上 下
404 / 411
最終章 彼女の願った結末と彼の望んだ結末

男の戦いと父の戦い

しおりを挟む
 雨女がもたらした豪雨が止み、黒雲の隙間から赤黒い月が再び八岐大蛇ヤマタノオロチと百鬼夜行を照らした時、百鬼夜行の数少ない人間が口を開いた。

 「ねえ、ヒーロー。これは私の予言じゃなくって予想なんだけど、ヒーローのお父さんって……、女性にすごく甘くない?」
 
 『通用しない』
 八岐大蛇ヤマタノオロチのその台詞は暗に『女性は通用する』と言っているようなもの。
 くだん憑きの少女の予想、いや推察は彼女だけではなく百鬼夜行の全員が感じていたものだった。

 「珍しく意見が合ったな九段下! なら、俺がそれを確かめよう! 俺の名は白縫大尽しらぬいだいじん! 八岐大蛇ヤマタノオロチ! いざ尋常に勝負!」
 「あぶない! 下がって!」

 腰にいた刀を抜き、風に羽織をなびかせながら第四十八の物語”若菜姫”が橙依とーいの制止も聞かず単身八岐大蛇ヤマタノオロチへと襲い掛かる。
 ちなみに白縫大尽しらぬいだいじんとは彼女の男装時の偽名である。

 キンッ!

 突出してきた若菜姫の刀を八岐大蛇ヤマタノオロチの首のひとつが受け止める。

 「くっ、硬いっ!」
 「ぬ!? 遠目には定かではなかったが、衛士風の女性にょしょう! 男色とみせかけて実は女性にょしょう! よいな、よいな、朕の別の所も固くなってきたぞ!」

 キキキキンッ!!
 
 繰り出される若菜姫の刀の連撃など意に介さぬと八岐大蛇ヤマタノオロチは目を細め、他の首たちも若菜姫をねぶるようにその姿を見る。

 「だから危ないって言ったのに! 渡雷! 手伝って!」

 橙依とーいはそう言って親友の雷獣へと手を伸ばす。

 「応でござるよ! 第三十の物語! 雷獣こと渡雷十兵衛! 友のためにひと肌脱ぐでござる!」

 差し出された手を握り、バチバチッと帯電した雷獣が跳んだのは八岐大蛇ヤマタノオロチとは逆方向。
 橙依とーいの身体もその方向へ引っ張られ、そこから伸びた蜘蛛の糸が八岐大蛇ヤマタノオロチの眼前の若菜姫をグンッと引く。
 若菜姫は離脱用にと自らと橙依とーいを蜘蛛の糸で結んでいたのだ。
 通常なら雷獣の帯電は糸を伝って若菜姫へ流れるが、介した橙依とーいの祝詞の権能ちからが電気を大地に捧げ、それを回避した。

 「ふぅ助かったぜ。見られるのは嫌いではないが、さすがにあの視線は頂けない。あ、心の清い君の視線ならいつでも大歓迎だぜ」
 「ちょっと若菜姫さん! しれっと私のヒーローに変な性癖を植え付けないで! でも、わかったわよねヒーロー。あなたの月子が弱点を看過したって!」

 くだん憑きの少女の声に橙依とーいは軽く頷く。

 「みんな聞いて! わかってるだろうけど、父さんの弱点は神代と変わらず”女の子”! だからこの作戦!」

 そう言う橙依とーいとその親友の天邪鬼の目が合った。

 「だから! 女の子たちは、あの丘へ退避! そこで応援してて! あとは僕たちがやる!」
 「そうこなくっちゃ橙依とーい! その作戦! 乗った!」
 「ま、そうなるよな。付き合うぜ親友」
 「ここからは男の戦いでござるよ」
 「ズラ!!」

