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二人の視点
顔合わせの後は君に愛されたい
しおりを挟む「おお、戻ってきたのか」
私の父が晴れ晴れとした表情で出迎えた。
逆にマナの父は脂汗をかいていた、何があったのだろう?
「お父さん、どうしたの」
「や、やはりお金持ちは色々すごすぎる……」
やはり、父は少々やりすぎたのだ。
ただ、おかげでマナと二人きりで話し合うことができたから良しとしよう。
食事も話し合いも終わり、解散というところで父が私に言った。
「ホテルを取ってるんだが、どうだクルス。久しぶりに親子での会話をするのは」
「すみません父さん、私はマナさんと一緒にいたいので……」
「そうか、それは残念だ。あまり遅くにならないようにしなさい。なんなら泊まらせてあげなさい」
「はい」
「ちょ、え、あの?」
マナの父が挙動不審になる。
「今回正式に婚約を結ぶ前から色々してたんだから今更よお父さん」
「うぇ?!」
何も知らないような反応をしてる。
不味かったかな?
「さぁ貴方、私達もホテルに帰りましょうねー」
マナの母がマナの父をずるずる引きずっていく。
その様を微笑ましそうに見つめる私の父母、何か抜けている。
私の父母とも別れて、私はマナと共に、私のマンションの部屋へと一緒に行く。
少しだけ殺風景じゃなくなった部屋。
マナの色が入った部屋。
部屋に鍵をかけて、私は服を脱ぎ始めた。
マナも服を脱いで、風呂場へと向かう。
マナは風呂場で体の胸から下を触手状態にして、手だけはそのままにして私を包み込むように触手で包む。
私はは安堵の息を吐いた。
「君にこうされていると落ち着く……」
「それは良かったです」
嘘偽りなくそう思った。
マナが愛おしいから。
「君の優しさに甘えてばかりだ」
私はそう言ってマナの手を掴み、掌にキスをした。
「そうでしょうか?」
「ああ、今だって甘えている」
「私はそんな先輩は好きですよ」
「本当にありがとう……」
「して、くれるかい?」
私の言葉に、マナは答えは──
「はい、いつものように、愛し合いましょう、先輩」
YESだった。
キスをされて、体を触手で愛撫される。
心地よさそうな吐息を漏らす先輩の体を抱きしめられながら、触手を尻の穴にいれて動かす。
同時に、包み込むタイプの触手で男性器を包み込まれじゅぽじゅぽと扱かれる。
両方を刺激された私は喘ぎ声を上げて、よだれを垂らして、射精する。
体を震わせて絶頂する。
「今日はもうやめにしますか?」
「もっと……」
「はい、分かりました」
マナは触手を再度動かし始める。
結局、私とマナの性行為が終わったのは夜遅くになってから。
マナは私の父母の言う通り、泊まらせることに。。
「一緒に、寝て、くれないかい?」
私不安げに言うがマナ断ることはせず、私達は私の広いベッドに一緒に眠りました。
私は薬を飲み、幸せな夢に世界に入った。
マナに愛される夢の世界に。
「……」
朝目を覚ますと、マナが起きていた。
「お早うございます、先輩」
「……おはよう、マナ」
のそのそと起きる私の手を掴んだ。
そして冷蔵庫から血液パックを取り出して私に飲ませてくれた。
食事を終えると、顔を洗い、歯磨いた。
「いつもすまない」
「いいえ、先輩の頼みですから」
マナはにっこりと笑って私に言う。
「……」
「どうしたんだ、マナ」
「いえ、昨日は先輩と先輩のご両親は普通にしてらっしゃいましたから」
「君のおかげだ、私と両親だけではああはなるまい」
「はぁ……」
そうだ、ああならない。
幼少時の傷を癒やすことができなかった親と子の会話。
なんと不毛なものか。
「今日はどうします?」
「ゆっくりと……愛して欲しい」
「分かりました」
彼女はにこりと微笑んだ。
いつも通りお風呂場でマナは体の胸から下を触手にして、私の体を触る。
「んー前々から思ってたんですけど」
何だろう?
「?」
「触手、ぬとぬとして気持ち悪くないですか?」
考えたこともなかった。
「大丈夫……君のなら心地いい……」
私は本心を伝える、彼女は安心したようだ。
「じゃあ、やりますね」
「ああ……」
ぬぽぬぽとアナルを突き、そしてゆっくりと入ってくる感触に声が上がる。
「お゛お゛……お゛ぁ……」
どろどろと先走りが垂れてきた。
触手が前立腺を擦り上げ、奥を突く。
「いぐぅ……‼」
心地よい射精に頭が蕩けそうになる。
そんな私にマナはちゅっとキスをすると、少しだけ落ち着けた。
「もっとぉ……」
「わかりました」
ねだると、もっとくれる。。
ずちゅずちゅずちゅと、腸壁を擦りながら、前立腺も擦り上げ、開発した奥の結腸部も突かれる。
「お゛ぁ゛……お゛お゛……‼」
濁った声を出しながら、どろどろと、精液を垂らし続けた。
「可愛い」
そう言いながら彼女は優しく、髪にキスをして、頬を撫でてきた。
私はうっとりとした表情のまま、マナの全てに愛でられる。
「あ゛──……」
そろそろ限界疲れてきたと、と思ったらラストスパートがくる。
どちゅどちゅと突つかれ、中に液体を放出される。
「あ、あ……」
お腹がじんわりと温かくて心地いい。
「終わりましたよ、先輩」
マナの言葉に私はこくりと頷き、彼女の手を握った。
「もうすこしだけ、このままで……」
「はい、先輩」
彼女は私を抱きしめてくれた。
ああ、なんて優しくて愛おしいんだ。
そう思った。
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