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始まりの歌声編
第7話 心の演説
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セリア「はぁ、、はぁ、、もう大丈夫だよ、ツグル」
セリア「ツグル?ツグル!!」
思っ切り揺さぶられ、視界が戻る。
ツグル「あ、あぁ、、、追っては来ないみたいだな」
空は夕暮れ、街では未だ祭りは続いていた。
ツグル「今玉座には王はいないはずだよな」
セリア「そうだね」
ツグル「それなのに王の横で演説しているらしい誰かはおかしくないか?」
セリア「うん」
ツグル「やっぱり、この国には何かある」
セリア「でも、たまたま王と同じ鎧を着てたってだけの可能性もあるよね?」
ツグル「まぁな」
セリア「トゥールさん、大丈夫かな」
ツグル「セリア、もうリバイバルボイスは使うな。またあいつが襲ってきたら」
セリア「大丈夫!分かってるよ、でも指輪の破壊が」
ツグル「そんなことはどうでも良い!!俺は!!、、、、お前を守りたいんだ」
セリア「ツグル、、、」
ツグル「悪い、とにかくフルネス将軍の元へ行こう、あいつの言う通りに」
セリア「でもフルネス将軍、朝に戦場に行っちゃったよ」
ツグル「そうだった、、タイミング悪いな」
セリア「トゥールさん、大丈夫かな」
ツグル「大丈夫だよ、だって、俺はあんなに強い奴を初めて見た」
セリア「そうだね!本当に強かったね」
ツグル「俺も、セリアを守る力が欲しい」
セリアはツグルの頭にチョップをお見舞いした。
セリア「私は守られるだけの女の子じゃないんだよ?」
セリアはそう言って笑った。
そうだ、この笑顔をいつまでも守らなければいけない。
ツグル「そうだったな」
セリア「分からないことだらけだし、不安だけど。考えても仕方ないよ、今日は宿舎に帰って寝よ?」
ツグル「そうだな」
漆黒の騎士を目の当たりにして、モヤモヤした心は晴れるわけもなく。
今日は一睡も出来なかった。
次の日
ダイス「よ!おっはよ~~どうしたツグル!!元気ねぇぞ」
ツグル「寝てないんだよ」
ダイス「そんなんだから身長伸びねぇんだぞ」
ツグル「うるせぇな」
今日は訓練の日だ。候補生は広場に集められ、ストレッチや雑談をして好きに過ごしている。
モモ「二人とも、おはよう」
相変わらずピカピカに磨かれた重鎧は太陽の光を反射している。
ダイス「おっはー!セリアは?」
モモ「え?分かんない、まだ来てないなんて珍しいね。ダイスが早いのも珍しいけど」
ダイス「今日は朝から筋トレしてたからな」
モモ「ふーん」
ダイス「見ろこの筋肉、ガッチガチやぞ!!ガッチガ」
ツグル「セリアに変化はなかったか?」
モモ「え?変化って何よ」
ツグル「いや、何でもない」
昨日リバイバルボイスを使ったから、何かしらの変化があるかもしれない、そう思った。
セリア「はぁ、はぁ、、おはよ~」
ダイス「お、セリア~おはーーーす」
モモ「あら、どうしたの寝癖つけちゃって」
セリア「寝坊したぁ~」
ダイス「うんうん、分かるぞその気持ち、あと五分っていう気持ちが危険なんだよなぁ」
モモ「セリアが寝坊なんて珍しいね」
セリア「私だってたまには寝坊くらい」
ツグル「心配したんだぞ」
ツグルの真剣な表情にモモとダイスは首を傾げる。
セリア「あ、ごめんね」
ツグル「、、、、無事で良かった」
ダイス「おいおい、何イライラしてんだよ」
ツグル「別に」
この国は絶対におかしい、それが昨日確かなものとなった。
それなのに皆、違和感を感じながらも知らないふりをして生きている。
訳もわからず騎士になって、戦場に赴く。
そして、命を落とすのだろう。
そんなの、間違ってる。
指揮官が現れ、広場の空気が変わった。
指揮官「今日の訓練は中止だ!!各々自主特訓に励むように、以上だ!」
指令台に立ち、放たれた言葉に一同は動揺する。
指揮官は何事もなかったかのように城内へ消えた。
今まで一度もなかった訓練の中止に、広場はざわついた。
昨日、大規模な騎士の行進があったから尚更だ。
いつものことながら、指揮官は多くを語らない、それは騎士候補生にとって当たり前のことだったし、それで何も問題はなかった。
だが、昨日の出来事があるからか、それはただの不信感でしかなかった。
周りの者たちは雑談をはじめた。
もしかして、主力部隊が負けた?フルネス将軍が戦死した?また謎の六人が空から降って来た?
色んな憶測だけが飛び交う。
周りの者達は不信がる所か面白がっているようにも見える。
何だか今いる空間に嫌気がさした。
この国に抱いていた違和感は昨日の襲撃で確信へと変わった。
そんな国に何もわからないまま、騎士として命を
捧げることはできない。
他の皆はどう思ってるんだ?
