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決めたこと
しおりを挟む「ガイ……ライアンはそんな風には思っていない……」
「……分かった、おいライアン。何で今更アドリアを町に連れて行こうとした」
「町の皆の説得がやっと終わったからだ……」
「アドリアが住む為の?」
「そうだ」
俺は鼻で笑った。
「無理だね」
「何故そう思う」
ムッとした表情を浮かべる兄ちゃん──ライアンを見て俺は言ってやった。
「口先だけならなんとでも言えるからさ! もし何かあったら、アドリアの所為にこぞってするだろう?」
「……」
俺の言葉にライアンは無言になった。
すると、アドリアが俺の服の裾を掴んだ。
「ガイ、私から言いたいんだ」
「……分かった」
「ライアン」
アドリアはライアンを見据えた。
「私は町には行かない、ここで暮らす。父と母の残したこの城で、ガイとともに暮らす。お前がレラと幸せそうにしているのは見るのが辛い、だからここでいい」
「──アドリア」
「そういうことだ、帰りな!」
扉をバタンと閉めて、シャットアウトすると俺はアドリアをつれて部屋へと戻り抱きしめた。
「アドリア、あの男が好きだったんだな」
「……ああ」
「そうか……」
「でも、今一番大切なのはガイだ、信じてくれ」
「大丈夫だって、信じる」
そう言ってから俺はアドリアにキスをする。
「と言うわけで」
「?」
「俺の事めちゃくちゃ腹立たせた野郎が来たので、ソイツの事を忘れさせるくらい抱き潰す」
「っ……♡」
アドリアは顔を耳まで赤くした。
「ま、まだ、こんなに明るいのに……」
「いいだろう?」
じっと見つめると、根負けしたようにアドリアは頷いた。
「これは……はずか……しぃ……♡」
処理が終わったアドリアへベッドの上で上半身をうつ伏せにして尻を高く上げるポーズを俺に取らされている。
「あの野郎がやらなさそうなエロい事全部やるからな」
俺はにたりと笑ってローションで濡れた指を窄みへと入れた。
にちゃ、ねちゃと音がし、腰砕けになりそうなアドリアの尻を軽く叩いてナカを指でほぐす。
「あ……あ……♡」
甘い声を上げながら、シーツにすがる姿が扇情的でたまらない。
そういや、こういうパターンで相手を女扱いしたりするのを妹に読ませられたけど、俺別にアドリアを女扱いしたい訳じゃ無いからそこは気をつけよう。
「っく……♡ いくぅ……♡」
ぽたぽたとシーツにシミができた。
前立腺を刺激されての射精だろう。
俺は指を抜き、温タオルで拭いてから、もう待ちきれないとばかりに勃起した俺のチンコをゆっくりと挿入れていく。
「はぁ──……♡ はぁ──……♡」
甘い呼吸を繰り返しながら、アドリアは奥まで入ってくる感触に耐えているようだった。
ナカがうねって絡みついてくる感触がすげぇたまらない。
女のはどうなのかしらないけど、俺はそれでいいと思う。
アドリアだけがいればいいと思うから。
アドリアの腰を掴みながら、俺は腰を動かす。
粘質的な音が耳に響いて酷くいやらしいことをしてる──……いやエロいことをしてるなうん。
「あぁあ……!!♡」
シーツにすがりながら、声を上げてみだれるアドリアがたまらなくエロくて、俺は腰を動かしながらアドリアのチンコを扱いてやる。
「まって……つよすぎるぅ……!!♡」
後ろを突かれて、チンコ扱かれてで快感が強すぎるのか逃げようとするアドリアを俺は捕まえて行為を続けた。
「っひ──……♡」
引きつった悲鳴じみた声を上げて、アドリアはベッドに突っ伏して動かなくなった。
「おお、おい大丈夫か」
自分でやっときながらアホかと思うが、行為を中断し、アドリアを抱きかかえる。
すると、アドリアは俺の背中に腕を回し、キスをしてきた。
「やっと……キスができた……♡」
蕩けた声に俺のチンコがまたバッキバキになりかけたが、ぐっと我慢してここまでにすると誓った。
──俺偉い!──
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