運極さんが通る

スウ

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鑑賞者②

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 ちょうど昼時、仕事の合間のご飯をLive台を観ながら食べようと、広場に人が集まり出した。集まるのは、プレイヤー達でもあり、この世界の住民達でもある。

 その日もいつものように、「リビングアーマー」を倒す為に奮闘しているプレイヤー達が映っていた。リポップし、繰り返される同じ戦闘 場面に飽きつつも、屋台の唐揚げや、弁当をつつく。

「デュラハン」が映る日は、そうない。誰も倒せず誰も挑戦しないで有名だ。一部の攻略組は躍起になって1週間に1度挑戦しているが、今のところ負け越しだ。
 そんな攻略組は、現在この広場にて昼食を取っている。時折会話をしているが、その内容はほぼ事務連絡みたいなものだ。
 どうやって「デュラハン」を倒すか、今日は何処でLvを上げるか、など、箸が進まない内容である。

 昼食を済ませ、何人かが席を立とうとしたその時、1番台の画面が切り替わった。歓声が上がり、席を立とうとした者達は再び自身の席に戻った。

 画面に映るのは、「リビングアーマー」5体並びに、未討伐の「デュラハン」。その背に背負っている大剣は、何百人ものプレイヤーを切り刻んできた。

「攻略組か?」
「分からん。まだ写ってないしな」
「頑張れよぉ!!」
「はっ!!無理だ無理だ!せいぜい楽しませてくれると面白いんだけどよっ!」
「あの攻略組も勝てなかったんだ。無理だ無理」

 ビール片手に野次を飛ばす者や、声援を飛ばす者。2者は互いに反する事を口走るが、どちら共に挑戦者が映し出されるのを今か今かと待っていた。

「しかしよぉ、攻略組はあそこにいるし、一体誰が挑戦するってんだ」

 確かに、とチラホラと声が上がる。

「おい、あれ!!」

 そんなボヤキを遮るかのように、Live台を観ていた者の中から声が上がった。
 再び視線をLive台に移すと、戦闘の火蓋は切られていた。
「リビングアーマー」の相手をするは、和服を着た2人の小さな男の子、美しい赤毛の女、ゴーレムの上に乗っている少女、全身鎧で固められた男、漆黒の幼竜。

 そして、単独で「デュラハン」に向かう、純黒に金の装飾が施された軍服を着た者。

「軍服さんだ!!」

 そう、あの軍服だ。となれば、このメンツは、パーティーメンバーと言うことになる。
 だが、

「るしさんは、ソロじゃなかったのか?」

 そうだ、と周りも頷く。
 かの軍服は、ソロプレイを得意としている。どんなパーティーのお誘いも断っているとか。
 実際は、そんな声掛けはあまりされたことが無いだけなのだが。

『良くぞここまで来た、挑戦者よ。私は嬉しく思う。今日は存分に楽しんでいかれよ。私の名はペーター・ギルテン。現在(いま)、貴方を粛清する者だ。貴方は私の好敵手となれるか?』

 そう言って、ペーターと名乗った「デュラハン」は優雅に礼をする。それを聞いたるしは、

『私はるし。現在(いま)、貴方を殲滅(すくう)者だ。憶えておいてくれると助かる』

 軍帽をとり、「デュラハン」に習って礼をする。頭から生える禍々しい角が顕になる。

「うぉっ!!角生えてる!!」
「存在進化したのかな?」
「かっけぇ!!」

 るしは、揺れる大太刀を構えた。「デュラハン」は、くつくつと笑い、お互いに睨み合う。

『いざ、尋常に』
『推して参る!!』

 火花を散らして長剣同士がぶつかり合う。だが、次の瞬間にはるしの足は「デュラハン」に掬われ、転んだ。
 きゃぁ!と悲鳴が上がる。
 これは恐らく、るしファンクラブの叫びだろう。
 るしは「デュラハン」の大剣を避けるため、ゴロゴロと地面を転がり続ける。

