日の出が祝福する時

ふつうのひと

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1章

22話 物盗り猫の行方は何処へ

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ひたすらに、足を動かし続ける。
必死に、足を動かし続ける。
体温が上がり、足が重くなろうとも、地面を蹴り続ける。
死にたくないから。

俺は木々が連なる深森の中を疾風の如く駆ける。風が大木を凪ぎ、葉が揺れる音が辺りに響く。貢陽島とは打って変わって、気温が途端に低下し、肌寒く感じる。俺は両手に着いているバンドを付け直し、息を荒らげながらひたすらに走り続ける。

つい先程相見えた青年は淡生賢であった。四命将の一人であるシロツメの話によると、あの青年には歴史を変えるような気配を感じる、と。正直、そんな不確定な話は信じるに値する価値などなく、その話を聞いた際には頭がおかしいんじゃないか、と思った。一人の、敵連合の青年に才能を見出し、警戒対象にするなど、とてもじゃないが馬鹿らしくて仕方がなかった。
所詮学生。淡生賢の過去は、確かに特殊ではあったが、それも話の信憑性には繋がらず、むしろ平凡以下の実力であるという事に信憑性を持てた。

だが、実際は違った。

戦闘の最中の攻略の仕方の考察、歪な形をした内界力。戦闘センスにおいても、傍から見た不気味さで言っても、他の有象無象とは段違いだった。
確かに、戦闘能力は底辺もいい所であったが、何よりも彼は戦いの最中で成長をし続ける。戦いの最中に学び、力を付け、実践をする。これを幾度も繰り返し、敵の攻撃に完全に対応しようと言うのだ。単純故の恐怖とはこの事だろう、と猫八は思いながら、必死に走る。今この瞬間にも、あの青年は攻撃をしてくるかもしれない。あの青年の力について何の情報も分かっていないのならば、情報が分かるまで逃げ続けるのが得策だろう。

(俺はお前と違って無理な戦闘はしない派なんでな)

それに、だ。仮に俺に淡生賢を殺せる程の力と勇気があっても、奴を殺せば連合の足を引っ張ってしまうだけだ。殺すメリットがない。少なくとも、今は。
俺はズボンのポケットから携帯電話を取り出し、万が一の事態に備えて貢陽島周辺で待機しているはずの第一班へ連絡をする。

「第一班、聞こえるか?淡生賢と遭遇、速やかに──」

だが、

「──第一班?」

いつもならワンコールで直ぐに出るはずの第一班からの応答が無く、何回か掛け直してみるがいつまで経っても電話に出ない。戦闘中の可能性も考慮し、位置情報を確認してみるが、端末にエラー表示が出て位置情報を確認出来ない。

不意に、動かし続けていた足が止まる。

それは、仲間に対する心配の為か。
それは、仲間の安否を悟った為か。
否、そのどれでもない。

自身の命を狩りに来た獣が、音を無くして目の前に佇んでいたのだから。
その獣は、ただ静かにこちらの様子を伺っている。

──周りに、細長い赤、青、白、黒色の糸を何本も不規則に漂わせながら。
その男は姿こそ変わっていれど、連合を裏切り、政府に寝返った、忌むべき男──

「矢羽根、凪!」
俺は、連合の共通の敵の一人である矢羽根凪へ怒声を放つ。俺は即座に鞘に手を当て、刀を引き抜こうとする。だが、俺は一度火のついた心を鎮火させ、冷静になる。ここで俺が矢羽根凪と戦っても、勝負の行く末は戦わずとも見えている。それに、仮にギリギリで矢羽根凪に勝ったとしても、その後の追手から奇襲を受けるだけだろう。
俺は、刀をもう一度勢いよく鞘にしまい、矢羽根凪に背を向けて走り抜ける。後ろから、木々の倒れる音や地面の抉れる音が聴こえる。俺は振り返らずに、走り続ける。

「──ッッ!!これは!」
不意に、後ろから矢羽根凪の声が聴こえる。その声に釣られて思わず後ろを振り返ると、そこには紫色の瞳を持つ、【壊兵】が数十体、矢羽根凪を囲んでいた。先程は、淡生賢の様子を見る為に壊兵をわざと動かなかったが、今は矢羽根凪への攻撃のみを命令されているのか、矢羽根凪へ集中攻撃をしている。
俺は自分の運の良さと壊兵の便利さに感謝しつつ、再び暗い森の中を駆け抜ける。

