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43.ファッションショー
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日曜日の午後、私はクラスメイトに囲まれながらバスの中で揺られていた。
家での猛特訓の成果もあり今日の午前中の練習は順調だった。
予定されていたすべての練習をやり終えた後でも二十分ほど時間が余っていたので、本番で使う小道具の確認までできてしまった。
しかし、土日に関わらず今日も岡本君は来なかった。
大会が近いから今週までは部活動に集中させてほしいと本人から申し出があったそうだ。
でも、私は教室の窓からみえる校庭に、岡本君がそれほど姿を現さないことに気がついていた。
また、琴乃と秘密の練習をしているのだろうか。
岡本君のいない運動場を見るたびに私の胸に靄がかかっていくのを感じた。
私だって岡本君と練習したいのに。
お昼ご飯を食べ終わった後、光咲たちがしつこく電話をかけたら仕方なく岡本君は現れた。
だが、明らかに不満げな表情を浮かべ、私とは目を合わせようともしなかった。
やってきたのは駅中の百気店。
海外初のデザート屋さんやスーパー、雑貨店、洋服屋など様々な種類のお店が入っている。
到着してすぐは、来たメンバー全員でプリを取ったり、クレープを食べたりした。
一時間ほど遊んでから手分けして買い出しを始めた。
「小道具チームの三人は雑貨店にいってください。で、残りのメンバーはここに書いてあるもの買いに行ってもらっていいですか?メモにまとめておいたので」
河野さんが彩夏にメモを手渡す。河野さんもさすがに今日はラフな格好で来ていた。
「おっけー。任せといて」
彩夏が親指を立てる。
「じゃあ、四時にここに集合ね」
「はーい」
「じゃあねー」
みんなはそれぞれの買い出し場所に散っていく。残されたのは私と光咲と彩夏と笑美と岡本君と西宮だった。
「買うもの六個しかないじゃん。二時間もかけていいとか楽勝~」
彩夏がメモを見ながら言う。
「さっ、早くいこ!」
迷いなく歩きだす彩夏に私たちはついていく。
メモの内容を見ていないのでどこに行くのか分からなかった。
彩夏の後ろについて女子同士で雑談していたが、私はちらちらと岡本君を見ずにはいられなかった。
岡本君はずっと私たちとは反対の方を眺めていて、一度たりとも視線は合わない。
彼は何を考えているんだろう。
どれほど雑談が盛り上がっても私の頭からは岡本君のことが離れなかった。
たどり着いたのは意外な場所だった。
「え、ここ?こんなところで何買うの?衣装は衣装チームが全部作ってくれるんじゃ」
目の前にあるのはとても大きな洋服屋さん。
「もー、真面目だな。買い出しなんて後々、まずはショッピングだよ。さっ、桜は試着室で待ってて」
彩夏が私の背中を押して無理やり試着室に連れていく。
「勝手にどっか行っちゃだめだからね!」
私を残して三人は洋服の海に飛び込んでいく。
まだ買い出し終了時刻まで二時間あるし、ショッピング終わった後でしっかり買い出し済ませればいいよね。
自分にそう言い聞かせて罪悪感を沈める。
選ぶのにそれなりに時間がかかるだろうと思いぼーっとしていたら、すぐにカーテンが激しく揺れた。
「もう選んだの?早いね」
驚きながらカーテンを開いた先にいたのは西宮だった。
「これ来てよ」
差し出されたのは真っピンクのワンピース。サイズは150と表示されている。
「これ、小学生向けだよね?」
「ぜーったい似合うってー。な、お願い、騙されたと思って来てみて」
「なんであんたの趣味に付き合わないといけないのよ!」
どこまで失礼な奴なんだ。
私はカーテンを閉めようと手をかける。
スライドしようとしたが、西宮も同じようにカーテンを掴んで私と反対方向に力をかける。カーテンレールがキリキリと激しい音を出して揺れる。
「やめろ。壊れるだろ」
押し負けそうになっていたところで見かねた岡本君が西宮を試着室から引き剥がした。
「止めるならお前だってなんか似合いそうな服探せよ」
「俺は関係ないだろ」