 あやをかし学園中等部の生徒たち、橙依とーいと愉快な仲間たちはそう言って前に出る。

 「ちょっ!? ヒーロー!? そこは私を囮にするとかって作戦じゃないの!?」
 
 くだん憑きの少女の抗議をよそに、百鬼夜行の男たちは”これぞ見事な作戦”とばかりにその後ろに続く」

 「いい作戦だ橙依とーい。刑部姫殿、亀姫殿、退魔僧の方と協力してあの丘に安全な陣は敷けるか?」
 「もちろんでございます。ですが、よろしいので?」
 「わたくしたちを盾、もしくは囮にした方が勝利は近いと思います」
 「そうかもしれぬ。だが、我の考えは違う。女性を盾にした勝利など、我が王道にない」
 
 完全に言い切る黄貴こうきの前にふたりの姫は『わかりました』『ご武運を』と言葉を返す。

 「聞いたかみなのもの! 今からあの丘に陣を張る! 女性と戦えぬ者はそこで待機! 『見守るだけでよい! 男とは、それだけで力が湧くもの!!』」
 
 黄貴こうきの号令に百鬼夜行の女性は”仕方ない”と移動を開始し、男どもは”違いねぇ”と気勢を上げる。
 黄貴こうき橙依とーいの作戦に乗った理由はふたつ。
 ひとつは彼の父、八岐大蛇ヤマタノオロチの性格を知っていたこと。
 女を盾にするような男は父の怒りを買い八つ裂きにされるであろうことを、彼は神代の経験と直感から感じていた。
 そして、もうひとつは彼もまた男であったということ。
 最強という越えられぬ壁に挑む高揚感を胸に彼は走る。
 
 『ゆくぞ野郎ども! 我に続け!!』

 この夜、妖怪王を目指す七王子の長男は、久方ぶりに王であるよりも男であることを選んだ。
 
◆◆◆◆

 蝕の月の光の下、男たちは猛る。
 そこから離れた丘で女たちはあきれる。
 ビルほどの大きさを持つ八岐大蛇ヤマタノオロチであっても、この距離であればさほど威圧感はない。
 ましてや、女性に対し攻撃の意志がないとわかったなら尚更。

 「来るぞ! 再び毒の霧だ!」
 「ならはここは拙者たちが! 第十七の物語! 天狗! 飯綱三郎いづなさぶろうと!」
 「彦山豊前坊ひこざんぶぜんぼう!! 天狗の大団扇おおうちわは嵐の如し!!」

 天狗が巻き起こす大風に毒の霧は前には飛ばず、逆に大蛇の顔に、目に襲い掛かる。

 「くっ!? 目潰しとは卑怯な!?」
 「今カナー! 第二十二の物語! 金熊童子!」
 「虎熊童子トラ!」
 「星熊童子でスター!」
 「熊童子クマー!」
 「「「「みんなまとめて大江山四天王!」」」」
 「さらに私も! 第三十七の物語! 鬼道丸! 御爺おじい殿! 一本頂きます!」

 酒呑童子の配下と子、大江山四天王と鬼道丸が視界を封じられた八岐大蛇ヤマタノオロチの牙へと跳び掛かる。

 「たわけども! 止めろ!!」
 「なーんてなっ!」

 ブォン!!

 酒呑童子の制止も間に合わない。
 八岐大蛇ヤマタノオロチの頭がギュルンとうねると、大江山四天王と鬼道丸は横から襲い掛かった首に吹っ飛ばされる。
 
 「な、なぜ!? あの瞳は開いていないのに!?」
 「たわけ!! 父が大蛇であることを忘れおって! 目は見えずとも鼻で熱を感じておるのだ!!」

 蛇のピット器官。
 それは自然の中で蛇が身に着けた暗視能力。
 これにより蛇は光ではなく、サーモグラフのように獲物を捕らえることが出来る。

 「朕は夜の王! 目隠しプレイでも急所を的確に突けるのだ! 特に女体にょたいの急所はな!!」

 …
 ……

 八岐大蛇ヤマタノオロチはデカい。
 当然、声もデカい。
 現代基準でなくても明らかなセクハラ発言は少し離れた百鬼夜行女性組の耳にもバッチリ届いていた。

 「ねえ、おタマ。わたしたちって大陸で数多くの神や”あやかし”を見てきたけど、アイツの強さってかなりのものよね」
 「ああ、かなりイイ線行くんじゃねぇか。オレの見立てだとガチンコ殴りなら応竜おうりゅうくらいはあるかもしれねぇぜ」
 
