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第22話 王都アルバ
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SSS級の地龍の襲来を受けてから、フィンブルド伯爵令嬢一行と王女殿下一行は王都アルバに向けて一緒に進行した。
そして、俺はというとシーリアとの約束通り、シーリアの専属料理担当として任を授かった。
だがそれに加えて、成り行きによってフィリナ王女殿下の料理も作ることになってしまった。
その光景にはその場にいる誰もが不思議がった。
両騎士団には俺が地龍を討伐したことが伝わっていて、地龍を倒すほどのやつが何故料理を作っているいんだという疑問が出てた。
そして『翼竜の翼』からすると田舎者の俺が何故、この国の王女殿下と伯爵令嬢のご飯を作っているんだという疑問が湧いた。
だが、その両者の疑問を一番に抱いているのは間違いなくこの俺である。
それからの行程は地龍の襲来のような厄災に遭遇することなく済んだ。
そしてフィンブルド領の城壁よりも遥かに高く聳え立つ城壁が徐々に近づいてきた。
侍女ルミナがあれが王都アルバであると言う事を教えてくれる。
「王都アルバの城壁ってこんなに大きいんだな。圧巻の景色だな!」
俺は進撃の巨◯で登場するような城壁に感動を隠し切れない。
そんな俺の様子を見たシーリアはクスクスと笑う。
「あんたとんだお登りさんみたいね! 王都の城壁でそんな眼をキラキラさせちゃって!」
この城壁を始めて見て感動しない方が可笑しいと俺は思う。
俺たち一行は王都アルバの城門まで差し掛かる。
フィリナ王女殿下一行と一緒だったので、何も審査なく城門を潜り抜ける。
すると、そこには活気付いた街並みがあった。
アルトバルト王国建国祭が近いからか、人間だけではなくさまざまな種族が街を行き交っていた。
人族、獣人、ドワーフ、それにエルフ。
前世で言う夏祭りの様な出店が多数出ており、街並みはアルトバルト王国旗によって装飾されていた。王都特有の珍しい品々が王都アルバを彩っている。
俺は暫く馬車の中から活気付いた王都アルバを眺めていた。
シーリアはここが王都アルバよ、と自慢しながらも色々と教えてくれた。
暫く馬車から街並みを俯瞰していると、馬車が進行を止める。
そして、王女殿下であるフィリナが降車したのを見て、俺たちも急いで降車する。
すると、目の前には黄金の甲冑を装備した騎士達が俺たちに立ちはだかっていた。
そして、フィリナ王女殿下がその正面へと行くと黄金の騎士達はフィリナ王女殿下に剣を捧げる構えを取る。
フィリナは黄金の騎士達に言葉を掛ける。
「王太子近衛騎士団の皆様、私のお迎えご苦労様です。そして恐らくですが、貴方達も道中に何があったのかは聞いているでしょう。それをふまえて国王様と皇太子殿下は何と仰って?」
フィリナが尋ねると近衛騎士団で一番前に出ている青年が返答をする。
「恐れながら国王様並びに王太子殿下からの伝言をお伝え致します。『第3王女フィリナ・ティア・アルトバルトは直ちに王城へと帰還せよ。並びに、この度『第3王女』を救いし英雄と、その仲間達も一緒に王城へ登城せよ』との事です」
フィリナは近衛騎士団の青年に「わかりました」と告げて、俺たちの下へと歩いてくる。
「さてソウタ様達も今の話は聞いていましたよね? ということで国王様からお呼びが掛かりましたので、今から一緒に王城へと来てもらいますが宜しいですか?」
フィリナ王女殿下は『翼竜の翼』の俺達にそう告げる。
勿論の事だが、俺の雇い主である伯爵令嬢シーリアも王城へと登城することになった。
『翼竜の翼』の面々は、突如国王様からの呼び出しに汗をダラダラとかいている。
伯爵令嬢であるシーリアでさえ、虎に睨まれた小鹿の様にプルプルと震えていた訳だ。
国王様ともなるとどうなってしまうのか少し見てみたい気もする。
だがそんな事を思っていると、『翼竜の翼』のメンバーから激しい視線を感じる。
見てみると鋭い眼光で俺を睨んでいた。
いや、俺何も悪いことはしてないよと無罪を主張した。
そして、黄金の騎士団に案内される様にして俺達は王城までやってきた。
それからは王女殿下であるフィリナが先導する形で、シーリアの後ろを歩く。
『翼竜の翼』の面々は相変わらずに顔面蒼白、挙動が可笑しかった。
しまいには右手と右足が同じタイミングで出てしまっている。
これには俺も腹を抱えたが、王城で不謹慎にも笑うことも出来ないのでひたすらに我慢した。
暫くフィリナの後ろを歩いていると、フィリナが立ち止まった。
その先には豪華で荘厳な扉が佇んでいた。
「ここから先は玉座の間です。国王様並びに王太子殿下、または王侯貴族の方々が控えておりますので、くれぐれも粗相の無いようにお願い致します」
フィリナが緊張感のある声に俺達は唾をごくりと飲み込む、
フィリナは控えていた侍女に扉を開かせる。
するとその先にはフィリナの言う通り、豪華な服を身に纏った男性や女性。
さらに奥には、一切一際鋭いオーラを醸し出す、男が玉座と思しき場所に腰掛けていた。
俺達は衛兵に武器を預けて、王女殿下の後ろを付いて、赤色のカーペット上を歩いて行く。
フィリナが立ち止まり、膝をついて首を垂れたのを見て、俺達もフィリナの真似をする。
国王様の側仕えの者が高々と式典の開催を宣告する。
「只今よりSSS級魔物の地龍討伐、並びに『第3王女』の死の危機を救ったことによる褒賞授与式を始める」
俺達が王城に呼ばれたのは褒賞の為らしい。
「それではシリーア・ティア・フィンブルド並びに冒険者パーティ『翼竜の翼』は前へ」
国王の側近が朗々と褒賞内容を告げてゆく。
「シーリア・フォン・フィンブルド、其方はSSS級魔物である地龍の出現という王国の災厄に対し、臆することも怯むこともなく、自分の部下である騎士達を鼓舞した。その勇気を讃え、其方にはアルトバルト金貨200枚を贈呈する」
シーリアが褒賞として貰ったのは、現世の価値で換算するとおそらく1億円くらいだ。
褒賞の内容は間違っていない。
シーリアは地龍に背を向けて、逃げ出さなかったし、騎士達を鼓舞した。
そしてその勇気を見て俺も戦おうと思った。
だからシーリアも功労者の一人で何も不思議ではない。
さらに褒賞は続いて行く。
「冒険者パーティ『翼竜の翼』、其方達はSSS級魔物である地龍の出現に臆することなく立ち向かい、『第3王女フィリナ・ティア・シーリア』の命の危機に駆けつけ、さらには白銀騎士団の治療にも当たった。そのおかげで第3王女、そして我が国の騎士の多くの命が救われた。よってその勇気と功績を讃え、冒険者パーティ『翼竜の翼』にはアルトバルト金貨1,000枚を贈呈する。さらに、冒険者パーティ『翼竜の翼』は国王の名の元に、CランクからAランクへランクアップさせるものとする」
金貨1,000枚ってのは凄い額だと思う。
その額にもメンバーの誰もが白目をひん剥く勢いで驚いている。
だが国王様直々の取り決めに反抗など出来ず、有り難く受け取ることにするケイン。
そして、これで褒賞は終わりかなと思いきや、続いての褒賞を述べる。
「最後に、今回の最大の功労者、『翼竜の翼』ソウタ殿。貴殿は地龍出現という未曾有の危機に際し、臆することなく立ち向かった。貴殿は王女殿下を未曾有の危機から救い、そして単騎でSSS級の地龍を討伐した。さらには巨大な地龍をアイテムボックスに持ち運び、王都へと持ち帰った。また地龍の襲来によって殉職してしまった騎士達を、その場では埋葬せず、王都まで持ち帰ってくれた。よって今回の功績、さらには貴殿の人徳を踏まえて、貴殿には『英雄勲章』を与える物とする。また貴殿の功績と、さらには今後の活躍を期待して、貴殿には子爵の地位と家名の命名権を与える」
これには玉座の間が一気に騒然とした。
功績に関してはそれほど間違っていないのだが、俺が貴族? それも騎士爵、男爵を超えて、子爵っていうのは頭が追いつかない。
家名の命名権に関してはそれほど価値があるようには思えないが。
だがこんな王侯貴族が集まった場で、断るなんてことは出来ずにファンタジー小説でよく聞いた言葉を述べる。
「我が剣は、アルトバルト王国の為」
こうして俺達『翼竜の翼』は国王から褒賞を受け、パーティとしてはAランク入りを果たし、俺個人に関しては子爵へ陞爵し、貴族入りを果たした。
⭐︎⭐︎⭐︎
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そして、俺はというとシーリアとの約束通り、シーリアの専属料理担当として任を授かった。
だがそれに加えて、成り行きによってフィリナ王女殿下の料理も作ることになってしまった。
その光景にはその場にいる誰もが不思議がった。
両騎士団には俺が地龍を討伐したことが伝わっていて、地龍を倒すほどのやつが何故料理を作っているいんだという疑問が出てた。
そして『翼竜の翼』からすると田舎者の俺が何故、この国の王女殿下と伯爵令嬢のご飯を作っているんだという疑問が湧いた。
だが、その両者の疑問を一番に抱いているのは間違いなくこの俺である。
それからの行程は地龍の襲来のような厄災に遭遇することなく済んだ。
そしてフィンブルド領の城壁よりも遥かに高く聳え立つ城壁が徐々に近づいてきた。
侍女ルミナがあれが王都アルバであると言う事を教えてくれる。
「王都アルバの城壁ってこんなに大きいんだな。圧巻の景色だな!」
俺は進撃の巨◯で登場するような城壁に感動を隠し切れない。
そんな俺の様子を見たシーリアはクスクスと笑う。
「あんたとんだお登りさんみたいね! 王都の城壁でそんな眼をキラキラさせちゃって!」
この城壁を始めて見て感動しない方が可笑しいと俺は思う。
俺たち一行は王都アルバの城門まで差し掛かる。
フィリナ王女殿下一行と一緒だったので、何も審査なく城門を潜り抜ける。
すると、そこには活気付いた街並みがあった。
アルトバルト王国建国祭が近いからか、人間だけではなくさまざまな種族が街を行き交っていた。
人族、獣人、ドワーフ、それにエルフ。
前世で言う夏祭りの様な出店が多数出ており、街並みはアルトバルト王国旗によって装飾されていた。王都特有の珍しい品々が王都アルバを彩っている。
俺は暫く馬車の中から活気付いた王都アルバを眺めていた。
シーリアはここが王都アルバよ、と自慢しながらも色々と教えてくれた。
暫く馬車から街並みを俯瞰していると、馬車が進行を止める。
そして、王女殿下であるフィリナが降車したのを見て、俺たちも急いで降車する。
すると、目の前には黄金の甲冑を装備した騎士達が俺たちに立ちはだかっていた。
そして、フィリナ王女殿下がその正面へと行くと黄金の騎士達はフィリナ王女殿下に剣を捧げる構えを取る。
フィリナは黄金の騎士達に言葉を掛ける。
「王太子近衛騎士団の皆様、私のお迎えご苦労様です。そして恐らくですが、貴方達も道中に何があったのかは聞いているでしょう。それをふまえて国王様と皇太子殿下は何と仰って?」
フィリナが尋ねると近衛騎士団で一番前に出ている青年が返答をする。
「恐れながら国王様並びに王太子殿下からの伝言をお伝え致します。『第3王女フィリナ・ティア・アルトバルトは直ちに王城へと帰還せよ。並びに、この度『第3王女』を救いし英雄と、その仲間達も一緒に王城へ登城せよ』との事です」
フィリナは近衛騎士団の青年に「わかりました」と告げて、俺たちの下へと歩いてくる。
「さてソウタ様達も今の話は聞いていましたよね? ということで国王様からお呼びが掛かりましたので、今から一緒に王城へと来てもらいますが宜しいですか?」
フィリナ王女殿下は『翼竜の翼』の俺達にそう告げる。
勿論の事だが、俺の雇い主である伯爵令嬢シーリアも王城へと登城することになった。
『翼竜の翼』の面々は、突如国王様からの呼び出しに汗をダラダラとかいている。
伯爵令嬢であるシーリアでさえ、虎に睨まれた小鹿の様にプルプルと震えていた訳だ。
国王様ともなるとどうなってしまうのか少し見てみたい気もする。
だがそんな事を思っていると、『翼竜の翼』のメンバーから激しい視線を感じる。
見てみると鋭い眼光で俺を睨んでいた。
いや、俺何も悪いことはしてないよと無罪を主張した。
そして、黄金の騎士団に案内される様にして俺達は王城までやってきた。
それからは王女殿下であるフィリナが先導する形で、シーリアの後ろを歩く。
『翼竜の翼』の面々は相変わらずに顔面蒼白、挙動が可笑しかった。