居ても立っても居られなくなり、駆け出した。
木の階段を駆け上がり。
ツグルは指令台に辿り着いた。
ダイス「おい!!ツグル!何やってんだよ、怒られるぞ!」
全員が注目する中、大きく息を吸って、叫んだ。
ツグル「どうでも良い憶測なんて意味がない!俺たちは真実を知る必要がある!!
この国は間違っている、俺たちがなりたい騎士とは何だ!!
無意味に命を投げ出すのが騎士ではないはずだ、今のこの国に、王に、忠誠を誓えるのか!?
もう一度考えて欲しい、何故騎士になろうと思ったのか、今自分がやるべきことは何かを!」
言い終えてから、恥ずかしくなった。
候補生全員が指令台に立つツグルを見ている。
会場が一斉に静まり返る。
静寂を破ったのは一人の男の一声だった。
シンカイ「僕もそう思う!!ツグルの言う通りだ」
端正な顔立ちの優しい青年は、珍しく声を大にして、真っ直ぐに見つめていた。
ダイス「皆もそうだよな!!真実を確かめに行きたい人は~拍手!!!」
気付くとダイスは隣で肩を組み、決めポーズをしていた。
また静まり返ってしまった広場は、不穏な空気に包まれる。
ツグル「お前な、、、」
ダイス「お前カッケェわ、やっぱ」
ツグル「え?」
ダイス「敵わねぇなぁ」
パチパチパチパチ
拍手のする方を見ると、笑顔のセリアと涙ぐむモモがいた。
徐々に拍手は大きくなり、最後には広場全体が歓声に包まれた。
皆不安だったんだ、自分だけじゃない。
謎の王に統治されるこの国に、騎士になることを志した自分に、不安を抱いて生きていたんだ。
その時ツグルは初めて、一人じゃなかったんだと思った。
その後、騒ぎに駆けつけた指揮官に、全員で質問を投げかけた。
「何故今日の訓練は中止なんですか!?」
「今国では何が起こっているんですか!?」
「昨日の騎士の行進と何か関係があるんですか!?」
「王は何者なんですか!?」
指揮官は片手を上げ、候補生全員を黙らせ。
「お前達はただ、強くなることだけを考えていれば良い。何も知る必要はない!!」
そう言って指令台を降りた。
完敗した候補生軍団だったが、明らかにさっきまでとは団結力が違った。
真実を確かめるために力をつけよう、そう言って全員で臨んだ自主特訓はとても良い時間だった。
セリア「ツグル?ツグル!!」
思っ切り揺さぶられ、視界が戻る。
ツグル「あ、あぁ、、、追っては来ないみたいだな」
空は夕暮れ、街では未だ祭りは続いていた。
ツグル「今玉座には王はいないはずだよな」
セリア「そうだね」
ツグル「それなのに王の横で演説しているらしい誰かはおかしくないか?」
セリア「うん」
ツグル「やっぱり、この国には何かある」
セリア「でも、たまたま王と同じ鎧を着てたってだけの可能性もあるよね?」
ツグル「まぁな」
セリア「トゥールさん、大丈夫かな」
ツグル「セリア、もうリバイバルボイスは使うな。またあいつが襲ってきたら」
セリア「大丈夫!分かってるよ、でも指輪の破壊が」
ツグル「そんなことはどうでも良い!!俺は!!、、、、お前を守りたいんだ」
セリア「ツグル、、、」
ツグル「悪い、とにかくフルネス将軍の元へ行こう、あいつの言う通りに」
セリア「でもフルネス将軍、朝に戦場に行っちゃったよ」
ツグル「そうだった、、タイミング悪いな」
セリア「トゥールさん、大丈夫かな」
ツグル「大丈夫だよ、だって、俺はあんなに強い奴を初めて見た」
セリア「そうだね!本当に強かったね」
ツグル「俺も、セリアを守る力が欲しい」
セリアはツグルの頭にチョップをお見舞いした。
セリア「私は守られるだけの女の子じゃないんだよ?」
セリアはそう言って笑った。
そうだ、この笑顔をいつまでも守らなければいけない。
ツグル「そうだったな」
セリア「分からないことだらけだし、不安だけど。考えても仕方ないよ、今日は宿舎に帰って寝よ?」
ツグル「そうだな」
漆黒の騎士を目の当たりにして、モヤモヤした心は晴れるわけもなく。
今日は一睡も出来なかった。
次の日
ダイス「よ!おっはよ~~どうしたツグル!!元気ねぇぞ」
ツグル「寝てないんだよ」
ダイス「そんなんだから身長伸びねぇんだぞ」
ツグル「うるせぇな」
今日は訓練の日だ。候補生は広場に集められ、ストレッチや雑談をして好きに過ごしている。
モモ「二人とも、おはよう」
相変わらずピカピカに磨かれた重鎧は太陽の光を反射している。
ダイス「おっはー!セリアは?」
モモ「え?分かんない、まだ来てないなんて珍しいね。ダイスが早いのも珍しいけど」