『タイムストップ!!』

 るしは【時空魔法】を使い、何とか体勢を立て直した。

『ん?珍妙な魔法を使ったな?』
『はは。じゃないと、立てずに殺されていたからね。アポート!!』

「武器が自分から軍服の元に行った!?」
「んな!?」
「アポートか」

 るしは【アポート】を使い、遠くにある大太刀を引き寄せた。るしの手に大太刀が収まった瞬間、目の前に大剣が迫った。

「あれ、デュラハンの筋力高くね?」
「それな」

 目にも留まらぬ速さとは言い難いものの、大剣ではおおよそ有り得ぬ速度で「デュラハン」は先手を切った。

『ふざけろっ!!』

 見えない斬撃で「デュラハン」の攻撃を弾く るし。そして、その間にるしは3人に増殖した。

「はぁ!?」
「分身の術!!」
「ジャパニーズニンジャ!!」

 あまり見ることのないスキルに、広場は騒然となる。一体どれだけのスキルを所持しているのだと騒ぎに騒ぐ。

『ほぅ、幻術か。懐かしい』

「デュラハン」は、このスキルを幻術だといい、増殖したるしを大剣にてかき消した。

『あぁっ!マイブラザー!!』

 消えた幻影に声をかけるるしを見て、スキル調査のエキスパートは、密かに眉を顰めた。
「マイブラザー」?ということは、あれは軍服の兄弟という事か?いやだが、あの「デュラハン」は幻術だと言っていたな。くそっ、何も分からねぇ。
 たまには掲示板に書き込めっつの。最近は軍服の名を語る馬鹿もいるし、全く、いい迷惑だよ。

『がら空きだぞ?』

「デュラハン」の大剣に身体を飛ばされた軍服は、翼を出して空中で一旦体勢を立て直した。このまま落ちていたら大剣の餌食になっていただろう。
 ホッ、と広場の空気が和らぐ。

『君は空を飛べるのか?なかなかどうして面白い』

 ボッと翡翠色の炎が更に燃えた。

『私と1:1で戦ってまだ生きているとは、いやはや。これだから世界は面白い!!』

 ヒッと、息を呑む声が聞こえ、広場にいる者達は殺意の塊を画面越しにだが、もろに食らう。
 しんと静まり返った時、「デュラハン」から切り替わり、「リビングアーマー」の相手をしている他5人と1匹が映る。
 ワンマンで戦っていはずなのに、まだ負けていない。

「こ、こいつら何もんだ?」
「るしさんのパーティーメンバーなんだ。だから、生半可な強さじゃないよね」
「…あの岩竜(アースドラゴン)と、紫狐蒼狐シリーズって、テイムモンスター限定だよな。あのトカゲモドキに限っては、なんとびっくら竜(ドラゴン)。まぁ、あの赤毛の美女とゴーレムの上に乗ってる嬢ちゃんは分かんないが…もしかしたら」
「ってことは…」

「「「「アイツら、全員テイムモンスター!?」」」」

 いや違うだろ、と声が上がる。その声を上げたのは攻略組だ。

「テイムモンスターがあんなにいるのはおかしいだろ、レベル的に。だってよ、レベルが5つ上がるごとにテイムモンスターの枠は一つ空くんだろ?しかも、運営のレベル総計メール見たか?今一番強いプレイヤーレベルは、21だ。もしそのプレイヤーが軍服であっても、テイムモンスターは4体しか連れられないんじゃないか?」
「あ、卵から生まれたモンスターとかはそれにカウントされないらしいですよー」

 この言葉にあぁ、と皆は思い出した。大会の時の賞品で、黒い卵を軍服が当てていたな、と。攻略組の男が何か言い返そうとした時、

『ふ、ふはははははっ!君、いいねぇ。私に傷を入れるなんて、凄いじゃないか。気に入ったよ。…その首、私が貰おう』

 突然「デュラハン」が笑い出した。そして、最後の一言によって、喧騒が止んだ。不気味な程通ったその声は、静まり返った広場を山びこのように通り過ぎていった。
 広場いる者の項にゾワリと寒気が走る。
 慌てて首元を抑える者や、目を見開いて動けなくなっている者、肌が粟立っている者など、反応は多種多様だったが、思うことは同じだった。

「な、なんだよコイツ!!」
「や、やばいやばい!!」

 やばいやばいと言いながらも、目は画面から離すことが出来ない。

『首が欲しいんだ。あぁ、欲しい!欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい』

 ゆらり、ゆらりと「デュラハン」は歩幅を進め、るしの首を狙って襲い掛かった。
 重い「デュラハン」の攻撃によって、るしの武器は手を離れる。
 固唾を飲んで見守る鑑賞者達は、思わず目を塞いだり、耳を塞いだりした。

『首を!首を!!私に首を!!わが好敵手よ!!首を差し出せ』

 大剣が幾度となく るしを襲う。もう何度目かと思ったその時、「デュラハン」後方へと飛ばされた。

「「「「「んな!?」」」」」

 隙ありとばかりにるしは大槍を拾い、「デュラハン」に向かって投擲した。その大槍は分裂し、血のように赤い残像を残しながら「デュラハン」を地に縫い付けた。
 そして、先程から右手に溜めていた光を「デュラハン」に押し込む。

『衝撃光』

 眩い光が画面いっぱいに広がり、しばらくは何も映らなかった。どうなった、と誰かがポツリと呟いた。数秒後、画面は元に戻り、「デュラハン」の胸の部分にはポッカリと穴が空いていた。