(連合へ戻ったら、淡生賢の報告を──!!?)
ドン、と胸の内側から音がして、俺はかなりの強さの衝撃にその場に倒れ込んでしまう。

(なんだ!何が起こった!?クソ!痛ってぇ!)
俺は背中から思い切り殴られたような強い衝撃を受けた胸を見ると、そこには小さい穴が血を吹き出しながらポッカリと空いていた。血はドクドクと流れ続け、内界力による止血をしようにも、このままでは間に合わないだろう。

後ろから、足音が聞こえる。

恐らく、矢羽根凪が壊兵を全員殺し終えたのだろう。流石は命頭候補、桁違いの実力に俺は口元を歪めて笑ってしまう。

死にたくない。
そう強く願っても、今までに奪った命の重さとはどうやっても釣り合わないだろう。

───だがもう少しだけ、あと少しだけ、生きてみたい。この長く続く戦争の終止符が打たれる瞬間を見届けたい。なぁ神様、あとちょっとだけ俺を生かしてみないか?

(.....なんだ?これは。)
そう心の中で誰かに祈りを捧げた瞬間だ。身体から、ふつふつと"何か"が蠢くような、溢れ出すような、そんな嫌な感覚が俺を襲う。だが、不思議とその現象に対して俺は期待し、高揚していた。

祈りが届いた?

「...それは無いな。俺ぁ...手当たり次第に人を、殺してきた.....からな」

俺は大量の出血により上手く動かない口で何とか気持ちを吐き出す。神様なんていない。だが、この感覚は──


「残念だが、お前にはまだ早い」

聞き取りやすい低音の声が、俺の鼓膜に入り込む。その声は、聞き慣れた声で、俺の尊敬する人の声で。

「プ、プリムラ様!?」

四命将の一人であるプリムラ・キャンベルが、俺の身体を背負い、森の中を瞬時に的確に駆け抜ける。

「黙っていろ、死ぬぞ」
プリムラは端的にそう言い、俺にこれ以上の発言を禁じる。先程までのふつふつと湧き上がる明らかに異常な現象は、嘘のように無くなっており、出血による痛みと異様な眠気が襲ってくる。

そして俺の視界は段々と外側からフェードアウトしていき───

プツンと音を立てて、俺の意識は世界から完全に遮断された。

​───────​───────​──────────
「──うぉっ!なんだスマホ...じゃなくて携帯電話か」
月明かりの照らす蒸し暑い貢陽島に二つの影が何かを漁っている。
朝日成宮と、翔庭真名だ。
任務補佐の賢達の後始末役として派遣された二人は、賢達が敵を追い払った後の救護や小回りなどを任されている。
朝日は紺色の半袖半ズボンの体育着で、腕を肩辺りまで捲っている。翔庭は紺色のジャージ姿で、肘辺りまで袖を捲っている。

朝日は、貢陽島周辺の草むらにいたエンパイアの敵四名を翔庭と協力して倒し、荷物を漁っている所で突然敵の携帯電話に着信が来て驚いていたところだ。

「隊長.....猫八と書いてありますね...」
その携帯電話には、名前が猫八、サブネームに隊長と表示されていた。当然、その電話には出ずに放置する。

「この携帯電話も提出だな~」
朝日は携帯電話を翔庭に雑に放り投げ、背伸びをして疲れを示す。
近くに矢羽根もいるはずだが、突然消えたっきり全く戻ってくる様子がない。ちなみに、賢と栢木は医療班に担架で担がれ、安全な場所の地面で寝かせられた後、簡易的な怪我の治療をしてもらっているようだ。

「──成宮、真名。」
不意に、後ろから吐息の混じった透き通った声が朝日達を呼ぶ。その声の主は、額の汗を肌白い腕で拭い、こちらを見つめている。

「「矢羽根先生!」」
朝日と翔庭は口を揃えてその人物の名前を口にする。
矢羽根は、朝日達の目の前まで髪をかきあげながら来ると、朝日の肩に手を置いた。

「敵を仕留め損ねた。援軍が来てるっぽいからすぐ撤退しよう」

「!!分かりました!」
翔庭はそう言うと、近くにいる医療班に撤退を伝えに向こうへと走っていく。それを朝日は目で追いやり、遠くに行った所で矢羽根の方へと目を向ける。

