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触手系な彼女から見て

恋人になって二日目、二回目の性行為

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 朝、目を覚ましまし、時計を見ます、ちょっと早いお目覚めです。
 朝食の、ハムと食パン、スムージーを食べます。

 一般的に「触手族」は体液を好み、それしか取らないと思われがちですが、割と雑食です。
 割と忘れ去られてますが、触手族は、明らかにこっちを殺そうとする輩に関しては二つのパターンが用意されます。
 一つはまぁエロ的なアレです、捕えて、服とかを破いて淫魔顔負けの体液で精神を明らかにアレにしてまぁ、アへ顔状態で連続アクメみたいな感じです。
 もう一つは、ホラー映画であるタイプです、捕食します、バリバリと。
 まぁ、基本はどっちかなのですが――

 私のご先祖様は両方です、どっちでも可能です。
 まぁ、そういう事もあって私は政府さんの監視下に基本有ります、エロ系でも捕食系はヤバイですから。
 捕食系の行為したいと思わないんですよね、それは有難い。
 エロ系の行為に関しては、長年溜まったムラムラは少し発散できましたが、まだ結構残ってますが、まぁゆっくり発散していきましょう。

 さて、スマートフォンを見ると、先輩から連絡が来てました。
 何でしょう?

『今夜空いているか?』
「……」

 私は「空いていますが何でしょうか?』と返事を返しました。
 食事を再開しようとしたら、すぐ返事がきましたので、スムージーを口にしながら読みます。

『昨日と同じように、して、欲しい』

 少し吹き出しそうになりましたが、何とか飲み干して、グラスを置きます。
 どうやら、先輩は昨夜ので今まで抑え込んでいたものとかが我慢できないようです、それを我慢してくれ、というのは、ちょっと可哀そうですので私は「構いません、何時ごろ、どこで待ち合わせしますか出来れば大学以外でお願いします、あと私の借りてるマンションちょっと特殊なのでできれば先輩の部屋でお願いします」と返信しました。

 皿やグラスを洗い、拭いてしまうと返事が来ておりました。

『午後七時頃、私のマンションの前で』

 私はそれに「畏まりました」とだけ返信し、大学に行く準備をします。


 大学、講義を受け、合間にフラワーアレンジメントサークルに顔出しをします、部でも私はあまり話をしませんが――同じサークルにいて少し浮いている半淫魔の同じ学部の女の子が私によく話かけてくるのでそれを無視という事はできないので話をします。

 半淫魔というだけで彼女は割と「エロ」的な内容を求められるのが辛いと愚痴ったり、あそこのパフェ美味しいよとかそういう話をします。
 私は基本相槌をうったり、そうなんですね、今度行ってみますね、とかそれくらいの返事しかしませんが、他の方々と違う対応をする私に彼女はそれで満足らしいので、深入りはしません。


 サークル活動、講義、勉強、まぁ色々とやるべきことをやっていたら、時間はあっという間に経過してしまいました。

 なんとか、先輩の指定した時間に先輩の住んでいるマンションの入り口に着くと先輩が其処に立っていました。
「――すまない、早い指定だったか?」
「いえ、大丈夫です。先輩の方こそ大丈夫でしたか?」
「少し、な。だが『彼女ができた』と断ることができたので早く帰れた、質問が鬱陶しかったがな」
「……」

 でしょうね。

 会話はそこで一旦終了して、先輩の部屋に向かいます。
 部屋に入ると、先輩は鍵をかけました。
「先輩、今日はどこでします? あ、ベッド以外でお願いします、どうしても体液でぐちゃぐちゃになってしまうので……」
「……バスルームで」
「ああ、掃除がしやすそうでいいですね。それに裸の方が色々としやすいですし」
「……恥ずかしいとかそういうのはないのか、君は?」
「すみません、ちょっと触手よりなので、裸を見られて恥ずかしいという感覚はないですね、人型の時は。……全身触手状態になるのを見たいと言われたら遠慮していただきたいです」
 恥ずかしくはないです、いやその、全身触手はその……うん、グロい。
 乙女心的にちょと複雑なのですよ、全身触手化するのは。


 顔まで触手状態にしちゃうのはちょっと余程危険な状態にならない限りやったことがないですね。
 一度だけあるんですよ。
 高校時代の旅行中、乗っていた飛行機がハイジャックされましてね。
 うん、緊急時なので即座に体内に隠してた「緊急連絡装置」を口から取り出して押しました。

 この「緊急連絡装置」はまぁ、色んな所に連絡が届きます、「触手族」がいる所で危険な状況が発生している、という連絡と。
 私がそれを「鎮圧」もしくは「抑えて」被害を出さないようにするという連絡をする道具です。
 まぁ、エロ系だけじゃなくて捕食系の触手の要素も持つ私が乗った飛行機をハイジャックしたのが運の尽き、全員、お縄に着きました。
 隣にいた友達二人には見ないでね、と念を押したのですが、一人が見たようで。
『……うん、約束守らなくてごめん、破った事心から反省する』
 とスゴイ青い顔で言われました。
 結構傷つきました。
 なので、私は全身触手化はあんまり好きじゃありません、できれば顔とかはちゃんと人の所が残ってる方が好きです。