 応竜とは四霊しれいの一柱。
 麒麟きりん鳳凰ほうおう霊亀れいきと並ぶ存在である。

 「でも、全然怖くないわね。だって弱点がバレバレなんだもの」
 「だよなぁ、オレたちが行けばイッパツじゃねぇか?」
 「あんたも大概だけどね」

 敵と味方からのセクハラ発言に九尾の分体、コタマは眉をしかめる。
 
 「てゆうかー、ウチらが出張ればいいだけじゃん! 第五十二の物語、飛縁魔ひのえんま日葵ひまりがさ」
 「わっちも同感だニャン。第六十の物語、化け猫遊女のニャンニャンサービスで骨抜きだニャン。お代は牙一本でって言えば話は終わるんじゃにゃいの?」

 ふたりの判断は正しい。
 それはこの陣に集まった全員が感じていること。

 「でもねぇ」
 「出来ないニャンね。あんなのを見ていると」

 八岐大蛇ヤマタノオロチとの戦いの中心はやはりその息子たち。
 『第二の物語! お稲荷ことコーン! 熱を見るならそれを乱すまで! 狐神術! 多重狐火!!』と多数の狐火で八岐大蛇ヤマタノオロチの視界とピット器官を封じると、その隙に息子たちは八ツの首に次々と襲い掛かる。
 だが、その防御は堅い。
 うねる首の速さもさることながら、その鱗はどんな攻撃をも意にも介さない。

 「ちっ、親父の身体がこんなに堅いなんてよ!」
 「んもう! こんなに大きくっちゃあたしの”殺す”能力ちからでも殺し切れないじゃないの!!」

 藍蘭らんらんはその太極の権能ちからの一片、活殺自在かっさつじざい能力ちからで鱗を無力化しようとするが、鱗の堅さを殺せるのはほんの一部。
 殺した所で動き続ける八ツの首の前では、同じ箇所へ攻撃を当てることは出来ない。

 「私のプラズマで!!」

 水を電離状態にして高エネルギー状態にしてインパクトの瞬間に爆発的な威力を生む、蒼明そうめいの必殺技。
 かつて四国で八岐大蛇ヤマタノオロチと同じく八ツの首を持つ三目八面さんめやづらの首を切り飛ばした蒼明そうめいのプラズマブレートが八岐大蛇ヤマタノオロチの首を捉えるが、それは”バシュツ!!”っと大きな音を立てるだけ。

 「ほう、今のはちょっとバチンと来たかな? なるほど、あいつの子か」

 八岐大蛇ヤマタノオロチはゆっくりと目を開き、蒼明そうめいの姿を認めニヤリと笑うと、その首をブンッっと彼に叩きつけた。
 バンッっと音がして、蒼明そうめいは地面に叩きつけられるが、「これしきの衝撃! 強き私ならばっ!!」とすぐさま立ち上がり体勢を整える。
 その姿を見て、八岐大蛇ヤマタノオロチの笑みは増々深くなる。

 …
 ……

 「あれって、やっぱりそうよね」
 「あそこまであからさまだとな。オレでもわかるぜ。遊んでいるな、いやジャレてるな、ありゃ」
 「どういうことでございます? ここまで離れると、わたくしはよく分からないのでございます」
 「おう! 久しぶりだな!」
 「あの時はとんだ無礼を」
 「ん? おタマ、知り合い?」
 「オレを沼に封印していたヤツさ」
 「はい、第八十三の物語、蛇女房でございます」

 九尾の分体に近づいて来たのは和服の”あやかし”。
 かつて九尾の分体のひとつ、おタマを封印していた沼の主。
 その瞳は失われていて、彼女は蛇と同じように熱で周囲を認識するが、その範囲は近距離に限られている。