「仕留め損なったって...どんな敵だったん?」

「それについても後で話す。成宮は先にバスに戻ってて」

朝日はは~い。と気の抜けた返事をした後にバスの方角へゆっくりと歩いていく。
それと同時に、矢羽根は近くにいた教師へ事情を説明し、生徒の避難指示に協力をしてもらう。普段の訓練のおかげもあってか、生徒全員の避難はそれほど時間がかからなかった。


──今より約半年後、歴史に爪痕を残す"大乱"が起こる。
月明かりの元でのこの戦いは、大乱の前触れとなった戦いとして、歴史に名を残したのであった。

​───────​───────​──────────
「さて、皆集まったね」
猫八との戦いの三日後、特進クラスにて。教壇には、矢羽根が立ち、教室の席には特進クラスの生徒と一部の教職員が座っている。教職員の中には、鈴鹿も会議に参加しており、賢の隣の席に腕を組んで座っている。矢羽根はいつものちゃらけた姿では無く、真面目な雰囲気を醸し出し、シリアスな空気の中で会議の始まりを宣言した。そんな重い空気の中、開かれる会議の内容は勿論、

「今日は先日の戦いと、エンパイアについて話をする。」
矢羽根がそう言うと、特進クラスはそれぞれ息をのみ、話を聞く姿勢に入った。

「まず、賢と楓雅が戦った敵は、エンパイアの幹部だった」

「幹部...?」
賢は静かに呟く。賢にとって、エンパイアは整合性の取れていない連合だと勝手に思っていた為、幹部や前から仄めかされているボスのような存在が居ることに驚きを隠せない。確かに、世界的な規模の組織を今まで分裂も起こさずに形を保っていられたのも皆を纏めるボスが居たから、と考えると納得がいく。

「そう、幹部。まぁまとめ役みたいな感じだよ」
矢羽根は重い空気を少しだけ緩和させ、賢に向けてそう説明をする。

「...凪。彼奴等を仕切る四命将。それについても説明が必要なのではあるまいか?」
賢の後ろから聞こえてくる声は、少ししゃがれているが、張りのある声──藤岡春江だ。彼もこの会議に参加している人物の一人で、賢には六十代後半に見える。矢羽根とは普段も友好的に接しているようで、稀に二人で談笑しているところを見かける。

「そうだね。四命将っていうのは、簡単に言うとエンパイアのボスみたいな感じで、今は3人で組織の中心となっているね」
四命将なのに3人なのか...と賢は口に出すのは会議の邪魔になるだろうと思い、心の中で呟く。

「四命将の人員は、選抜試験の時の侵入者"ロベリア"、四命将の一番の実力者"プリムラ・キャンベル"。」

"ロベリア"。賢と鈴鹿はその名を聞いた瞬間、選抜試験の際の出来事がフラッシュバックし、視線を鋭くする。矢羽根から話を聞く限り、その気になれば高専を跡形もなく破壊できたようだ。それをしなかったのは、奴の気まぐれなのか、何か理由があったのか。それは矢羽根からは聞いていない。

「──そして、和装の男"シロツメ"。こいつに関しては、俺も詳しいことは分からない。」
四命将の中の最後の一人を言う時、賢の方へ視線を向けて少し躊躇ってから名前を口にした。その名前を聞き、賢は俯いて奥歯を噛み締める。途端に、胸が締め付けられる様な痛みを感じ、必死に深呼吸をする。周りの視線が集まっている事に気まずさを感じながら、何とか呼吸を整える。

「.....まぁ、シロツメって奴は賢と色々あってね、あんまり詮索しないでやってくれ」
矢羽根が胸に手を当てて深呼吸をする賢をフォローをする。その事に賢は感謝しつつ、周りに頭を下げてから姿勢を正す。

