33 / 158
修学旅行~準備編~
しおりを挟む
「た~ま!たまたまたま!」
修学旅行前の日曜日。
まずは女子だけ集まって、男子とは買い物に行けない物をみんなでキャッキャッと買い物。
やはり、買い物は女子と行くのが一番楽しい。
ひと通り買い物を済ませて歩いていると、背後から聞き覚えのある声。
私が振り向いて
「ちょっと!私は国民的アニメの白い猫か!」
そう叫ぶと、石橋君達と買い物を済ませた田川君が爆笑している。
すると亀ちゃん、すす~っと私の後ろに隠れている。
(何故?)
思わず亀ちゃんの方に視線を向けると
「買い物終わった?」
石橋君がさりげなく繭花ちゃんの荷物を手にして、声を掛けている姿が目に入る。
(ひゃあ!カップルって感じね)
ニマニマしてその光景を見ていると、私の荷物がふわりと軽くなる。
驚いて見ると
「持ってやるよ」
って、田川君が私の荷物を手にした。
「え!」
と驚くと、亀ちゃんにも手を出している。
どうやら、小野君と二人で女子の荷物を持ってくれるらしい。
亀ちゃんが
「え?大丈夫だよ!」
ってアワアワしてるから、ニヤリと笑って亀ちゃんの荷物と私の荷物をまとめて田川君に手渡した。
「はい!よろしく!」
笑顔で渡すと
「遠慮ねぇな!」
て田川君が笑って荷物を受け取る。
「ごめんね!重いよね」
真っ赤になって話しかける亀ちゃんに、田川君は笑いながら
「大丈夫だよ」
と答えると
「あ~!誰かさんの荷物が余計で、重いなぁ~!」
そう言われてしまう。
「あ"?じゃあ、私の分は自分で持ちます!」
「良いよ!仕方ないから、ついでに持ってやるよ」
そう言われて、私は田川君に「べ~!」と舌を出してやった。
修学旅行の買い物は結局、いつものお昼メンバーで行く事になり、そこに石橋君が加わるので田川君達も必然的に加わる事になった。
「そういえば、さっき斉藤達も居たよ」
と話しながら田川君達が歩き出した。
まぁ、地元民が集まるショッピングモールだから、みんな今日買い物するんだろうな~とは思ってた。
ち~ちゃんが新井君達も合流するって言い出し
「どんだけ大所帯だよ!」
って笑っていた。
修学旅行前の日曜日。
まずは女子だけ集まって、男子とは買い物に行けない物をみんなでキャッキャッと買い物。
やはり、買い物は女子と行くのが一番楽しい。
ひと通り買い物を済ませて歩いていると、背後から聞き覚えのある声。
私が振り向いて
「ちょっと!私は国民的アニメの白い猫か!」
そう叫ぶと、石橋君達と買い物を済ませた田川君が爆笑している。
すると亀ちゃん、すす~っと私の後ろに隠れている。
(何故?)
思わず亀ちゃんの方に視線を向けると
「買い物終わった?」
石橋君がさりげなく繭花ちゃんの荷物を手にして、声を掛けている姿が目に入る。
(ひゃあ!カップルって感じね)
ニマニマしてその光景を見ていると、私の荷物がふわりと軽くなる。
驚いて見ると
「持ってやるよ」
って、田川君が私の荷物を手にした。
「え!」
と驚くと、亀ちゃんにも手を出している。
どうやら、小野君と二人で女子の荷物を持ってくれるらしい。
亀ちゃんが
「え?大丈夫だよ!」
ってアワアワしてるから、ニヤリと笑って亀ちゃんの荷物と私の荷物をまとめて田川君に手渡した。
「はい!よろしく!」
笑顔で渡すと
「遠慮ねぇな!」
て田川君が笑って荷物を受け取る。
「ごめんね!重いよね」
真っ赤になって話しかける亀ちゃんに、田川君は笑いながら
「大丈夫だよ」
と答えると
「あ~!誰かさんの荷物が余計で、重いなぁ~!」
そう言われてしまう。
「あ"?じゃあ、私の分は自分で持ちます!」
「良いよ!仕方ないから、ついでに持ってやるよ」
そう言われて、私は田川君に「べ~!」と舌を出してやった。
修学旅行の買い物は結局、いつものお昼メンバーで行く事になり、そこに石橋君が加わるので田川君達も必然的に加わる事になった。
「そういえば、さっき斉藤達も居たよ」
と話しながら田川君達が歩き出した。
まぁ、地元民が集まるショッピングモールだから、みんな今日買い物するんだろうな~とは思ってた。
ち~ちゃんが新井君達も合流するって言い出し
「どんだけ大所帯だよ!」
って笑っていた。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
帰らなければ良かった
jun
恋愛
ファルコン騎士団のシシリー・フォードが帰宅すると、婚約者で同じファルコン騎士団の副隊長のブライアン・ハワードが、ベッドで寝ていた…女と裸で。
傷付いたシシリーと傷付けたブライアン…
何故ブライアンは溺愛していたシシリーを裏切ったのか。
*性被害、レイプなどの言葉が出てきます。
気になる方はお避け下さい。
・8/1 長編に変更しました。
・8/16 本編完結しました。
好きな男子と付き合えるなら罰ゲームの嘘告白だって嬉しいです。なのにネタばらしどころか、遠恋なんて嫌だ、結婚してくれと泣かれて困惑しています。
石河 翠
恋愛
ずっと好きだったクラスメイトに告白された、高校2年生の山本めぐみ。罰ゲームによる嘘告白だったが、それを承知の上で、彼女は告白にOKを出した。好きなひとと付き合えるなら、嘘告白でも幸せだと考えたからだ。
すぐにフラれて笑いものにされると思っていたが、失恋するどころか大切にされる毎日。ところがある日、めぐみが海外に引っ越すと勘違いした相手が、別れたくない、どうか結婚してくれと突然泣きついてきて……。
なんだかんだ今の関係を最大限楽しんでいる、意外と図太いヒロインと、くそ真面目なせいで盛大に空振りしてしまっている残念イケメンなヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりhimawariinさまの作品をお借りしております。
【完】愛人に王妃の座を奪い取られました。
112
恋愛
クインツ国の王妃アンは、王レイナルドの命を受け廃妃となった。
愛人であったリディア嬢が新しい王妃となり、アンはその日のうちに王宮を出ていく。
実家の伯爵家の屋敷へ帰るが、継母のダーナによって身を寄せることも敵わない。
アンは動じることなく、継母に一つの提案をする。
「私に娼館を紹介してください」
娼婦になると思った継母は喜んでアンを娼館へと送り出して──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる