祝福ゲーム ──最初で最後のただひとつの願い──

 世界各地から選ばれた24名の前に現れたのは自称”神”。
 神は告げる「汝らに”祝福”を授けた」と。
 そして「”祝福”とは”どんな願いでもひとつ叶える権利”だ」と。

 ただし、そこには3つのルールがあった。
 1.”祝福”の数は決して増えない
 2.死んだ人間を生き返らせることは出来ない
 3.”祝福”を持つ者が死んだ時、その”祝福”は別の人類にランダムに移る

 ”祝福”を持つ者はその境遇や思惑に沿って、願いを叶え始める。
 その果てにどんな結末がもたらされるかを知らずに。
 
 誰かが言った。
「これは”祝福ゲーム”だ」と。

 神は言わなかった。
「さあ、ゲームの始まりだ」と。
※本作は小説家になろうにも掲載しています。
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