「四命将の名前って...もしかして花が由来?」
賢に心配の目を向けていた翔庭が少し考えた後に矢羽根に向かってそう発言する。

「そう、四命将の名前は花が由来になってるんだ。話を戻すけど、四命将の中で一番危険視しないといけないのが、プリムラ・キャンベルだ。」

「プリムラ・キャンベル.....たまに教員の間でも話題に上がっているな」
鈴鹿が頬をつきながらボソッと矢羽根の方を見ながら呟く。それに賢は反応し、鈴鹿を見ると、それに気付いたのか不意に目が合ってしまう。賢は気まづさを覚えて、慌てて目を逸らす。

「力の封印、正確な動きと冷静な判断力。それに。力の詳細は未だ分かってない。」

「矢羽根さんでもそのプリムラ・キャンベルについて分かっていないんですか?」
鈴鹿が視線を鋭くし、矢羽根に噛み付く。矢羽根はその威圧に怖気ずに、鈴鹿の方を真っ直ぐと見つめる。

「...そう。俺でもプリムラの力については分かっていない。そもそも、エンパイアでは相当な信頼関係が無いと力の情報は共有しないんだ。万が一、裏切りが発生した場合の対策でね」

「そうですか.....」
鈴鹿は、それっきり黙り、教室に再び重い空気が充満する。賢は空気の重さに耐え切れるか心配になって来て、早く終わってくれと心の中で延々と願っていた。

「話を戻そうか。賢と楓雅が戦った相手についてなんだけど」
矢羽根は、栢木の方を見やり、視線に気付いた栢木が矢羽根に誰かの名刺を渡す。

「黒兵統率指揮官、猫八。二人の話だと刀を使って戦っていたらしい。恐らく、"死者を操る力"を持っている。」

「死者...?それってルール違反なんじゃ?」
一言も発していなかった朝日が、珍しくまともな発言をする。

力には、絶対的な"ルール"がある。
力に関する情報を書き換えること、力そのものに干渉したり生き物の死に干渉する様な力は"ルール"によって作ってはいけないことになっている。力は、交配に交配を重ねて人工的に全く別種の力を作ることは可能だが、ルールに反する力は即座に没収され、一生のペナルティが課される。政府連合では、ルールに違反する事は非人道的行為として広まっている為、研究や実験は固く禁止されている。

「そこら辺に関しては俺も分からない。実際にはルール違反はしていない力なのかもしれない」

「なーるほどねぇ」
朝日は、さっぱり分からない、と言った風に両手を広げてため息を吐く。

「それと、四命将の一人ロベリアは、"拒絶させる力"を持ってる。地面とかに発動したら粒子レベルで互いに反発しあって、小爆発的なのが出来るってのがいい例だね。」

(あの時の爆発は拒絶の力だったのか...)
賢は、記憶を掘り起こし、ロベリアとの戦いの最中のどこからともなく起こっていた爆発を思い出す。あれは爆発させる力だと思っていたが、予想が外れたようだ。

(ん?なんで矢羽根さんはこんな事を知ってるんだ?)
賢は、エンパイアの情報を細かく教えている矢羽根に少しだけ違和感を抱いたが、すぐにこの事について後で話を聞こうと今は気にしないことにした。

「んじゃ、俺からは以上かな。これから始まる強化模擬戦についてはまた今度話すとするよ」
そう言うと、矢羽根は気まずさに耐え切れなかったからなのか、そそくさと教室から出ていった。それに続き、教室にいた鈴鹿含む教職員も速やかに教室から出ていく。一人の教職員から教室から出る際に賢達へ、会議は解散、今日は家へ帰るように伝えられ、賢達は帰りの支度を始める。何故か会議が終わったにも関わらず、朝日以外誰も一言も喋らない。朝日は、一人で会議の感想を虚空へと語りかけている。

賢が帰りの支度を終え、永遠と独り言を言っている朝日を誘い、翔庭と朝日と共に帰ろうとする。校舎内にある壁掛け時計は、16時を指しており、いつもより早めな帰り時間に賢は微かに喜びを感じる。

ほとんど無言のまま校舎を出ると同時に、三人から憑き物が取れたかのように一気に話し始める。そのまま、帰り道が別れるまで話せなかった分を絶え間なく話し続け、別れ際に賢はいつもより寂しさを感じた事に気付くのは、二人と別れたすぐ後の事であった。
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