 さて、私も先輩も服とか下着を全部脱いで、お湯の張ってない浴槽にいます。
 これからお湯の代わりに、ここは私の触手で一杯になります。
 今の私は先輩の後ろに膝立ち状態で、先輩を手で抱きしめています。
「じゃあ、始めますね」
 先輩が頷くのを見て、今回は胸から下を触手状態に変えます。
 広い浴槽もあっという間に触手風呂に大変身。
 先輩が不快に感じたならすぐ出られるようにしてます。抑えつけるような真似はしません。
「先輩、気持ち悪くありませんか?」
 手で頬を撫でつつ、触手で浸っている全身を愛撫しながら問いかけます。
 先輩は首を縦に振ります。
 うん、精神的な方も大丈夫ですし、嘘をついてないし、吐息も熱っぽくて、先輩の体から漂う匂いも素敵な匂いに変化してます。

 さて、今日はどのように愛撫をしましょうか。
 ぶっちゃけると先輩の体色んな箇所に治療痕跡有り過ぎて「どれだけ酷い目にあってきたのですか?」と、聞きたくなりましたがぐっと我慢します。
 内容は離さなくても、そういう事をされたということを話してる先輩の体は震えてましたから、聞こうとは思いません。
 とりあえず昨日のような愛撫から始めますが、今日は性器も触ります。
「っふ……うア……」
 びくびくと体が震えてます、ぎゅっと触手を掴んでくれるのがなんか可愛いです。
 まぁ、ちょっと痛いですけど、だって半吸血鬼ですよ、先輩は。
 普段は押さえてる怪力がちょっと抑えれない状態なんですからちょっとだけ痛いんですよ。

 まぁ、ちょっと痛いですむ体に感謝感謝。

 ぱくぱくと口が動いて何か言いたげです、何処か触って欲しい場所があるんでしょうか?
「先輩、どうしました?」
 高圧的な言い方はしません、煽るような言い方もしません、優しく、撫でながら聞きます。
 いや、感情とか心の状態は分かりますが、完全に読める訳じゃないので、聞かないとだめなんですよ。
「乳首……に、さわ、って……」
「……いいんですか?」
 先輩の言葉に、不安になりました。
 いや、その先輩の乳首とか胸、すっごい治療痕跡あるんですよ、かなり強いレベルの治療をした痕跡が。
 逆に言うと、其処までして治療した箇所を触っていいものかと、思い昨日触らなかったんですよねぇ。

 それに乳首はデリケートですし。
 いや、体はどこもデリケートですね、間違えました。

 先輩は小さく頷きました。
 うーんと少し考えてから、不味そうなら止めよう、という感じで割り切り、接触部分がブラシ上になっている胸を包む触手で先輩のお胸を包みます。
「あ……」
 怯えた感じはなさそうですね、怖がってる感じもないですね、では優しくさわりましょう、んしょんしょ。


 スゴイ数の、しかも役割が違う触手を使い分けるの、これ触手族の本能がない状態で「触手化」できる人がやるとすっげぇやばいらしいです、その方は触手状になれるだけであって、使いこなせないタイプで性欲も人よりだったのに、無理に触手を使いこなそうとして頭の方が駄目になってしまって廃人になってそのまま亡くなったそうです。
 うん、触手化だけじゃなくて、本能も触手よりで良かったと痛感しました。
 じゃないと、こうやって触手で先輩を気持ちよくさせるとか反応を逐一確認するなんてできませんからね。


 ごしごしと胸をこすります、乳首が赤くなってピンと立っています。
「も……っと、つよ、く……!!」
 うーん、この刺激じゃ足りないというか、イケない感じですね、それはそれで辛いので仕方ありません、違う触手にします、乳首を責めるのに特化した触手を先輩の両方の乳首につけて――吸って、舐って、扱いて――まぁ色々致します。
「ひっあ、あ――!!」
 先輩がのけ反りました、あ、ペニスが勃起してる、ちょっと刺激を与えてみよう、しこしこっと。
「ふっう゛ぐ――!!」
 先輩は体を丸めて苦しそうです、なるほど、乳首を責められると勃起はできるけど、その状態で扱いても射精はできない、ああ、これじゃあ苦しいですよね。
「先輩入れますね」
 私がそう囁くと先輩は期待しているかのように体を震わせて頷きました。
 体液を出す触手の先端で先輩のアナルを触ると、ちゅうと吸い付いてきます、えっちぃですね。
 ゆっくりと挿れていきます、おや昨日よりも何か準備万端な感じですね。
 では遠慮なく、突かせてもらいます。
 一気に引き抜き、奥まで突き上げると、先輩は甲高い声を上げて勢いよく触手の中に射精しました。
「先輩」
 私は、先輩を後ろから抱きしめて言います。
「たくさん、気持ちよくしてあげますね、いままで苦しかったのを忘れるくらい」
 私の言葉に、先輩の口元が笑みを浮かべたように見えました。




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