答えた岡本君の声に抑揚はなかった。
「あー、そっか。もう岡本は琴乃ちゃんに乗り換えたんだもんなー」
「は?」
二人に流れ出す険悪なムード。まずい、これは喧嘩になる。背中を冷たい汗が流れだした時、二人に割って入る声がした。
「ちょっと、どいてどいて。はい、桜。これとこれ来て」
光咲が試着室前でもめている二人を押しのけて私に二着の洋服を渡してきた。
「どっちがいいか決めかねてるんだよね。あ、そうだ。男子の意見も聞きたい。桜に両方着てもらってどっちがいいか岡本に選んでもらおう」
光咲に西宮が異議を唱える。
「俺も男子なんですけどー」
「あんたみたいなのは男子のうちに入りませんー」
少し遅れて戻ってきた彩夏が会話に入って来た。
手には水色のサンダルを持っている。この間貸してもらった雑誌に、載っていたものだった。
「これ絶対にこれから流行ると思うんだよねー」
「そうなんだ。ありがとう。ちょっと着替えてくる」
私が試着室の奧に引っ込もうとしたとき、
「俺にメモ渡してくれ。買い出し済ましてくるから」
岡本君が光咲に申し出たのが聞こえた。
「ダメ!自分のお姫様にお似合いの洋服くらい自分で選びなさいよ」
「いや、俺女子のファッションとか分からないから」
そういう岡本君の顔は、琴乃がお姫様から外された時からもう何度見たか分からない釈然としないものだった。
やっぱり岡本君にとってのお姫様は琴乃だけなんだろうか。
私はどれだけ着飾っても琴乃にかなわないんだろうか。
「わかった!岡本最近演技練習来れてないからって、買い出しで点数稼ぎしようとしてるんでしょ?」
「別にそんなつもりは」
「気にしなくていいよ。部活も大事だって私たちちゃんと理解してるから」
「いや、だから……」
私は静かにカーテンを閉めて着替え始めた。水色と紺のチェックのワンピースで、スカートの部分には控えめにレースがついていた。
「どうかな?」
着替え終わって恐る恐るカーテンから身を覗かせると、まだ二人は言い合っていた。
「ちょー、似合ってる。ね、どう岡本。桜かわいいでしょ?」
岡本君を含めて五人もの人に注目されるという構図。耳が熱くなった。今までこんなことなかったから少し恥ずかしいし照れくさい。
「いいねー。桜ちゃんチョー似合ってる!オレのお姫様に欲しいわー」
西宮が絶賛してくる。
「ちょっとあんたには聞いてないでしょ!黙っててよ」
「なんだよ、オレの扱いひどくね?」
また言い合いを始めた彩夏と西宮の横で、岡本君は無表情のまま立っていた。
私の姿を見て似合っていると言うこともなければ、口角一つ上げてくれることもなかった。
「どう、かな?」
あんまりにも反応がないので私は思い切って岡本君に聞いてみた。
一瞬だけ岡本君と目があった。しかし、その後彼はすぐに気まずそうに目をそらして言った。
「やっぱ俺買い出し行ってくるわ。終わったらスマホで連絡する」
私が着替えている間に光咲から受け取ったのだろうか。岡本君はメモを片手に足早に店を出て行ってしまった。
「え……」
私は彼の後ろ姿を目で追った。
「そっけないなー。女心分かってなさすぎ」
光咲が小さくなっていく岡本君の背中に向って不満をぶつけた。
「照れ臭かったのかもね」
笑美が私を励ましてくれたが、私には岡本君が照れているようには見えなかった。
「気を取り直してこっち着て。試着した姿写メでとって岡本にどっちがいいか選んでもらおう」
光咲に押しこまれて再び私は試着室の中に入る。今度は白い生地の上品なブラウスに青色のミニスカートだった。
「着替えたよ」
「おー、いいね!どっちも捨てがたい!」
今回も私が試着室から身を現すなり女子三人はほめちぎる。
「はい、チーズ」
私は恥ずかしがりながらも小さくピースをした。
「岡本に送っとくから!」
「迷惑じゃないかな?」
「大丈夫だって」
それから同じように何枚か写真を撮って送ってみたものの岡本君からは一切返事が無かった。
「きっと買い物に熱中して気づいてないんだよ」
笑美がまたそう言って私が気に病まないように取り計らってくれているけど、返信のない画面にはただただ既読の文字がむなしく光っていた。
