14 / 46
第14話 驚愕の事実
しおりを挟む
日が落ちていくと共に徐々に暗闇が深さを増していく。オレたちのようにお天道様の下を闊歩する人間にとってはまさに夜は闇を好む魔物達の活動の時間で大変に危険な刻だ。
現在、ゾンビに囲まれているオレが言うことだから間違いはないはずだ。
「どこにこれだけの数のゾンビが隠れていたんだ? おかしいだろ!!」
廃屋から出るとゾンビ系の魔物がまるで地下から湧く水のように次から次へと出てきやがる。
「本当におかしい!! こんな異常事態あるか!? ありえないだろう?」
大量のゾンビに囲まれるという異様な状況にオレは戸惑いを隠せない。だって、本当にありえないんだ。
「大小様々なゾンビがこんなにたくさんいるのに! なんで、ここには男のゾンビしかいないんだ! どこに女のゾンビはいるんだ。おかしい。こんなの絶対に間違っている!!」
ゾンビが次から次へと現れてくる。そんな光景を見ていたオレは憤った後にそう言う。これが逆に全部女のゾンビだったらハーレムだったのに!
「現実は無情だ。野郎のハーレムって誰の得なんだよ」
オレは深いため息と共にそんな独り言を呟く。こんな風に馬鹿なことを言っていられるのは、筋肉が腐って力がないゾンビのような弱い魔物を相手にしている時ぐらいだよな。
正直に言って、雑魚のゾンビ相手なら、これくらいの数は問題ない。例えば、今みたいに取り囲まれた状態であっても簡単に脱出できる。
「女がいない所に用はない!!」
オレはそう言うとゾンビの群れから脱出することを決意し、そして実行に移した。
「どけどけ、サイゾウが通るぞ!! 腐った腕や足が吹き飛ばされたくなければどけや!!」
オレは気合と共に杖を振り回して、ゾンビを次々と薙ぎ倒しながら魔物の群れから脱出をはかる。
もちろん、脱出した後の行き先など決めていない。なんて、バカで無謀なことを歴戦のハンターであるオレは絶対にしない。
奴らから逃げながらゾンビ系の魔物が侵入できない聖域である教会を目指しているのだ。この国では教会はほとんどの町に必ず1つはある。
「さてと、確かここら辺にあったよな?」
オレはこの町に来る前に見たマップを思い出しながら、女神アスタルトを祀っている教会に向かって足を進める。
「ようやく着いたか。思ったよりも大きいな」
明らかに他の建物より、高く聳える教会。
「随分と田舎の教会にしては立派だな」
教会の敷地に入るとゾンビが追ってこなくなった。いや、奴らは魔物。だから、教会の結界内に入れないのだ。
「結界がきちんと効いているみたいだな」
教会の結界は正常に機能しているようだ。これならばゾンビは教会に易々と侵入できないはずだ。
「ようやく、めんどくさい奴らから離れたぜ!」
オレは安堵のため息を吐いた後にそう呟いた。そして、教会を改めて見る。やけに綺麗だな。ここには戦火が及ばなかったのだろうか。
「そんなくだらないことを考えている場合じゃないな。さてと、こんな所で立ってないで中に入るとするか」
オレは教会の扉を開けて、建物の中に足を進めた。教会の中は整然と並んだ長椅子(ながいす)。さらにその先に祭壇があった。
「さてと、調査を開始しますかね」
初めての場所では、ハンターの習わしとして調査するのが鉄則だ。この部屋に罠がないとは断言できないからな。オレは辺りを入念にチェックするために歩き回る。
「よし、この窓は鍵がかかっている。さてと、次だ。うん? 月の明かりか?」
ステンドグラスから入る月明かりが聖堂の祭壇前を照らしていた。実に美しい。
「あれ? 今、動かなかったか? うん? よく見ると祭壇前に人?」
遠目で分かりにくかったが、照らし出す明かりの中に人の形をしたモノが見えなかったか? まさか、既に教会にゾンビが侵入していたなんてことはないだろうな。オレは人影がなんなのかを調べるために祭壇まで足を進める。
「祈っているのか?」
ある程度、祭壇に近づいたことで、その人影の正体を知ることができた。その正体は白いローブを身にまとった少女であった。
「まぁ、実際はローブで顔は見えないけどさ。でも、あの華奢な体型だから少女だろうな」
オレはさらに歩いて、彼女のすぐ後ろまで行った。しかし、どうやら彼女は一心不乱に祭壇前で祈りを捧げているため、オレの存在に全く気が付かない。
おい、おい、どんだけ、一生懸命に祈ればこんなに近づいているのに気が付かないんだ? どれだけ、集中しているんだよ。
でも、こんな危険な町にいる時点で頭がおかしい奴なのは間違いないか。