しまいには右手と右足が同じタイミングで出てしまっている。
これには俺も腹を抱えたが、王城で不謹慎にも笑うことも出来ないのでひたすらに我慢した。
暫くフィリナの後ろを歩いていると、フィリナが立ち止まった。
その先には豪華で荘厳な扉が佇んでいた。
「ここから先は玉座の間です。国王様並びに王太子殿下、または王侯貴族の方々が控えておりますので、くれぐれも粗相の無いようにお願い致します」
フィリナが緊張感のある声に俺達は唾をごくりと飲み込む、
フィリナは控えていた侍女に扉を開かせる。
するとその先にはフィリナの言う通り、豪華な服を身に纏った男性や女性。
さらに奥には、一切一際鋭いオーラを醸し出す、男が玉座と思しき場所に腰掛けていた。
俺達は衛兵に武器を預けて、王女殿下の後ろを付いて、赤色のカーペット上を歩いて行く。
フィリナが立ち止まり、膝をついて首を垂れたのを見て、俺達もフィリナの真似をする。
国王様の側仕えの者が高々と式典の開催を宣告する。
「只今よりSSS級魔物の地龍討伐、並びに『第3王女』の死の危機を救ったことによる褒賞授与式を始める」
俺達が王城に呼ばれたのは褒賞の為らしい。
「それではシリーア・ティア・フィンブルド並びに冒険者パーティ『翼竜の翼』は前へ」
国王の側近が朗々と褒賞内容を告げてゆく。
「シーリア・フォン・フィンブルド、其方はSSS級魔物である地龍の出現という王国の災厄に対し、臆することも怯むこともなく、自分の部下である騎士達を鼓舞した。その勇気を讃え、其方にはアルトバルト金貨200枚を贈呈する」
シーリアが褒賞として貰ったのは、現世の価値で換算するとおそらく1億円くらいだ。
褒賞の内容は間違っていない。
シーリアは地龍に背を向けて、逃げ出さなかったし、騎士達を鼓舞した。
そしてその勇気を見て俺も戦おうと思った。
だからシーリアも功労者の一人で何も不思議ではない。
さらに褒賞は続いて行く。
「冒険者パーティ『翼竜の翼』、其方達はSSS級魔物である地龍の出現に臆することなく立ち向かい、『第3王女フィリナ・ティア・シーリア』の命の危機に駆けつけ、さらには白銀騎士団の治療にも当たった。そのおかげで第3王女、そして我が国の騎士の多くの命が救われた。よってその勇気と功績を讃え、冒険者パーティ『翼竜の翼』にはアルトバルト金貨1,000枚を贈呈する。さらに、冒険者パーティ『翼竜の翼』は国王の名の元に、CランクからAランクへランクアップさせるものとする」
金貨1,000枚ってのは凄い額だと思う。
その額にもメンバーの誰もが白目をひん剥く勢いで驚いている。
だが国王様直々の取り決めに反抗など出来ず、有り難く受け取ることにするケイン。
そして、これで褒賞は終わりかなと思いきや、続いての褒賞を述べる。
「最後に、今回の最大の功労者、『翼竜の翼』ソウタ殿。貴殿は地龍出現という未曾有の危機に際し、臆することなく立ち向かった。貴殿は王女殿下を未曾有の危機から救い、そして単騎でSSS級の地龍を討伐した。さらには巨大な地龍をアイテムボックスに持ち運び、王都へと持ち帰った。また地龍の襲来によって殉職してしまった騎士達を、その場では埋葬せず、王都まで持ち帰ってくれた。よって今回の功績、さらには貴殿の人徳を踏まえて、貴殿には『英雄勲章』を与える物とする。また貴殿の功績と、さらには今後の活躍を期待して、貴殿には子爵の地位と家名の命名権を与える」
これには玉座の間が一気に騒然とした。
功績に関してはそれほど間違っていないのだが、俺が貴族? それも騎士爵、男爵を超えて、子爵っていうのは頭が追いつかない。
家名の命名権に関してはそれほど価値があるようには思えないが。
だがこんな王侯貴族が集まった場で、断るなんてことは出来ずにファンタジー小説でよく聞いた言葉を述べる。
「我が剣は、アルトバルト王国の為」
こうして俺達『翼竜の翼』は国王から褒賞を受け、パーティとしてはAランク入りを果たし、俺個人に関しては子爵へ陞爵し、貴族入りを果たした。
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