 「妖力ちからを感じんだよ。わかるはずだぜ」

 おタマの言葉に蛇女房は八岐大蛇ヤマタノオロチ妖力ちからに感覚を集中する。
 そして彼女は気付いた。
 八岐大蛇ヤマタノオロチ妖力ちからの高まりタイミングの特異性に。
 彼は相手に合わせてその妖力ちからを上下させていた。
 妖力ちからの強い蒼明そうめいには高く、妖力ちからの弱い赤好しゃっこうには低くといった具合に。

 「なるほど、わかりました。貴女のという意味まで」
 「だろ、似たようなのを感知した経験があるはずだぜお前は」
 「はい」

 そして蛇女房は心の中で重ねる。
 百年以上前、彼女が愛した夫と息子の姿と八岐大蛇ヤマタノオロチとその息子の姿を。
 遠く離れた所で行われている戦いは、まるで……、父に全力で戦いを挑む子と、それを優しく受け止めるような父のように彼女は感じた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

虚弱な兄と比べて蔑ろにして来たクセに、親面してももう遅い

月白ヤトヒコ
恋愛
毒親に愛されなくても、幸せになります! 「わたしの家はね、兄上を中心に回っているんだ。ああ、いや。正確に言うと、兄上を中心にしたい母が回している、という感じかな?」 虚弱な兄上と健康なわたし。 明確になにが、誰が悪かったからこうなったというワケでもないと思うけど……様々な要因が積み重なって行った結果、気付けば我が家でのわたしの優先順位というのは、そこそこ低かった。 そんなある日、家族で出掛けたピクニックで忘れられたわたしは置き去りにされてしまう。 そして留学という体で隣国の親戚に預けられたわたしに、なんやかんや紆余曲折あって、勘違いされていた大切な女の子と幸せになるまでの話。 『愛しいねえ様がいなくなったと思ったら、勝手に婚約者が決められてたんですけどっ!?』の婚約者サイドの話。彼の家庭環境の問題で、『愛しいねえ様がいなくなったと思ったら、勝手に婚約者が決められてたんですけどっ!?』よりもシリアス多め。一応そっちを読んでなくても大丈夫にする予定です。 設定はふわっと。 ※兄弟格差、毒親など、人に拠っては地雷有り。 ※ほのぼのは6話目から。シリアスはちょっと……という方は、6話目から読むのもあり。 ※勘違いとラブコメは後からやって来る。 ※タイトルは変更するかもしれません。 表紙はキャラメーカーで作成。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

竜の御子は平穏を望む

蒼衣翼
ファンタジー
竜に育てられた少年が人の世界に戻って人間として当たり前の生き方を模索していく話です。あまり波乱は無く世界の情景と人々の暮らしを描く児童文学のようなお話です。 ※小説家になろう、カクヨム、自サイトで連載したものに手を入れています。

ヤクザに医官はおりません

ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした 会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。 シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。 無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。 反社会組織の集まりか! ヤ◯ザに見初められたら逃げられない? 勘違いから始まる異文化交流のお話です。 ※もちろんフィクションです。 小説家になろう、カクヨムに投稿しています。

はぁ?とりあえず寝てていい?

夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。 ※第二章は全体的に説明回が多いです。 <<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>

王子様を放送します

竹 美津
ファンタジー
竜樹は32歳、家事が得意な事務職。異世界に転移してギフトの御方という地位を得て、王宮住みの自由業となった。異世界に、元の世界の色々なやり方を伝えるだけでいいんだって。皆が、参考にして、色々やってくれるよ。 異世界でもスマホが使えるのは便利。家族とも連絡とれたよ。スマホを参考に、色々な魔道具を作ってくれるって? 母が亡くなり、放置された平民側妃の子、ニリヤ王子(5歳)と出会い、貴族側妃からのイジメをやめさせる。 よし、魔道具で、TVを作ろう。そしてニリヤ王子を放送して、国民のアイドルにしちゃおう。 何だって?ニリヤ王子にオランネージュ王子とネクター王子の異母兄弟、2人もいるって?まとめて面倒みたろうじゃん。仲良く力を合わせてな! 放送事業と日常のごちゃごちゃしたふれあい。出会い。旅もする予定ですが、まだなかなかそこまで話が到達しません。 ニリヤ王子と兄弟王子、3王子でわちゃわちゃ仲良し。孤児の子供達や、獣人の国ワイルドウルフのアルディ王子、車椅子の貴族エフォール君、視力の弱い貴族のピティエ、プレイヤードなど、友達いっぱいできたよ! 教会の孤児達をテレビ電話で繋いだし、なんと転移魔法陣も!皆と会ってお話できるよ! 優しく見守る神様たちに、スマホで使えるいいねをもらいながら、竜樹は異世界で、みんなの頼れるお父さんやししょうになっていく。 小説家になろうでも投稿しています。 なろうが先行していましたが、追いつきました。