写真ならもしかしたら返事が来るかもしれない、という私の淡い期待はまたも無残に砕け散ったのだった。
家での猛特訓の成果もあり今日の午前中の練習は順調だった。
予定されていたすべての練習をやり終えた後でも二十分ほど時間が余っていたので、本番で使う小道具の確認までできてしまった。
しかし、土日に関わらず今日も岡本君は来なかった。
大会が近いから今週までは部活動に集中させてほしいと本人から申し出があったそうだ。
でも、私は教室の窓からみえる校庭に、岡本君がそれほど姿を現さないことに気がついていた。
また、琴乃と秘密の練習をしているのだろうか。
岡本君のいない運動場を見るたびに私の胸に靄がかかっていくのを感じた。
私だって岡本君と練習したいのに。
お昼ご飯を食べ終わった後、光咲たちがしつこく電話をかけたら仕方なく岡本君は現れた。
だが、明らかに不満げな表情を浮かべ、私とは目を合わせようともしなかった。
やってきたのは駅中の百気店。
海外初のデザート屋さんやスーパー、雑貨店、洋服屋など様々な種類のお店が入っている。
到着してすぐは、来たメンバー全員でプリを取ったり、クレープを食べたりした。
一時間ほど遊んでから手分けして買い出しを始めた。
「小道具チームの三人は雑貨店にいってください。で、残りのメンバーはここに書いてあるもの買いに行ってもらっていいですか?メモにまとめておいたので」
河野さんが彩夏にメモを手渡す。河野さんもさすがに今日はラフな格好で来ていた。
「おっけー。任せといて」
彩夏が親指を立てる。
「じゃあ、四時にここに集合ね」
「はーい」
「じゃあねー」
みんなはそれぞれの買い出し場所に散っていく。残されたのは私と光咲と彩夏と笑美と岡本君と西宮だった。
「買うもの六個しかないじゃん。二時間もかけていいとか楽勝~」
彩夏がメモを見ながら言う。
「さっ、早くいこ!」
迷いなく歩きだす彩夏に私たちはついていく。
メモの内容を見ていないのでどこに行くのか分からなかった。
彩夏の後ろについて女子同士で雑談していたが、私はちらちらと岡本君を見ずにはいられなかった。
岡本君はずっと私たちとは反対の方を眺めていて、一度たりとも視線は合わない。
彼は何を考えているんだろう。
どれほど雑談が盛り上がっても私の頭からは岡本君のことが離れなかった。
たどり着いたのは意外な場所だった。
「え、ここ?こんなところで何買うの?衣装は衣装チームが全部作ってくれるんじゃ」
目の前にあるのはとても大きな洋服屋さん。
「もー、真面目だな。買い出しなんて後々、まずはショッピングだよ。さっ、桜は試着室で待ってて」
彩夏が私の背中を押して無理やり試着室に連れていく。
「勝手にどっか行っちゃだめだからね!」
私を残して三人は洋服の海に飛び込んでいく。
まだ買い出し終了時刻まで二時間あるし、ショッピング終わった後でしっかり買い出し済ませればいいよね。
自分にそう言い聞かせて罪悪感を沈める。
選ぶのにそれなりに時間がかかるだろうと思いぼーっとしていたら、すぐにカーテンが激しく揺れた。
「もう選んだの?早いね」
驚きながらカーテンを開いた先にいたのは西宮だった。
「これ来てよ」
差し出されたのは真っピンクのワンピース。サイズは150と表示されている。
「これ、小学生向けだよね?」
「ぜーったい似合うってー。な、お願い、騙されたと思って来てみて」
「なんであんたの趣味に付き合わないといけないのよ!」
どこまで失礼な奴なんだ。
私はカーテンを閉めようと手をかける。
スライドしようとしたが、西宮も同じようにカーテンを掴んで私と反対方向に力をかける。カーテンレールがキリキリと激しい音を出して揺れる。
「やめろ。壊れるだろ」
押し負けそうになっていたところで見かねた岡本君が西宮を試着室から引き剥がした。
「止めるならお前だってなんか似合いそうな服探せよ」
「俺は関係ないだろ」
答えた岡本君の声に抑揚はなかった。
「あー、そっか。もう岡本は琴乃ちゃんに乗り換えたんだもんなー」
「は?」
二人に流れ出す険悪なムード。まずい、これは喧嘩になる。背中を冷たい汗が流れだした時、二人に割って入る声がした。
