私のセクサロイドは××

琴葉悠

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私のセクサロイドだけなんか違う!!~愛が重すぎる!!~

説得が実る?

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 ウィルに散々好きに抱かれた翌日の休日。
 七瀬は非常に悩んでいた。

──やっぱり「調整」してもらうか?──
──でもその結果悪化したらなぁ……──

 ウィルを「調整」した結果更に悪化するのが怖くてできなかった。
 それに、セクサロイドだが人間らしいウィルをまぁ、言っては悪いが道具扱いするのは心苦しかった。

 実際は道具と言ってしまえば道具なのだが、ウィルは人間と遜色ないし、もとはと言えば七瀬が出した要望がウィルの独占欲と性欲に直結しているのだ。

 好き勝手にされるのは癪だが、それでもウィルには愛情はある。
 例えセクサロイドであったとしても。

 作られた存在だとしても、七瀬への感情が植え付けられたものだとしても。
 七瀬はそれをそうだと切り捨てることはできなかった。




「はぁ……」
「どうしたんだ、七瀬。もしかして仕事で悩みでも?」
「あー、いや、違うよ」
「何を悩んでいるんだ?」
「ちょっと疲れただけ」
「昨日ので?」
「そ、そう! 加減なしで抱きつぶすんだもん疲れるよ」
 七瀬はそうごまかした、嘘でもなかったからだ。
「それは我儘ばかり言う君が悪い」
「我儘じゃあないよ! だってこのままだと会社行くのと会社での作業に本当に支障でてクビになっちゃうもん!」
「そ、そうか……」
 初めて、ウィルが七瀬の言葉にたじろいだ。
「クビになったらウィルと一緒に暮らせなくなっちゃうよ!? いいの!?」
「それは困る!!」
 ウィルがはじめて焦りの表情を浮かべた。
「わかったら、セックスは──そうだね、休みの前の日と休み、つまり金曜日と土曜日。日曜日は次の日会社があるから。後祝日の前の日、連休ならともかく、次の日に会社がある時はしない! セックスじみた行為もダメ!」
「ぐ、ぐむ……わ、わかった……」
「なら良し!」
 ようやく主導権を勝ち取ることができ、七瀬は満足だった。




「やっとセックスまみれの不健全な生活から解放されたよー……」
「そのオーダーメイドって自分好みの外見になるけど、中身まで完璧にそうなるわけじゃないんだね……」
「そうねぇ」
 会社の昼休み時間、昼食をとりながら女性陣達は話し合う。
 七瀬は漸く平日に訪れた平穏を満喫していた。
「でも、それだとセックスの日とんでもないことになるんじゃない?」
「ぐ……それは否定できない」
「とにかく、七瀬さんは体を大事にね」
「はい、心花先輩」

 平日の業務を日々こなし、金曜日が訪れた。
「よし、休日出勤なし」
「それは良い事よね」
「休日出勤があったら怖い!」
 七瀬はぶるっと震えた。
 何せ平日平穏に過ごせた週の初めての金曜日、ウィルが何をしてくるかわからないのだ。
「まぁ、私も金曜日はランクスとイチャイチャするんですが」
「いいなぁ、先輩いいなぁ」
「ウィル君に翻弄されずイチャイチャできるよう応援しますよ」
「うー……」
 そう言って皆会社を退勤していった。




「ただい──」
「お帰り七瀬」
「ぐぇ」
 ウィルに力いっぱい抱きしめられ、潰れた蛙のような声を出す七瀬。
「ああ、すまないつい力が……こほん、夕食の準備はできてるし、風呂の準備もできてる」
「本当、ありがとー!」
 七瀬は抱きつき返してから、食事へと向かった。
 抱きつき返されたウィルはしばらく硬直していた。


「ふぅ~~さっぱりした」
 風呂から上がり髪を乾かして貰いながら七瀬は呟く。
「七瀬」
「うひゃぁ」
 ウィルに囁かれ、七瀬は変な声を上げる。
「今日は金曜日だから……シテもいいだろう」
「あ、あーうん、でもあんまり激しいのはやめてね……私ウィルとイチャイチャしたいのが本音だから」
「いちゃいちゃしたい?」
 ウィルが目を丸くする。
「がっつくセックスよりも、もっといちゃつくのをやりたいの……」
 上手く説明できないなぁと七瀬は思いながらも本心を述べる。
「分かった、マスター。それが君の望みなら」
 ウィルは微笑んで言った。




 ちゅっちゅっと、軽いキスを交わし合う。
「ウィルの事好きだけど、セックスが激しすぎるのがちょっと怖いの」
「怖い?」
「何か馬鹿になっちゃいそうで……そうしたらお仕事できなくなるじゃない」
「君は真面目だなぁ」
 裸の体を触りあいながら、ウィルのベッドで語り合う。
「ではそうじゃないセックスならいいか?」
「うーん、どういうセックスか分からないけど、激しくしすぎないでね?」
 七瀬の言葉にウィルは頷くと、ウィルは七瀬の胸を弄りだした。
「あっ……やっ……」

 ちゅっちゅ
 くりくり

 片方を吸い、もう片方を指でこねくり回していた。
 丹念に舌で愛撫し、指で愛撫するのに、七瀬は困惑した。

 ちゅぱっ

「あっ……」
 気持ち良いのがなくなり、物寂しさが残ったが、すぐ次の快感が来た。
 尻を丹念にもまれているのだ。
「お、お尻は、あんまり、もまないで……」
「どうして?」
「ちょっと怖い……ぞわぞわして」
「大丈夫、落ち着いて」

 むにむにと尻をもまれ、七瀬は身震いする。

 しばらくもまれてから、漸く性器に触れられた。

 すりすりとびらびらの中心をこするように指の腹が撫でる。
「あっ、あぁっ」
「もう濡れてる、可愛いな」

 っぷ……くちゅくちゅくちゅ 

「あっ♡ あぁ♡ んぁあ♡」
「奥をとんとんするだけでもうこんなにびしょびしょだ。可愛いな」
 愛液もだらだらとこぼし、シーツを汚していた。
「する?」
「するっ♡ ちょーだい♡」
「わかった」

 ぐっ……ぷん

「あ゛~~っ♡」

 ぬろ~~っ

 ウィルはゆっくりとピストン運動を繰り返す。

「あっ♡ もっと♡ もっと♡」
「我が儘なご主人様マスターだ、でもそういうところも可愛くて好きだ」
 ねだる七瀬を見て、ウィルは微笑み、七瀬の気持ちのいいところをノックするかのように激しくピストン運動を開始した。

 ばちゅんばちゅんばちゅん

「はげしっ♡ ん゛ぁ゛♡ ひっ♡ ごちゅごちゅされてるぅ♡」
「七瀬のおまんこの気持ち良いところと何度もキスしてるからな」
「んぁ♡ ひゃう♡ ぁ゛う゛♡ ぐる、きぢゃう~~ッ♡」
「イっていいとも」
「あ゛ぁ゛~~ッ♡」

 膣内の肉嚢はウィルの雄を締め付け、精液をねだるようにひくついていた。

「ひぐぅ♡ まだ、おっき……♡」
「この一週間我慢したんだ、付き合ってくれるか?」

 穏やかな笑みなのに捕食者のような雰囲気のウィルに七瀬の思考は蕩けきっていた。
「ひゃぃ♡ うぃるの、たくさん、ちょーだい♡」
「いい子だ……」
 手を伸ばし、首に手を回す七瀬にキスをした──





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