「「「「わぁぁぁぁぁ!!!」」」」
「流石は軍服だ!!」
「ありがとうー!!いいもの見せてもらったよ!!」

 割れんばかりの歓声が上がる。ある者は喧嘩をしていたものとビールを合わせ、ある者は涙を流していた。

『首。首。首。首首首首首首…』

 いつまでも金色の粉に変わらぬ「デュラハン」から地も凍るような低い声が上がった。歓声は悲鳴に変わる。

「ひぃぃぁ」
「ま、まだ生きてんのかよ!?」

『私に残された最後の望みは、自分の首が切り落とされ、血飛沫を噴き出す音をこの耳で聴くことだ。だが、私の首はもうない。首をくれ、好敵手(るし)。君の首が欲しい。欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい』

 恐怖に包まれた鑑賞者達は思わず手に持っていたビールを落とす。ガシャン、とガラスが割れた音が響いた。

『Where is your head? Your soul has come true to your heart.……』

「歌…?」

 耳に届くは死者を弔う歌。画面越しから観ても怖いと言うのに、るしは尚も歌い続ける。恐らくは、これもスキルだろう、と、その手の者たちは画面を食い入るように見つめた。

『首を…ぐびをっ!!首を出せぇぇぇぇ!!!首が!!首を!!クビ!!クビィぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 その場の誰もが震えを止められなかった。
 それはるしも同じなようで、途中で歌は途切れ、石像のように固まっていた。「リビングアーマー」を相手しているテイムモンスター達はるしを助けようと奮闘するも、「デュラハン」はるしの首に手を掛けていた。

『好敵手ヨ。何故君は笑う?君は、私二首を差し出し、シヌというのに』

 るしは不敵に笑った。各々の思いを胸にて、それを見た鑑賞者達は震えた。畏怖を、敬意を、侮蔑を、様々な思いが渦巻いた。

「…るし様」
「お前はよく頑張った!!」
「なんで笑えるんだよ、畜生」
  
『フィナーレだ』

 歓喜に震えた「デュラハン」の声がし、禍々しい大剣をるしの首にあて、1度持ち上げて振り下ろした。

「きゃぁぁぁぁぁ!!!」
「はっ!?」

 悲鳴と驚嘆の声が同時に上がる。前者は最後まで見ずに目を覆った者。後者は見届けた者。

「あ、あいつ、何処から現れたんだ!?」

 どこからともなく現れた助け舟。
 その頭に浮かぶマーカーの色は、いや、マーカーはない。

「な、何もの?」

 確かに振り落とされたと思われた大剣は、瞬間にキラリと輝き、1輪の美しい見事な薔薇に変わった。

『フハハハハ!!フィナーレだと?笑わせるな、屍。貴様のような下賎な者が我の物に手を出すとは何事か!!万死に値するわ!!』
『…何者だ』

 その問に答えることなく、助け舟はるしを抱き上げた。それを見た女性陣からは黄色い悲鳴が上がる。

『私は再度問う。君は誰だ?』

 忌々しいと言わんばかりに助け舟は鼻を鳴らした。
 彼の名は大悪魔、ベリトだと言う。ソロモン72柱の内、28位の座についているのだとか。
 それを聞いた情報屋は、今まで掲示板に上がっていたネタに繋がるものを感じ、一心に聞き入った。

 大悪魔と「デュラハン」のどこか噛み合わないやり取りに、先程までの空気は一体なんだったんだと思い始めたところで、大悪魔の方から氷のような威圧が辺りの温度を下げた。

『そこの屍。我を侮辱するとはどういう了見だ?ん?返答次第では、消滅を免れぬぞ?いや、貴様は既に我のものに手を出したゆえに、消滅は決まったも同然だ。慈悲はない』

 そう言って、深紅の瞳を更に吹雪かせる大悪魔。
 それに気圧されたのか、「デュラハン」は数歩下がった。
 このまま謎の大悪魔がこの場を制するのかと誰もがそう思った時、

『夢か。怖いわ』

 気を失っていた軍服の声をミクカメは拾った。直後、るしの顔がドアップで映し出された。

「軍服様!!」
「生きてた!!」
「我らがるしは永遠だぁ」
「あの目、綺麗…」

 絶対零度の威圧を放っていた大悪魔は、るしの目覚めと共に、ニヤリと笑った。
 その笑みは美しく、大方の女性は溜息をついた。
 男性も、見惚れるほどの美しさである。

『夢だと?ふっ、貴様の頭には花でも詰まっておるのではないか?』

 皮肉と優しさを孕んだ言葉が紡がれる。それを否定するるしの頬を、大悪魔が強く引っ張った。

「可愛い」
「…だな」
「スクショ」

 殺伐とした空気が一転して、和やかになる。
「デュラハン」がなにか言おうとして、2人に一括された時、広場にいた者のうち数人は、ビールを噴いたという。

 その頃、「リビングアーマー」を倒し終えた5人と1匹は、観戦モードに入っていた。

「あいつら、助けに入らなくていいのか?一人増えたくらいであのデュラハンは動かねぇだろ」
「いや、大悪魔だぞ?なら大丈夫じゃね?」

 大悪魔は、不意にパチンと指を鳴らした。すると、蒼と金で装飾された豪華なルーレットが出現した。それをるしが回し、ボタンを押す。すると、「デュラハン」から青いオーロラが上から下に落ちるようなモーションが出た。