さてと、いったい、この変人はどんなツラをしているんだ? オレはそんな好奇心からローブに付いているフードをそっと取ってやった。するとフードに収まっていた銀の長髪がさらさらと零れ落ちる。
「……綺麗だ。まるで、映画のワンシーンみたいだな」
思わず漏れる言葉。彼女はこちらの行動でオレに気が付いたのだろう。祈りをやめてこちらを振り向く。
ステンドグラスから入る月明かりが祭壇前にいる彼女を照らす。その光景が余りにも現実離れをしているため、まるで彼女がこの世の者とは思えない程であった。
「なぜ、あなたはここにいるのですか?」
少女は綺麗な緑色の瞳に疑問の色を滲ませて質問をしてきた。
「それはオレの質問だ。生存者がいないと報告を受けている。この町は既に魔物によって滅ぼされている。だから、すごく危険な状況なんだぞ。朝になったらオレと一緒に隣町まで行こう!」
彼女の美しさに呆然とした状態から正気に戻ったオレは思わず、ここに来た目的を忘れてそう言ってしまう。ああ、オレはまだ彼女の美しさに魅了されているのか。良い歳して落ち着けよ。
「ご忠告、痛み入ります。でも、私はここにいても問題ありません。むしろ、あなた様の方がこの町にいるのは危険です。早くこの町から出て行った方がよろしいですわ」
ゆっくりと話す彼女の鈴がなったような美しい声がオレの心をまた魅了する。だが、オレはサイゾウ。並の男ではない。まずは心を落ち着かせるために深呼吸。よし、落ち着いた。次に彼女にお近づきになるために名乗らねばなるまい!!
「オレの名前はサイゾウ。伝説のハンターだ!! 所で、君は誰なんだい? そして、なぜこんな所にいるんだ?」
本当はオレも既に彼女が何者かわかっていた。だが、そのあまりの美しさに正体を知っていても訪ねたくなってしまったのだ。そう、彼女の声がもっと聞きたい。彼女と会話をしたいと言う己の願望を満たすためにあえて質問をしたのだ。
「私の名前はシルメリア・シーリス」
そう言って、慈愛に満ちた微笑みをたたえる。やはり、高貴な出の人は違うな。笑みを見せられただけで、蕩(とろ)けそうだ。
「聖女シルメリア?」
「…そう、呼ばれていたこともあるわ」
俯いたその表情も可愛い。これが憂いを帯びた顔ってヤツか。ああ、彼女は聖女か。なら、きっと飛びついてもいいよね。なんったて、すべてを慈しむ聖女様だ。どんなことしても、笑って許してくれるはずだよね。
「そうですか。あなたが聖女シルメリア…」
「はい? はい、そうですね。俯いて、どうかしましたか?」
オレが彼女に飛び込む前に屈んだ姿を見て、聖女シルメリアはこんなバカを心配してくれているようだ。嬉しいね。でも、さらに嬉しいことに彼女は心配げに下から上目遣いで見てきたんだ。もう、たまらん!!
「その胸にダイビング!! シルメリアちゃん、可愛いよ!!」
鼻息荒く彼女に飛びかかるオレこと彼女いない歴イコール年齢の独身男サイゾウ。
「キャー!!」
オレに飛び掛かられたシルメリアは尻餅をついて床にへたり込む。一方、飛び掛かったオレの方は彼女の体に当たって跳ね返り、転びそうになったがなんとか着地。さすが、オレどんな時も冷静沈着で転ばないぜ。
「ふぅ、危ない、危ない。うん? 何かを咄嗟にキャッチしてしまったけど。なんだろう? って、嘘!?」
オレの手には恐ろしいことにとあるモノが握られていた。
「あなたは先ほど私がこんな所になぜいるのかと質問しましたね?」
それは彼女の顔である。その顔は先ほどまで、オレと会話していたシルメリアのモノだった。尻餅をついて床に座り込んでいる彼女を見ると細い首から上がない。
「そういうわけですよ」
オレが手で抱えている頭だけのシルメリアは悲しげにそう言うのであった。
現在、ゾンビに囲まれているオレが言うことだから間違いはないはずだ。
「どこにこれだけの数のゾンビが隠れていたんだ? おかしいだろ!!」
廃屋から出るとゾンビ系の魔物がまるで地下から湧く水のように次から次へと出てきやがる。
「本当におかしい!! こんな異常事態あるか!? ありえないだろう?」
大量のゾンビに囲まれるという異様な状況にオレは戸惑いを隠せない。だって、本当にありえないんだ。
「大小様々なゾンビがこんなにたくさんいるのに! なんで、ここには男のゾンビしかいないんだ! どこに女のゾンビはいるんだ。おかしい。こんなの絶対に間違っている!!」
ゾンビが次から次へと現れてくる。そんな光景を見ていたオレは憤った後にそう言う。これが逆に全部女のゾンビだったらハーレムだったのに!