「ちょっと、どいてどいて。はい、桜。これとこれ来て」
光咲が試着室前でもめている二人を押しのけて私に二着の洋服を渡してきた。
「どっちがいいか決めかねてるんだよね。あ、そうだ。男子の意見も聞きたい。桜に両方着てもらってどっちがいいか岡本に選んでもらおう」
光咲に西宮が異議を唱える。
「俺も男子なんですけどー」
「あんたみたいなのは男子のうちに入りませんー」
少し遅れて戻ってきた彩夏が会話に入って来た。
手には水色のサンダルを持っている。この間貸してもらった雑誌に、載っていたものだった。
「これ絶対にこれから流行ると思うんだよねー」
「そうなんだ。ありがとう。ちょっと着替えてくる」
私が試着室の奧に引っ込もうとしたとき、
「俺にメモ渡してくれ。買い出し済ましてくるから」
岡本君が光咲に申し出たのが聞こえた。
「ダメ!自分のお姫様にお似合いの洋服くらい自分で選びなさいよ」
「いや、俺女子のファッションとか分からないから」
そういう岡本君の顔は、琴乃がお姫様から外された時からもう何度見たか分からない釈然としないものだった。
やっぱり岡本君にとってのお姫様は琴乃だけなんだろうか。
私はどれだけ着飾っても琴乃にかなわないんだろうか。
「わかった!岡本最近演技練習来れてないからって、買い出しで点数稼ぎしようとしてるんでしょ?」
「別にそんなつもりは」
「気にしなくていいよ。部活も大事だって私たちちゃんと理解してるから」
「いや、だから……」
私は静かにカーテンを閉めて着替え始めた。水色と紺のチェックのワンピースで、スカートの部分には控えめにレースがついていた。
「どうかな?」
着替え終わって恐る恐るカーテンから身を覗かせると、まだ二人は言い合っていた。
「ちょー、似合ってる。ね、どう岡本。桜かわいいでしょ?」
岡本君を含めて五人もの人に注目されるという構図。耳が熱くなった。今までこんなことなかったから少し恥ずかしいし照れくさい。
「いいねー。桜ちゃんチョー似合ってる!オレのお姫様に欲しいわー」
西宮が絶賛してくる。
「ちょっとあんたには聞いてないでしょ!黙っててよ」
「なんだよ、オレの扱いひどくね?」
また言い合いを始めた彩夏と西宮の横で、岡本君は無表情のまま立っていた。
私の姿を見て似合っていると言うこともなければ、口角一つ上げてくれることもなかった。
「どう、かな?」
あんまりにも反応がないので私は思い切って岡本君に聞いてみた。
一瞬だけ岡本君と目があった。しかし、その後彼はすぐに気まずそうに目をそらして言った。
「やっぱ俺買い出し行ってくるわ。終わったらスマホで連絡する」
私が着替えている間に光咲から受け取ったのだろうか。岡本君はメモを片手に足早に店を出て行ってしまった。
「え……」
私は彼の後ろ姿を目で追った。
「そっけないなー。女心分かってなさすぎ」
光咲が小さくなっていく岡本君の背中に向って不満をぶつけた。
「照れ臭かったのかもね」
笑美が私を励ましてくれたが、私には岡本君が照れているようには見えなかった。
「気を取り直してこっち着て。試着した姿写メでとって岡本にどっちがいいか選んでもらおう」
光咲に押しこまれて再び私は試着室の中に入る。今度は白い生地の上品なブラウスに青色のミニスカートだった。
「着替えたよ」
「おー、いいね!どっちも捨てがたい!」
今回も私が試着室から身を現すなり女子三人はほめちぎる。
「はい、チーズ」
私は恥ずかしがりながらも小さくピースをした。
「岡本に送っとくから!」
「迷惑じゃないかな?」
「大丈夫だって」
それから同じように何枚か写真を撮って送ってみたものの岡本君からは一切返事が無かった。
「きっと買い物に熱中して気づいてないんだよ」
笑美がまたそう言って私が気に病まないように取り計らってくれているけど、返信のない画面にはただただ既読の文字がむなしく光っていた。
写真ならもしかしたら返事が来るかもしれない、という私の淡い期待はまたも無残に砕け散ったのだった。
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