ダイス「今日は朝から筋トレしてたからな」
モモ「ふーん」
ダイス「見ろこの筋肉、ガッチガチやぞ!!ガッチガ」
ツグル「セリアに変化はなかったか?」
モモ「え?変化って何よ」
ツグル「いや、何でもない」
昨日リバイバルボイスを使ったから、何かしらの変化があるかもしれない、そう思った。
セリア「はぁ、はぁ、、おはよ~」
ダイス「お、セリア~おはーーーす」
モモ「あら、どうしたの寝癖つけちゃって」
セリア「寝坊したぁ~」
ダイス「うんうん、分かるぞその気持ち、あと五分っていう気持ちが危険なんだよなぁ」
モモ「セリアが寝坊なんて珍しいね」
セリア「私だってたまには寝坊くらい」
ツグル「心配したんだぞ」
ツグルの真剣な表情にモモとダイスは首を傾げる。
セリア「あ、ごめんね」
ツグル「、、、、無事で良かった」
ダイス「おいおい、何イライラしてんだよ」
ツグル「別に」
この国は絶対におかしい、それが昨日確かなものとなった。
それなのに皆、違和感を感じながらも知らないふりをして生きている。
訳もわからず騎士になって、戦場に赴く。
そして、命を落とすのだろう。
そんなの、間違ってる。
指揮官が現れ、広場の空気が変わった。
指揮官「今日の訓練は中止だ!!各々自主特訓に励むように、以上だ!」
指令台に立ち、放たれた言葉に一同は動揺する。
指揮官は何事もなかったかのように城内へ消えた。
今まで一度もなかった訓練の中止に、広場はざわついた。
昨日、大規模な騎士の行進があったから尚更だ。
いつものことながら、指揮官は多くを語らない、それは騎士候補生にとって当たり前のことだったし、それで何も問題はなかった。
だが、昨日の出来事があるからか、それはただの不信感でしかなかった。
周りの者たちは雑談をはじめた。
もしかして、主力部隊が負けた?フルネス将軍が戦死した?また謎の六人が空から降って来た?
色んな憶測だけが飛び交う。
周りの者達は不信がる所か面白がっているようにも見える。
何だか今いる空間に嫌気がさした。
この国に抱いていた違和感は昨日の襲撃で確信へと変わった。
そんな国に何もわからないまま、騎士として命を
捧げることはできない。
他の皆はどう思ってるんだ?
居ても立っても居られなくなり、駆け出した。
木の階段を駆け上がり。
ツグルは指令台に辿り着いた。
ダイス「おい!!ツグル!何やってんだよ、怒られるぞ!」
全員が注目する中、大きく息を吸って、叫んだ。
ツグル「どうでも良い憶測なんて意味がない!俺たちは真実を知る必要がある!!
この国は間違っている、俺たちがなりたい騎士とは何だ!!
無意味に命を投げ出すのが騎士ではないはずだ、今のこの国に、王に、忠誠を誓えるのか!?
もう一度考えて欲しい、何故騎士になろうと思ったのか、今自分がやるべきことは何かを!」
言い終えてから、恥ずかしくなった。
候補生全員が指令台に立つツグルを見ている。
会場が一斉に静まり返る。
静寂を破ったのは一人の男の一声だった。
シンカイ「僕もそう思う!!ツグルの言う通りだ」
端正な顔立ちの優しい青年は、珍しく声を大にして、真っ直ぐに見つめていた。
ダイス「皆もそうだよな!!真実を確かめに行きたい人は~拍手!!!」
気付くとダイスは隣で肩を組み、決めポーズをしていた。
また静まり返ってしまった広場は、不穏な空気に包まれる。
ツグル「お前な、、、」
ダイス「お前カッケェわ、やっぱ」
ツグル「え?」
ダイス「敵わねぇなぁ」
パチパチパチパチ
拍手のする方を見ると、笑顔のセリアと涙ぐむモモがいた。
徐々に拍手は大きくなり、最後には広場全体が歓声に包まれた。
皆不安だったんだ、自分だけじゃない。
謎の王に統治されるこの国に、騎士になることを志した自分に、不安を抱いて生きていたんだ。
その時ツグルは初めて、一人じゃなかったんだと思った。
その後、騒ぎに駆けつけた指揮官に、全員で質問を投げかけた。
「何故今日の訓練は中止なんですか!?」
「今国では何が起こっているんですか!?」
「昨日の騎士の行進と何か関係があるんですか!?」
「王は何者なんですか!?」
指揮官は片手を上げ、候補生全員を黙らせ。
「お前達はただ、強くなることだけを考えていれば良い。何も知る必要はない!!」
そう言って指令台を降りた。
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