「現実は無情だ。野郎のハーレムって誰の得なんだよ」
オレは深いため息と共にそんな独り言を呟く。こんな風に馬鹿なことを言っていられるのは、筋肉が腐って力がないゾンビのような弱い魔物を相手にしている時ぐらいだよな。
正直に言って、雑魚のゾンビ相手なら、これくらいの数は問題ない。例えば、今みたいに取り囲まれた状態であっても簡単に脱出できる。
「女がいない所に用はない!!」
オレはそう言うとゾンビの群れから脱出することを決意し、そして実行に移した。
「どけどけ、サイゾウが通るぞ!! 腐った腕や足が吹き飛ばされたくなければどけや!!」
オレは気合と共に杖を振り回して、ゾンビを次々と薙ぎ倒しながら魔物の群れから脱出をはかる。
もちろん、脱出した後の行き先など決めていない。なんて、バカで無謀なことを歴戦のハンターであるオレは絶対にしない。
奴らから逃げながらゾンビ系の魔物が侵入できない聖域である教会を目指しているのだ。この国では教会はほとんどの町に必ず1つはある。
「さてと、確かここら辺にあったよな?」
オレはこの町に来る前に見たマップを思い出しながら、女神アスタルトを祀っている教会に向かって足を進める。
「ようやく着いたか。思ったよりも大きいな」
明らかに他の建物より、高く聳える教会。
「随分と田舎の教会にしては立派だな」
教会の敷地に入るとゾンビが追ってこなくなった。いや、奴らは魔物。だから、教会の結界内に入れないのだ。
「結界がきちんと効いているみたいだな」
教会の結界は正常に機能しているようだ。これならばゾンビは教会に易々と侵入できないはずだ。
「ようやく、めんどくさい奴らから離れたぜ!」
オレは安堵のため息を吐いた後にそう呟いた。そして、教会を改めて見る。やけに綺麗だな。ここには戦火が及ばなかったのだろうか。
「そんなくだらないことを考えている場合じゃないな。さてと、こんな所で立ってないで中に入るとするか」
オレは教会の扉を開けて、建物の中に足を進めた。教会の中は整然と並んだ長椅子(ながいす)。さらにその先に祭壇があった。
「さてと、調査を開始しますかね」
初めての場所では、ハンターの習わしとして調査するのが鉄則だ。この部屋に罠がないとは断言できないからな。オレは辺りを入念にチェックするために歩き回る。
「よし、この窓は鍵がかかっている。さてと、次だ。うん? 月の明かりか?」
ステンドグラスから入る月明かりが聖堂の祭壇前を照らしていた。実に美しい。
「あれ? 今、動かなかったか? うん? よく見ると祭壇前に人?」
遠目で分かりにくかったが、照らし出す明かりの中に人の形をしたモノが見えなかったか? まさか、既に教会にゾンビが侵入していたなんてことはないだろうな。オレは人影がなんなのかを調べるために祭壇まで足を進める。
「祈っているのか?」
ある程度、祭壇に近づいたことで、その人影の正体を知ることができた。その正体は白いローブを身にまとった少女であった。
「まぁ、実際はローブで顔は見えないけどさ。でも、あの華奢な体型だから少女だろうな」
オレはさらに歩いて、彼女のすぐ後ろまで行った。しかし、どうやら彼女は一心不乱に祭壇前で祈りを捧げているため、オレの存在に全く気が付かない。
おい、おい、どんだけ、一生懸命に祈ればこんなに近づいているのに気が付かないんだ? どれだけ、集中しているんだよ。
でも、こんな危険な町にいる時点で頭がおかしい奴なのは間違いないか。
さてと、いったい、この変人はどんなツラをしているんだ? オレはそんな好奇心からローブに付いているフードをそっと取ってやった。するとフードに収まっていた銀の長髪がさらさらと零れ落ちる。
「……綺麗だ。まるで、映画のワンシーンみたいだな」
思わず漏れる言葉。彼女はこちらの行動でオレに気が付いたのだろう。祈りをやめてこちらを振り向く。
ステンドグラスから入る月明かりが祭壇前にいる彼女を照らす。その光景が余りにも現実離れをしているため、まるで彼女がこの世の者とは思えない程であった。
「なぜ、あなたはここにいるのですか?」
少女は綺麗な緑色の瞳に疑問の色を滲ませて質問をしてきた。
「それはオレの質問だ。生存者がいないと報告を受けている。この町は既に魔物によって滅ぼされている。だから、すごく危険な状況なんだぞ。朝になったらオレと一緒に隣町まで行こう!」
彼女の美しさに呆然とした状態から正気に戻ったオレは思わず、ここに来た目的を忘れてそう言ってしまう。ああ、オレはまだ彼女の美しさに魅了されているのか。良い歳して落ち着けよ。
「ご忠告、痛み入ります。でも、私はここにいても問題ありません。むしろ、あなた様の方がこの町にいるのは危険です。早くこの町から出て行った方がよろしいですわ」
ゆっくりと話す彼女の鈴がなったような美しい声がオレの心をまた魅了する。だが、オレはサイゾウ。並の男ではない。まずは心を落ち着かせるために深呼吸。よし、落ち着いた。次に彼女にお近づきになるために名乗らねばなるまい!!