「あれは何だ?」
「恐らくはあのルーレットに関係していると思うのだが」

『合体しよう!!』

 ぶふぉっとビールを盛大に噴き、周りに迷惑をかける者が数十名。若干白い目を向けられ、小さく縮こまった。

 彼らは再び画面に目を移す。丁度その時、るしは変身した。深紅のコートをはためかせ、不敵に笑うその姿は、先程まで居た大悪魔のようだった。

「これが、現代のプリ○ュア」
「私、ブルーでいいや」
「じゃあ俺は敵の幹部で」

 光の演出が上手い具合に調整されており、変身シーンは多くの者を虜にした。大太刀を構えたるしは、「デュラハン」に笑いかけた。そして、

「「推して参る」」

 彼らは同時には走り出した。
 そしてそれはあっという間に終わった。
 神業とも言っていい程の速さでるしの攻撃が次々と鎧の一点にヒットしていく。
 そんな中、ピキッと嫌な音が鳴り、「デュラハン」の持っていた大剣がポッキリと折れた。
 そのままるしの大太刀は「デュラハン」の鎧を貫いた。

『…見事だ』

 鎧が破壊されたことによって、体力も底を尽きたのか、「デュラハン」は徐々に光の粒に変わっていく。

「 う、」
「「「「「「うわぁぁぁぁぁああああああああ!!!」」」」」」

 今日一番の歓声が上がった。第一の街に居た時に見たものと同等以上のものを見た彼らは、興奮してお互いに抱き合った。

 ピロリん。
『〈世界の声〉ワールドクエスト:異変1がクリアされました。これによって、只今より、ワールドクエスト:異変2、3、4、5が解放されます。プレイヤーの皆様、この世界を救えるのは、貴方がただけです。我々運営は、貴方がたの活躍を、今後も期待しています』

「わ、ワールド」
「クエスト?」
「燃えてきたぁぁぁぁ!!俺も、いつかるしさんの横に並ぶんだァ!!」

 ワールドクエストの解放という興奮も冷めぬまま、るしの仲間、テイムモンスター達は次々と進化をしていく。徐々にヒートアップしていく広場にはもう、作り笑顔を浮かべている帝国臣民はいなかった。
 2番台の画面が切り替わり、1番と2番が宝箱を開ける瞬間を映した。
 出てきたものは純白の布に、十字架のアクセサリーが付いたもの。レア度は☆5な訳が無い。
 だが、あまり嬉しくなさそうな顔をしたるしは、テイムモンスター達に慰められていた。スンスンと鼻をすすったるしは、

『皆!ここに1列に並んで!!』

 とテイムモンスターに向けて言った。不満を述べつつも、それに従う彼ら。

『そこな家畜共!!我らの余興は面白かったか?面白くなかったとは言わせぬぞ?』

 大悪魔の深紅の瞳がキラリと光り、楽しげに目元を緩ませた。これにより、何人かは鼻血を噴いた。

『楽しんでくれているとするならば、私は嬉しい。ここまで観ていてくれて、ありがとう。そして、またの機会に会おう』

 一同に優雅に礼をした。
 画面越しだが、大喝采が起こり、割れんばかりの拍手はなり止むことを知らなかった。
 慢心に支配されていた心はかつての希望を灯し、プレイヤー達は、さらなる高みを目指そうと心に決めた。高ぶる心は彼らを冒険へと駆り立てた。
 まだ席を立とうとしないものは、余韻に浸りつつ、エンドを見届けようとした。だが、ここでどこぞのプレイヤーが「リビングアーマー」に挑戦したことによって、画面は切り替えられた。

 片手にはビールを。
 隣には友を。
 そして、自身には希望を。

「るし…流石は師匠だな」

 影に溶ける様にして、言葉を残す者。

「ふふっ、ねぇ、******。あの人、貴方のお父さんなのよ?」
「あの方が?」

 無垢な子供と、法衣を纏った女。女は小さく笑う。

「次の後継者…ね」

 ボソリと呟いた彼女の言葉は、誰の耳にも届くことはなかった。
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