神の眼を持つ少年です。

やまぐちこはる
ファンタジー
ゴーナ王国のフォンブランデイル公爵家のみに秘かに伝わる、異世界を覗くことができる特殊スキル【神の眼】が発現した嫡男ドレイファス。  しかしそれは使いたいときにいつでも使える力ではなく、自分が見たい物が見られるわけでもなく、見たからといって見た物がすぐ作れるわけでもない。  食いしん坊で心優しくかわいい少年ドレイファスの、知らない世界が見えるだけの力を、愛する家族と仲間、使用人たちが活かして新たな物を作り上げ、領地を発展させていく。 主人公のまわりの人々が活躍する、ゆるふわじれじれほのぼののお話です。 ゆるい設定でゆっくりと話が進むので、気の長い方向きです。 ※日曜の昼頃に更新することが多いです。 ※キャラクター整理を兼ね、AIイラストつくろっ!というアプリでキャラ画を作ってみました。意外とイメージに近くて驚きまして、インスタグラムID koha-ya252525でこっそり公開しています。(まだ五枚くらいですが) 作者の頭の中で動いている姿が見たい方はどうぞ。自分のイメージが崩れるのはイヤ!という方はスルーでお願いします。 ※グゥザヴィ兄弟の並び(五男〜七男)を修正しました。 ※R15は途中に少しその要素があるので念のため設定しています。 ※小説家になろう様でも投稿していますが、なかなか更新作業ができず・・・アルファポリス様が断然先行しています。

秘密多め令嬢の自由でデンジャラスな生活〜魔力0、超虚弱体質、たまに白い獣で大冒険して、溺愛されてる話

嵐華子
ファンタジー
【旧題】秘密の多い魔力0令嬢の自由ライフ。 【あらすじ】 イケメン魔術師一家の超虚弱体質養女は史上3人目の魔力0人間。 しかし本人はもちろん、通称、魔王と悪魔兄弟(義理家族達)は気にしない。 ついでに魔王と悪魔兄弟は王子達への雷撃も、国王と宰相の頭を燃やしても、凍らせても気にしない。 そんな一家はむしろ互いに愛情過多。 あてられた周りだけ食傷気味。 「でも魔力0だから魔法が使えないって誰が決めたの?」 なんて養女は言う。 今の所、魔法を使った事ないんですけどね。 ただし時々白い獣になって何かしらやらかしている模様。 僕呼びも含めて養女には色々秘密があるけど、令嬢の成長と共に少しずつ明らかになっていく。 一家の望みは表舞台に出る事なく家族でスローライフ……無理じゃないだろうか。 生活にも困らず、むしろ養女はやりたい事をやりたいように、自由に生きているだけで懐が潤いまくり、慰謝料も魔王達がガッポリ回収しては手渡すからか、懐は潤っている。 でもスローなライフは無理っぽい。 __そんなお話。 ※お気に入り登録、コメント、その他色々ありがとうございます。 ※他サイトでも掲載中。 ※1話1600〜2000文字くらいの、下スクロールでサクサク読めるように句読点改行しています。 ※主人公は溺愛されまくりですが、一部を除いて恋愛要素は今のところ無い模様。 ※サブも含めてタイトルのセンスは壊滅的にありません(自分的にしっくりくるまでちょくちょく変更すると思います)。

処理中です...