「オレの名前はサイゾウ。伝説のハンターだ!! 所で、君は誰なんだい? そして、なぜこんな所にいるんだ?」
本当はオレも既に彼女が何者かわかっていた。だが、そのあまりの美しさに正体を知っていても訪ねたくなってしまったのだ。そう、彼女の声がもっと聞きたい。彼女と会話をしたいと言う己の願望を満たすためにあえて質問をしたのだ。
「私の名前はシルメリア・シーリス」
そう言って、慈愛に満ちた微笑みをたたえる。やはり、高貴な出の人は違うな。笑みを見せられただけで、蕩(とろ)けそうだ。
「聖女シルメリア?」
「…そう、呼ばれていたこともあるわ」
俯いたその表情も可愛い。これが憂いを帯びた顔ってヤツか。ああ、彼女は聖女か。なら、きっと飛びついてもいいよね。なんったて、すべてを慈しむ聖女様だ。どんなことしても、笑って許してくれるはずだよね。
「そうですか。あなたが聖女シルメリア…」
「はい? はい、そうですね。俯いて、どうかしましたか?」
オレが彼女に飛び込む前に屈んだ姿を見て、聖女シルメリアはこんなバカを心配してくれているようだ。嬉しいね。でも、さらに嬉しいことに彼女は心配げに下から上目遣いで見てきたんだ。もう、たまらん!!
「その胸にダイビング!! シルメリアちゃん、可愛いよ!!」
鼻息荒く彼女に飛びかかるオレこと彼女いない歴イコール年齢の独身男サイゾウ。
「キャー!!」
オレに飛び掛かられたシルメリアは尻餅をついて床にへたり込む。一方、飛び掛かったオレの方は彼女の体に当たって跳ね返り、転びそうになったがなんとか着地。さすが、オレどんな時も冷静沈着で転ばないぜ。
「ふぅ、危ない、危ない。うん? 何かを咄嗟にキャッチしてしまったけど。なんだろう? って、嘘!?」
オレの手には恐ろしいことにとあるモノが握られていた。
「あなたは先ほど私がこんな所になぜいるのかと質問しましたね?」
それは彼女の顔である。その顔は先ほどまで、オレと会話していたシルメリアのモノだった。尻餅をついて床に座り込んでいる彼女を見ると細い首から上がない。
「そういうわけですよ」
オレが手で抱えている頭だけのシルメリアは悲しげにそう言うのであった。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
俺は5人の勇者の産みの親!!
王一歩
ファンタジー
リュートは突然、4人の美女達にえっちを迫られる!?
その目的とは、子作りを行い、人類存亡の危機から救う次世代の勇者を誕生させることだった!
大学生活初日、巨乳黒髪ロング美女のカノンから突然告白される。
告白された理由は、リュートとエッチすることだった!
他にも、金髪小悪魔系お嬢様吸血鬼のアリア、赤髪ロリ系爆乳人狼のテル、青髪ヤンデレ系ちっぱい娘のアイネからもえっちを迫られる!
クラシックの音楽をモチーフとしたキャラクターが織りなす、人類存亡を賭けた魔法攻防戦が今始まる!
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
嫌われ者の悪役令息に転生したのに、なぜか周りが放っておいてくれない
AteRa
ファンタジー
エロゲの太ったかませ役に転生した。
かませ役――クラウスには処刑される未来が待っている。
俺は死にたくないので、痩せて死亡フラグを回避する。
*書籍化に際してタイトルを変更いたしました!
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる