なこと言ってやがる」
キャノン「戦闘中に普通に会話すんじゃねぇよ」
モモ「硬化の騎士って私のこと!?」
ツッコミが飛び交う中、ヴォルギスの渋い声が響き渡る。
ヴォルギス「そうかい、でも指揮官であるお前さんが来ないのであれば、他の者達も来る気はないんだろう?ならば交渉決裂だな」
そう言うのと同時にヴォルギスの戦車の主砲は音を立てながら形を変える。
ヴォルギス「悲しいが、これで終わりにしよう」
主砲に高圧の光が溜まっていく。
ダイス「おいおいおいおい!!なんかやばくね!?」
ビビったダイスがハッチを閉め、中へと戻る。
ズミ「うん、やばいねぇ」
集中するタチキとキャノン。
その眼差しは死を覚悟しているようにも見える。
ズミ「モモ、もう君しか俺達を救うことが出来ない。任せても良いかな?」
ズミのねっとりとした低音ボイスが妙にハッキリと聞こえた。
モモ「任せて、ください!!!」
モモはフルネス将軍との修行の日々を思い出しながら、両手に魔力を集中させる。
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